「室内でコバエが飛び回っているのは観葉植物のせい?」
「観葉植物に発生したコバエはどうやって駆除すればいい?」
家の中を飛び回るコバエがどこから発生しているのか、気になる方が多いのではないでしょうか。
室内で観葉植物を育てているなら、もしかしたらそれが原因かもしれません。
観葉植物は育て方や環境によってはコバエの発生源となる場合があります。
コバエは有機肥料や有機用土を好み、湿った土や受け皿の水などに卵を産み付けます。
そして、卵がかえることで大量にコバエがわくことになるのです。
そこでこの記事では、観葉植物にコバエがわいたときの駆除方法や対処方法についてお伝えしていきます。
他にも観葉植物に発生しやすい害虫についてもご紹介していきますので、参考にしてみてください。
観葉植物のコバエを駆除する方法
観葉植物にわいたコバエは、飛び回ることで不快にさせるうえに放置すると大量に発生するおそれがあるため駆除しましょう。
最初に、観葉植物にわいたコバエを駆除する方法についてお伝えしていきます。
殺虫スプレーを使用する
コバエを駆除するには殺虫スプレーを使用するのがおすすめです。
コバエに直接薬剤を噴射することで駆除できますし、空間に噴射することで広範囲のコバエを駆除できるスプレーもあります。
殺虫剤によっては、コバエの種類ごとに販売されているものもあります。
観葉植物に発生するチョウバエやキノコバエに対応したものを使いましょう。
殺虫スプレーの多くは植物に直接噴射することを禁じています。
使用する際は使用方法をよく確認してください。
参考価格 | Amazon:765円 楽天市場:1,027円 Y!ショッピング:933円 |
対象害虫 | ショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ、チョウバエ |
公式サイト | アース製薬|アースコバエ 1プッシュ式スプレー 60回分 |
※参考価格は2024年7月10日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
こちらの殺虫スプレーはコバエに直接噴射して駆除できますし、空間に噴射して部屋中に薬剤を広げることもできます。
さらに約2週間のコバエ発生を予防する効果※もあります。
※使用環境により異なります。
観葉植物の土を水没させる
観葉植物の土の中に産み付けられた卵や幼虫は、水没させることで取り除けます。
- 観葉植物の植木鉢よりも大きなバケツを用意する
- バケツに水を入れ、観葉植物の植木鉢を沈める
- 土の表面付近に産み付けられた卵や幼虫が水の中に浮き上がる
- 卵や幼虫は網などですくって取り除く
- 孵化しないように殺虫剤を噴射してから処分する
粘着剤を使用する
観葉植物用の粘着剤も販売されています。
粘着シートを土の中に差し込んで使用することで、土から発生するキノコバエを捕獲して駆除することができるのです。
参考価格 | Amazon:699円 楽天市場:724円 Y!ショッピング:703円 |
対象害虫 | キノコバエ類 |
公式サイト | アース製薬|BotaNice 土からわいたコバエ退治 粘着剤タイプ 4個入 |
※参考価格は2024年7月10日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
化学成分不使用で、粘着剤だけでコバエを駆除するグッズです。
葉っぱの形をした容器の内側は粘着剤になっており、緑色に引かれるキノコバエの習性を利用して引き寄せます。
上記の方法を試しても「コバエを駆除しても改善されない」「なかなか数が減らない」といった場合は、業者に相談・依頼してみてはいかがでしょうか。
害虫駆除110番では、害虫の駆除に対応した業者を紹介しております。
お電話にてご相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
観葉植物のコバエ発生を防ぐ対策
コバエをはじめとした害虫を再び発生させないようには、予防する必要があります。
そこで3つの予防方法についてご紹介します。
忌避剤を使う
観葉植物の周りに忌避剤を使用することで、害虫を寄せ付けにくくすることができます。
忌避剤の種類には、スプレー式、防虫シート、吊り下げたり置いたりして使用するタイプがあります。
観葉植物の周辺に噴射したり、近くに設置してみるとよいでしょう。
木酢液を使う
忌避剤の薬剤成分が気になる方は木酢液がおすすめです。
木酢液は、木炭を作る過程で発生する煙を液体にしたものです。
焦げたような強い匂いが特徴で、コバエはこの匂いを嫌う傾向があります。
木酢液は、コバエ以外にもゴキブリやムカデといった多くの害虫の忌避効果ももっています。
スプレー型のタイプが多いため、コバエや害虫が発生しやすい場所に噴射して使用しましょう。
有機物を使わずに観葉植物を育てる
有機肥料や有機用土を使用している場合は、赤玉土をはじめとした無機質用土に取り換えるとコバエが発生しづらくなります。
土を使わない植物の栽培方法を「ハイドロカルチャー」と呼びます。
