部屋の電気がつかない原因は?蛍光灯・電球の交換方法や注意点

まずは本体をチェック!それ以外に原因があることも

「蛍光灯や電球の電気がつかなくなった」「新しい蛍光灯に交換したのに電気がつかない」ときは、まず原因を突き止めましょう。

電気がつかない原因は、うっかりミスから照明器具の不具合までさまざまで、対処法も異なります。

うっかりミスなら簡単な作業で解決しますが、照明器具の劣化や故障は自分で対処するのが難しいため、プロにまかせるとよいでしょう。

この記事では、電気がつかない原因や蛍光灯の正しい交換方法、LEDに交換する場合の注意点をご紹介しています。

電気がつかないときにおこなう対処や蛍光灯を交換するときの参考にしてみてください。

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目次

蛍光灯の電気がつかない原因

「蛍光灯の電気がつかなくなった」「蛍光灯を新しいものに交換したのに電気がつかない」そんなときはいくつかの原因が考えられます。

意外と簡単に解決することもあるため、まずは以下の項目を確認してみてください。

蛍光灯の寿命

1.蛍光灯の寿命

蛍光灯の寿命がきていると電気がつかなくなります。

蛍光灯の端が黒ずんでいるようでしたら、寿命がきている証拠ですので新しく交換するようにしましょう。

蛍光灯は寿命が近づくと、いつもより暗くなったり、点灯するまで時間がかかったりします。
このような症状が現れたら、蛍光灯がきれてしまう前に新しい蛍光灯を用意しておくことをおすすめします。

蛍光灯の交換方法については「種類別!蛍光灯を安全に交換する方法」で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。

蛍光灯の型番違い

型番が違っていて電気がつかないのかもしれません。

蛍光灯には種類ごとにサイズがあります。
特に丸型の蛍光灯は複数のサイズがあるため、同じものに交換する必要があります。

交換しても電気がつかないときは、これまで使っていた蛍光灯の型番を確認してみましょう。

蛍光灯の接触不良

蛍光灯がうまく固定できていないなどの接触不良で点灯しないこともあります。

丸型蛍光灯であれば、端子の接続が緩んでいるのかもしれません。
直管蛍光灯は、ひねって回してみるなど、きちんと接続されているか再度確認してみてください。

また、いずれの場合も蛍光灯を一度取り外しつけ直してみるのもよいでしょう。

蛍光灯の取り外し・取り付けの際は、安全のため電気のスイッチをオフにしてからおこなうようにしてください。

蛍光灯の初期不良

新品の蛍光灯でも、生産過程で不具合があったなどの初期不良のものがあるかもしれません。

つかないものと同じタイプの蛍光灯が他にある場合は、そちらを取り付けてみてください。

同じタイプの蛍光灯が正常に点灯すれば、つかなかったものは初期不良が疑われるため、販売店に相談することをおすすめします。

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蛍光灯以外に原因があるケース

蛍光灯に問題がない場合は、蛍光灯以外の場所に原因がある可能性があります。

「蛍光灯がつかないけど豆電球はつく」といった場合も以下のようなことが原因である可能性がありますので、確認してみましょう。

グローランプ(点灯管)の寿命

グローランプ(点灯管)の寿命

グローランプ(点灯管)とは、蛍光灯の明かりをつけるための豆電球のような部品です。

※グローランプはLED電球やインバータ式の照明器具にはついていません。

スイッチを入れて蛍光灯の電気をつけるときに必要な電圧を、グローランプで発生させます。
グローランプは消耗品で、劣化すると電気を点灯させられなくなってしまうのです。

蛍光灯がついたり消えたりするときや、なかなかつかないときはグローランプの寿命が疑われるので、新しいものに交換しましょう。

交換するときはグローランプに印字されている型番を確認し、同じものを購入しましょう。

安定器の劣化

安定器とは、蛍光灯にかかる電流を安定した状態で送るための装置です。
電流を制限して電極を予熱することで、点灯するのに必要な高圧電圧を発生させます。

安定器内部の部品が劣化すると、点灯しても明かりが暗かったり、蛍光灯がつかなかったりといった不具合が生じることがあります。
他にも悪臭がしている場合は安定器の故障を疑いましょう。

