「排水溝などの水回りでゴキブリを見かけた」という経験はありませんか?
ゴキブリは排水溝のような、思わぬところからも室内に侵入できます。
排水溝付近のゴキブリ対策をしようと思っても、原因がわからないと対策も難しいですよね。
ゴキブリは泳ぐことができたりわずかな隙間でも侵入できたりと、私たちが思う以上に室内へ侵入する能力が高いのです。
この記事ではゴキブリが排水溝から侵入できてしまう原因や、侵入させないための効果的な対策について詳しく解説しています。
この記事を読んでいただければ、排水溝付近の効果的なゴキブリ対策をおこない、室内でゴキブリを見かけることなく快適に過ごせるようになります!
排水溝からゴキブリが侵入してくる4つの原因
排水溝のゴキブリ対策をするためには、まずゴキブリが侵入してきてしまう原因を押さえましょう。
ゴキブリが排水溝から侵入してくるおもな原因を4つご紹介します。
- 排水トラップの封水が切れているため
- ゴキブリは水の中を泳げるため
- 排水管と床の間に隙間があるため
- ゴキブリが好きな環境のため
ゴキブリが侵入してくる場所は排水溝だけではありません。
排水溝以外のゴキブリの侵入経路については、詳しく解説した記事をご覧ください。
排水トラップの封水が切れているため
排水トラップとは、水道管の中にある水がたまる部分のことです。
この排水トラップにたまっている水のことを封水といいます。
何らかの理由で封水が切れてしまうと排水管内は空洞になるため、そこからゴキブリが侵入できてしまいます。
封水が切れてしまうおもな原因は以下のとおりです。
- 蒸発
-
気温が高い時期や長期間家を空けてしばらく水を流していないときなどに、自然に封水が蒸発して切れてしまう現象です。
状況にもよりますが、封水トラップは乾燥によって1日1mm程度水位が下がってしまいます。
定期的に水を流したり、長期間家を空ける予定がある場合は封水蒸発防止剤を使用したりすると封水の蒸発を防げます。 - 誘引現象
-
他の排水溝から水が引っ張られてしまい、封水切れが起こる現象のことです。
マンションで上の階が一度に大量に水を流すことで下の階の排水トラップの水をストローのように引っ張ってしまい、封水がなくなってしまいます。
集合住宅だけでなく、戸建てでも洗濯機やお風呂で大量の水を流してトイレの封水が切れてしまうケースもあります。 - 排水トラップの故障
-
排水トラップ自体が故障しており、封水がためられなくなったり漏れたりしているケースも考えられます。
また、封水を元の位置まで戻す役割のある補助水管が何らかの原因で外れてしまうと封水がたまらなくなってしまいます。
排水トラップや補助水管が故障している場合は自分での対処が難しいため、水回りの専門業者に修理を依頼しましょう。 - 排水トラップの汚れ
-
排水トラップ内に髪の毛やゴミ、汚れなどが蓄積して排水の流れが悪くなると、封水が切れてしまうことがあります。
定期的に排水溝の掃除をおこなったり、排水溝にゴミ受けを設置したりしてゴミが流れていくのを防ぎましょう。
ゴキブリは水の中を泳げるため
先ほど排水トラップの封水が切れているとゴキブリが侵入しやすいとお伝えしました。
しかし、ゴキブリは排水トラップに封水がたまっていても侵入できてしまいます。
室内で見かけることの多いクロゴキブリとチャバネゴキブリは水の中を泳げるためです。
チャバネゴキブリとクロゴキブリを用いた実験で、クロゴキブリ、チャバネゴキブリの成虫、チャバネゴキブリの幼虫は0.5~5cmの封水深をくぐって反対側に泳いで侵入できることがわかっています。
参考:「封水トラ ッ プの害虫侵入防止能力に関する検証」 三浦大樹、田近五郎
封水深は日本工業規格と建築基準法によって5cmと定められていますが、この深さではゴキブリの侵入を防げません。
排水管と床の間に隙間があるため
ゴキブリは幼虫は3mm、成虫でも5mmの隙間があれば室内に侵入できます。
排水管と床の間に少しでも隙間があると、そこから侵入してしまいます。
ゴキブリが好きな環境のため
ゴキブリは「暗い・狭い・暖かい・湿気やエサが近くにある場所」を好みます。
特にキッチンの排水溝は、排水管内部に食べかすや油などが付着しています。
エサも湿気もあり狭くて暗い排水溝は、格好のゴキブリが好む環境になっているため、ゴキブリが集まってきやすくなっているのです。
ゴキブリの侵入を防ぐ効果的な方法
排水溝付近からゴキブリの侵入を防ぐためには、まずは物理的な防除が重要です。
ここではゴキブリの侵入を防ぐ効果的な方法をお伝えします。
