コバエ対策にアロマを使えば虫除けに!嫌いな匂いを利用した場所別対策

アロマで虫よけ コバエが苦手な匂いはペパーミント

コバエ対策にアロマは効果的です。
しかし、コバエを見ない環境を作るには、まずは徹底した駆除が必要になります。

なぜならアロマには駆除効果はなく、あくまで忌避作用(虫が寄り付かない)しかないからです。
コバエはその繁殖力の高さから、完全駆除しなければ大量発生してしまいます。

とはいえ、リビングや台所で殺虫成分のあるものを使うことに抵抗がある人も多いですよね。
そこで、場所ごとに適した安全な対策をとるようにしましょう。

当記事ではコバエに効果的なアロマの種類はもちろん、場所ごとの対策を解説していきます。

この記事でわかること
  • コバエはペパーミントの香りが苦手
  • コバエ対策に役立つ香り一覧
  • 香りを利用した5つのコバエ対策

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目次

コバエが苦手なアロマの香りはペパーミント

アロマは匂いによって昆虫を寄せ付けさせなくするため、コバエを追い払うことに役立ちます。

アロマのなかでもペパーミントの香りはコバエが特に嫌う香りです。
鼻を通りぬけるようなスッとした香りが特徴で、ペパーミントに含まれる「メントール」という成分には虫を寄せ付けない忌避効果があるといわれています。
また、清涼感のあるメンソールの香りはコバエだけでなく、蚊やゴキブリなどの害虫にも効果があります

アロマには心を落ち着けたり、免疫力を高める効果もあるため、リビングで利用すればリラックス効果も期待できます。

ペット、特に猫を飼っている人は注意が必要です。
なぜならネコ科の動物はエッセンシャルオイルの成分を上手く代謝できません。
そのため、体内でエッセンシャルオイルが溜まり中毒症状を起こしてしまうのです。

猫以外にも、フェレットなどの肉食動物はエッセンシャルオイルを上手く分解できないことがわかってきています。
ペットに健康被害を出さないためにも、ペットを飼っている人は注意して利用するようにしてください。

コバエ対策にアロマを使えば虫除けになる!場所ごとの対策方法まとめ

コバエの嫌いな香りまとめ

上記のペパーミント以外にもコバエが苦手とする匂いはあります。
この章ではそれらをまとめて紹介するので、人にとってのよい香りを利用して一緒にコバエ対策しちゃいましょう。

シトロネラ

レモンのような爽やかな香りに加え少し甘い香りがするのが特徴です。
この香りには虫が嫌う「シトロネラール」という成分が含まれているため、古くから虫よけとして蚊帳やろうそくに使われていました。

ゼラニウム

ゼラニウムは虫よけのハーブとして活用されています。
自宅で育てる際には、窓の近くに置くことによって、コバエなどの虫の侵入を防ぐことができます。
ラベンダーと同じく、抗菌効果・鎮静作用があるのでアロマとしても使用されます。

タンジー

タンジーは小さく黄色い花を咲かせるハーブです。
屋外で育てることにより、コバエなどの侵入を防ぎます。
黄色い花の部分を乾燥させカーペットの下やタンスの中に入れることで、防虫効果が期待できるでしょう。

ハッカ

ハッカ油として、コバエなどの虫よけに使用されます。
コバエを家に近づけなくするだけではなく、夏場キャンプなどで虫よけスプレーとして使用すると涼しさを感じられます。

ベチバー

ベチバーはレモングラスに似ていますが、草丈がレモングラスよりも高いです。ベチバーは昔から虫よけとして活用されているハーブなので、コバエ対策として実際に育ててみるのもよいでしょう。

ラベンダー

アロマの代表格といってもよいラベンダーには虫が嫌う成分である「リナロール」が含まれています。
甘く華やかな香りにはリラックス効果もあり、さまざまな場面で利用されています。

レモングラス

レモンを切ったときのような爽やかな香りが特徴です。
料理やハーブティにも使われる身近なハーブのひとつです。
レモングラスにも虫が嫌う「シトロネラール」という成分が含まれています。

ローズマリー

ハーブティーやアロマなどで知られているローズマリーですが、じつは虫よけ効果もあります。

龍脳(りゅうのう)

龍脳はクスノキに似た香りがします。
龍脳は龍脳樹から作られますが乱獲などで数が減ってしまい、天然の龍脳はほとんど流通していません。
合成龍脳はクスノキから作られる樟脳から龍脳の主成分である「d-ボルネオール」を合成しています。

香りを使った5つのコバエ対策

コバエの苦手な香りを確認したあとは、香りを利用したコバエ対策をおこないましょう。
代表的な香りの利用方法には以下のものがあります。

スプレーにする

スプレー

コバエが嫌うハーブを利用したスプレーを作ることで、コバエが寄り付かなくなります。

スプレーにするハーブは、多少費用がかかりますが天然精油(エッセンシャルオイル)を使用することをおすすめします。
安いものもありますが、それだと人工香料が混ざっていてあまり効果が期待できないからです。
天然精油はオーガニックショップなどで購入可能です。

では、精油を使用したスプレーの作り方についてご紹介していきます。

精油を使用したスプレーの作り方

必要なもの
  • 精油(ペパーミントやラベンダーなど)
  • 無水エタノール:5mL
  • 精製水(水道水でも可):30~45mL
  • スプレーボトル:30~50mL
作成手順
  1. スプレーボトルに無水エタノール5mLと精油10滴(目安)を入れて混ぜる
  2. 無水エタノールと精油がしっかり混ざったら、精製水を加えて混ぜる

