ゴキブリが嫌いな匂いは4種類!香りをまくだけでゴキブリとサヨナラする方法

ポイントは防虫成分ゴキブリが嫌いなニオイ

「ゴキブリが嫌いな匂いを使って二度とゴキブリが出ないようにしたい!」

子どもやペットに影響のある薬剤を使わず、天然成分のよい香りでゴキブリ予防ができたら理想的ですよね。
最初に結論を言うと、ゴキブリが嫌いな匂いとして代表的なものには次の4種類があります。

  • ハッカ油などのミントの香り
  • レモンなどの柑橘類の香り
  • ヒノキ、ベチバーの根など木や木に似た香り
  • クローブなどスパイシーな香り

なぜゴキブリは上記の香りを嫌うのか?
どのようなグッズに上記の香りが含まれているのか?

そうした疑問を解決し、ゴキブリをお住まいに寄せ付けないようにするため、この記事では下記のステップで解説していきます。

この記事の気になるところを読むだけでも、ゴキブリ予防の知識と香りを上手に使うコツが同時に身に付きます。
ぜひこの記事を読んで、安全な天然成分のよい香りでゴキブリ予防をしてください。

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目次

ゴキブリが嫌いな匂い4種類

ゴキブリが嫌いな匂いは多くありますが、大きく「ミント系・柑橘系・樹木系(木や木に似た匂いの系統)・スパイシー系」の4種類に分けられます。

匂いの系統香りの例
ミント系スペアミント
ラベンダー
ユーカリ
柑橘系レモン
樹木系ヒノキ
ベチバー
スパイス系レモングラス
ローズマリー
クローブ

※記事中の防虫成分はあくまで一例です。植物の種類や製品によっては別の成分が多いケースもあります。
香りの分類や、この記事内で記載されている防虫成分については下記を参考にしています。
森川 瞬[忌避剤利用とその現状]
稲塚 新一[日本ハッカ油およびスペアーミント油(スコッチタイプ)中に含有するゴキブリ忌-避物質]
駒井功一郎 , 三宅隆康 , 森本正則 , 岡崎宇多子 , 播磨章一[ベチバー精油中に含有されるゴキブリに対する忌避活性物質]

これら4種類の匂いをなぜゴキブリが嫌うのかというと、ゴキブリに効果のある防虫成分が入っているためです。

どのような香りになんの防虫成分が含まれているかも含めて解説していくので、
気になる香りを見つけてくださいね。

ミント系の香り

ミント系の香りは、スーッとする清涼感のある香りや花のような優しい香りが特徴です。
ゴキブリ忌避に効果があるおすすめのミント系の香りは以下のとおりです。

  • スペアミント
  • ラベンダー
  • ユーカリスト
スペアミント
ミント

香りの成分:カルボン、リモネン、メントール
スペアミントは、スーッとする爽やかな香りが特徴です。
スペアミントから作られたハッカ油にはゴキブリの嫌いな匂い成分カルボンとリモネン、さらに速攻忌避効果のあるメントールが含まれています。
ハッカ油はドラッグストアなどで購入できるため、手軽に試せるのもうれしいポイントです。

ラベンダー
ラベンダー

香りの成分:リナロール
ラベンダーの香りは、フローラルでやわらかい匂いが特徴です。
香り成分のリナロールには防虫効果があり、ヨーロッパではラベンダーをクローゼットに入れて虫除けをおこなう風習がありました。

クローゼットや靴箱はゴキブリが発生しやすいポイントのため、衣類の防虫にはラベンダーがおすすめです。

ユーカリ
ユーカリ

香りの成分:テルピネン
ユーカリは鼻に抜ける爽やかな香りが特徴です。
テルピネンには防虫効果があるため、ユーカリもゴキブリ予防にも期待できます。

柑橘系の香り

柑橘類にはリモネンやシトラールの成分が含まれており、これらの成分には防虫効果があります。
リモネンやシトラールは、たいてい柑橘類に含まれています。
今回は入手のしやすいレモンの香りを解説します。

レモン
レモン

香りの成分:リモネン、シトラール
レモンの香りは、フレッシュで酸味のある爽やかな香りです。
レモンのよい香りの正体はリモネンと呼ばれる香り成分で、柑橘類の皮に多く含まれています。

