水回りやゴミ箱などにいつの間にか発生しているウジ虫。
どこから湧いたのか不思議ですよね。
「もしかしたら他の場所でも発生しているかも?」と不安な方もいるでしょう。
ウジ虫はハエの幼虫なのでハエが寄ってくる場所に発生します。
生ゴミや動物の死骸などを長期間放置しておくと、ハエがエサを求めて飛来して卵を産みます。
ハエの卵が孵化してウジ虫が発生し、成長することでまた卵を産む、という繰り返しです。
発生したウジ虫はキレイに処理して、今後ハエが寄り付かない清潔な環境を作りましょう!
当記事では、コバエの幼虫や成虫の駆除方法を解説しています。
コバエのウジにお悩みの方はぜひ試しに駆除をおこなってみてください。
まずは部屋の生ゴミごとウジ虫を駆除する!
ウジ虫はハエの幼虫であり、生ゴミや水回りの汚れに産み付けられた卵から発生・成長します。
つまり、ハエが集まる汚い場所にはおのずとウジ虫も湧いてしまいます。
汚れを落として清潔にする方法とともに、発生してしまったウジ虫の処理方法をご紹介します。
生ごみにウジ虫が湧いていた場合は、すぐにゴミ袋に入れてゴミ出ししましょう。
ゴミ袋をウジ虫が出てこないよう固く袋の口を結び、袋を2重にします。
「ウジ虫が湧いている生ごみが気持ち悪い……」という方は、トングなどで挟んで捨てると効果的です。
生ゴミが部屋にある場合は、そこにウジ虫が湧いていなかったとしてもすぐに捨てましょう。
そのゴミが原因でウジ虫が再発生するおそれがあるからです。
生ゴミでなくとも、ビールなど匂いの出る液体を長時間部屋に放置していると、同様にハエやウジ虫が寄ってきてしまいます。
大半のハエやウジ虫は寄り付いても溺れ死ぬためトラップとして使う方法もありますが、強い臭いが不快だったり、別の虫が寄ってきたりと別の害も多いです。
これらに心当たりのある方は取り除くことをおすすめします。
次に水回りに発生するウジ虫を駆除する
生ゴミのウジ虫を駆除したら、水回りのウジ虫を駆除しましょう。
詳しくは後述しますが、ウジ虫にはウジ虫用の殺虫剤を使わないと効きません。
しかし殺虫剤の代わりになるものを使えば駆除しやすくなります。
それでは、順番に場所ごとのウジ虫駆除方法を見ていきましょう。
- キッチンのシンク:漂白剤か熱湯
- 風呂場:漂白剤
- トイレ:トイレ用の錠剤洗剤
キッチンのウジ虫は漂白剤で駆除する
調理中に生ゴミが出るキッチンはコバエのウジが発生しやすい場所です。
漂白剤とお湯を1:1で混ぜたものをスプレー容器に入れてたっぷりと発生箇所にふりかけてください。
食器用洗剤を3倍に薄めた液をウジにかけるのも効果があります。
食器用洗剤に含まれる界面活性剤が身動きを封じるためです。
また、お酢と水を合わせたものも殺虫効果が見られるほか、コバエがお酢の匂いを嫌うことから今後の予防も期待できます。
熱湯でも駆除できる
シンクの排水口にウジ虫が湧いていた場合は、約70℃以上の熱湯を流し込んで駆除する方法が簡単です。
なぜなら、ハエやウジ虫は急激な温度変化に弱いから。
ただし70℃以上の熱湯はかなりの熱さですので、自分がやけどしないように注意して作業してください。
また、熱湯を流すのは排水管の故障につながることもあるため、心配でしたら専用漂白剤を使ってください。
何度か流し込んでいなくなったことを確認したら、ウジ虫発生の原因である食材汚れやヘドロの掃除をしておきましょう。
また部屋以外にも、三角コーナーや風呂場の排水口、トイレなどからウジ虫が発生することもあるため注意しましょう。
風呂場のウジ虫も漂白剤で駆除する
湿気がこもりやすいお風呂にもウジは発生します。
排水口には専用漂白剤を使って駆除しましょう。
また「エプロン」という浴槽側面カバーにも潜んでいることがあります。
エプロンをはずしてお湯をたっぷりとかけましょう。