ハイドロカルチャーには「水の管理をしやすい」「清潔」というメリットがあります。
一方で「大きく育たない」「根腐れしやすい」というデメリットもあります。
参考:Plantia|ハイドロカルチャーって何?メリットや植えつけ方法、お手入れの注意点(最終閲覧日:2024年7月10日)
しかし土だけ変えても、有機肥料を混ぜるとコバエが再び寄ってくるおそれがあります。
そのため、土地を取り換える際には肥料も窒素やカリウム、リン酸などの化成肥料に取り換えるのがポイントです。
詳しいコバエ対策の方法はこちらの記事をご覧ください。
駆除方法についてもまとめてあります。
このように、観葉植物にわくコバエはきちんと対策することで発生を抑えられます。
しかし、「もうすでに大量にコバエが発生していて手に負えない……」ということもあるでしょう。
その場合は、コバエの駆除を業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
害虫駆除110番では、コバエをはじめとしたあらゆる害虫の駆除に対応した業者を紹介しています。
「コバエが大量で全然減らない……」「予防してもすぐにコバエがわく」などご相談内容をお聞きしたうえで、弊社と提携している加盟店業者を派遣いたします。
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観葉植物に発生するコバエはおもに2種類
コバエとは総称のため、そういった種類のハエがいるわけではありません。
観葉植物に発生するコバエは、おもに「キノコバエ」と「チョウバエ」の2種類です。それぞれの特徴について見ていきましょう。
キノコバエ
キノコバエは体長が約1~2mmで、卵から成虫になるまではおよそ20日かかります。
成虫の期間は4~10日(メスのほうが短い)で、短い生涯に50個以上の卵を産みます。
キノコバエはおもに腐葉土や有機肥料の含まれた土をエサとします。
そのため、観葉植物の湿った土に卵を産み付けるのはキノコバエです。
キノコバエは成虫になってから約4~8日前後で寿命を迎えるため、気づいたら周辺に死骸が落ちていたということもあるそうです。
チョウバエ
チョウバエは、体長は約2mm前後のコバエです。
トイレや浴室などの水回りで発生することが多いです。
観葉植物の場合は、植木鉢に注いだ水が受け皿に残っていると卵を産み付けることがあります。
そのため、受け皿の水はこまめに流しておきましょう。
チョウバエはそれ以外にも、排水溝などの汚れた場所にでも発生します。
できるだけ清潔に保つことが重要です。
観葉植物にはコバエ以外の害虫がわくことも
観葉植物には、コバエ以外の害虫が発生することがあります。
コバエのような不快害虫ではなく、観葉植物の健康を害することがあるため、見つけたらしっかりと駆除していきましょう。
ここでは、観葉植物に発生することの多い害虫についてお伝えしていきます。
カイガラムシ
カイガラムシは、木の幹にとりつく害虫です。
見た目は丸みを帯びているものが多く、大きいもので約1cm近くあります。
白みがかかったものから、茶色のものまでさまざまな種類がいるのです。
カイガラムシは、樹液を吸って排泄物を残すことで植物を弱らせたり病気にしたりします。
カイガラムシの身体は厚い殻に覆われているため、殺虫剤が効きづらいのが特徴です。
そのため、見つけたら箸などの棒でこすって落として駆除しましょう。
アブラムシ
アブラムシは、春先から樹に寄生する害虫です。
体長は約2~4mmで見た目は緑色のものが多く、葉や枝に張り付いていて植物の樹液を吸って弱らせます。
さらに、樹液を吸ったあとに甘露と呼ばれる排泄物をするという特徴があります。
この甘露は甘い匂いを発するため、アリなどほかの害虫も呼び寄せてしまう原因となるのです。
またアブラムシの食害や甘露は、観葉植物の病気にもつながってしまいます。
アブラムシが発生したら、ガムテープで貼り付けて取り除いたり歯ブラシでこすり落とたりすることで駆除できます。
トビムシ
トビムシはキノコバエと同じように腐葉土や有機肥料を好み、土の中で発生します。
体長は約1~3mmで色は白みがかった種類のものが多いです。
土の中のバクテリアを食べるため、益虫という側面ももっているそうですが、大量発生するおそれがあります。
トビムシの駆除には殺虫剤を使用しましょう。
また、トビムシは湿気を好むため、できるだけ湿度を抑えて土は乾いた状態を保つことがおすすめです。
まとめ
- 飛んでいるコバエには殺虫スプレーがおすすめ
- 観葉植物の土に産み付けられた卵や幼虫は水没させると取り除ける
- 植木鉢に粘着剤を仕掛けるとキノコバエを引き寄せて駆除できる
- 植木鉢の有機物を減らし、受け皿の水を捨てるのがコバエ対策になる
お部屋のコバエ対策は汚れの掃除が基本ですが、観葉植物のコバエ駆除・対策はそれとは大きく異なります。
特に植木鉢を水没させて卵と幼虫を駆除する方法は驚かれるかもしれません。
しかし対策自体は難しくないので、観葉植物から発生するコバエにお悩みの際はぜひお試しください!
#コバエ対策 #コバエ退治