レモンの香りはアロマオイル以外にも消臭剤や芳香剤などさまざまな製品が販売されており、入手も簡単です。

レモンをはじめ、食べ終わった柑橘類の皮を乾燥させれば手軽な防虫剤のできあがりです。

樹木系の香り

樹木系の香りは、穏やかで落ち着いた香りが特徴です。
ゴキブリ忌避に効果があるおすすめの香りは、以下の2種類です。

  • ベチバーの根
  • ヒノキなど針葉樹
ベチバーの根
ベチバーの根

香りの成分:セスキテルペンアルコール
ベチバーとは東南アジア原産のイネ科の植物のことです。
ベチバーはイネ科の植物ですが、根っこから取れるエキスは木に似た落ち着いた香りがします。
九州大学大学院農学研究院や福岡県の複数の企業の研究によると、ベチバーの根にはゴキブリを寄せ付けない効果があるとわかりました。

参考:九州大学-農学部 大学院生物資源環境科学府 大学院農学研究院

ヒノキなど針葉樹
ヒノキ

香りの成分:ピネン、テルペン
森で深呼吸すると、木の香りで穏やかな気持ちになりますね。
木の香りにはピネン、テルペンという防虫成分が含まれており、樹木はこの香りで害虫から身を守っています。

ピネンやテルペンは、ヒノキなど針葉樹の香りに含まれています。
針葉樹の香りを使った商品は、パイン精油(アロマオイル)や木材を使った防虫剤などがあります。

スパイシーな香り

スパイシーな香りは少し刺激的な、一風変わった香りが特徴です。
アロマオイルの他、食用スパイスとして販売されているため、余ったスパイスがあれば試してみましょう。

  • レモングラス
  • ローズマリー
  • クローブ
レモングラス
レモングラス

香りの成分:シトラール
レモングラスはアジア料理で、スパイスとして使われることも多い植物です。
レモンに似た甘さのない香りが特徴です。

レモングラスの香り成分にはシトラールが含まれており、古くから防虫剤として利用されてきました。
また日本アロマ環境協会がおこなった実験によると、レモングラス精油にゴキブリ忌避の作用があるとわかりました。

参考:[公益社団法人 日本アロマ環境協会 アロマのゴキブリに対する忌避作用]

ローズマリー
ローズマリー

香りの成分:テルピネオール
ローズマリーは肉や魚の香りづけに使われることの多い香草です。
みずみずしい緑の香りは、古くからスパイスや香水などいろいろなシーンで重宝されてきました。
ローズマリの香り成分テルピネオールには防虫効果があります。

クローブ
クローブ

香りの成分:オイゲノール
クローブ(丁子)は、しびれるような風味と濃い甘い香りが特徴のスパイスです。
クローブに含まれるオイゲノールには防虫効果があります。
またスパイスや香料以外にも、防虫効果のある染め物・丁子染として平安時代から愛されています。

ゴキブリの嫌いな匂いと防虫成分の紹介は以上です。
お好みの匂いでゴキブリ予防をしましょう。

しかし「どの香りがよいか迷っている」「どうやって使うのがベストかわからない」という方もいるはず。

そこで次の章では、「どれを買おうか検討中」という方に向けて、香りでゴキブリを追い払うおすすグッズをご紹介します。

香りでゴキブリを追い払う!おすすめ忌避グッズ2選

殺虫剤を使わず香りでゴキブリを予防するグッズをご紹介します。

楽天市場で取り扱っている全ゴキブリ忌避剤の中から香りを使った商品だけをピックアップしました。
香りを使った全14商品の中から、厳選して2品をご紹介します。
商品を選ぶポイントは次の4点を基準に選びました。

  • 製品の仕様詳細がわかる「メーカー製品ページのあるなし」
  • どれくらい長くもつかわかる「予防期間」
  • 製品の予防期間から算出した「1日あたりの価格」
  • 楽天の最低価格「最安値(税込)」

では商品を見ていきましょう。
平均価格の詳細は下記のPDFをご確認ください。
香りによるゴキブリ忌避グッズ14点 調査表(PDFファイル)