安定器の寿命は8年~10年ほどといわれています。
長年使用している場合は確認してみましょう。

安定器は電気工事士の資格がなければ交換できないため、資格がなければ電気工事業者に相談してください。

照明器具の故障

蛍光灯やグロー管を交換しても電気が点灯しない場合、照明器具自体が故障している可能性もあります。
配線コードを保護するゴムも劣化するため、電気が逃げてしまうと点灯しません。

ショートや漏電を起こす危険性もあるため、10年以上使用している照明器具なら修理もしくは交換を検討してみてはいかがでしょうか。

電気が通っていない

その部屋のブレーカーが落ちていると、電気が遮断されて電気がつきません。

コンセントに挿してある他の電化製品の電源がつくかどうか一度確認してみましょう。
電源がつかなければ、分電盤で落ちているブレーカーがないか見てください。

通常通りその部屋で他の家電製品が使えたら、部屋まで電気が通っているはずなのでスイッチに問題があるかもしれません。
スイッチが陥没していたり、カバーにひび割れができたりしていると、電気がつかなくなることがあります。

また、スイッチの壁の中にある配線がネズミなどの小動物に傷つけられると、接触不良で電気がつかなくなることがあります。

このようなスイッチや配線の修理も資格が必要になりますので、業者に依頼しましょう。

電気がつかない原因がわからなければ業者に見てもらう

安定器の故障や配線の不具合、また原因を探しても突き止められない場合は、電気工事業者に依頼して解決してもらいましょう。

賃貸の場合は、基本的に蛍光灯や電球は消耗品の扱いになるため、交換で解決する場合は入居者がおこないます。

ただし、交換しても電気がつかない場合や原因がわからない場合は、管理会社や大家さんに連絡をするようにしましょう。

電気工事110番では、全国にある多数の加盟店のなかから最適な電気工事業者をご紹介いたします。
お電話相談は24時間受け付けておりますので、いつでもご相談ください。

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電球がつかないときの原因は?

「電球がつかない」「一部の電球だけつかない」といった場合は、まず電球に問題があるのか他の部分に問題があるのか確認してみましょう。

電気がつかない箇所に電気がつく電球を取り付け、問題なく点灯する場合は電球に問題がありますので、新しく交換してみてください。

点灯しなかった場合は、接触不良や照明器具の故障、配線不良など蛍光灯と同じようなことが原因である可能性があります。

もし原因がわからないとのことでしたら、電気工事業者に点検を依頼してみましょう。

種類別!蛍光灯を安全に交換する方法

蛍光灯は種類によって交換方法が異なるため、使用している蛍光灯の交換手順を確認しておきましょう。

蛍光灯の交換は感電に注意する

蛍光灯の交換自体は簡単な作業ですが、電気が通っているため感電する危険もあります。

安全に作業するためには以下のポイントをおさえましょう。

  • 蛍光灯のスイッチをオフにする
  • 濡れた手で作業しない
  • 脚立などの足場を安定させておく

感電を防ぐために電源のスイッチは必ず切ってください。
また、電気を使用した直後は蛍光灯に熱が残っているため時間をあけてから作業しましょう。

次に、濡れた手で作業しないでください。
水は電気を通しやすいため、濡れた手での作業は大変危険です。

手に水分が残っている場合は、しっかりふき取りましょう。
感電防止のための「絶縁手袋」もありますので、用意しておくと安心です。

最後に、蛍光灯の交換は高いところでの作業になります。
転倒してケガをしないためにも、脚立などを使い足場を安定させてから作業をおこないましょう。

交換する前の注意点

直管型蛍光灯の交換方法

オフィスなどで使われているのは直線状の蛍光灯です。
タイプごとに交換方法が異なりますので、以下にご紹介します。

回転するタイプ

蛍光灯の両端を持ったら90度回して手前に引き取り外します。
新しい蛍光灯を今度は反対に回して取り付けてください。

はめ込み式のタイプ

蛍光灯の両端を持ったら蛍光灯の端を一方に押して反対側を手前に引いてください。
取り付けるときは逆の手順で蛍光灯の端の一方を差し込んでから反対側をはめ込みます。

丸形蛍光灯の交換方法

丸形の蛍光灯を交換するときの手順は以下のとおりです。

  1. 照明器具にプラスチックカバーがついているものはどちらかに回して外す
  2. 照明器具と蛍光灯につながっているソケットを抜く
  3. 固定しているフックから蛍光灯を取り外す
  4. 新しい蛍光灯をフックで固定する
  5. ソケットをつなぐ
  6. カバーがある場合は取り付けて完了

