クローゼットのダニ対策で服を守る!服に付着したダニを一掃する方法

クローゼットにはダニが住みついている!?服に付着したダニを一掃する方法

クローゼットや押し入れに入れていた服を着用した際に、体がかゆくなった経験はありませんか?
じつは、クローゼット内に長い期間衣類などを放置することでダニが繁殖することがあります。

ダニは小さいため、一見しただけでは繁殖しているのかを判断するのは困難です。
ですが、クローゼット内に繁殖したダニを放置すると体に悪影響を及ぼすおそれがあるため駆除をすることが不可欠となります。

本記事では、クローゼット内にダニが繁殖する原因と対処法について解説していきます。
読んでいただければ、服についたダニを駆除し、クローゼット内のダニを減らすこともできるでしょう。

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目次

クローゼットにダニがいる原因は服の湿気と汚れ

ダニはおもに湿気と汚れを好みます。

服やふとんなどは空気中の水分を吸収しやすいため、クローゼット内の湿度が高くなりダニが繁殖してしまうのです。
ちなみに、ダニが好む湿度は60~80%以上といわれています。

服を収納する前に洗濯をして、きれいにしている人が大半かと思います。
しかし、洗濯をしても服の繊維などに皮脂やフケ、ホコリなどが残っていることでダニのエサになり、繁殖しやすい環境を作っている場合もあるのです。

ダニは家のあらゆる場所にいます。
クローゼットには上記のようにダニが好む環境が整っているため、何も対策しないと大量発生を許してしますおそれがあります。

上記に加え、温度が20~30℃だとさらに繁殖しやすくなります。
そのため、特に高温多湿になる梅雨の時期はクローゼットに限らず要注意です。

クローゼットのダニ駆除の手順

クローゼット内に繁殖してしまったダニを駆除するためには、どのような対策をしたらよいのでしょうか。
ダニが好む環境を取り除くことで被害を防ぎましょう!

【手順1】収納物を熱風乾燥機にかける

ダニは高温多湿の環境を好みますが、50℃を超える高温や乾燥には弱いです。
そのため、コインランドリーやドラム式洗濯機の熱風乾燥機能ならダニを死滅させられます。

【手順2】収納物を洗って干す

クローゼットを開けたときにダニのフンや死骸を目撃した際は、収納物(服)の洗濯をしましょう。
洗濯をすることで服に付着していたフンや死骸を取り除けます。

ダニは湿気を好むため、洗濯をしたあとは天日干しで水分を残さないことが重要です。

洗濯するだけでは服についている生きたダニを駆除できません。
ダニのフンや死骸などのアレルゲンを除去するためにおこないます。

【手順3】クローゼット内を掃除してダニを駆除する

クローゼットから服を出し入れすることで、空気中のホコリや衣類などの毛、汚れが溜まりやくなります。
そのため、クローゼット内に溜まった汚れを掃除機で吸い取り、水拭きと乾拭きをしてダニを駆除しましょう。

掃除機の使用が困難な場合は、粘着クリーナーを活用するのもおすすめです。
クローゼットの中をきれいにして、ダニを寄せ付けない環境にすることが大切です。

クローゼットの湿気対策でダニ予防

ダニをクローゼット内で繁殖させないためには、湿気を溜めないことが最善です。
クローゼットに収納する衣類の他に、クローゼット本体でもダニ対策をとりましょう。

湿ったものを収納しない

起床後、布団が寝汗で湿っていた場合は、干して湿気を十分に取り除いてから収納ましょう。
クローゼットに水分を含んだものを収納してしまうのは禁物です!

特に、木製のタンスやクローゼットを使用していた場合は、カビを繁殖させてしまうおそれもあるため要注意です。

定期的に換気する

定期的に扉を開けることで風通しがよくなり、クローゼット内の空気を入れ替えられます。
常にクローゼットを閉めていると、空気が入れ替わらず湿気が溜まりやすい状況になります。

こまめにクローゼット内を換気することが難しい場合は、湿気を吸い取ってくれる除湿剤を使うのがおすすめです。

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※同じ使用場所でも季節や湿気の状態によって異なります。
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収納物を詰めすぎない

季節が移り変わるたびに、新しい衣服を購入する人も多いのではないでしょうか。
新たに購入した衣類などをクローゼットに収納して衣類が増えることで、隙間がなくなりクローゼット内の空気が循環しづらくなってしまいます。

クローゼット内に湿気を溜め込まないためには、衣類と衣類のあいだに約5cm程度隙間を作ります。
季節の変わり目にはクローゼット内を整理して、隙間を保つことが大切です。

すのこを敷く

クローゼットの底にすのこを敷き、風通しをよくして湿気をこもらせないようにしましょう。

クローゼットを開けることで空気を入れ替えられます。
しかし布団などを収納するクローゼットの底の部分は湿気が溜まりやすいです。
そこですのこが役に立ちます。

すのこは一般的に下に敷くことが多いですが、縦にして設置することもできるので押し入れでも活用できます。
収納スペースが広い場合や、湿気の溜まりやすい押し入れなどに設置して風のとおり道を作りましょう。

クローゼット以外のダニ対策も必須!