「株式会社タジマヤ オービス事業部」は、防虫剤や洗剤を作っている会社です。
商品の特徴は樹木の香りを使った自然に優しい商品が多い点です。

「ゴキシートすき間ブロック」は、箱型のゴキブリ忌避剤です。
冷蔵庫などのすき間に入れると、さわやかな柑橘類の香りでゴキブリを防ぎます。

おすすめポイントは長い予防期間です。
予防期間は最長3ヵ月なので、一度仕掛ければ1シーズン使えます。

メーカー株式会社タジマヤ オービス事業部
最低価格880円(税込)
内容量2枚
主な香り柑橘系
予防期間約90日間
公式サイトゴキのテキ ゴキシートすき間ブロック

ナチュラス 天然ハーブのゴキブリよけ

メーカーアース製薬
最低価格503円(税込)
内容量4個
主な香りミント
予防期間約30日間
公式サイトナチュラス 天然ハーブのゴキブリよけ 4個入

虫ケアグッズでお馴染みのアース製薬が販売しているハーブの香りのゴキブリ忌避剤です。
手のひらサイズの容器を戸棚などに入れて使います。

「天然ハーブのゴキブリよけ」は名前のとおり天然ハッカ油を使用しており、化学合成殺虫剤不使用です。
食器棚やキッチンの引き出しなど、薬品の影響が気になる場所にも安心して使えますね!

香りで忌避する市販品をお探しなら、ぜひ上記の2つの商品を選んでください。
しかし「香りにはこだわりたい!」という方も多いですよね。
そこで次の章では、好きな香りでゴキブリを予防するコツを解説します。

自力でゴキブリを匂いで忌避する方法

この章では市販グッズではなく、自力でアロマオイルなどを使ってゴキブリ予防をする方法を解説します。
自作の忌避グッズでゴキブリ予防をする方法はおもに3つです。

  • スプレーを作って気になるところに噴射する
  • ディフューザーなどで部屋中に匂いを充満させる
  • 簡単な芳香剤を作って設置する

ではそれぞれ見ていきましょう。

スプレーを作って気になるところに噴射する

好きなアロマオイルでスプレーを作り、気になる場所に散布する方法です。

アロマオイルスプレーの作り方は、アロマオイル、無水エタノールと精製水を混ぜ合わせるだけです。
ただしアロマオイルによって注意点が異なる場合があるため、スプレーを作る前にアロマオイルの注意書きを読んでください。

今回は好きな香りでスプレーを作る方法と具体例としてハッカ油スプレーの作り方を見ていきましょう。

好きなアロマオイルでスプレーを作る手順

用意するもの
  • 好きなアロマオイル:20滴
  • 無水エタノール:5mL
  • 精製水:45mL
  • スプレー容器(ポリエチレンテレフタレート(PET)製以外)
  • 混ぜ棒(竹串など)
手順
  1. 無水エタノールと好きなアロマオイルを分量どおりに混ぜる
  2. 1に精製水を入れ、スプレーボトルに入れて完成
  3. シールなどに作った日付・香りを記載し、2週間を目途に使い切る

精製水と無水エタノールとは、不純物を取り除いた純度の高い水とエタノールのことです。

無水エタノールはポリエチレンテレフタレート(PET)製の容器を溶かします。
そのため無水エタノールを使用する場合は、ガラス容器やPETの表記がない容器をお使いください。

ハッカ油スプレーを作る手順

用意するもの
  • ハッカ油:3~4滴
  • 無水エタノール:10mL
  • 精製水:90mL
  • スプレー容器(ガラス、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)製のもの)
手順
  1. 無水エタノールとハッカ油を分量どおりに混ぜる。ハッカ油の刺激が気になる場合は、1滴ずつ試すように入れる
  2. 1に精製水を入れ、スプレーボトルに入れて完成

参考:健栄製薬[天然由来だからお子さまにも安心|ハッカの防虫・虫除けスプレー]

ハッカ油はポリスチレン(PS)を溶かすため使わないようにしましょう。
ハッカ油スプレーを作るときは、ガラス、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)製のスプレー容器に入れましょう。

完成したスプレーは、ゴキブリが出そうな場所にかけます。
「寝ている間にゴキブリが来そうで怖い……」という方は、寝具に作成したアロマのスプレーをかけておくと安心できます。
他にもゴキブリ被害が気になる場所に散布しましょう。

