ムカデ対策は赤ちゃんに害のないアイテムを使っておこなう必要があります。
それだけなく、ムカデを家に侵入させないようにすることも重要です。
ムカデは、基本的に屋外にいるものです。
しかし、室内にムカデの好む環境がある室内に侵入してきてしまい、赤ちゃん用のアイテムだけでは阻止できないことがあるからです。
この記事では、赤ちゃんのためにできるムカデ対策やムカデの侵入を阻止する方法をご紹介していきます。
また、ムカデが発生したときの駆除方法もご紹介しますので、参考にしてください。
赤ちゃんを守るムカデ対策3選
赤ちゃんをムカデから守るために使えるグッズを3つご紹介します。
赤ちゃんの健康を害することがないよう、ムカデから赤ちゃんを守りましょう!
蚊帳(かや)を設置する
全方位を包むことができるシェルター型の蚊帳を、赤ちゃんの寝ているベットや布団の上に設置する方法です。
蚊帳は本来は蚊の侵入を防ぐためのものですが、ムカデ対策にも効果的です。
蚊帳はネット通販や子供用品を取り扱うお店などで売っており、値段は2,000円から5,000円くらいです。
参考価格 | Amazon:5,616円 楽天市場:5,874円 Y!ショッピング:6,129円 |
サイズ | 90×60×45cm(使用時) |
重量 | 1.42kg |
※参考価格は2,024年7月11日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
こちらは蚊帳がセットになっている赤ちゃん用ベッドです。
ムカデや蚊の侵入対策はもちろん、お部屋の照明やエアコン・扇風機の風などを和らげることもできます。
持ち運びもしやすいため、旅行先などで赤ちゃんを守ることもできます。
ハッカ油スプレーを周辺に吹きかける
ムカデはハッカ油から出る匂いが嫌いです。
ハッカ油には、「L-メントール」という清涼感を出す成分が含まれていて、ここからでるツンとした匂いが嫌いなのです。
ハッカ油はドラックストアやホームセンターなどで購入ができます。
ただし、ハッカ油の原液を肌や衣類につけると肌荒れやシミなどの原因になることがあるため注意しましょう。
ハッカ油スプレーの作り方
水と無水エタノールで薄めたものをハッカ油スプレーとして使います。
無水エタノールも、ドラックストアやホームセンターで購入できます。
スプレーボトルも用意しておきましょう。
- スプレーボトルに無水エタノールを10mL入れる
- そこへハッカ油を20滴入れる
- 水を90mL入れてでき上がり
スプレーを作ったら、赤ちゃんの寝具や周辺に吹きかけておきましょう。
しっかり薄めたものであれば赤ちゃんの肌に直接つけても害はありませんが、赤ちゃんによってはハッカのスースーとする刺激を嫌がるかもしれません。
その場合は、水を多めに入れて薄めて使うとよいでしょう。
ムカデを別の場所に誘導する
ムカデを別の場所に引き寄せる対策をしておくとより安心です。
赤ちゃんから離れたところに、下が濡れないようにビニールシートやゴミ袋を敷きます。
シートの中心に軽く絞ったタオルを畳んで置いておくとムカデが好む環境ができ、赤ちゃんから遠ざけることができます。
この対策をしておけば万が一室内にムカデが侵入してきても、赤ちゃんを守ることができるでしょう。
ムカデ対策で赤ちゃんを守っていても、咬まれてしまったときのことを考えると不安だという人もいるでしょう。
万が一のときに焦らないように、咬まれてしまったときの適切な対処も知っておく必要があります。
ムカデの屋内への侵入を予防する3つの方法
ムカデはおもに屋外から家の中に侵入します。
そのため、室内にムカデが侵入するのを防ぐことが、赤ちゃんをムカデから守ることに繋がります。
屋外からムカデを室内に侵入させない方法をここではご紹介します。
家の周りに忌避剤をまく
忌避剤はムカデの嫌いな匂いで寄り付かなくする薬剤です。
ホームセンターやインターネットで購入することが可能です。
忌避剤を用意したら、家の周りにまいておきましょう。
簡単にできるので試してみてください。
ムカデが苦手な環境をつくる
ムカデは乾燥した場所を嫌い、湿気のあるジメジメしたところを好みます。
なぜなら、ジメジメしたところには、ムカデのエサとなるダニやゴキブリが住みついていることが多いからです。
部屋の中を換気したり、除湿器を使って乾燥させたりすると、ダニやゴキブリもいなくなりムカデのエサもなくなるので寄り付かなくなるでしょう。
そのほか、鉢植えを家の中に置いている場合、鉢植えがムカデの好む場所になっているおそれがあります。
植物から出る水分にムカデが寄ってくることがあるからです。
大きい鉢植えだとジメジメとした場所の面積が増えてしますので、鉢植えの場所を風通しよくしておく注意が必要でしょう。
侵入経路を塞ぐ
ムカデは家の外から入ってきますので、家の中へ侵入させないことが大切です。
ムカデは数mmの隙間があれば侵入することが可能です。
そのため、ドアや窓を開けたままにしないように注意します。
その他、網戸も窓とのすき間が開いていないか、外壁にヒビがないか確認し、修復して侵入経路を塞いでおくことが大事です。
また、キッチン下の配管まわりも隙間があればダクトテープで塞いでおきましょう。
ムカデの侵入経路
赤ちゃんがムカデに咬まれてしまったらすぐに病院へ!
