「庭にフンが!これはイタチ?」
「イタチのフンか見分けて被害を止めたい!」
家にフンがされていると、不快な気持ちになりますよね。
どの動物の仕業か見分けて、フン被害を止める効果的な対策をしたい方も多いと思います。
イタチのフンには次のような特徴があるため、見分けることができます。
- 見た目は細長い
- 毛や植物の種が混じっている
- 水分が多く湿っている
- においが非常にきつい
- 大きさは約6mm
【閲覧注意】イタチのフンのイラストを表示する
フンは悪臭を放ち不快感を与えるだけでなく、寄生虫や病原菌がいるおそれがあるため、早めの対策がおすすめです。
そこでこの記事では、これらのことについて解説していきます。
- イタチのフンの特徴と他の動物との見分け方
- フン被害を止めるための効果的な対策
- すでに発生しているフンの安全な処理方法
フンに悩まされることなく安心して生活ができるよう、ぜひ参考にしてください。
イタチの生態とフンの特徴
日本でよく見られるイタチには、ニホンイタチとシベリアイタチ(チョウセンイタチ)の2種類がいます。
外見の特徴 | 体は季節によって茶褐色~黄褐色 鼻と顔の周りが黒い 口周りは白い |
体長 | オス:30~37cm メス:20~27cm |
フンの特徴 | 見た目は細長い 毛や植物の種が混じっている 水分が多く湿っている においが非常にきつい 大きさは個体によってさまざまだが約6mm |
外見の特徴 | 体は季節によって茶褐色~黄褐色 鼻と顔の周りが黒い 口周りは白い |
体長 | オス:30~40cm メス:20~30cm |
フンの特徴 | 見た目は細長い 毛や植物の種が混じっている 水分が多く湿っている においが非常にきつい 大きさは個体によってさまざまだが約6mm |
※そのほかの害獣に関するフンの特徴は▼イタチ以外の害獣のフンにも注意|そのほか住居に侵入する野生動物で解説しています。
上記の特徴に当てはまる野生動物、またはフンを見たという場合はイタチの可能性が高いです。
ただし、確認のためとはいえ、イタチやフンに近づきすぎないよう注意してください。
フンは人や建物に対してさまざまな被害を与える可能性があるからです。
イタチのフンがもたらす3つの被害
イタチのフンは以下のような被害の原因になります。
- ひどい悪臭
-
イタチは肉食動物です。肉を多く摂取する動物のフンは分解されたタンパク質が変化したアンモニアが多く含まれています。
そのため、非常に強いにおいを放つのです。 - 感染症・ダニ・ノミ
-
イタチは体内に多くの感染症を持ち、それはフンも同様です。
サルモネラ菌により食中毒、ダニ・ノミにより皮膚病やアレルギーを引き起こすことがあります。 - 建築材を腐らせる
-
イタチには「ため糞」と呼ばれる性質があり、同じ場所で糞尿をため続けます。
この状態が続くと木材などを腐らせ、天井などがもろくなる可能性もあります。
参考:感染症制御における野生動物医学—新たな衛生動物を標的にした視点|浅川 満彦
このように身も心も住処もボロボロにされてしまいます。
イタチのフンを見つけたら、すぐ対策にうつりましょう。
イタチの被害についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
イタチのフン対策1:早めに掃除する
イタチのフン対策で最初に重要なことは「ため糞」を続かせないことです。
ため糞はただの性質以上に、「この場所は居心地がいい」というイタチ同士のコミュニケーションとしても使われます。
つまり、もともとあった糞を頼りにイタチがやってきて、またそこで糞をして、またそれを頼りにイタチがやってきて……というようにどんどん糞が増えていってしまうのです。
こうなると、たとえば屋根裏で増えすぎたフンが天井を突き抜けて、居住空間に降り注ぐといった自体をまねく可能性さえあります。
こうした負のループや悲惨な結果を防ぐためにも、まずはたまったフンをキレイにしましょう。
ただ、イタチのフンには病原菌・ダニ・ノミが多く生息しているため、マスクや手袋など衛生面への配慮が必要なことには注意しましょう。
イタチのフン掃除の際に用意するもの
以下に記載するのは健康被害を防ぐために必要な最低限の準備です。
- 肌の露出の少ない服装
- マスク
- 手袋
- 防護メガネ
- 殺虫剤
- ホウキ
- ちり取り
- 消毒用アルコール
- 消臭剤
- 雑巾
なるべく肌の露出を少なくすることで皮膚を守ります。
目を守るためにゴーグルもあると安全です。
フンに生息するダニやノミを取り除くため、殺虫剤もあらかじめ用意しましょう。
最後にフンのあった場所を消毒・消臭するためのアルコールや消臭剤も用意してください。
イタチのフンを掃除する手順
- 安全に配慮した格好をする
- ホウキとちり取りを使ってフンを集める
- フンを集め終えたらゴミ袋にいれてしっかり口を縛る
- 雑巾でフンのあった場所をきれいにする
- 消毒と消臭をおこなう
以上で処理は完了です!お疲れ様でした。
一番確実で安全な方法は業者を利用すること
イタチのフンに近づかなくても、病原菌・ダニ・ノミは空気中を舞っているため体内に吸い込んでしまう可能性は十分考えられます。
