「洗濯物に付いていた丸いのはカメムシの卵?」
「カメムシの卵はどうやって駆除すればいい?」
洗濯物に寄ってきたり、洗濯物に付いたりするカメムシやカメムシの卵の被害は、未然に防ぐことが可能です。
カメムシが洗濯物に寄ってきたり、卵を産み付けたりするのは明確な理由があるからです。
この記事では、カメムシや卵が洗濯物についてしまう理由や臭いの消し方、カメムシの被害を受けないために効果的な対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
洗濯物にカメムシの卵を産み付けられるのを防ぐ対策4選
カメムシを洗濯物に付けないためには、室内に干すのが一番よいです。
しかし、どうしても外に干さなければならない場合もありますよね。
そんなときは、カメムシを寄せ付けない対策をいくつか試してみましょう。
ここでは4つの方法をご紹介します。
- 庭の除草をする
- 白っぽい洗濯物は屋外に干さない
- アルミホイルで追い払う
- カメムシが嫌う匂いを発するものを置く
庭の除草をする
雑草がお庭に生えていれば除草しましょう。
カメムシにとって草や木はエサです。
さらに、葉の裏は卵を産み付ける場所でもあります。
エサと卵を産み付ける場所を減らすことでカメムシの数も減らせます。
刈った草をそのままにするとカメムシが寄ってくるため、すぐに可燃ゴミに出しましょう。
草刈りのコツはこちらの記事で詳しく解説しているため、草刈りを楽にしたい方はぜひご覧ください。
白っぽい洗濯物は屋外に干さない
白い色・明るい色の洗濯物はカメムシが好んで寄り付きやすいと言われています。
そのため、白い色や明るい色の洗濯物は室内に干し、屋外に干すのは色の濃い洗濯物だけにしましょう。
アルミホイルで追い払う
アルミホイルで日光を反射させると、カメムシを洗濯物から追い払う効果が期待できます。
ハンガーにアルミホイルをつけて洗濯物の近くに置いておくと、カメムシが寄ってくるのを防ぐ効果も期待できます。
カメムシが嫌う匂いを発するものを置く
カメムシの嫌いなアロマを置きましょう。
嫌いな匂いが近くにあれば寄ってくる確率が下がります。
嫌いな香りのアロマをアロマランプやアロマを浸み込ませたものを、洗濯物の近くに置いておきましょう。
- スペアミント精油
- レモングラス精油
- ゼラニウム精油
- ユーカリ油
- チョウジ油
参考:秋田県立横手高等学校|クサギカメムシの忌避反応実験(最終閲覧日:2024年7月17日)
また、カメムシ用の忌避剤を吊るしておくと同様の効果が期待できます。
参考価格 | Amazon:815円 楽天市場:950円 Y!ショッピング:890円 |
持続期間 | 約2ヵ月 |
内容量 | 20g×5袋 |
忌避成分 | 天然植物精油、ヨモギエキス、唐辛子エキス、シリカ |
※参考価格は2024年7月18日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
もっと詳しいカメムシの駆除・侵入対策の方法はこちらの記事をご覧ください。
カメムシが洗濯物に産卵する理由
カメムシが産卵する際、洗濯物はカメムシが好む条件がそろっています。
カメムシを洗濯物につけないために、「なぜカメムシは好んで洗濯物に産卵するのか?」を知りましょう。
- カメムシは暖かい場所を好むため
-
カメムシは日当たりがよく直射日光の当たる場所が大好きです。
気温が低いと日に当たった洗濯物は外気より暖かくなり、カメムシの好む場所となります。
カメムシを秋によく見かけるのも、越冬のために寒さを逃れて大移動したカメムシが洗濯物にくっついてしまうためです。 - カメムシは明るい色を好むため
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カメムシの好きな色は「白色」「薄い色」です。
白色や薄い色は日光が反射しやすくて光ります。
カメムシは光に向かって進む習性(正の走光性)があるため、白や薄い色に反応を示しやすいのです。 - 洗濯物は産卵に安全な場所であるため
-
洗濯物はカメムシにとって産卵するのに都合のよいところです。
なぜなら、洗濯物は家の近くに干すことが多く、雨や風から身を守ることもできるためです。洗濯物に付いたまま家の中に侵入し、そこで孵化することもあるため注意が必要です。
洗濯物についたカメムシの臭いを取り除く3つの方法
カメムシの臭いは一度つくと長時間残ってしまいます。
ここでは、カメムシの臭いを消すために自宅でできる簡単な3つの方法をご紹介します。
カメムシの臭いでお困りのときは一度実践してみてください。
熱を加えて洗う
まずはドライヤーなどで温めたり、日光に当てたりしてみましょう。
カメムシの臭いの原因の物質に「トランス-2-ヘキセナール」があります。
このトランス-2-ヘキセナールは揮発性があるため熱に弱いのです。
熱を加えてから洗うと、よりカメムシの臭いを消すのに効果的でしょう。
固形石鹸を使用する
固形石鹸を使うのも有効です。
トランス-2-ヘキセナールは親油性もあり油にとけやすいためです。
参考:鵬図商事株式会社|ペストコントロールの基礎知識と知って得する技術ノウハウ・情報 第21回(最終閲覧日:2024年7月16日)
固形石鹸には油に馴染みやすい界面活性剤も入っていることが多く、また部分的に塗りやすいというメリットもあります。
作業の際は、固形石鹸以外にタオルと歯ブラシも用意しましょう。
やり方は以下のとおりです。
- カメムシの臭いのある箇所を水で濡らす
- 固形石鹸ですこしこする
- 歯ブラシでこする
- タオルを水かぬるま湯につけて、歯ブラシでこすった部分をタオルで叩く
- 濡らした箇所を乾かす
柑橘系の洗剤を使用する
柑橘系の洗剤もカメムシの臭いに効果的です。
柑橘系の洗剤には、「リモネン」という成分が入っていて、リモネンには油汚れを落とす効果があるからです。
この台所用洗剤や衣類用洗剤を使うときはつけ置き洗いをしたり、洗濯機で洗ったりして使いましょう。
カメムシの卵に関するよくある質問
最後に、カメムシの卵に関してよくある質問と回答をまとめました。
カメムシの卵に関する疑問が残っている方はぜひご覧ください。
- カメムシの産卵時期はいつ?
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カメムシの産卵時期は5月下旬~8月頃です。
そのため、この時期を中心にカメムシの卵対策をおこないましょう。 - カメムシの卵はどんな見た目をしている?
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カメムシの種類によって異なりますが、以下のような卵を産みます。
■ クサギカメムシの卵
■ チャバネアオカメムシの卵
写真のようにカメムシは1ヵ所にまとめて産卵し、「卵塊(らんかい)」と呼ばれます。
カメムシの卵は1~2週間ほどで孵化するため、このような卵を見つけたら孵化する前に駆除しましょう。カメムシの卵の駆除方法- ガムテープでくっつける
- 定規などでこそぎ落とす
まとめ
- カメムシの卵対策は洗濯物の干し方の工夫や除草が有効
- 洗濯物はカメムシを引き寄せる条件がそろっている
- カメムシの臭い対策には熱、石鹸、洗剤が有効
洗濯物にカメムシが付いたり、洗濯物に寄ってくる頻度が高くて困ったときは、害虫駆除業者に相談してみましょう。
害虫駆除の業者に依頼すれば、自分でおこなうよりもスピーディーに害虫を駆除してもらえます。
また、駆除後どのようにすれば害虫が寄り付きにくくなるかアドバイスしてもらえて安心です。
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#カメムシ対策