ダニはクローゼットの他に、湿気の溜まりやすい布団やカーペット、畳などでも繁殖しやすいです。
ダニの駆除方法や予防策について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

布団・カーペットには高温乾燥機

繊維の細かい布団などでダニ退治をするには、コインランドリーにある高温乾燥機が効果的です。
高温乾燥機でダニを死滅させたあとは、死骸がアレルゲンになるため掃除機で吸い取りましょう。

近年ではダニが繁殖するのを防ぐ布団やカーペットが販売されています。
防ダニ加工の製品を使用すれば簡単にダニ予防できます。
さらにナイロンやアクリル素材は濡れても乾きやすい特徴があるため、ダニの繁殖を減らせます。

「布団のダニ対策には天日干しが効果的」と聞いたことはありませんか?
じつは布団やカーペットを天日干ししてもダニは死滅しません。
温度を上げたり乾燥させたりすることはできるものの、ダニを殺すほどには達しないのです。

布団のダニ対策の詳細はこちらの記事をご覧ください。

ソファにはドライヤー

ソファの場合、スチームアイロンやドライヤーで湿気を取り除き、掃除機でダニを吸い込みましょう。

ソファは布団などに比べて厚みがあるため、湿気が溜まりやすくダニにとっては絶好の居場所です。
さらに厚みがあるため乾燥機にかけられません。

ソファによっては、ダニの繁殖を抑えることができる革やアクリル素材の種類もあるので、それらを使用することでダニ対策が可能です。

しかし、ダニが繁殖しにくい素材であっても完全に予防ができるわけではないためこまめな掃除が必要不可欠です。

ソファのダニ対策の詳細はこちらの記事をご覧ください。

畳には掃除機

畳にダニが発生したら、掃除機で吸い取る・専用の駆除剤を使用する・畳を天日干しするなどの対応をしましょう。

ダニを繁殖させない対策として乾燥剤や防虫シートが市販されているため、畳の下に入れるとよいでしょう。
昔ながらの稲わらを使用した畳を使用している場合でも、畳自体に過熱処理が施されているものが多いためダニの繁殖を防ぐことができます。

近年普及している畳は昔と違い「建材畳床」がほとんどです。
建材畳床とは、稲わらなどの植物ではなく木材やポリスチレンフォームなどの材料で作られた畳でダニが発生しにくいです。
ですが、建材畳床にダニが発生しないということではありません。

畳のダニ対策の詳細はこちらの記事をご覧ください。

ダニ被害に悩んだら害虫駆除業者に依頼する

ダニの駆除は自分でも対処することが可能です。
しかし自分でおこなっても、しっかり駆除できていなければ再びダニが繁殖してしまうおそれがあります。

ダニ駆除を業者に依頼することで、カーペットや布団といった大きなものをコインランドリーに持っていく手間を省けます。

さらに専門的な知識と技術で対応をしてくれるため、ダニ駆除に加えて予防もおこなってくれるでしょう。
特にダニアレルギーを持った家族がいるご家庭では、ダニ対策を徹底する必要があるため業者に依頼することをおすすめします。

害虫駆除110番にご相談いただければ、お近くの害虫駆除業者に取り次ぎますので、速やかなトラブルの解決にお役立てください。

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ダニはアレルギー発症の原因になる

ダニによる被害の多くは吸血されることで起きる、強いかゆみだとご存知の人もいるでしょう。
しかし、クローゼット内にダニが繁殖すると、刺される被害の他にダニのフンや死骸によりアレルギーを引き起こすこともあるのです。

ダニのフンや死骸を吸い込んでしまうと、刺された場合よりもアレルギーが発症しやすいです。
免疫力の低い高齢者や子どもが発症しやすいため、こまめに掃除しなければいけません。

ダニによるアレルギー症状は以下の4つがあげられます。

アレルギー性皮膚炎

別名「アトピー性皮膚炎」ともいい、乳児期に発症する確率の高い症状です。
湿疹によるかゆみがおもな症状となります。
かゆみが激しく、左右で同じ場所に湿疹ができることが多いのが特徴です。

アレルギー性結膜炎

目のかゆみや異物が入っているような違和感、目やにが出るなどの症状があります。
視力の低下や、日常生活で支障をきたすレベルの強い症状が出てしまうこともあるようです。

アレルギー性喘息

「気管支喘息」ともいい、風邪をひいているわけでもないのに咳が止まらないといった症状が出ます。
激しい運動をしたときや、工場などから出た汚れた空気を吸うことでも呼吸困難を起こす場合があります。

まとめ

季節の変わり目になると、クローゼットや押し入れから服を取り出し、そのまま着用する人も多いかと思います。
ですが、クローゼットに長く収納した服にはダニが繁殖しているおそれがあります。

ダニは高温多湿の環境で汚れをエサにするため、定期的にクローゼットを開けて空気を入れ替える必要があります。
ダニが繁殖してしまった場合でも、自分でできる対処法がありますので試してみてください。

自分で対処をしても効果がない場合は、ダニを再度繁殖させないためにも業者に依頼をするとよいでしょう。

害虫駆除110番では、ダニ駆除に対応可能な日本全国の害虫駆除業者をご紹介しています。
ダニの被害にお困りの際にはお気軽にご相談ください。

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