トイレのウジ虫はトイレ用の錠剤洗剤で駆除する
コバエのウジが発生する場所で多いものがトイレタンクです。
常に水がたまっているので、ウジのえさとなる汚れもたまりやすいです。
そこで、駆除にはトイレタンク用の錠剤洗剤を使うのがおすすめです。
タンクに入れるだけですので簡単に掃除ができます。
生ゴミ・水回りを掃除しても発生する場合は殺虫剤を使う
部屋にウジ虫が大量発生している場合、熱湯を使った駆除や生ゴミの掃除だけでは追い付かないこともあります。
「掃除してもしても、ずっとそこから湧いてくる……」そんなときは『殺虫剤』を活用する方法もあるので試してみましょう。
この殺虫剤は購入してもいいですが、工夫次第では自分で作れることも。
あくまで応急処置的ですが、カンタンに作成できるのでまずは一度試してみてください。
『お酢+水』でウジ虫の殺虫剤が作れる
お酢を水と1:1程度の割合で混ぜ、それを発生している場所に流し込んだり、スプレーしたりするだけでもウジ虫に効果があります。
ウジ虫の発生予防にも効果的なので、お手軽に対策するならこの方法が簡単でよいでしょう。
ただし、やり過ぎると少し臭いが出てしまうのは少々難点。
いき過ぎるとかえって臭いにつられて虫などが寄ってきてしまうかもしれませんので、あくまで応急処置としてほどほどにしておきましょう。
珪藻土・石灰・塩でも同様の効果がある
お酢以外にも、生活に身近な珪藻土(けいそうど)・石灰・塩などもウジ虫に効果があります。
これらをウジ虫が湧いている場所に振りかければ、水分を奪って駆除することができるのです。
ただし熱湯などほかの方法に比べると効果や即効性は低く、また直接かける方法になるので掃除などの後処理は大変です。
コバエ用殺虫剤ではウジ虫に効かない
コバエのウジは通常の殺虫剤では駆除できません。
成虫は駆除できてもウジ(幼虫)には効果がないからです。
成虫と違い、殺虫スプレーではウジは駆除できません。
殺虫スプレーは飛び回る虫に効果がありますが、ウジのような幼虫には適していないためです。
ウジ殺し専用の駆除剤に液状タイプや顆粒タイプがありますので使い分けるとよいでしょう。
ウジ虫自体はそれほど強い虫ではないので、駆除するだけなら難しくありません。
しかし、より適切かつ確実な対策がしたいのであれば、やはり専用の殺虫剤を購入・使用する方法もオススメです。
注意点としては、ウジ虫にはどんな殺虫剤を使ってもいいわけではなく、きちんとウジ虫に効くことが明記されているものを買うことが大切です。
そんなウジ虫用の殺虫剤には液体や粒状など、さまざまなものがあります。
現在の状況や効果に合わせて選びましょう。
生ゴミ・水回り以外のウジ虫の駆除方法
優先的に対処したい場所のウジ虫を駆除したら、次の場所のウジ虫も駆除していきましょう。
- ゴミ箱の中には衣類用防虫剤を使う
-
ゴミ箱の中にウジを見つけたときは、箱の中やその周辺に衣類用防虫剤を置いてください。
防虫剤の成分・ナフタリンの匂いがウジを死滅させる効果があるためです。 - 植木は鉢ごと水に沈める
-
コバエの1種であるキノコバエは土の表面に産卵をすることがあります。
もしウジを発見したら、鉢がすっぽり入る大型のバケツに水をためて、鉢ごと水に沈めてみてください。
15分ほどたてば、幼虫や卵が浮いてくるでしょう。
ウジ虫がどこから発生しているかわからないときは業者に調査してもらう
「がんばってウジ虫を駆除しても部屋からいなくならない……」かといって放置しておくと、時間とともに数が増えてしまいます。
そんなときは、すぐにプロの駆除技術に頼ることをおすすめします。
ウジ虫は繁殖力が高く、自分では駆除したつもりでもすぐに増えてしまいます。