もしもムカデに咬まれてしまったときは、すぐに病院へ行きましょう。
赤ちゃんは大人よりも体が小さく免疫力もないため、大人よりも症状が強く出る場合があるからです。
ムカデに咬まれると、咬まれた場所に痛みやしびれが出たり、頭痛、発熱、嘔吐やめまいなどの症状が出たりします。
過去に咬まれたことがある場合は、ムカデの毒によりアナフィラキシーショックをおこすおそれもあります。
体調がおかしい場合は救急外来を受診したり、救急車を呼んで病院へいったりしましょう。
ムカデが発生した際の駆除方法
ムカデを見つけたら咬まれる前にすぐに駆除しておくことが重要です。
ここでは正しい駆除方法をご紹介します。
緊急の場合は殺虫剤を吹き付ける
緊急を要するときは殺虫剤を使用しましょう。
ムカデ用の殺虫剤があればより効果があります。
今回は、多く商品のあるスプレータイプの殺虫剤を例にとり説明します。
スプレータイプの殺虫剤を使用するときは、20cmから30cm程度離れたところから噴射してください。
噴射時間の目安は体長が10cmのムカデで5秒程度です。
ただし、赤ちゃんの近くでは噴射しないように気をつけてください。
殺虫剤に含まれる殺虫成分を赤ちゃんが吸い込むと、アレルギー反応が出てしまうおそれがあるためです。
また、殺虫剤に限らずスプレーは高圧ガスを使用していますので、火気厳禁ということも覚えておきましょう。
殺虫成分が気になるなら熱湯をかける
殺虫剤は含まれている殺虫成分が赤ちゃんに悪影響を与えてしまわないか心配で、使用するのをためらってしまうということもあるでしょう。
そんな場合には、ムカデに熱湯を直接かけて死滅させる方法もあります。
ムカデは熱に弱いので、すぐに死滅してしまうためです。熱湯は50℃以上のお湯であれば問題ありません。
熱湯も使えない場合はつまんで捨てる
熱湯を直接かけられないような場所でムカデが出没した場合は、咬まれないように長めのトングや料理箸などでつまんで、熱湯の入ったバケツへ入れて駆除することもできます。
つまむときは、ムカデが暴れるおそれもあります。
なぜなら、ムカデは捕食や天敵から逃げるときは素早く動くことができるからです。咬まれないように注意してつまみましょう。
ムカデ駆除・対策の詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
ムカデの幼虫は5~6月に大量に増える
ムカデは5~6月に産卵の時期になり、1匹のムカデが1度に50個程度の卵を産みます。
その後、卵は1ヵ月ほどでふ化して、9~10月になるとエサが捕れるようになり親離れします。
つまり、家の中や周辺で見かけたムカデを放っておくと、秋には数百匹という大量のムカデが発生してしまうおそれがあるのです。
自分で対策をすることにより、数匹であれば赤ちゃんをムカデから守れるかもしれません。
しかし、大量発生したムカデを自分で完全に駆除するのは難しいです。
ムカデの大量発生を防ぐには害虫駆除業者に依頼する
自分のムカデ対策が不安なときは、害虫駆除業者に相談してみましょう。
業者であれば、赤ちゃんに害のない薬剤も熟知していますし、ムカデのこともよく理解しているのでスピーディーに完全駆除してくれます。
害虫駆除110番では、ムカデの駆除をできる業者の紹介をしております。
全国に多く加盟店がありますので、お近くの業者の中からピッタリの業者を選んでご紹介することができます。
ご相談の際は「家に赤ちゃんがいるから、配慮してムカデ対策してほしい」など、お気軽にご要望をお伝えください。
ご相談だけでも構いませんし、相見積りを取ってから考えていただくのでも構いません。
24時間365日お電話で受け付けておりますので一度お電話ください。
#ムカデ対策