「家の前にゴキブリのような虫がいる!」
「茶色い姿をしてるけど、これはワモンゴキブリ?」
ゴキブリのような見た目をした虫がいるけど、どのゴキブリなのか判断に困っていませんか?
もしそのゴキブリに独特な白い模様があるならワモンゴキブリの可能性が高いです!
ワモンゴキブリはクロゴキブリなどと同じく、衛生面などで人間に悪影響を与える害虫のため注意が必要です。
この記事では、ワモンゴキブリの見た目や生態などの特徴から、被害を防ぐ対策方法まで詳しく解説しています。
参考にすることで、ワモンゴキブリを発見したときに適切な対処をして被害を防ぐことができますよ!
ワモンゴキブリは頭にある斑紋が特徴
体長 | 幼齢:3~10mm 成虫:30~45mm |
体の特徴 | 体色:赤褐色 体の形:前胸背板に白い斑紋がある メスの姿:腹部が太く、楕円のような形をしている オスの姿:細長い体をしている |
卵の特徴 | 大きさ:7~10mm 卵の数:1つの卵鞘に6~18個 |
産卵 | 時期:夏~秋 周期:1週間に1~2回 回数:一生に50~80回 |
主な 生息地 | 沖縄、九州地方、関西地方 |
寿命 | 約2年半 |
ワモンゴキブリは全体的に赤褐色の体をしており、成虫になると頭の下にある「前胸背板(ぜんきょうはいばん)」という部分に白い模様がつきます。
この模様が見られるのは幼虫も同じで、幼虫の場合は黄色い模様が付いています。
成虫の体長は30~45mmとゴキブリのなかでも体格は大きく、その体を活かして素早く逃げ回ります。
他のゴキブリとの見分け方
ワモンゴキブリは他の大型種のゴキブリと似たような大きさですが、体の色や特徴をよく見ると簡単に判別できます。
日本でよく見かける以下4種のゴキブリの体の特徴を、イラスト付きで見てみましょう。
このように、ワモンゴキブリは他のゴキブリよりも赤褐色という明るい色をしています。
成虫には前胸背板に斑紋があるので、この2つの特徴があるならワモンゴキブリの可能性が高いです。
体色が似ているチャバネゴキブリとは「大きさ」で見極めましょう。
チャバネゴキブリは小型種のゴキブリのため、成虫でも約10~15㎜しか大きくなりません。
暖かい地域に住むゴキブリで寒い場所が苦手
ワモンゴキブリの見た目などの基本的な情報はここまで解説したとおりです。
つづいて、ワモンゴキブリの生態について知ってみましょう。
ワモンゴキブリの原産国はアフリカとされており、暖かい地域を中心に生息しています。
日本ではおもに沖縄や九州地方を中心として生息していましたが、開発が進むにつれて本州でも見かけるようになりました。
また、ワモンゴキブリは寒さが極端に苦手で、気温20℃以下の環境では繁殖どころか食事を取ることすらできないほど。
寒さを嫌ってビルや地下などの温度が高く安定している場所を好んで活動します。
参考:環境機器株式会社|ゴキブリ対策(最終閲覧日:2023年4月20日)
一般住宅に侵入することがある
ワモンゴキブリは寒い冬を越すために、寒くなるまでに暖かい場所へ移動します。
おもな移動場所としては下水道や飲食店などがありますが、戸建て住宅やマンション・アパートの一般住宅も例外ではありません。
一般住宅は寒さがしのげるだけでなく、生きるために必要な「エサや水分」が豊富なため、ワモンゴキブリにとって都合がいい空間です。
常に部屋が暖かい空間だと、たとえ冬でもワモンゴキブリの活動が見られることがあります。
ワモンゴキブリの駆除が必要な理由
ワモンゴキブリは他のゴキブリと同じく、建物の中に侵入して被害をもたらす害虫のため駆除が必要です。
ワモンゴキブリが引き起こす被害については以下の3つがありますので、覚えておきましょう。
- 病原菌を媒介する
- 食品などをかじる
- 家の中で大量に繁殖する
病原菌を媒介する
ワモンゴキブリの体には、屋外から拾ってきた病原菌が大量に付いていることが多いです。
侵入されて家の中で動き回られると、その病原菌が家の中で繁殖して、健康被害を引き起こすおそれがあります。
また、ワモンゴキブリから出る排泄物も人間にとって有害です。
ワモンゴキブリの脱皮後の殻やフンの粒子が空中にただよい、それを吸い込んでしまうとアレルギー発症につながる場合があります。
食品などをかじる
ワモンゴキブリは雑食性のため、食べ物であればなんでも食べることができます。
食べ物をそのまま放置していると寄ってきて食害するため、密閉された容器に保管するなどの対策が必要です。
また、ワモンゴキブリは水分を含んだ食べ物が特に大好物です。
野菜などの植物や生ゴミを放置しないようにしましょう。
なお、すでに食害された食べ物は、病原菌が移っている可能性が高いため捨てるしかありません。
家の中で繁殖する
ワモンゴキブリは特に繁殖能力が強い種類のため、すぐに駆除しないと大量に繁殖されるおそれがあります。
ワモンゴキブリは6~18個の卵が入った卵鞘(らんしょう)という殻を、一生のうちに約10~84回産み落とすほど繁殖力が高いです。
繁殖を許してしまうと、病原菌や食害へのリスクがさらに大きくなるため早めに対処しなければいけません。
参考:アース製薬|ゴキブリを知る(最終閲覧日:2023年4月18日)
ワモンゴキブリの駆除方法
ワモンゴキブリが家の中に侵入した場合は、繁殖して被害が大きくなる前に駆除をおこないましょう。
簡単に実行できる以下2つの方法を、簡潔でわかりやすくご紹介します。
- 殺虫スプレーを吹きかける
- ベイト剤を設置する
この記事でご紹介した駆除方法は数あるうちの一部であり、他にも効果的な駆除方法はあります。
