照明を蛍光灯からLEDに変える場合、シーリングライトと電球タイプは自分で交換可能です。
しかし、直管型蛍光灯は自分では交換が難しいです。
なぜなら、直管型蛍光灯はLEDに適した配線に変更するバイパス工事が必要だからです。
ご家庭の照明をLEDに交換するには、まずはご家庭の蛍光灯がどのタイプが確かめてみてください。
この記事では、自分でLEDに交換できる条件や選び方、交換方法をお伝えします。
LEDへの交換を検討している方は、以下の内容を参考にしてみてください。
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蛍光灯をLEDタイプに自分で交換できる条件
蛍光灯をLEDにしたい場合、条件によっては交換できないことがあります。
そこで、まずはご家庭の蛍光灯をLEDに交換できる条件や、ライトの選び方をご紹介します。
シーリングライト(環型)と電球型のみ
蛍光灯をLEDに交換できるのは、照明の形状が「シーリングライト(環状型のライト)」と「電球型」の場合のみです。
ほかに「直管型蛍光灯(細長い形のライト)」と呼ばれる照明もありますが、基本的に自分で交換することはできません。
なぜなら、直管型蛍光灯をLEDにするには配線を変更する工事が必要だからです。
配線変更工事は、電気工事士という資格の保有者にしかできないのです。
そのため、直管型蛍光灯を交換する場合は電気工事をおこなう業者に依頼しましょう。
直管型蛍光灯について、詳しくは本記事の「直管型蛍光灯のLEDタイプは工事が必要」でご紹介します。
天井に配線器具があること
シーリングライトの場合は、天井に配線器具(シーリングライトを天井に設置するためのプラグ)があることを確認しておきましょう。
配線器具がない場合、配線器具の取り付けが必要です。
それには電気工事士の資格が必要なので、資格をお持ちでない方は交換できないのです。
また、配線器具の種類によっても、自分で取り付けができるものとできないものがあります。
自分で取り付けができる種類は以下のとおりです。
- 引掛埋込クローゼット(側面に金具がついている配線器具)
- 丸形引掛シーリング(丸形の配線器具)
- 角形引掛シーリング(長方形の配線器具)
上記以外の配線器具の場合は、配線器具を交換する電気工事が必要です。
そのため、資格をお持ちでない方は電気工事業者に相談しましょう。
ここまで、蛍光灯を自分でLEDに交換できる条件をご紹介しました。
条件を確認し、自分でも取り付け可能だった場合は、LEDライトの種類を選びましょう。
以下からはLEDライトを選ぶときのポイントをご紹介します。
LEDライトを選ぶ3つのポイント
ライトの明るさ
まずは、ライトの明るさを決めます。
ただ、どれくらいの明るさを選んだらよいかわからないという方も多いでしょう。
どれくらいの明るさを選ぶかは、部屋のサイズによって異なります。
部屋のサイズごとに適した明るさを、以下にまとめました。
- 6畳:2,700lm~3,700lm
- 8畳:3,300lm~4,300lm
- 10畳:3,900lm~4,900lm
- 12畳:4,500lm~5,500lm
- 14畳:5,100lm~6,100lm
LEDの場合、明るさはルーメン(lm)という単位で表します。
そのため、明るさを確認するときは、LEDの商品パッケージの「○○ルーメン」と書かれた部分を確認し、上記の数値を参考にして明るさを選んでください。
ライトの色
LEDライトの明るさを選んだら、ライトの色を選びましょう。
LEDに使われる主な色は、以下のとおりです。
- 昼光色
-
昼光色とは、オレンジっぽい暖色系の色です。
明るさはひかえめで、落ち着いた雰囲気を出すことができます。
リラックスしたい寝室などに取り入れるとよいでしょう。 - 昼白色
-
昼白色とは、ナチュラルな白っぽい色です。
自然光とよく馴染むので、比較的どんな部屋にも取り入れやすいのが特徴です。
長時間滞在するリビングなどに取り入れるとよいでしょう。 - 電球色
-
電球色とは、さわやかな青白い色です。
青系の光は集中力を高めるのに向いているといわれているので、勉強や仕事をおこなう部屋に取り入れるのがおすすめです。
電球型は口金の大きさも確認する
電球型は、口金(ソケットに差し込む部分)の大きさもチェックしておきましょう。
口金のサイズが異なる場合、使うことができません。
そのため、事前に古い電球の口金の大きさを確認しておきましょう。
ここまで、LEDライトを交換できる条件や選び方についてご紹介してきました。
「配線器具がない」「家の照明が直管型蛍光灯」などの理由で自分での取り付けができない方は、業者に工事を依頼しましょう。
電気工事110番では、電気工事をおこなう業者をご紹介します。
弊社加盟店では、全国に多くの加盟店があるので、全国各地の方にご利用いただくことが可能です。
LEDへの変更にお悩みの方は、ぜひ弊社までご連絡ください。
蛍光灯をLEDタイプに交換する方法
ここからは、蛍光灯をLEDタイプに変更する方法をご紹介します。
電球型の交換方法は、回して古い電球を外した後に新しいものを取り付けるだけと簡単なので、ここではシーリングライトの交換方法をご紹介します。
古い蛍光灯の外し方
古い蛍光灯の外し方は、以下のとおりです。
まずは、照明の電源を切ってください。
照明の電源を切らずにおこなうと、感電するおそれがあります。
シーリングライト本体のカバーを外します。
一般的な丸型のシーリングライトなら、左に回せば外すことが可能です。
ほかの形状で、外し方がわからない場合は取扱説明書をご確認ください。
コネクター(蛍光灯につながるケーブル)とフックを外し、蛍光灯を取り外します。
フックは2~3箇所あるので、すべて取り外してください。
シーリングライト本体は、コネクターを外し、アダプター(配線器具に照明器具を取り付けるためのパーツ)のロックを解除すれば取り外すことが可能です。
