ゴキブリ対策をペットがいる家庭でおこなう場合、殺虫剤は慎重に使わないといけません。
「殺虫剤の成分はゴキブリ以外の生き物にとって害がない」といわれているものもありますが、アレルギーなどを引き起こすこともあるためです。
この記事では、ペットがいる家庭でゴキブリを駆除する場合に注意すべきこと、ペットがいても安心して使える対策方法について解説していきます。
大切なペットのためにも、ぜひ参考にしてください。
ペットがいても安心の4つのゴキブリ駆除方法
殺虫剤・忌避剤を使った方法は効果が高い一方、安全性が高いとまではいい切れないゴキブリ対策です。
そのため「やっぱり薬剤を使うのは不安だな……」と思われている方も多いかもしれません。
しかし、ゴキブリ対策は薬剤を使わなければできないわけではありません!
身近にあるものを工夫するだけで十分な対策が可能です。
薬剤を使わすに簡単にできるゴキブリ退治方法を4つご紹介します。
熱湯をかける
ゴキブリは高熱に弱いです。
具体的には60℃以上の熱湯をかけることで駆除することができます。
やけどには注意が必要ですが、この方法であれば薬剤を使ったときのような健康面への影響を気にする必要はないためおすすめです。
洗剤をかける
液体洗剤をかけることで、ゴキブリが呼吸できなくなり窒息死させることができます。
これはゴキブリの呼吸に必要な「気門」がふさがってしまうためです。
ただし窒息死するまでに20秒ほど時間がかかるため、その間に逃げられたりしないよう気を配っておく必要はあります。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
掃除機で吸い込む
掃除機さえあればできる簡単な方法です。
吸い込んだ後もゴキブリは掃除機のなかで生きているため、すぐに紙パックを捨てましょう。
サイクロン式の掃除機はおすすめできません。
吸い取る際の勢いで、ゴキブリが掃除機内でバラバラになってしまうかもしれないからです。
グロテスクなうえ、バラバラになったゴキブリの死骸を取り除くのは大変なので、紙パック式の掃除機をお持ちでない場合はあきらめたほうがよいでしょう。
冷却式スプレーを吹き付ける
冷却式スプレーは殺虫剤の一種です。
毒ではなく冷気でゴキブリを殺すため、ペットの健康への影響を気にしている方でも安心して使用できます。
おすすめしないゴキブリ駆除方法
新聞やスリッパで叩きつぶす
ゴキブリ駆除といえば新聞紙やスリッパを想像される方も多いかもしれません。
たしかに、この方法ならペットの健康を気にする必要もないように思えるかもしれません。
しかし、ゴキブリは叩いて駆除すると、叩いた瞬間に雑菌が周囲に飛び散ります。
そのためよい駆除方法とはいえません。
ゴキブリの天敵を飼う
ゴキブリにはたくさんの天敵がいるため、室内で飼っておけばゴキブリを捕食して自動的に減っていくでしょう。
しかし、ゴキブリの天敵には人間やペットにとっての害虫が多いです。
害虫を駆除するために害虫を飼うのは本末転倒ですね。
- アシタカグモ
- ムカデ
- ゲジゲジ
猫・犬がいる場合はハッカ油も危険!
ハッカ油とは虫除けとして使える植物油です。
スプレーボトルなどにつめて吹きかけることで、ゴキブリなどの虫を寄せ付けない効果が期待できます。
あくまで油なので人間の健康には影響ありません、犬や猫にとっては危険な物質です。
特に猫にとっては非常に危険で、ハッカ油には猫にとって毒となる成分が含まれています。
猫はハッカ油に含まれる成分を分解できず、体内に入れば毒がたまっていき、最終的には肝機能に異常を来たしてしまうことがあります。
そのため、猫のいるそばでは絶対にハッカ油を使ってはいけません。
犬は少量であればハッカ油に含まれる成分を分解することが可能なため、薄めたハッカ油であれば近くで使用しても問題はありません。
しかし、原液など濃いハッカ油を与えれば中毒症状を起こすことがあります。
用法用量はしっかり守って使用してください。
アロマやハーブも猫にとっては害
ハッカ油以外にも、アロマやハーブといった成分を由来とする殺虫剤・忌避剤があります。
こうした成分を由来とする薬剤も猫にとって毒となる成分が含まれていることが多いため、猫を飼っている方は使用を控えたほうがよいでしょう。
ペットがいる場合は殺虫剤の使用を慎重に!