ゴキブリ駆除のやり方についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
駆除方法1:殺虫スプレーを吹きかける
ゴキブリ専用の殺虫スプレーをワモンゴキブリに直接吹きかけて駆除する方法です。
多くの殺虫スプレーには「ピレスロイド」とよばれる殺虫成分が入っており、ゴキブリの神経に作用させて命を奪います。
ただし、ワモンゴキブリを逃がさずに駆除するためには、殺虫スプレーの使い方に工夫が必要です。
状況別に殺虫スプレーの効果的な駆除方法をまとめましたので、参考にしてみてください。
- 目の前にいるゴキブリを駆除する場合
ゴキブリと向かい合わせの位置から殺虫スプレーを噴射する。
ゴキブリは前進しかできないため、手前に吹きかければ風圧で動きを妨害できる。 - 隙間に隠れたゴキブリを駆除する場合
隙間の奥に向かってスプレーを吹きかける。
中にいたゴキブリがピレスロイドの成分を嫌がり、隙間から出たタイミングを狙って再度吹きかけて駆除する。
駆除方法2:ベイト剤を設置する
ベイト剤とは、毒が含まれたエサをゴキブリに食べさせて駆除するトラップのことです。
ベイト剤で使われるエサはゴキブリが食いつきやすく作られているため、駆除効果が高いです。
ただし、ベイト剤の効果を十分に活かすには以下のコツを押さえる必要があるので、設置する際は注意しましょう。
- ゴキブリが隠れやすい場所に置く
水回りや家具の隙間など、ゴキブリが住みやすい「エサと水が近くにある環境」を中心に設置する。 - なるべく多く設置する
多く設置してゴキブリが食いつく可能性を上げる。
駆除に失敗した場合は害虫駆除110番にお任せ!
ここまでご紹介した方法を使えばワモンゴキブリを駆除できます。
ただし、ワモンゴキブリは動きが速く、隠れるのがうまいため駆除に失敗することもあるでしょう。
その場合は、業者に依頼して解決することも考えてみてください。
繁殖シーズンである夏~秋のワモンゴキブリを放っておくと、どんどん卵を産み付けられてしまうからです。
もしゴキブリ駆除業者をお探しでしたら、ぜひ害虫駆除110番にご連絡ください!
全国にある加盟店から、ワモンゴキブリを迅速に駆除できる業者をご紹介します。
また、害虫駆除110番の加盟店では駆除後1年間の保証もあり、現地調査・キャンセル料金が無料※です。
ご相談だけでもかまいませんので、お気軽にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積り・キャンセルに費用をいただく場合がございます。
※加盟店による保証です。詳細はお伺いした加盟店にお問い合わせください。
ゴキブリ駆除相場は3~4万円
ゴキブリ駆除を業者に依頼する前に「駆除料金の相場だけでも把握しておきたい!」という方もいるでしょう。
そこで、弊社加盟店の過去の駆除データを集計し、グラフにしてまとめましたので参考にしてみてください。
集計した駆除データの平均は38,629円となりました。
実査にかかる駆除料金は業者による見積り次第になりますが、相場として3~4万円かかるとみてよいでしょう。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
ワモンゴキブリの予防方法
ワモンゴキブリを駆除できたら、次は以下のゴキブリ予防をおこないましょう。
高い繁殖力があって厄介な害虫のため、念入りな対策が必要です。
- 侵入経路を塞ぐ
- 隠れ場所になる物を撤去する
予防方法1:侵入経路を塞ぐ
侵入されそうな家の隙間はすべて塞いで対策をおこないましょう。
ワモンゴキブリは大型のゴキブリでありながら体がやわらかく、数ミリ程度の隙間でもくぐって突破できます。
おもに侵入経路となるのは以下の箇所なので、参考にして対策してみてください。
- 窓同士の隙間:隙間テープを使って隙間を埋める
- 壁にできたひび割れ:コーキング剤を使って補修する
- エアコンのドレンホース:防虫キャップまたは防虫ネットを取り付ける
- 排水溝:排水溝カバーを取り付ける
- 排水管と壁にできた隙間:補修用パテを使って隙間を埋める
予防方法2:隠れ場所になる物を撤去する
玄関前やベランダなど、家の周りに置いてある物はなるべく撤去しましょう。
ゴキブリは天敵から身を守るため、物陰や狭い隙間の中に隠れて生活します。
家の周りに物が置いてあると、ゴキブリが寄ってくる原因となるため注意が必要です。
特に生ごみが入ったゴミ袋はゴキブリのエサにもなるので、なるべく置かないようにしてください。
ゴキブリ対策の詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
ワモンゴキブリは頭部の近くにある斑紋が特徴的な大型種のゴキブリです。
暖かい地域を中心に生息していますが、寒さが苦手なため20℃以下での活動ができません。
そのため、一般家屋に侵入してくる厄介な害虫の一種でもあります。
もしワモンゴキブリが家の中に侵入してきたら、繁殖される前にスプレーなどで駆除しましょう。
ワモンゴキブリは生涯に数十個以上も産卵する驚異的な繁殖力を持っているため早期の駆除が大切です。
「駆除しても次々あらわれる……」「自分で駆除したくない……」という場合は害虫駆除110番にお任せください!
ご相談いただければ、最短即日で駆除対応※をしてくれる対応の早い業者をご紹介します。
※対応エリア・加盟店によりご希望にそえない場合がございます。
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