ムカデが家の中に発生した場合は、屋外から侵入してきた可能性が高いでしょう。
なぜなら、ムカデの巣が家の中につくられることはほとんどないからです。
この記事では、ムカデが家の中に侵入してくる原因とあわせて、ムカデの駆除方法や、ムカデの侵入を防ぐための予防策についてもご紹介します。
ムカデがご自宅に発生してお困りの方は、ここでご紹介する方法を参考に、適切に対処しましょう。
ムカデの巣は家の中にはほとんどできない
「ムカデが何度も発生した」「ムカデが大量に発生している」という場合、「家の中にあるムカデの巣から出てきているのでは……?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ムカデは基本的には外で生活する生き物で、落ち葉の影ややわらかい土に営巣します。
古い小屋や廃墟になっている場所でない場合には、家の中にムカデの巣ができることはほとんどありません。
そのため、ムカデを家の中で発見したら外から侵入してきた可能性が極めて高いでしょう。
では、ムカデはなぜ家の中に侵入してくるのでしょうか。
詳しくご説明します。
ムカデが家の中に侵入する理由
ムカデは、薄暗くて狭い場所・湿度が高い場所・ゴキブリやクモなどのエサが豊富な場所を好みます。
もしムカデが家に侵入してきたら、家の中がこうした環境になっている可能性が高いでしょう。
住宅の中でも、特に浴室や洗面所、シンクといった水回り、床下などはムカデが好む環境になりやすいです。
ムカデを発生させないためには、ムカデが好む環境を改善することが大切です。
詳しい対策については、本記事の「ムカデに侵入させないための予防策3選」で詳しくご紹介します。
ムカデの侵入口が家にあるため
ムカデは以下のような場所から住宅に侵入してきます。
- 窓
- 通気口
- 水回りの排水口
- 換気扇
- 建物のひび割れ部分や隙間
- エアコンの排水ホース
このように、ムカデの侵入口となる場所は多くあります。
ムカデの侵入を防ぐためには、ムカデの侵入口となる場所を塞いでおくことが大切です。
時期と条件がそろいムカデが大量発生したため
梅雨になるとムカデが産卵時期を迎えます。
産卵時期を迎えたムカデは卵を産む場所を探して活発に動くため、大量発生することがあるのです。
逆に気温が高くなる夏になると、ムカデの活動が控えめになります。
そのため夏には発見することは少なくなるでしょう。
9月~10月ごろになると、卵から孵化したムカデが大きく成長するため活動が活発になり、大量に発生するといわれています。
家に発生したムカデの駆除方法
ここからは、ムカデの駆除方法をご紹介します。
「家にムカデが発生した!」という場合は、以下の方法で駆除してみてください。
目の前にムカデがいる場合
ムカデが目の前にいる場合は、以下のような方法で駆除できます。
殺虫スプレーを噴射する
殺虫スプレーを使用すればムカデを即死させられる可能性が高いです。
殺虫剤をムカデに向かって噴射するだけなので、誰でも無理なく駆除できます。
ムカデに熱湯をかける
50℃以上の熱湯をかけるとムカデが死ぬといわれています。
「40~45℃程度でも死滅した」という場合もあるようですが、手こずってしまうことが多いようです。
確実にムカデを死滅させるためにも50℃以上の熱湯を使いましょう。
もしリビングなどの熱湯をかけられない場所にムカデが発生したら、ムカデを箸でつかんでバケツなどの容器に入れてから、そこに熱湯をかけるとよいでしょう。
ムカデは素手でつかまないでください。
ムカデを素手で触ると噛まれるおそれがあります。
噛まれた部分に腫れや激痛、かゆみが発生することもあります。
まれにアナフィラキシーショックと呼ばれるアレルギー症状が発生し、血圧の低下や意識障害などに襲われます。
叩いて潰す
すぐに殺虫剤や熱湯を用意できないときには、スリッパなどで叩いて潰す方法もあります。
ムカデを叩くときには全身を叩くようにしましょう。
ムカデは頭だけを叩いても死滅しない可能性があるのです。
家のどこかにいる場合
ムカデが家の中に隠れてしまったときには、罠をつくっておびき寄せるとよいでしょう。
ここでは、ムカデが好む水を使った罠で駆除する方法をご紹介します。
