人感センサースイッチは種類が多いため、どのセンサーにするか決めるのは困難をきわめるかと思います。
そのような場合は、どこに取り付けるか、どういう機能が欲しいかなど、自分のニーズを把握することで、多い選択肢を狭めることができます。
ここでは、その手助けとなるように人感センサースイッチの種類から、取り付けの方法、また人感センサースイッチで起こるトラブルについてもご紹介していきます。
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人感センサースイッチの後付け方法
人感センサースイッチに興味を持たれている方は、少なからず設置したい場所がぼんやりと浮かんでいる方が多いのではないでしょうか。
ここでは、人感センサースイッチを取り付けるときの考え方や、業者に依頼した場合の費用についてご紹介していきます。
どこに設置するか考える
人感センサースイッチは玄関ポーチや玄関の内側、トイレや階段に取り付けられることが多いです。
共通しているのは、いずれも人感センサーがなければ頻繁に手動でスイッチを操作しなければならない場所です。
つまり、手動で電気をつける動作の省略を目的として人感センサースイッチは設置されているということ。
長時間人が居続ける場所である自室やリビングなどへの設置数が比較的少ないのは、このような理由です。
これらのことから、人感センサースイッチは頻繁にスイッチを操作する場所につけるのがおすすめです。
人感センサースイッチの後付けは業者に依頼する
スイッチをDIYで取り付けことはほとんどできないので、業者に依頼するのが基本です。
スイッチの取り付けや交換には電気工事士の資格が必要だからです。
センサー内蔵の照明器具ならば、スイッチの取り付けや交換もする必要がないためDIYでも可能です。
ただ、DIYが可能でも安全性が保障されず、電気部分に触れることになるので感電などのリスクを負います。
こうしたリスクを回避したい方は業者へ依頼しましょう。
感電やショートなどの危険性を極限まで抑えられます。
業者に依頼する費用の目安
人感センサースイッチの取り付けを業者に依頼した場合、一か所の工事につき3,000円~8,000円+出張費3,000円(距離で変動、無料の業者も)ほどの費用がかかります。
設置したい場所や人感センサースイッチの価格によって費用は変動します。
明確にしたいという方は、見積りのあとに依頼をしましょう。
人感センサースイッチの種類
一口に人感センサースイッチといっても、設置場所や搭載されている機能はさまざまです。
そのため、設置する目的と、目的にあった製品を考えなければ設置してもうまく機能しません。
ここではその助けになるよう、人感センサースイッチの種類と機能をご紹介していきます。
壁に取り付けるセンサースイッチ
壁に取り付けるセンサースイッチは、設定スイッチが手の届く範囲にあるため設定しやすいメリットがあります。
時間設定やON・OFF、人感センサーの機能をチェックするテストモードなどの設定がしやすくなります。
デメリットは、壁に取り換えるスイッチがない場合など、家の設計上取り付けられない場合があることです。
天井に取り付けるセンサースイッチ
天井に取り付けるセンサースイッチは、見た目がスッキリするというメリットがあります。
どこかに壁スイッチも必要ですが、天井のセンサーひとつひとつに壁スイッチが必要な訳ではなく、複数の天井センサーに対してひとつの壁スイッチで対応できます。
デメリットは、取り付けすぎると天井が穴だらけのような印象になることです。
多くの人感センサースイッチを天井に取り付けると、ボコボコとした見た目になってしまいます。
屋外用センサースイッチ
屋外用センサースイッチは玄関や駐車場などの屋外に取り付けられるセンサースイッチです。
メリットは、人が近づくことで自動点灯するだけでなく、光を調節する調光モードや、人が遠ざかると自動消灯するON・OFFモードが搭載されているものがあることです。
自動点灯以外のメリットとして防犯性の向上が挙げられます。
人が近づくことで自動点灯するため、不審者が現れた際は威嚇として使えますし、防犯カメラがある場合はくっきりと映像に映し出せます。
デメリットは、屋外に設置するため比較的管理が難しいことです。
屋外に設置するため故障しやすく、不具合にも気づきにくいです。
明暗センサー付きスイッチ