無水エタノールは、薬局やホームセンター、ネット通販などで購入することができます。
簡単に作ることができるので、ぜひ一度試してみてください。

自作のキャンドルを使う

キャンドルの元となるロウに精油を混ぜてオリジナルのキャンドルを作る方法です。
ろうそくをつけている間は香りが部屋に広がります。

キャンドルの作り方
  1. 蜜蝋などのロウ(30g)を器にいれて湯煎する
  2. ロウが溶けたら精油を10滴ほど入れてよく混ぜる
  3. 瓶の中心にろうそくの芯を立てておき、溶かしたロウを流し入れる
  4. 冷えて固まれば完成

アロマポットを使う

オイルを垂らしたオイル皿の下からキャンドルなどで温め、部屋の中に香りを広げます。
さまざまなデザインのものが販売されています。

アロマポットを使うのが面倒なら、塩に精油を垂らしたものを置く方法もあります。

ドライハーブを飾る

ハーブ専門店や雑貨店などで瓶詰めになっているドライハーブ購入し、玄関や窓などコバエの侵入口になりやすい場所に吊るして飾ります。
コバエ対策に加えて、インテリアグッズとしても楽しめます。

ただし、時間とともに忌避効果(虫を寄せ付けないこと)が弱くなってしまうので、定期的に交換する必要があります。

ハーブを育てる

ベランダなどでハーブを育てることにより、部屋の中にコバエが侵入するのを防ぐ効果が期待できます。
育てるハーブは、ペパーミントやレモングラスなどがよいでしょう。

ただし、コバエなどの虫が付きにくいハーブでも、育てる環境によってはコバエが発生してしまいます。

ハーブのコバエ発生を防ぐ対策
  • 受け皿の水は定期的に捨てる
  • 有機肥料の含まれていない土や無機土を使う(化成肥料や赤玉土を使う)
  • 水やりの回数を少なくする(土の表面が白っぽくなったり、土の表面を触っても土が付かないときに水やりする)

家の場所ごとに違うコバエの対策

コバエを駆除する方法は殺虫剤の他にも、トラップやアロマを使うなどさまざまな方法があります。
家の中でもどの場所で対策をするかによって、撃退方法を変えて対処してみてください。

リビングの対策

家族が集まるリビングでは殺虫スプレーなどの薬剤を使うことに抵抗がある人もいるでしょう。
そんな場所こそオススメなのがアロマです。
アロマなら安心して使うことができますし、リラックス効果も期待できます。

キッチンの対策

食べ物を扱うキッチンも殺虫スプレーなどは利用したくない場所の一つでしょう。
しかし、料理をするため、アロマなどの香りがでるものは避けたいものです。
そんなキッチンでは置き型のコバエトラップがおすすめです。

コバエトラップは匂いでコバエを寄せ付け、捕獲して駆除します。
市販のものもありますが、プリンなどの小さいカップにめんつゆを1㎝ほど入れ、洗剤を数滴入れるだけでもトラップになります。

玄関の対策

玄関はコバエが家に侵入する侵入口になります。
部屋やキッチンまで入ってくる前にコバエトラップで捕まえましょう。
また玄関は室内よりも野外に近いため、忌避効果のある殺虫剤などを利用するのもおすすめです。

トイレの対策

トイレに発生しやすいコバエは「チョウバエ」です。
チョウバエは匂いに引き寄せられないため、めんつゆを使ったトラップでは捕まえることができません。
そのため、捕獲して駆除する場合は光で虫を寄せ付けるトラップを使いましょう。

また、狭い空間のため香りが充満しやすいので、コバエ対策としてアロマを使うのも有効です。

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コバエの駆除は幼虫や卵の駆除が効果的

コバエを根絶するには成虫への駆除だけでなく、幼虫や卵への対処が重要です。
卵が産みつけられている生ゴミやヌメリ汚れなどを清掃すれば、一気に駆除できますので、ぜひ掃除をおこなってください。

発生源の掃除で退治する

コバエが発生している場所ごとに掃除方法についてご紹介していきます。

キッチンやリビングの掃除方法

キッチンやリビングでは食べ残しをそのままにしないようにしましょう。
食べ残しはコバエのエサとなり、卵を産みつける場所になります。
ごみ箱に生ゴミが入っていれば近寄ってきますので、蓋つきのものに買い替えるなどの対策をおこないましょう。

トイレの掃除方法

トイレでのコバエの発生場所で一番多いのが貯水タンクです。
貯水タンクは常に水がありカビや細菌が発生しやすくなっています。
そのため、ヌメリ汚れが好きなチョウバエが近寄ってくるのです。

貯水タンクの掃除は、まずはトイレに水を送っている大元の止水栓を止めましょう。
この栓を止めておかないと、掃除中に水がでてきてしまうので注意が必要です。

また、トイレブラシもコバエの発生場所となります。
コバエが発生しているのを見かけたら、塩素系漂白剤を入れた水に30分ほどつけて、除菌と駆除をおこない綺麗にしましょう。
天日干しをして、しっかりと乾かしてから片付けます。

浴室の掃除方法

浴室でコバエの発生が多いのが排水口と浴室カバーの裏です。

浴室の汚れは皮脂などのタンパク質を栄養源とした細菌の繁殖が原因のため、たんぱく質によく効く塩素系漂白剤が掃除には最適です。
排水口は部品を取り外し、部品ごとに掃除しましょう。

浴室カバーが取り外しできるタイプの場合、お湯と一緒に皮脂が浴室カバーの裏に入り込み、細菌が繁殖しヘドロ汚れが発生していることがあります。
コバエを駆除するためにも浴槽下の掃除をおこないましょう。
掃除後に駆除剤を併用すると効果的です。

詳しくはコバエ駆除・対策の解説記事をご覧ください。

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不快なコバエは繁殖して大量発生してしまう前に完全に駆除しましょう。
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