家にゴキブリの巣があるかもしれないとなると、とても不安ですよね。
しかし、駆除するにあたって
「ゴキブリの巣ってどんなもの?」
「ゴキブリの巣はどこにあるの?」
などの疑問を抱いているのではないでしょうか。
ゴキブリの巣は正確にいうと巣ではなく、ゴキブリが集まって隠れている場所のことです。
他の生き物のように明確な形はありません。
しかし、その隠れ場所を活動拠点にメスが卵を産んで繁殖するため、確実に駆除することが大切です。
そこで当記事では、ゴキブリの巣の探し方から駆除方法まで徹底解説します!
この記事のポイントは次のとおりです。
当記事を読んでいただければ、ゴキブリが隠れている場所や、駆除・予防方法がわかります。
適切な方法でゴキブリを駆除し、再びゴキブリを見ない環境をつくりましょう。
誰でもできる簡単なゴキブリの巣の探し方
では、形のないゴキブリの巣を見つけるにはどうしたらよいのでしょうか。
今回は、粘着シートを使った探し方をご紹介します。
実は粘着シートを使ったゴキブリの巣や行動範囲の調べ方は、害虫駆除のプロが実際に現場でおこなうやり方でもあります。
ですが、やることはとてもシンプルです。
- 粘着シートはゴキブリが好む隙間や湿気がたまりやすいところに各2〜3個置く
- 粘着シートを7日間置いたままにする
- 7日目になったら最終的な捕獲数を確認
各場所のシートの捕獲量を比較すれば、だいたいどこに潜んでいるのか(巣があるのか)がわかります。
もし途中で粘着シートに捕まったゴキブリがいっぱいになったら、その個数をメモしておいて、同じ商品を同じ場所に再びしかけましょう。
ゴキブリの巣の探し方の概要はこんな感じです。
次の章で実際に市販されている粘着シートを使って巣を特定する詳細なやり方を説明しますが、その前に家庭でも使える市販の粘着シートを紹介します。
代表的な粘着シート
粘着シートといってもたくさん種類があるので、ここでは代表的な商品をご紹介します。
商品選びにお役立てください。
・ゴキブリホイホイ+®:アース製薬株式会社®
・ゴキファイター®プロ 劇捕れ:フマキラー株式会社®
・ゴキブリ粘着シート PROBUSTER:株式会社SHIMADA
特にゴキブリホイホイ+®は名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
同商品は足ふきマットで汚れを落とし、でこぼこシートで体と肢をがっちり捕らえるので、家庭に出るクロゴキブリのような大型種もしっかりと捕獲して逃しません。
さらにハウスには耐水性があるため、キッチンなどの水まわりでも安心して使えます。
ごきぶりホイホイ+®を使った巣の特定方法
では、先ほどの商品の中からゴキブリホイホイ+®を例に、巣を探す具体的な手順を解説します。
キッチンでは、ゴキブリホイホイ+®は狭い隙間や暖かい家電の下などに置きましょう。
具体的には以下のような場所です。
必要枚数については、図の12ヵ所に以下のように置いたと仮定して考えてみましょう。
今回は特にゴキブリが潜みやすいシンクの下の奥(排水管スペース)を重点的に対策し、他は隙間や収納の奥、常に稼働している冷蔵庫の下・裏、その他の家電の下・裏の順に優先順位をつけて枚数を設定しました。
一例として参考にしてみてください。
- シンクの下の奥:3個
- 収納ケースの奥:2個
- 引き出しの奥:2個
- 壁との隙間:2個
- 冷蔵庫とキッチンの隙間:2個
- 冷蔵庫と収納棚の隙間:2個
- 冷蔵庫の下:2個
- 冷蔵庫の裏:2個
- 食洗器の下:1個
- ガスコンロの下:1個
- 電子レンジの下:1個
- 電子レンジの裏:1個
このように置いた場合、全部で21個必要です。
ゴキブリホイホイ+®は1パック5セット入りなので、5パックあれば十分足りる計算です。
置き場所を確認したらさっそく組み立てて置いていきましょう。
- スロープ2ヵ所に足ふきマットを貼る
- 茶色のはくり紙をはがす
- 誘引剤(エサの袋)をピンクの袋から取り出す(取り出したエサの袋は破らないこと)
- エサの袋の透明部分を上にして粘着面の真ん中に置く
- 点線に沿って左右を内側に折る
- 緑色の差し込みツメを差し込み口に差し込む
参考:アース製薬株式会社®「ゴキブリホイホイ+」(最終閲覧日:2023年3月31日)
ツメを差し込む位置を変えれば高さ調節もできます。