殺虫剤には、スプレータイプ・毒餌タイプ・燻煙タイプなどさまざまな種類がありますが、どれもゴキブリ対策をするときにペットに悪影響を与える危険性を秘めています。
注意をおこたると大切なペットの命に関わることもあるため、使用する際は十分に気を付けておかなければなりません。
殺虫剤の種類ごとに、ペットに影響を与える危険性、使用上の注意について解説していくので、殺虫剤の使用を考えている方は参考にしてください。
殺虫スプレーはアレルギーの原因になる場合がある
一般的な殺虫スプレーは「ピレスロイド」と呼ばれる成分の作用で、ゴキブリなどの害虫を仕留めます。
ピレスロイドとは、除虫菊と呼ばれる植物から採取できる成分です。
害虫に強い駆除効果を発揮するため、多くの殺虫剤に含まれています。
ピレスロイドは人や犬、猫などの哺乳類には害が少ないですが、なかにはアレルギー反応を起こしてしまうこともあります。
そのため、殺虫スプレーを使用するときは別の部屋にペットを移動させておくといった工夫をしておくと安心です。
万が一アレルギー反応を起こしてしまった場合は、動物病院につれていってあげてください。
毒餌は脱水症状などを引き起こすおそれがある
毒餌タイプの殺虫剤は、ゴキブリだけでなくそのほかの生き物にとっても十分危険です。
特にホウ酸団子などは誤って口にすれば脱水症状を起こして命を落とすこともあります。
設置して使うという性質上、毒エサはペットが誤って口にしやすいです。
ペットのいる家庭で使用する際は細心の注意を払いましょう。
ホウ酸団子などの毒餌を使う場合は、設置する場所に気を使ってください。
例えば、ペットが入れない狭い隙間や棚の中に設置するなど。
ペットが食べられない場所に設置して、ゴキブリだけを狙って毒餌を使用しましょう。
くん煙剤は魚や昆虫にとって致命的になる
くん煙剤は使用後の換気さえしっかりしておけば、犬や猫にそこまで大きな影響はありません。
しかし、魚や昆虫を飼育している方は要注意です。
くん煙剤は魚や昆虫に対しても非常に強い毒性を発揮します。
そのため、使用後すぐに部屋に戻すと死んでしまうおそれが高いです。
くん煙剤の使用後3日ほどは魚や昆虫を部屋に戻さないようにしてください。
粘着トラップは引っ掛かると毛が抜けてしまう
殺虫剤とは違いますが、粘着トラップもゴキブリに効果的な駆除グッズのひとつです。
粘着トラップであれば薬剤を使用しているわけではないため、ペットがいても健康面の被害を心配する必要はないでしょう。
ただし、ペットが粘着トラップに引っかかってしまう危険があります。
トラップの粘着力は非常に強く、一度くっついてしまうとなかなか取れないうえ、無理に離そうとすると毛が大量に抜けてしまうこともあります。
そのため、基本的にペットがいる場合は設置しないほうがよい駆除グッズです。
どうしても使いたいという場合は、設置した部屋にはペットが入れないようにするなどの工夫をしてあげてください。
ゴキブリの駆除方法の詳細はこちらの記事をご覧ください。
業者に依頼すると安心・安全!ペットがいることはしっかり伝える
プロに依頼すれば、ゴキブリの一切いない家にすることもできるでしょう。
ゴキブリがいなければゴキブリ対策を考える必要もなくなります。
そのため、いちばんペットにやさしい方法といえます。
料金はかかりますが、今後ゴキブリで悩まされたくないという方はプロに依頼することをおすすめします。
プロに依頼する際の注意点は「ペットがいることを事前に伝える」ということです。
あらかじめペットがいることを業者がわかっていれば、その点を配慮してもらうことができるでしょう。
逆に伝えておかないと、知らない間にペットが口にしやすい場所に薬剤を設置してしまうおそれもあります。
そうなると、業者が使った薬剤を口にするおそれがあります。
必ず伝えておきましょう。
安全にゴキブリ駆除したいときは害虫駆除110番にご相談ください!
害虫駆除110番では、ゴキブリをはじめとしたさまざまな害虫の駆除・予防に対応しています。
お客様のご要望を第一に考え、安心して依頼できることを目指しています。
「ペットがいるので危険な殺虫剤は使ってほしくない!」
「どんな薬剤を使うのか事前に説明してほしい」
上記のご要望をお持ち方もご安心ください。
ペットがいるご家庭では、安全性を考慮した駆除方法をご提案いたします。
使用する薬剤や作業内容も事前にしっかりとご説明しますので、ご不明点や不安な点は遠慮なくご相談ください。
1秒でも早くあなたが快適に過ごせるように、24時間365日受付対応でご連絡をお待ちしています!
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