ムカデに超音波を使う場合は、単体で使用するのではなく他のグッズを併用するのがおすすめです。
なぜなら超音波は、家の中や庭に障害物があると十分な効果を発揮することができないからです。
そのため、ほかのグッズと組み合わせて使い、より効果的な侵入対策をしましょう。
当記事では、超音波がムカデを寄せ付けない仕組みや併用できるグッズについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
その他にも、ムカデを寄せ付けない環境作りや、ムカデが急に現れたときの駆除方法についてもお教えします。
超音波によるムカデ対策の効果は不十分
ムカデ対策には超音波を使う方法があります。
しかし、この方法だけでは効果に不十分な部分がありますので、他の方法を合わせてみることをおすすめします。
超音波を使った害虫対策は、虫の嫌いな音を発生させることで虫を近づけさせないという仕組みになっています。
虫の嫌いな音(超音波)は人間には聞こえない高い振動数の音で、虫や動物にのみ聞こえるため、虫除けとして効果を発揮します。
しかし、ムカデに対して超音波の出る機械を設置しただけでは思うような効果が出ないこともあります。
なぜなら、家の庭に大きな木があったり、ムカデの発生しやすい床下の構造が複雑になっていたりする場合だと、超音波が届かないことがあるからです。
また、ムカデがその音に慣れてしまったら侵入してくる可能性もあります。
こういった理由から、超音波でムカデ退治をするなら他の方法と併用することをおすすめします。
次章では、超音波と併用したいおすすめグッズについてご紹介していますので、参考にしてみてください。
超音波と併用したいムカデ対策グッズ
超音波では殺虫することはできないので、ほかのグッズも使ってムカデ対策をおこなうことが大切です。
この章では、超音波と併用して使いたいおすすめグッズをご紹介していきます。
ハッカ油スプレー
ムカデはハッカのにおいが苦手です。
ハッカに含まれている「L-メントール」のツンとしたにおいが苦手だからです。
市販のハッカ油をそのまま使うと濃すぎるので、ハッカ油スプレーを作りましょう。このハッカ油スプレーをムカデが侵入しそうな玄関や網戸に吹きかけることで、ムカデの侵入防止が期待できます。
ただし、ハッカ油スプレーにはムカデを殺虫する効果はありません。
ムカデが嫌いなにおいで寄り付かなくなる対策になります。
また、ハッカ油は猫を飼っている場合は使用することができないので注意しましょう。
猫にとってハッカ油やそのほかの精油は有害なのです。
猫の肝臓では精油の成分を分解できずに体内に蓄積されて、肝機能に障害を起こしてしまうおそれがあります。
ムカデ蚊帳
ムカデは夜行性なので、エサを探しに夜間家に侵入してくることがあります。
そして布団に侵入して人間を咬むおそれもあるので、侵入を防がなければいけません。
蚊帳(かや)を使うことで、蚊やムカデなどの害虫の侵入を防ぐことができるので、寝ているときでも安心です。
ムカデ蚊帳はテントのような形をしており、ワンタッチで簡単に設置できるものが多くあります。
また、ムカデが床から侵入するのを防ぐために底面にも生地がついているという特徴があります。
ムカデ蚊帳は殺虫剤を使用しないので、お子様や高齢者の方への被害を予防したいといった場合にもおすすめです。
殺虫剤
部屋の中でムカデを見つけたときは殺虫スプレーを使うとよいでしょう。
ムカデの侵入してきそうな家の周りにスプレーをしておくことで、一定期間まちぶせ効果が持続し、屋内への侵入を防ぐこともできます。
また、殺虫スプレーには冷凍効果で害虫の動きを止める製品もあります。
このタイプなら殺虫成分が入っていないので、殺虫剤の独特なにおいが苦手といった方でも安心して使用することが可能です。
殺虫スプレー以外にも、ベイト剤といって毒エサを庭や家の周りにまくことで、ムカデの駆除をおこなえるものもあります。
家の外壁からムカデが侵入してくる場合には、液体タイプを選ぶのがおすすめです。
液体タイプは、薬剤を希釈して噴霧器を使って噴霧していきます。
ムカデを寄せ付けない環境作りも大切!
ムカデを寄せ付けないようにするためには、グッズを使った方法だけでなく環境作りをすることも大切です。
この章では、ムカデを寄せ付けない環境の作り方を3つご紹介しています。
湿気をためないようにする
ムカデは湿気を好むので、ジメジメした場所が好きです。
そのため、とくに梅雨の時期は家の中に除湿器などを置いて除湿することを心掛けましょう。
またムカデは水も好むので、キッチンやお風呂場などの水回りは使ったあとに、水気をしっかり拭いておくことも大切です。
家の周りでも湿気に注意しなければいけないことがあります。
たとえば、庭などに置いてある植木鉢の下も湿気がありジメジメした場所なので、ムカデが住み着きやすくなってしまいます。
植木鉢はずっと同じ場所に置かずに、ときどき移動させるとよいでしょう。
ムカデのエサになる虫を駆除する
ムカデの駆除をおこなうときは、ゴキブリの駆除もあわせておこなわなければいけません。
ムカデは大きなあごをもっており、クモやゴキブリなどの昆虫をエサにしています。
好物のゴキブリやゴキブリの卵を探しに家の中に侵入してくることがあるのです。
ゴキブリの駆除方法は、ベイト剤(毒エサ)やくん煙剤を使うなどさまざまな方法があります。
また、屋外でもムカデのエサになるものがあります。
たとえば、庭にある落ち葉の下にはムカデのエサになる昆虫が集まってくるので、落ち葉はためないように掃除をしておきましょう。
ゴキブリ駆除の詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
ムカデが侵入しやすい場所をふさぐ
ムカデは数ミリのわずかなすき間からでも侵入できます。
網戸のほつれた部分からも入ってきてしまうので、破損している箇所は修繕しましょう。
さらに、ムカデはエアコンの排水ホース(ドレンホース)の穴から入り込むことがあります。
排水ホースの先にキャップをつけるなどの対策をおこないましょう。
詳しいムカデ駆除・対策の方法はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
残念ながら超音波だけでムカデ対策をするのは不十分です。
他のグッズを併用したり、環境を整えたりすることでムカデの発生を防ぎましょう。
もし、ムカデの駆除をおこなっても大量に発生するといった場合には、一度害虫駆除のプロに相談してみてください。
業者に相談することで、ムカデの駆除はもちろん、侵入経路をふさぐといった再発防止もおこなってくれます。
害虫駆除110番では、害虫駆除に関するご相談を24時間365日お電話またはメールにて受け付けております。
ムカデの駆除でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
ご相談いただきましたら、ただちにお客様のご要望にあった業者をご紹介いたします。
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