冷蔵庫や電子レンジの下などの狭い場所では低く調節し、シンクとの隙間など幅が狭いところには高くして縦置きし、漏れのないようにしかけましょう。
そうしたら先ほど解説したように、7日間置いたままにしてください。
いっぱいになったものには目印をつけて、同じ場所に再びゴキブリホイホイ+®をしかけましょう。
7日目になったら最終的な捕獲数を確認し、各場所のシートの捕獲量を比較してみましょう。
たくさん捕獲できた場所やその近くには巣があるおそれが高いです。
もっと詳細に調べたい場合や、この方法を試してもいまいち巣の場所がわからない場合は、粘着シートの数を増やして調査してみてください。
巣がある場所の目星がついたら、次はベイト剤を置いて徹底駆除をおこないましょう。
ベイト剤については「巣ごとゴキブリを駆除するならベイト剤がおすすめ!」から順に解説していきます。
フンも巣を探す手がかりになる
ゴキブリの巣を探すときはフンも手がかりになります。
ゴキブリは自分のフンで汚れた空間を好み、巣の近くでフンをすることが多いからです。
つまり、フンがある場所の近くにはゴキブリの巣があります。
フンが大量にあったら大繁殖しているおそれが高いので、今すぐ駆除に取りかかりましょう。
また、ゴキブリのフンには仲間を呼ぶフェロモンが含まれているため、放置していると仲間が集まってきてしまうことも……。
このような観点からも、フンを見つけたらすぐに駆除を始めるのが大切です。
例えば家庭によく出るクロゴキブリのフンは、べちゃっとした液状のものと固形のものがあります。
このようなフンを見つけたら近くの隙間や家具、家電のまわりを確認してみましょう。
■ 固形のフン
イラスト提供:ゴキラボ
■ 液状のフン
イラスト提供:ゴキラボ
また、ゴキブリは体から特有のにおいがするので、実物を見つけていない段階でも、普段かいだことのない異臭がしたら巣の存在を疑ったほうがよいでしょう。
フンのにおいは「油とほこりが混ざったようなにおい」「酸っぱいにおい」などと表現されることが多いようです。
戸棚を開けたときなどにこのような異臭がしたら、まわりにフンがないか確認してみてください。
ゴキブリのフンについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。
ただ、先ほど触れたとおり、大量にフンが落ちている場合はすでに大繁殖しているおそれが高いです。
隠れたゴキブリまで徹底的に駆除するためにも、いちど駆除業者にご相談ください。
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※1、詳細はお伺いした加盟店にお問い合わせください。
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巣ごとゴキブリを駆除するならベイト剤がおすすめ!
ベイト剤はゴキブリが好むエサを配合した毒エサのことです。
毒エサを食べたゴキブリが死に、その死骸やフンを食べたゴキブリも死ぬ連鎖効果で、巣にいる仲間も一網打尽にできます。
特に、なるべく手間をかけずに駆除したい方にはベイト剤をおすすめします。
殺虫剤は使い切ったら買い替えなければいけませんが、ベイト剤はいちど設置すれば頻繁な取り替えや買い替えが必要なく、有効期限を迎えるまで使い続けられるからです。
ベイト剤は、正しく施工すれば6ヵ月以上もの間、効果が持続します。
出典:ゴキブリ退治に殺虫剤は使うな!(大久保 柾幸)、p158
このように、ベイト剤は正しく使えば長期間効果を発揮します。
まずはこの章でベイト剤に関する正確な知識を身に着け、状況に応じた最適な商品を選べるようになりましょう。
代表的なベイト剤
では、代表的な市販ベイト剤をご紹介します。
商品を選ぶ際の参考にしてみてください。
・ブラックキャップ®シリーズ:アース製薬株式会社®
・コンバット®シリーズ:KINCHO®
・ゴキファイター®プロX、パワフルスリム:フマキラー株式会社®
・ゴキブリキャップ®:株式会社タニサケ®
この中で、ブラックキャップ®シリーズやゴキファイター®シリーズ、コンバット®シリーズはフィプロニルやヒドラメチルノンという成分を配合しており、食べたゴキブリは1~3日前後で死に至ります。
とにかく早く駆除したい方はこれらの商品を選ぶとよいでしょう。
【エリア別】効果的なベイト剤の置き場所
ベイト剤は侵入経路と隠れ家周辺に置くのがコツです!