ディフューザーなどで部屋中に匂いを充満させる

スプレーのようにピンポイントではなく、部屋全体に匂いを充満させる方法です。
具体的には以下の方法があります。

ディフューザー

専用の棒を容器に挿して、容器の中のアロマオイルを部屋に香りを散布する方法

蒸気にする

お湯にアロマオイルを入れて、湯気とともに部屋に充満させる方法
アロマに対応した専用加湿器を使い、部屋中に香りを充満させる

アロマポット

アロマオイルをろうそくで炙り、香りを揮発させる方法

上記の方法は部屋中に忌避成分を充満できるため、広い範囲で予防したい方におすすめです。

ただし、ディフューザーや加湿器は長期間放置すると水に雑菌が繁殖する場合があります。
定期的に水を交換しましょう。

簡単な芳香剤を作って設置する

アロマオイルをコットンなどに染みこませたり、乾燥したハーブ類をサシェとして使ったりする方法です。

※サシェとは布袋に乾燥させたハーブ類を入れた香り袋のこと

スプレーを作って準備したり、専用加湿器を購入したりする手間がないためお手軽です。
具体的には以下のとおりです。

  • アロマオイルをコットンやガーゼの布類に染みこませる
  • アロマオイルを珪藻土(アロマストーン)、粗塩(アロマソルト)に染みこませる
  • 柑橘類の皮や余ったスパイスをサシェにする

例えばアロマオイルを数滴コットンに染み込ませ、シンクの下などゴキブリが気になる場所に設置します。

また好きな香りをサシェにする方法もあります。
乾燥させたレモンの皮や余ったスパイスをお茶のパックに入れれば、簡易サシェのできあがりです。
ゴキブリ気になる場所や家具のすき間などにサシェを置きましょう。

アロマオイルやサシェは時間が経つと香りが落ちます。
アロマオイルは数週間ほど、サシェは数週間~数ヵ月ほどで匂いが落ちるため定期的に香りを確かめましょう。
匂いが落ちたらアロマオイルを足したり、サシェを新しいものに取り替えましょう。

好きな香りでゴキブリを追い払えると、気分もよいですよね。

しかし匂いを使った忌避方法には注意点もあります。
次の章で解説していきます。

匂いでゴキブリを追い払うときの3つの注意点

匂いでゴキブリを追い払うときの注意点を3つ解説します。

  • 匂いでは駆除はできない
  • ゴキブリが匂いに慣れることがある
  • ペットの健康を損なうおそれがある

ゴキブリの対処法には、ゴキブリを追い払う「忌避」とゴキブリを退治する「駆除」があります。
ゴキブリが嫌う匂いにはゴキブリを追い払う力はあっても、ゴキブリを駆除する効果はありません。
またゴキブリにも学習能力があるため、匂いに慣れると忌避の効果が薄れます。

さらに人間にはよい香りでも、ペットには不快な匂いかもしれません。
「ゴキブリを駆除したい」「ペットへの影響が気になる」なら毒エサや粘着シートがおすすめです。
では詳しく解説します。

匂いでは駆除はできない

香りはゴキブリを追い払うだけで、ゴキブリ駆除はできません。
ゴキブリを駆除したいのであれば、ゴキブリ駆除グッズを使いましょう。

さらに次の章で詳しく触れますがゴキブリが匂いに危険はないと学習してしまうと予防効果はなくなります。

とはいえ「薬剤が気になるから香りを使いたい」方も多いですよね。
もしも薬剤が気になるときは、薬剤を使わない毒エサ(ゴキブリ団子)や粘着シートを使用しましょう。

下記の記事には、ゴキブリ予防グッズを紹介しています。
薬剤を使わない商品も多く紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

ゴキブリが匂いに慣れることがある

ゴキブリがどれだけ嫌がる匂いでも、使い続ければゴキブリが匂いに慣れることがあります。

じつはゴキブリの学習能力の実験をおこなったところ「ゴキブリは嫌いな匂いであっても、エサがあると覚えれば、嫌いな匂いでも集まる」とわかりました。

つまりいくら匂いでゴキブリを遠ざけても、匂いに慣れればまた出現する可能性があるんです。

そのためゴキブリを予防するには匂いで遠ざけるだけでなく、再び寄ってこないように環境改善もおこないましょう。
また「ゴキブリを発生させないコツ」に環境改善の方法を記載していますので、そちらをご確認ください。
参考:水波 誠、松本 幸久、佐倉 緑、岡田 龍一[昆虫の嗅覚学習]

