温かくなってくると湧いてくるコバエには、ハッカ油を活用したスプレーが効果的! その作り方は簡単ですが、正しく・安全に使うためには少しだけコツがいります。
ボトルの材質やハッカ油の混ぜ方などなど、知っておきたい注意点も数点ありますので、その点も踏まえて作成していきましょう。
この記事では、そんなコバエに効くハッカ油スプレーの作り方や注意点を解説していきます!
コバエに効くハッカ油スプレーの作り方
このスプレーの作り方は、簡潔にいえばシンプルに『ハッカ油』と『無水エタノール』、『精製水』を混ぜて、スプレーボトルに入れるだけ。
あとはお部屋や気になる部分にシュッ、シュッとやれば、コバエの寄り付きにくい空間の完成です。
これはゴキブリなどの忌避にも効果的といわれているので、一石二鳥ですね。
とはいえ手順だけ見れば簡単ですが、その作り方には少しコツがあります。
- ボトルの材質
- 混ぜる順番
- 各液体の分量
この3つの注意点をしっかり踏まえつつ、正しく作成していきましょう!
購入するボトルの材質はポリスチレン以外にする
ハッカ油は、『ポリスチレン』成分のプラスチックを溶かしてしまうことがあります。
プラスチックボトルをこれから購入する際は、ポリスチレンの物は買わないでください。
別のプラスチック素材でいえばポリエチレンやポリプロピレン、また別の素材でいえばガラスなどもあります。
もし製品に『PS』などの表記があればそれはポリスチレンなので、注意しておきましょう!
先にハッカ油とエタノールを混ぜる
ハッカ油と無水エタノール、精製水には混ぜる順番があります。
これを間違えるとうまくいかないこともあるので、しっかり守りましょう。
まずは、ハッカ油と無水エタノールを混ぜていきます。
ここで精製水を先に入れてしまうと、ハッカ油と分離して上手く混ざりません。
しっかり先にハッカ・エタノールを混ぜてから、投入・混合しましょう!
それぞれの分量に注意する
入れる量は作りたいスプレーの量などによっても変わりますが、ここでは100mL作るものとしてご紹介します。
- ハッカ油:約20滴
- 精製水:約90mL
- 無水エタノール:約10mL
このハッカ油は20滴ほどとされていますが、厳密に決まっているわけではありません。
匂いが薄ければ足す、10滴ほどで十分香るならそこまでにする、などなど、調整が可能です。
ある程度好みに合わせて混ぜ合わせてみましょう!
正しい順番・分量で混ぜてボトルに入れたら完成です!
あとはこれを部屋や気になるところにスプレーするだけ……といいたいところですが、ハッカ油には知っておきたいデメリットもあります。
場合によっては「後悔した……」という結果にもなりかねないため、そちらもしっかり確認しておきましょう。
ハッカ油スプレーのデメリット3つ
簡単に作れて、かつ効果も期待できるハッカ油スプレーですが、使用の際には以下のようなデメリットもあります。
- ペットを飼っている場合は使えないことも
- 原液の取り扱いには注意
- 人にとってもキツイ香りかも
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハッカ油がペットに有害なことがある
ハッカ油は、ペットにとって好ましいものではないことが多いです。
犬の場合は原液ではなく正しい希釈度で薄めてあれば大丈夫といわれていますが、それでも注意は必要。
特に猫や鳥を飼っている場合は、そもそもハッカ油を使ってはいけません。
これらの動物にとってハッカ油を含む精油は有毒なので、最悪体調を崩してしまうこともあるのです。
その他の動物でも精油を苦手とするペットは多いので、基本的にペットを飼っている方はハッカ油の使用は控えておいた方がよいでしょう。
ハッカ油の原液は刺激が強いため取り扱いに注意する
ハッカ油の原液は人にとっても刺激が強く、少々危険です。
肌などに触れると場合によっては赤くなったり、ヒリッとしたり……特に目などの粘膜に入ってしまうと大変です。
極力原液には触れないようにしつつ、ご利用の際は基本的に薄めてから使うようにしてください。
ハッカ油の香りが苦手な人もいる
ハッカ油は、その香りによってコバエなどを忌避します。
この香りは主にスッとした印象を受ける匂いですが、人によっては苦手な方もいるかもしれません。
自分自身もその空間にいたくなくなってしまっては、意味がありませんよね。
まずは自分がミント系の匂いが大丈夫かハッカ油だけ買って確認してみたり、入れる量を減らしてみたりするなど、試行錯誤してみましょう。
もし『ハッカ油スプレー以外にいい方法はないかな……』と思われた方は、次章にて別の効果的な対策方法について解説していきます!