ゴキブリの行動範囲を挟み撃ちして逃げ場をなくすことで駆除効果が高まります。
では、例としてキッチンのベイト剤の置き場所を確認していきましょう。
台所
ゴキブリは窓、排水溝、排水管を通すために開けた穴などから侵入することが多いです。
台所にはエサや水分があるため、いちど侵入すれば生きていくのに困りません。
特に暖かい家電の裏は、住み着くには最適の場所です。
そこで、水まわりと家電まわりを重点的に対策しましょう。
具体的には以下のとおりです。
- シンクまわり
- シンク下の排水管スペース
- 冷蔵庫の下、裏
- 排水口
- 吊り戸棚の奥
- ガスコンロの近く
- 電子レンジの近く
- 食器乾燥機の近く
- 窓の近く
家具の裏
ゴキブリはタンス、本棚、ベッドなど、普段動かさない大きな家具の裏に潜んでいることも多いです。
家具のまわりや裏、壁との隙間にベイト剤を置いておきましょう。
家電の裏
テレビ、プリンター、デスクトップ型パソコンなど、ほとんど動かさない家電の裏は暖かくてほこりがたまりやすいため、ゴキブリにとっては天国です。
家電のまわりや裏、壁との隙間にベイト剤を置いておきましょう。
こちらの記事ではゴキブリの種類別の駆除方法もご紹介しています。
より効果的なゴキブリ対策をおこないたい方は、ぜひご覧ください。
ゴキブリを再発生させないための対策方法
総仕上げとして、ゴキブリの侵入対策も忘れずにおこないましょう。
屋内のゴキブリを駆除しても、外からの侵入口が無対策だと、再び侵入されてしまいます。
ゴキブリの侵入を防ぐには屋外からの侵入を防ぐことと、ゴキブリが好まない環境を作ることがポイントです。
では、それぞれの具体的な対策方法を見ていきましょう。
・侵入経路をふさいでゴキブリをシャットアウト
まず、屋外からの侵入を防ぐためにできる具体的な対策は以下のとおりです。
- 換気扇や通気口にフィルターを貼る
- 排水口にカバーをつける
- 排水管やエアコンのホースを通す穴の隙間をパテで埋める
- 玄関ドアや窓の隙間を隙間テープで塞ぐ
- エアコンのドレンホースに害虫キャップをつける
意外と盲点になるのはシンク下の排水管やエアコンのホースを通す穴の隙間です。
特に排水管スペースは普段開けることも少なく、ほとんど意識しない箇所なため、隙間があっても知らずに過ごしている方が多いでしょう。
パテは100円ショップなどでも買えるので、この機会に対策してみてください。
・ゴキブリが好まない環境を作る
さらに、ゴキブリが好まない環境を作るために、エサをなくしたり水分を残さないことを心がけましょう。
特にゴキブリのエサになるものをなくすことは、いちばん簡単にできるのでぜひ意識してみてください。
ゴキブリの好物は、パン、油、たまねぎやじゃがいもなどの野菜、ビール、肉、チーズ、バナナなどです。
参考:衛生害虫ゴキブリの研究(辻 英明)
参考:株式会社FCC「ゴキブリの好きな食べ物、苦手な食べ物」(最終閲覧日:2023年4月3日)
このように、においの強いものを好む傾向があるので、使いかけのものは外に放置せず冷蔵庫や密閉容器に入れるなどの対策をしましょう。
水分については、料理をしたあとのシンクや使い終わった浴室の水分をしっかり拭き取ることで対策しましょう。
もっと詳しいゴキブリ対策は、こちらの記事で解説しているのでぜひ読んでみてください。
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ゴキブリの徹底駆除は害虫駆除110番にお任せください
ここまでゴキブリの巣の見つけ方や駆除方法を解説しました。
ただ冒頭で触れたとおり、ゴキブリの巣というのは形がないうえに見えないところにあるため、自力で探すのはとても大変です。
とはいえ、放置しておくわけにもいきませんよね。
そこで当サイト「害虫駆除110番」が力になります!
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駆除の平均費用は約4万円
弊社運営サイト全体におけるゴキブリの施工実績から算出した平均駆除費用は38,629円(税込)です。
価格帯別に見ると、2〜3万円の割合がいちばん高くなっています。
ゴキブリ駆除費用にはおもに次のような項目が含まれます。
- 駆除にかかる作業費(人件費)
- 薬剤費
- 再発対策の工事費
- 諸経費
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こちらの記事では、費用相場や業者の選び方をより詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。
まとめ
ゴキブリの巣はゴキブリが集まって隠れている場所のことで、明確な形はありません。
しかし、粘着シートと殺虫スプレーを使って調査すれば、ある程度の場所の目星をつけることができます。
また、ゴキブリは巣の近くでフンをする習性があるため、フンがあればその近くに巣があるおそれが高いです。
さらに、フンは特有のにおいがするので、戸棚や引き出しなどを開けたときに普段かいだことのない異臭がしたら、巣の存在を疑ったほうがよいでしょう。
今回ご紹介した探し方や駆除方法を参考にして、1日でも早く巣の徹底駆除をおこない、ゴキブリを見ない環境をつくりましょう。
もし1人で駆除しきれないと感じたら無理せず、24時間365日対応の害虫駆除110番にご相談ください。
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