ペットの健康を損なうおそれがある

人間にとってよい香りでも、ペットにとっては害があるかもしれません。。
ペットを飼っている方で香りの影響が気になる方は、薬剤を使わないゴキブリ駆除グッズがおすすめです。

「アロマオイルを使ったらペットの具合が悪くなった」事例があります。
しかし香料は種類がきわめて多く、どの成分が、どの動物に、どのような影響を与えるのか?すべてわかっていないのが現状です。

ペットへ影響が不安な方は薬剤を使わず匂いのない、毒エサ(ゴキブリ団子)などゴキブリ駆除グッズがおすすめです。
ただしペットが誤って飲み込むなど事故が起きないように、ゴキブリ駆除グッズの使用法を正しく守ってお使いください。

また香りを散布した直後によだれなどペットの異常行動が見られた場合は、すぐに使用をやめて獣医師に相談しましょう。

匂いだけではゴキブリは追い払えません。
以上の注意点から、匂いだけに頼らずゴキブリ退治には駆除グッズを使ったり、ゴキブリが出にくい環境を変えたり、匂い以外の工夫もしましょう。
また、これまで解説してきた内容とは逆にゴキブリを引き寄せてしまう匂いもあります。
次の章で解説します。

ゴキブリが好きな匂い3選

ゴキブリの嫌いな匂いがあるように、ゴキブリの好きな匂いもあります。
ゴキブリが好きな匂いは「仲間の匂い」「人間の食べ物の匂い」「ゴミの匂い」の3つです。

3つの匂いがあると、ゴキブリが集まる可能性があります。
具体的にどのような匂いか詳しく解説します。
参考:青木 皐[本当に困っている人のためのゴキブリ取扱説明書 ドクター青木式・究極の退治マニュアル](2022年)ダイヤモンド社

仲間の匂い

ゴキブリはフェロモンを出して仲間を集めています。
フェロモンとは、動物や昆虫が様々な目的のために発する匂いのことです。
「ここは危険だ!」「ここにエサがあるぞ」と仲間に知らせるために、発しています。
ゴキブリは集団で生活していますが、これは集合フェロモンという物質を放出して仲間を集めているからです。

集合フェロモンは腸で作られ、フンとともに放出されています。
そのためゴキブリのフンを放置していると、ゴキブリが集まる可能性があるため部屋を掃除しましょう。

仮にゴキブリを駆除できても、フンが残っていると仲間の匂いにより集まる可能性があります。
香りによるゴキブリ予防をおこなうと同時に、部屋の掃除をおこないフンを取り除きましょう。

人間の食べ物の匂い

ゴキブリは、人間の食べ物の匂いが好きです。
冷蔵庫や密閉容器に入れて、食べ物は適切に保存しましょう。

ゴキブリが好きな食べ物の匂いの例は、以下のとおりです。

  • 玉ねぎやニンニクなど匂いの強い食品
  • 魚や煮干しなど乾き物
  • バニラやピーナッツバターなど甘い匂い

ゴキブリは雑食性で、どのような食べ物でも食べます。
そのため食べ物を出しっぱなしにしていると、匂いにつられてゴキブリが集まってくるかもしれません。

特に玉ねぎやニンニクなど、香りの強い食べ物はゴキブリを集める原因になります。
ゴキブリが集まらないように、食べ物は冷蔵庫や密閉容器で保存しましょう。

ゴミや悪臭の匂い

ゴキブリは生ゴミの腐敗臭や汚れから発する生臭い匂いも好きです。
なぜなら生ゴミや食べ残しも、ゴキブリのエサになるためです。
ゴキブリが集まりやすいゴミ、汚れの匂いは以下のとおりです。

  • 生ゴミの腐敗臭
  • 洗ってない空き缶や食品容器などの悪臭
  • アンモニア臭

ビールなどの空き缶を洗わずに放置していると、空き缶の中にゴキブリが入り込むことがあります……。
またトイレの悪臭の原因、アンモニア臭もゴキブリが好む匂いの1つです。