- ムカデを見かけた場所にビニール袋を広げる
- 濡れた雑巾(4枚程度)をビニール袋の上に重ねる
- 一晩待つ
- ムカデが雑巾に入り込んでいることを確認し、ビニール袋と雑巾を処分する
雑巾を重ねるときには、雑巾を押し付けるのではなく、雑巾同士の間にわずかな隙間ができるように置きましょう。
そうすれば、暗くてじめじめした場所を好むムカデが、雑巾の隙間に入っていく可能性が高くなります。
ムカデ駆除・対策の詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
自分での駆除が難しければ業者に依頼する
自分での駆除が難しいときには、無理に駆除しようとせず業者に依頼することをおすすめします。
自分で無理に駆除しようとすると、ムカデに咬まれて激痛に苦しむおそれがあります。
その点、業者に依頼すればムカデに咬まれるリスクを回避することができるのです。
ムカデ駆除ができる業者を探すなら、当サイト「害虫駆除110番」にご相談ください。
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ムカデに侵入させないための予防策3選
ムカデが家の中に出たということは、ご自宅がムカデにとって侵入してきやすく、ムカデの好む環境である可能性があります。
そのため、ムカデを駆除しても、再び家の中に侵入してくるおそれがあります。
そうならないためにも、しっかりとムカデ予防をすることが大切です。
ここでは、ムカデを侵入させないための予防策を3つご紹介します。
ムカデの侵入口になるすき間を塞ぐ
解説したように、住宅にはムカデの侵入口となる場所が多くあります。
ムカデの侵入を防ぐためには、侵入口となる場所を塞いでおかなければなりません。
それぞれの侵入口を塞ぐ方法について、以下で簡単にご紹介します。
- 窓
-
必要のないときには、窓か網戸を閉めておきましょう。
ただし、網戸と窓枠のすき間に間が開いているとそこからムカデが侵入するおそれがあります。
網戸のすき間は隙間テープで埋めておくことをおすすめします。 - 排水口
-
排水口を使用していないときには栓をしておきましょう。
- 通気口や換気扇、排水ホース
-
通気口や換気扇などの穴は、専用のネットを被せましょう。
また、排水ホースの先端にはストッキングを被せておくのがおすすめです。 - 建物のひび割れ
-
建物のひび割れは、市販の補修材を使って埋めておきましょう。
湿気を除去する
ムカデの侵入を防ぐには、湿気を除去することが大切です。
トイレや浴室、キッチンなどを使用したら、換気扇を回しておくとよいでしょう。
また、床下には床下換気扇や防湿シートなどを設置します。
梅雨には室内の湿度が高くなってしまうので、除湿器などを使用して湿気を取り除くことをおすすめします。
エサになるゴキブリ対策をおこなう
ムカデはゴキブリをエサとしています。
つまり、ゴキブリがいるとムカデが寄ってきてしまうおそれがあるのです。
そうならないためにも、ゴキブリ対策もおこなうことが大切です。
ゴキブリは食べ物はもちろん、髪の毛やホコリ、人の皮膚などもエサとしています。
食べ物は出しっぱなしにせず、密閉した容器や冷蔵庫にしまっておきましょう。
また、髪の毛やホコリなどを除去するためにも、こまめに掃除しましょう。
ゴキブリ対策の詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
ムカデの巣は、家の中につくられることはほとんどありません。
そのため、家でムカデを発見したら外から侵入してきた可能性が高いでしょう。
もしムカデが発生したら、目の前にいる場合は、殺虫剤や熱湯をかけたりスリッパで叩いたりすれば駆除することができます。
隠れてしまった場合には、水で罠をつくってムカデを駆除する方法が有効です。
また、ムカデ駆除は業者に依頼する選択肢もあります。
ムカデ駆除を業者に依頼すれば、咬まれるリスクも避けることができます。
害虫駆除110番では、ムカデの駆除をおこなう業者をご紹介することが可能です。
お電話は24時間365日受け付けているので、ぜひご相談ください。
#ムカデ対策