コネクターは、ツメを抑えながら引き抜くことで外すことが可能です。
アダプターは、レバーを矢印の方向に動かせばロックを外すことができます。
ロックを外すときは、シーリングライトを押さえながらおこなってください。
ロックを外すとシーリングライトが外れるので、手で支えていないと床に落下してしまうおそれがあるのです。
アダプターの側面にある、黒または赤のロックボタンを押しながら左に回して外してください。
新しいLEDの取り付け方
古いシーリングライトを外したら、新しいLEDタイプのものと交換します。
交換手順は、以下のとおりです。
アダプターの金属部分を配線器具の穴に差し込み、右に回して固定させます。
固定させたら、一度左に回してみてください。
左に回して外れなければ、しっかりと固定されているでしょう。
シーリングライトの真ん中にある穴とアダプターを合わせたら、上に押し上げて、カチッと音がするまで右に回してください。
アダプターにつながっているコネクターを、シーリングライト本体の差し込み口に差し込んでください。
シーリングライトのカバーを本体に合わせた後、右に回して固定します。
カチッと音がしたら、固定されているでしょう。
念のため、一度カバーが外れないかチェックしておくことをおすすめします。
1~4までの作業が終わった後に、シーリングライトが点灯することをチェックして完了です。
難しければ業者依頼がおすすめ
蛍光灯をLEDに交換したい方の中には、「自分で交換するのが難しそう」「自分で取り付けてみたけどうまくいかない」という方もいらっしゃるでしょう。
自分での交換が難しいという場合は、電気工事の業者に依頼してみるのも手段のひとつです。
業者に依頼すれば、経験や知識のあるスタッフが確実に交換してくれるでしょう。
電気工事110番では、電気工事をおこなう業者をご紹介します。
弊社加盟店は、無料見積りもおこなっているので、費用に納得したうえでご依頼いただけます。
自分でのLEDへの交換が難しい方は、ぜひ弊社までご相談ください。
直管型蛍光灯のLEDタイプは工事が必要
直管型蛍光灯を従来のものからLEDに交換する際は、基本的にバイパス工事が必要です。
工事が必要となる理由は、電気を安定してライトを点灯させるための「安定器」と呼ばれる部品が関係しています。
安定器は、すべての蛍光灯に取り付けられている部品です。
しかし、LEDは安定器が必要ありません。
そのため、蛍光灯からLEDにするには、安定器を取り外さなくてはならないのです。
シーリングライトの場合、安定器は本体に取り付けられているため、本体を取り外せば安定器も取り外すことが可能です。
ただし、直管型蛍光灯の場合は、基盤となるユニットに安定器が取り付けられているため、配線を変更して安定器を使わなくする工事が必要なのです。
ここでは、安定器を使わなくする工事内容や費用相場をご紹介します。
直管型蛍光灯をLEDタイプに交換したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
バイパス工事とは
バイパス工事とは、安定器を通さないで電気を流すために、配線を組み替える工事です。
バイパス工事には大きくわけて、管の片側に2本の電線をつなげる「片側給電式」と、1本の電線を両側に1本ずつつなげる「両側給電式」があります。
どちらの方式で工事をおこなうかは、取り付けるLEDの種類によって異なります。
バイパス工事によって得られるメリット
直管型蛍光灯の中には、工事不要で取り付けられる製品もあります。
しかし、直管型蛍光灯をLEDにする際は、バイパス工事をおこなうのがよいでしょう。
バイパス工事をおこなうことで、以下のようなメリットがあるのです。
- 消費電力が少ない
-
バイパス工事をおこなえば、消費電力が少なくなるため、電気代を節約することが可能です。
安定器を取り付けたままLEDライトを使用すると、その分だけ安定器にも電力が流れます。
そのため、余分に電力が消費されてしまうのです。
その点、バイパス工事をおこなえば、安定器に流れる分の電力を節約することができます。 - 安定器を交換する必要がなくなる
-
バイパス工事をおこなうことで、安定器を交換する必要がなくなります。
安定器の寿命は10~15年程度といわれていて、安定器をそのままにしておくと定期的に交換をしなければなりません。
しかし、バイパス工事をおこなえば、安定器を使用しなくなるので、交換が必要なくなります。 - LEDの種類が多い
-
安定器がついたままだと、工事不要のLEDを選ばなくてはなりません。
そのため、選べるLEDに限りがあります。また、工事不要のLEDなら、どの安定器にも使えるわけではありません。
LEDの種類によって、対応している安定器が異なるのです。安定器に対応しているLEDを見極めるには専門的な知識が必要となるため、自分で選ぶのは難しいでしょう。
しかし、バイパス工事をおこなえば、このような心配はいらないのです。
バイパス工事の費用相場
バイパス工事の費用相場は、LEDのライト代と作業費で3,000円~5,000円程度が相場です。
ただ、交換するLEDの価格によって費用が変動することもあるようです。
また、業者によってはこのほか出張料金がかかるところもあります。
正確な費用を知るためには、一度電気工事業者から見積りを取るとよいでしょう。
電気工事110番の加盟店では、お見積りは無料※でおこなっています。
また、正確な見積り後から追加料金がかかることはありません。
「蛍光灯をLEDに交換したい」という方は、まずはお見積りだけでも弊社にご依頼ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
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