これらの匂いがするような環境のままでいると、当然ゴキブリが寄ってきてしまいますよね。

次の章で紹介するコツをおさえれば、ゴキブリが好む匂いが発生することはありませんし、そもそもゴキブリが出にくくなる住宅環境に変えることができます。

そのうえでゴキブリが嫌う匂いの忌避グッズを使えばゴキブリ予防効果がアップします。

それでは具体的に何をすればよいのか?悩みますよね。
次の章で解説します。

ゴキブリを発生させないコツ

ゴキブリ予防は香り以外にも整理整頓、掃除が有効です。
また物理的にゴキブリを入れない工夫も重要です。

ではじっくり説明します。

部屋の整理整頓・掃除

ゴキブリは散らかっていて、汚くて、湿っぽい場所を好みます。
部屋の整理整頓・清掃をおこないましょう。

具体的には以下のとおりです。

  • ダンボールや新聞紙などはこまめに捨てる
  • 使い終わった食器や調理器具はすぐに洗う
  • 空き缶や食品容器はゆすいでから捨てる
  • シンクの下など湿気のこもる場所は換気する
  • トイレを掃除する

ゴキブリはダンボールなどに住み着いたり、卵を産み付けたりします。
不要なダンボールはこまめにすてましょう。

日々の整理整頓や掃除がゴキブリ予防につながります。
できることから始めましょう。

定期的な大掃除

日々の掃除に加えて大掃除も効果的です。

ゴキブリは人目につきにくい、押入れなどにも潜んでいます。
そうした人目につきづらい場所の掃除や空気の入れ替えをすると、ゴキブリ予防になります。

毎週

靴箱の掃除、空気を入れ替える

毎月

押入れの掃除、押入れと天井裏の空気を入れ替える

毎春秋

衣装ケースの掃除、畳の裏を掃除する

日々の掃除に加えて、定期的な大掃除をおこないましょう。

外からの侵入防止

ゴキブリが外から侵入できないように、物理的に防御しましょう
具体的には以下のとおりです。

窓やドアのすき間

パッキンを取り付ける

壁のヒビ割れ

パテやテープで埋める

エアコンホース

ドレンカバーを取り付ける

排水口

ゴミ取りネットを取り付ける

上記のパテやドレンカバーなどは、ホームセンターで購入できます。
ゴキブリの侵入を防ぐために、わずかなすき間でもふさぎましょう。

詳しい侵入対策の方法はこちらの記事をご覧ください。

ゴキブリ侵入防止なら害虫駆除110番にお任せ

定期的な掃除やゴキブリの侵入防止作業は、結構大変ですよね。
もしもゴキブリ予防にお悩みなら、害虫駆除業者に相談しましょう。
害虫駆除だけでなく、定期的な予防の相談もおこなえます。

害虫駆除業者に相談したい方は、害虫駆除110番にご相談ください。
「でも、うちはただの民家だし……」という方も大丈夫、害虫駆除110番は民家、マンションや飲食店など幅広い害虫駆除の相談を受け付けています。

薬剤の匂いが残らないプロならではの駆除方法もご提案いたしますので、薬剤が気になる方もお気軽にご相談ください。
ゴキブリが不安なら一度、害虫駆除110番にご相談ください。

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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

まとめ

ゴキブリが嫌いな匂いには、防虫効果のある成分を含むものが多いです。
例えばペパーミントにはカルボン、レモンはリモネンなどです。
ミントやレモンなどさまざまな香りがあるため、好きな匂いを選びましょう。

ゴキブリ予防グッズのなかには、殺虫剤は使わず香りで予防する商品も市販もされています。
ハーブや柑橘類を使ったゴキブリ予防の商品もあるため、試してみましょう。

また市販品を使わない場合は、スプレー、部屋に充満させる方法や芳香剤を作る方法があります。
特定の場所に使うならスプレー、広い空間で使うならディフューザーなどを使った方法がおすすめです。

コットンやサシェを使った芳香剤は、作って設置するだけでゴキブリ予防ができます。
食べ終わった柑橘類の皮や余ったスパイスなど、手軽に試せます。

目的に合わせて好きな香りでゴキブリ予防をしましょう。

しかしゴキブリが匂いに慣れると、効果が薄れることがあります。

ゴキブリを予防するには香りだけでなく、家の中の環境も変えてゴキブリが出にくくなる工夫もしましょう。
そのために部屋を掃除、ゴキブリが入ってこないように物理的にすき間をふさいでください。

#ゴキブリ #ゴキブリ駆除 #ゴキブリ対策

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