照明器具は私たちの生活には欠かせません。
自然光のほうが好きな人であっても、照明器具と関わりのない日々を過ごしている人はいないかと思います。
そんな私たちの関心の高まりに合わせるように、照明の手段は日進月歩の発展を遂げてきました。
本記事で紹介するのは、快適な照明のカギを握るともいえる、『照明スイッチ』についてです。
照明スイッチは種類が豊富であり、自分に合ったものを選ぶことで、生活はいっそう快適なものになります。
ぜひ照明スイッチを選ぶ際には、ご参考にしてみてください。
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照明スイッチは種類が豊富
最初に照明スイッチの豊富な種類についてご紹介します。
照明スイッチにはそれぞれ種類によって特徴があります。
照明をこれまで以上に快適なものにするためには、その特徴の中から自分に合ったものを選ぶようにしてください。
操作が簡単で場所がわかりやすいスイッチ
まずは『片切りスイッチ』と『ほたるスイッチ』についてご紹介していきます。
これらは数ある照明スイッチの中でも、操作が簡単なものと、暗闇でも場所がわかりやすいものです。
片切りスイッチ
1つのスイッチで1つの照明器具に対応する機能をもっています。
スイッチの右側を押せば照明を点けることができて、左側を押せば消すことができる構造のため、オンオフが簡単です。
最も基本的な照明スイッチといわれています。
ほたるスイッチ
オフ状態のときには内蔵ランプが点灯し、オンになるとランプが消える機能をもっています。
このスイッチを取り付けておけば、夜中に特定の照明器具を点けなければならなくなったときであっても、スイッチがどこかわからなくて困るようなことは起きません。
消し忘れを防ぐスイッチ
次にご紹介するのは、『パイロットスイッチ』という種類です。
消し忘れ防止に役立つ機能を備えていることが特徴で、消し忘れが多い人におすすめの照明スイッチです。
パイロットスイッチ
スイッチがオンの状態だと、内蔵ランプが点灯する機能をもっています。
照明器具は消し忘れると、気がつくまでずっと電気を使っていることになります。
そうなると、電球の消耗も速くなるだけでなく、電気代もかさんでしまうため、消し忘れは避けなければなりません。
パイロットスイッチは消し忘れ防止に大変役立ちます。
明かりを調節できるスイッチ
ここでご紹介するのは、『調光器付きスイッチ』と『自動点滅器』についてです。
照明器具の多くは、手動のスイッチで電球を灯すか消すかしか機能がありません。
しかしこの2種類は、明るさの調節や、自動でスイッチがオンオフするといった機能を備えています。
上手く活用すれば生活が快適になること間違いなしの照明スイッチです。
調光器付きスイッチ
スライド式とダイヤル式のものがあり、それらを操作することで照明の明るさを調節できます。
明るさを調節することで、照明がある空間の雰囲気を変えることもできれば、何か作業をするというときに集中しやすい明るさにすることも可能です。
ただし、LED照明や蛍光灯のなかには調光不可なものもあるため、調光に対応したものを選ぶ必要があります。
また、スイッチのほうも、使用するLED照明や蛍光灯などに対応して、調光機能のあるものにしなければなりません。
正しい器具と電球を組み合わせなければ、電球の破損といった事故に発展するおそれがあるため、必ず適合したものを使いましょう。
自分で判断することが難しい場合は、家電量販店の店員さんや電気工事関連を扱っている業者に相談して決めることをおすすめします。
自動点滅器
スイッチを自分で操作しないタイプです。
周りが明るくなれば自動で電源がオンになり、反対に暗くなれば、自動で電源がオフになります。
一般的に街路灯などで使われることが多いといわれています。
暗くなれば自動で灯るこのタイプは防犯的な効果もあるため、家庭で使っても十分に役立ちます。
それ以外の便利なスイッチ
ここまでに紹介したスイッチ以外にも、便利な機能を備えている照明スイッチはいくつもあります。
その中から、いくつかご紹介しますので、照明スイッチ選びにぜひ役立ててください。
センサー付きスイッチ
動くものに反応して、自動で照明を点けたり消したりするスイッチです。
中には、周りが明るい場合だと、近くを人が通過してもスイッチがオンにならないものもあります。
消し忘れがなくなるため省エネにつながるだけでなく、門に設置しておけば自宅の傍を人が通るたびに点灯するため、防犯にも役立ちます。
遅れスイッチ
このスイッチは、オフにしようとスイッチを押すと、しばらくの間オンの状態が継続してからオフになります。
玄関の照明スイッチをこれにしておけば、夜間に外出する際などに便利です。
オフにしてもしばらくオンの状態のため、明るいうちに外へ出られます。
別の靴につまずいて転倒したり、何かにぶつかったりといったこともなく安全です。
押しボタンスイッチ
スイッチに外部へ緊急を知らせるためのボタンがついているタイプです。
入浴中やトイレで用を足しているときなど、比較的一人きりになりがちな部屋に設置しておけば、いざ何かあったときにボタンさえ押せば同じ建物内にいる誰かが助けに行けます。
プルスイッチ
ひもを引いてオンオフを切り替えるスイッチです。
機能性を重要視している工場などで多く使われています。
個人向け住宅で使う際は和室で使われることが多いです。
タイマースイッチ
あらかじめ設定しておいた時間になるとオンオフになるスイッチです。
『24時間タイムスイッチ』『週間タイムスイッチ』『ソーラータイムスイッチ』の3種類あります。
それぞれには特徴があるため、照明スイッチを取り付ける際に、その商品を扱っているメーカーなどから正しい説明を聞きましょう。
タブレットスイッチ
カードキーセンサーともいわれます。
専用のタブレットを使うことで照明器具の点灯と消灯が可能です。