もしかしたら、床下や天井裏の動物の死体などが原因で、思わぬところから部屋にウジ虫が発生しているかもしれません。
このような原因を正確に発見してきっちり適切に駆除してもらえるのが、害虫駆除業者へ依頼するメリットです。
また、「気持ち悪いウジ虫を見たくない」「処理できない……」という方も、業者に任せてしまえば、待っているだけで代わりに駆除してくれます。
業者をお探しの方はぜひ害虫駆除110番までお問い合わせください。
お客様のご要望をしっかりお聞きし、ピッタリのプロを手配いたします。
害虫駆除110番は全国24時間【受付】対応可能です。
いつでもお気軽にお問い合わせください。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
ウジ虫予防には成虫のコバエ駆除と侵入対策が必要
コバエのウジの予防として大切なのは、成虫をしっかりと駆除をすることと、侵入をさせないことです。
成虫がいなければ産卵することもなく、ウジは発生しません。
成虫のえさとなる汚れを掃除することも予防につなります。
成虫を駆除して侵入対策する
成虫のコバエは殺虫剤で駆除できます。
見つけたらすぐに駆除をしましょう。
侵入を防ぐには、不用意に窓を開けたままにしないようにご注意ください。
換気などで窓を開ける必要があるときは網戸を閉めておいてください。
ほかにも、ドアや窓の近くには、コバエトラップを吊り下げておくと侵入防止効果があります。
また、コバエが嫌がる匂いのする木酢液やアロマオイルの希釈液を、網戸に噴射するのもおすすめです。
定期的な掃除をおこなう
コバエは汚れをえさにしますので、生ゴミをもとめて家の中に侵入してきます。
防止をするためには生ゴミを放置しないようにしましょう。
なるべくふたつきのゴミ箱を使用してください。
トイレの便器やタンク内は汚れをためないように定期的に掃除をして清潔にします。
掃除に使うトイレブラシやブラシ入れが汚れていたら、交換するようにしてください。
お風呂の浴槽側面カバーのエプロンもはずして掃除をしましょう。
お湯のシャワーをかけると効果的です。
観葉植物への発生を防ぐには、腐葉土を使わずに赤玉土、鹿沼土、バーミキュライトなどの無機質の土を使うと発生を防げます。
これは腐葉土にコバエが発生することがあるためです。
また、コバエはジメジメとした湿気が多い場所が好きなため、観葉植物へ水をあげすぎないようにしましょう。
水やりのあとにたまった受け皿の水もそのままにせず、捨てておいてください。
ほかにも、木酢液の使用がおすすめです。
殺虫効果があるだけではなく、コバエが嫌がる匂いですので侵入防止効果があります。
詳しくはコバエ駆除の駆除方法をまとめた記事をご覧ください。
まとめ
- 生ゴミのウジ虫はまとめて捨てる
- 水回りのウジ虫は漂白剤や熱湯で駆除する
- 殺虫剤で駆除する場合はウジ虫に効くか事前に確認する
- 手に負えない場合は害虫駆除業者に相談する
害虫駆除110番は日本全国の多くの害虫駆除業者と提携しています。
24時間365日受付対応ですので、どこにお住まいの方でもすぐに対応することが可能です。
あなたからご連絡をいただいたあとは、お近くの駆除業者を迅速に手配。
経験豊富なプロの業者があなたの元に駆けつけます!
「自分でウジ虫を駆除しきれるか不安だな……」
「誰か代わりにウジ虫を駆除してくれないかな……」
上記のような不安や疑問をお持ちの方は、ぜひ害虫駆除110番にご相談ください!
駆除はもちろんのこと、発生原因の特定から適切な予防対策までおこない、再発の不安も解消いたします。
一度ウジ虫が発生してしまうと、キレイに処理しても「まだどこかにいるんじゃないか?」と心配になりますよね。
一度プロの目で確認してもらい安心して過ごせる環境を目指しましょう!
#コバエ対策 #コバエ退治