排水溝のゴキブリ侵入対策を考えている方はぜひ参考にしてください。
排水溝カバーを使用する
先ほどもお伝えしましたが、ゴキブリは排水トラップの封水がたまっていてもたまっていなくても室内に侵入できます。
加えて、日本工業規格と建築基準法によって定められた封水深5cmではゴキブリの侵入を防ぐことはできません。
ゴキブリの侵入を防ぐには、排水溝カバーの設置をおすすめします。
排水溝カバーを設置していれば、ゴキブリが封水を突破できたとしても、室内に侵入することはできません。
おすすめの排水溝カバー
おすすめの排水溝カバーをご紹介します。
設置を考えている方はぜひ参考にしてください。
商品名 | 排水溝 ごみ受け |
価格 | 500円(税込) |
本体サイズ | 【Sサイズ】 内径:35mm 外形:52mm 【Mサイズ】 内径:55mm 外形:75mm 【Lサイズ】 内径:78mm 外形:102mm |
穴の大きさ | 1.5mm |
※2023年3月22日時点
おすすめ商品の選定基準は以下の通りです。
排水溝カバーの選定基準
排水管の隙間をふさぐ
排水管と床の間の隙間はパテなどを使ってふさぎましょう。
使用するパテは固まらないタイプのものがおすすめです。
今後排水管の修理をすることになった場合などに、固まらないタイプのものであれば取り外しが可能です。
- 排水管周りの汚れや水分をふき取る
- パテを棒状に形成する
- 隙間を埋める
おすすめの隙間パテ
おすすめの隙間パテをご紹介します。
簡単に排水管の隙間を埋めたいと考えている方は参考にしてください。
商品名 | 配管穴埋めエアコンパテ |
価格 | 1,472円(税込) |
※2023年3月22日現在
どんな素材にもよくくっつく、固まらないタイプの穴埋めパテです。
耐久性、耐水性に優れているので水回りの穴埋めも安心です。
おすすめ商品の選定基準は以下の通りです。
隙間パテの選定基準
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
↓Backup (PC 記事内CTA旧バージョン)非表示
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
排水溝に流すだけでは不十分!ゴキブリ駆除方法
先ほどもお伝えしましたが、室内で見かけることの多いクロゴキブリとチャバネゴキブリは水の中を泳げます。
排水溝にゴキブリを流しても、再び泳いで戻ってきてしまうおそれがあるため、流すだけでは駆除はできません。
ここでは、排水溝付近に出没するゴキブリの駆除方法をお伝えします。
「自分でもできるゴキブリの駆除について詳しく知りたい」という方は、解説した記事をご覧ください。
洗剤をかける
ゴキブリは洗剤をかけることでも駆除ができます。
ゴキブリの体には呼吸をするための気門と呼ばれる空気孔があります。
洗剤をかけられるとこの気門に洗剤液が入り、呼吸ができなくなって窒息死してしまうのです。
キッチンの排水溝であればすぐ洗剤が用意できるので、「突然排水溝からゴキブリが出てきた」という場合でもすぐに対処できます。
お湯を流すのはおすすめしない
ゴキブリはお湯をかけることでも退治できますが、排水溝付近のゴキブリ駆除にお湯をかけるのはおすすめしません。
一般家庭の排水管に多く用いられている塩化ビニル管は熱耐性が低いため、熱湯を流してしまうと変形や破損してしまうおそれがあるためです。
塩化ビニル管の耐熱温度は約60〜70℃と言われています。
ゴキブリを駆除するためには60℃程度のお湯をかけなくてはいけないため、ゴキブリ駆除を目的として排水溝にお湯を流すのはおすすめできません。
対処が難しい場合は業者に依頼する
「自分で対策してもなかなかゴキブリが減らない」という方は1度業者へご相談してみることをおすすめします。
業者であれば、ゴキブリの姿を見る必要なく確実に駆除ができます。
ゴキブリ駆除の業者については、ぜひ弊社が運営する「害虫駆除110番」までご相談ください。
害虫駆除110番には経験豊富なゴキブリ駆除のプロが数多く加盟しております。
お客様のご要望をしっかりお聞きし、すぐにピッタリのゴキブリ駆除のプロを手配いたします。
ご相談やお見積りは無料(※)ですので、初めての方でも安心してご利用していただけます。
まずは無料の相談窓口までお問い合わせください。
(※)対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。
#ゴキブリ #ゴキブリ対策 #ゴキブリ駆除