電球型の交換方法

電球型の蛍光灯交換は、電球を回転させて取り外し・取り付けるだけの簡単な作業です。
電球の端子と照明の端子がきちんと接触しないと電気がつかないため、最後まで回転させて取り付けましょう。

「照明器具に手が届かない」など蛍光灯を交換するのが難しい場合や、正しく交換しても点灯しない場合には、電気工事110番にご相談ください。
電気工事のプロが照明器具にあった蛍光灯に交換したり、点灯しない原因を判断したりしてトラブルを解決します。

ご依頼前のご相談も受け付けておりますので、いつでもお気軽にお電話ください。

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LEDへの交換は配管器具の種類に要注意

もし交換した蛍光灯がLEDで、電気がつかないというトラブルが起こっているのであれば、配管器具の種類に問題があるのかもしれません。

交換するLED選びで大切なのは、配管器具に適合したLEDを選ぶということです。

一般的に販売されているもののなかにも、工事不要で使用できるLEDが存在します。
工事不要のLEDに交換できる配管器具の種類は、大きく分けて以下の3つのタイプに分類されます。

天井から突き出た四角いタイプ
  • 角形引掛けシーリング
天井から突き出た丸いタイプ

物干し竿、ベランダなど狭い場所

  • 丸形フル引掛けシーリング
  • 丸形引掛けシーリング
  • フル引掛けローゼット
天井に埋め込まれたタイプ
  • 引掛埋込ローゼット

ご自宅の配線器具がこれらの形状に当てはまっているのであれば、正しい方法で照明器具を交換することで照明を使用できるでしょう。

交換方法については以下をご覧ください。

蛍光灯をLEDに交換する方法

ここでは、一般的にリビングなどで使用されているシーリングライトを例に交換方法の解説をします。

このシーリングライトは工事不要のものが多く、天井に設置された「シーリング」という配線器具に取り付けるだけの簡単な方法で交換が可能です。

配線器具の形状によっては自分で交換できない場合があります。
新しくLEDのシーリングライトを購入する前に、配線器具が適用するかを確認しておきましょう。

交換方法
  1. 電気のスイッチを切って照明のプラスチックカバーを外す
  2. 蛍光灯からソケットを抜いてフックを取り外す
  3. 照明器具を外す
  4. アダプターを取り外す
  5. LED用の新しいアダプターを取り付ける
  6. シーリングライトをアダプターに合わせて設置する
  7. アダプターとシーリングライトをコネクターでつなぐ
  8. 照明器具のカバーを取り付けて作業完了

照明器具やアダプターの取り外し・取り付け方は付属の取り扱い説明書を確認してください。

最後に電気のスイッチを入れて点灯することを確認しましょう。

蛍光灯をLEDに交換する方法

プロによる工事が必要になるケースもある

上記でご紹介したように、工事不要のLEDを取り付けられる配線器具が設置されている場合には、電気工事の必要はありません。

しかし、配線器具が設置されていない場合や、工事不要のLEDに適さない配線器具の場合にはプロによる工事が必要です。

その他にも、直管蛍光灯をLEDに交換したいのであればプロへ工事を依頼しましょう。
直管蛍光灯は天井には安定器が取り付けられているのですが、LEDは安定器を使わないので、安定器を通さずに電気を流すようにするバイパス工事をおこなう必要があるのです。

このバイパス工事をおこなうことで電気代の節約になりますし、安定器の劣化や電気機器のショートといったトラブルを気にする必要もなくなります。

安心して、より経済的にLEDを使用したいという方や、自分では交換が難しいという方は、一度プロに相談してみてはいかがでしょうか。

蛍光灯の交換・修理は電気工事110番にご相談ください

電気工事110番では、蛍光灯やLEDの交換、不具合や故障に対する修理など、電気に関するさまざまなトラブルのご相談を受け付けております。

「蛍光灯を交換したのにつかない」「原因がわからないなら対処してほしい」などという方はご相談ください。

電気工事110番ではお客様の困りごとや要望をお伺いし、それを解決することのできる業者をご紹介いたします。

現地調査や見積りを無料で対応している業者もございます。
ご依頼前のご相談も受け付けておりますので、まずはお気軽にお電話ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

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