明暗センサー付きスイッチは光を感知してON・OFFを調節する人感センサースイッチです。
メリットは、昼間に人が通っても電気がつくことがない省エネ性が挙げられます。
昼間の十分に光が足りている状態ではOFFになり、夜間の光が足りない状態にONになります。
デメリットは、夜間に明暗センサーに対して何らかの光があたってしまうと、誤作動を引き起こす可能性があることです。
そのため、夜間にほかの光があたらないように配慮する必要があります。
【番外編】センサー内蔵の照明器具
照明器具そのものにセンサーが内蔵されているものです。
取り付けが簡単でスイッチも不要なので、人感センサーを試してみたいという方にはピッタリです。
デメリットは、ほかの人感センサーのように多機能ではないことです。
人が近づいたら電気をつけるといった動作しかできないため、光の量を調節したり、昼間はつけないようにするといったことはできません。
このなかに希望したような人感センサースイッチがない、あるいはもっと詳しく知りたい、という方はプロの業者に相談してみましょう。
豊富な知識を持った業者であれば、さまざまな疑問に対して答えを出してくれるかもしれません。
人感センサーが活躍する場所
人感センサーは非常に多くの場所で活躍できます。
共通するのは、明かりがあると便利な場所、手動でスイッチをいれる機会が多い場所です。
以下にいくつかおすすめの場所と使い方をまとめてありますので、導入の際の参考にしてみてください。
玄関外、玄関ホール
明かりのない玄関でバッグから鍵を探すのは大変です。
しかし人感センサーを設置していれば、自動で照明が点くため暗がりでものを探す手間は軽減されます。
同時に人感センサーの働きにより、暗闇で玄関の鍵穴が見えづらいという点も改善されます。
また、自動で点灯・消灯をおこなうセンサーであれば、玄関ホールでの照明の消し忘れも防げます。
玄関にセンサーライトを取り付ける際の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
自宅の車庫
帰宅した際の車庫入れが楽になります。
また、周囲が明るいことで車から降りた際も足元が見えやすい点もメリットです。
トイレ
お体の不自由な方であっても照明を点ける際に苦労しません。
自動的に消灯するタイプならトイレを出る際にも消灯してくれるので便利です。
このように人感センサーは、私たちの暮らしを大きく楽にしてくれるアイテムです。
人感センサーについてわかったところで、次の章からは設置方法を見ていきましょう。
人感センサースイッチで起こりやすいトラブル
人感センサーを設置すると、自動的に電気をON・OFFしてくれることで、わざわざ手動で切り替える手間を省けたり、省エネなどのメリットにつながります。
その反面、今までのスイッチでは起こりえなかったトラブルが発生することがあります。
ここでは、そのトラブルを原因を交えながらご紹介していきます。
人がいないのに電気がついている
このような場合は、まずセンサーが反応する箇所に誤作動を起こすものがないかを確認しましょう。
人感センサーは人の放つ赤外線を感知してスイッチを切り替えます。
そのため、人がいないのに電気がついている場合は、センサーが反応する箇所に赤外線を発するものがある可能性があります。
可能性として考えられるのはペットです。
ペットを飼われている方は、センサーが誤ってペットに反応している可能性が考えられます。
そうでない場合は手動スイッチがONになっていることが考えられるので、手動スイッチを確認しましょう。
センサーの前を通っても電気がつかない
この場合は、照明器具の故障や、手動スイッチがOFFとなっていることが原因として考えられます。
また、駐車場に設置したセンサーが車に反応しない場合は、車の性質が原因として考えられます。
人感センサーは熱を感知して作動しているので、ハイブリッドカーや電気自動車のような熱をあまり出さない車に対しては反応しない可能性があるのです。
また、配線ミスが原因でトラブルに発展していることも考えられます。
トラブルが起きないよう、安心安全な施工をしたい場合は業者への依頼をオススメします。
さまざまな現場を見てきた業者ならば安心安全なだけでなく、人感センサースイッチの最適な場所を選択し施工してくれるでしょう。
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