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ハッカ油以外の効果的なコバエ対策3選
「コバエ対策にハッカ油はやっぱりやめておこうかな……」と思った方でも、利用しやすい対策方法はまだまだあります。
以下ではそんな方法を3つ解説していくので、ぜひ参考にしてください!
コバエ用の殺虫スプレーを使う
近年ではコバエ用の殺虫剤も進化しています。
スプレーをシュっと一噴きするだけでコバエを駆除してくれるものや、置いておくだけでコバエを殺虫してくれるものなど、使う場所や用途に応じて近年ではさまざまな便利な商品が発売されているのです。
ただし殺虫剤ということから、用法用量には注意して使わなければなりません。
特にお子様やペットがいるご家庭の場合はしっかり商品の説明を確認しておくようにしましょう。
殺虫剤を使いにくい場合は、吊り下げて捕獲するような商品もオススメです。
用途に合わせて、最適なものを選びましょう。
めんつゆトラップを仕掛ける
コバエに効果的なお手軽対処法は、何もハッカ油だけではありません。
『めんつゆ』を活用すれば、効果的な成虫の駆除トラップに早変わりするのです!
必要なモノは水とめんつゆ、食器用洗剤、あとは適当な容器があれば実践可能です。
- 紙コップや切ったペットボトルなどの容器に水を入れる
- そこにめんつゆを加えて混ぜる(分量は「めんつゆ1:水5~6」ぐらい)
- 数滴洗剤を混ぜて、コバエの多い場所に置いておく
たったこれだけで完了です。
ただし、この方法はショウジョウバエというコバエにしか効かないともいわれています。
コバエには他にもノミバエ・キノコバエ・チョウバエなどさまざまな種類がいるので、解決しない場合はコレが原因かもしれません。
まためんつゆをお酢に変える、という方法も効果的ですが、このトラップではなかなか根本的な解決にならないことも……。
コバエがなかなかいなくならないときは、次の対処法も試してみましょう!
環境改善でコバエの発生源を断つ
コバエが寄り付かせないためには、やはり清潔を意識しておくことがもっとも重要です。
生ごみはそのままにしておかない、空き缶などはきちんと洗う、などはもちろん、匂いの出るものは密封しておくことも大切。
特に調味料などは、しっかり密封して冷蔵庫などに入れておきましょう。
チョウバエの場合は原因が少々異なり、寄り付きやすいのはとくに水場です。
三角コーナーやシンクはもちろん、排水口の中までパイプクリーナーなどでしっかり掃除しておきましょう。
またキノコバエの場合は、観葉植物などにつられてやってくることも。
この場合は、土や肥料を工夫してみましょう。キノコバエは有機肥料・用土に集まりやすいので、化成肥料を使ったり、表面を化粧砂や赤土などで覆う方法がオススメです。
詳しくはコバエ駆除・対策をまとめた記事をご覧ください。
しかし、それでもコバエがなかなかいなくならない場合は家の近く、もしくは家の中で繁殖しているかも……。
この場合は主に排水口やゴミなどに卵を産んでいることも多いですが、それを見つけるのは大変ですし、ウジ虫がいることもあるので心理的な抵抗があるかもしれません。
ハッカ油を使わずコバエを駆除したいときは害虫駆除110番にご相談ください
害虫駆除110番では、お客様のご要望に合わせて安全に害虫の駆除をおこないます。
「ペットがいるからハッカ油は使いたくない」
「小さな子供がいるから殺虫剤を使うことに抵抗がある」
という方は、害虫駆除110番にお任せください。
害虫駆除110番では、コバエの駆除だけでなく再発を防ぐための侵入対策もします。
無料の現地調査※を実施しているので、24時間受け付け可能の相談窓口からお気軽にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用等をいただく場合がございます。
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