おもにホテルの客室などで利用されています。
防水スイッチ
屋外に設けられることが多い防水性のスイッチです。
スイッチを屋外に設ける際、屋内で使うタイプを採用すると、絶縁部位の劣化によって漏電事故が起きたり、スイッチがサビついてしまったりするおそれがあります。
スイッチは種類によって回路が異なる
照明スイッチは、その照明器具をどのように使うかによって、回路の仕組みに違いがあらわれます。
つまり、電気の流れ方が異なるということです。
照明スイッチを交換する際の情報のひとつとしてご紹介します。
片切りスイッチ
対象の照明器具と電源との間に、一箇所だけスイッチがある回路になります。
そのため、そのスイッチでオンオフしたときしか、対象の照明器具を点灯させたり消灯させたりすることができません。
両切りスイッチ
200ボルト回路を必要とする器具を使う際に、両切りスイッチという形式が使われます。
200ボルト回路では大地に接しない非接地相を2線使うことになるため、両切スイッチという回路にすることで器具に電圧がかかることを防ぐことができるのです。
3路スイッチ
1つの照明器具の点灯と消灯を、2箇所のスイッチでおこないたい場合、3路スイッチとよばれる回路になります。
たとえば1階から階段を上る際に1階で照明を点け、そして2階まできたところで2階にあるスイッチで明かりを消すといった場合です。
4路スイッチ
3ヶ所以上で対象の照明器具を操作したい場合は、この4路スイッチが使われることが多いでしょう。
長い廊下などでは、両端にあるだけでは点灯と消灯が不便な場合があります。
そんなときに両端だけでなく途中にもスイッチを設け、不便さを解消する際に使われるのです。
スイッチプレートの種類
照明スイッチは機能だけでなく、プレートの機能やデザインも豊富です。
せっかく照明スイッチを新しいものに交換するのなら、プレートもご自分に、ご家族に、ご自宅に合ったものを選んではいかがでしょうか。
いくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ワイドプレート
おもに、住宅用として使われているプレートです。スイッチがオンでもオフでも、スイッチをフラットな状態に保つ特徴があります。
これまで主流だったスイッチよりも表面の面積が広いため、指だけでなく手の甲や肘などでも操作しやすいです。
小さな子どもやお年寄りにも不便はありません。
モダンプレート
プラスチック製の無地なプレートで、落ち着いた色のため、部屋の内装に上手く溶け込める特徴があります。
強度が他のプレートと比べて劣るため、乱暴に扱ってしまうとキズができたり破損したりするおそれがあるため、注意しなければなりません。
新金属プレート
強度が高く、腐食にも強いため、業務施設などで多く採用されているプレートです。
多くの人が高頻度で使う場所のスイッチプレートに選ばれることが多いとされます。
プレート表面の色合いは、白色のメッキとなっていることが多いです。
ステンレスプレート
ステンレスを素材に使うことで、新金属プレートよりもさらに強度や耐久性を向上させたプレートです。
ただし、光沢も新金属プレート以上にあるため、ささいな汚れや指紋が目立つといった欠点もあります。
そのため、見栄えを保つためには日常的な掃除が欠かせません。
さらに、他のプレートと比べて単価が高いという点にも注意が必要です。
特殊な種類やデザインも可能
他にも陶器製や木製、真鍮製や大理石製のプレートもあります。
そのため、照明スイッチを新しく設置したい場所の雰囲気に相応しいものを選ぶことも難しくないはずです。
木造家屋であれば木製にものを、和風建築であれば陶器製や漆塗りのプレートを選べば、照明スイッチが空間の雰囲気を壊すこともないでしょう。
照明スイッチの交換は資格が必要
照明スイッチの交換は、資格がなければ自力でおこなわないでください。
照明スイッチの交換は、電気工事士の資格を所持していない人がおこなうと罰金や罰則の対象となってしまいます。
なぜなら電気工事士法によって、そう定められているからです。
無資格でスイッチ交換をすると法律に違反し、罰せられます。
罰則の内容は3ヶ月以下の懲役もしくは3万円以下の罰金です。
このような罰則がありますし、DIYで交換すると漏電や感電のおそれがありますので、電気スイッチの交換は業者に依頼が必要です。
電気スイッチ交換の費用相場
電気スイッチの交換を業者に依頼するとなると、気になるのは費用です。
電気スイッチの交換にかかる費用の相場は、1箇所あたり約3,000円~約5,000円です。
ただし、この費用相場はあくまでも目安ですので、この相場以上にかかってしまう可能性もあります。
なぜなら、費用は業者ごとに異なりますし、スイッチの部品代や出張費などによって変動するからです。
そのため、依頼する前に業者に見積ってもらうことをオススメします。
見積もりを確認して、どのぐらい費用がかかるのか、しっかり把握しましょう。
電気スイッチの交換をどの業者に依頼すればよいか迷われている方は、ぜひ電気工事110番にご依頼ください。
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まとめ
照明器具のスイッチには、さまざまな機能をもったタイプがあります。
それらの中から生活スタイルに最も適しているものを、生活の中で不便に感じていることの解消に役立つものを選ぶことで、さらに快適な毎日を過ごせるようになるはずです。
照明スイッチの交換は、配線などの取り扱いも必要になる危険な作業です。
そのため法律によって、電気工事士の資格をもつ者以外が施工すると、罰金や罰則が科せられると定められています。
照明スイッチを交換したい際は、必ずプロの業者に依頼しましょう。
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