また、そもそもフンは屋根裏のようにほこりや汚れの多い場所にされることが多いため、掃除のためには自分から不潔な場所に入っていかなければなりません。
そのため、余計な被害を増やさないためには業者を利用することも選択肢にいれておいたほうがいいでしょう。
害獣駆除110番なら、経験や実績のある業者が多数加盟しています。
現地調査や見積りに無料で対応できる加盟店を、状況に合わせてご紹介することも可能です※。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
ご相談は24時間受け付けておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
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イタチのフン対策2:イタチが嫌うものを使って追い出す
イタチのフンの掃除を終えたら、次はイタチが寄り付かない環境を作っていきましょう。
イタチの追い出しには忌避剤が有効です。
イタチのフンがあった場所に設置しておけば、イタチの再侵入対策になります。
また、漂白剤やお酢などもイタチが嫌うものです。
こうした日常的に使っているものでも対策が可能なので、ぜひ試してみてください。
さらに具体的なイタチの駆除方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
捕獲は厳禁!イタチを守る法律「鳥獣保護法」
「侵入してきたイタチを捕獲しちゃえばいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、その点については注意が必要です。
じつは、イタチは種類によって「鳥獣保護管理法」という法律で守られているため、勝手に捕獲できない場合があるのです。
- 許可がいらないイタチ
-
- ニホンイタチ(オス)
- チョウセンイタチ(オス)
- チョウセンイタチ(メス)
- 許可が必要なイタチ
-
- ニホンイタチ(メス)
無許可で規制されているイタチを捕獲したりすれば、1年以下の懲役または100万円以下の罰金と非常に重い罪状を課されてしまいます。
イタチのフン対策3:侵入口を塞いで家の中に入れない
最後に、イタチが物理的に侵入できないよう侵入口を塞ぎます。
イタチが侵入しやすい場所は屋根裏なので、屋根の周りに侵入できそうな隙間がないかを探しましょう。
ただ、イタチはほんの3cmほどの隙間であっても頭をねじ込んで侵入できる害獣です。
知識のない人がこうした小さな侵入口をすべて見つけることはほとんど不可能です。
また、屋根の周りは足場も悪く、探すことも難しい場所を動き回ることも危険です。
くわえて屋根以外にも侵入口があった場合は、捜索はさらに難しくなります。
そのため、侵入口の封鎖は無理せず業者を利用したほうがよいでしょう。
「どんな業者に依頼したらよいかわからない……」という方は、ぜひ害獣駆除110番をご利用ください。
すぐにお近くの業者をご紹介して派遣させていただきます。
素人では見つけることが難しい小さな隙間であっても探し当てて、イタチの侵入を防ぐことが可能です。
まずは基本無料のお見積り※からお試しください。
24時間365日いつでもお待ちしております。
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イタチ以外の害獣のフンにも注意
もし住居内に侵入してきた野生動物がイタチではなかったとしても安心はできません。
健康を害したり、住居をボロボロにしたりする生き物はイタチ以外にも存在します。
以下のようなフンを見つけた場合も注意が必要です。
- ネズミ
-
- 大きさ:5mm~1cm
- 種類によって形が異なる。
- クマネズミ;細長い
- ドブネズミ:丸くて太い
- ハツカネズミ:先が尖っている
- ハクビシン
-
- 大きさ:5~15cm
- 丸くて長いことが特徴。
主食にしている果実の種子が含まれている。
イタチ同様、ため糞をする。
- アライグマ
-
大きさ:5~18cm
形はさまざまだが、咀嚼をあまりしない性質から
動物の骨や果実の種子など食べたものがそのまま含まれている。 - テン
-
- 大きさ:約1cm
- 水分が多い、ひどい悪臭を放つ、ため糞など比較的イタチに近いフンをするが、
イタチより体が大きいためフンも大きい。
- タヌキ
-
- 大きさ:2~3cm
- 黒くて丸いことが特徴。
イタチ・テン同様にため糞をする修正があり、においもかなりきつい。
食べた虫が含まれていることもある。
- コウモリ
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- 大きさ:5mm~10cm
- 形は細長い。
イタチと違い乾燥したフンをするので見分けることは簡単。
昆虫を食べるため、フンには虫の死骸が含まれていることも。
こうした野生動物の被害にあったら、すぐに対策しましょう。
害獣駆除110番におまかせいただければ、迅速に害獣駆除が可能な業者を派遣させていただきます。
受付窓口は24時間365日対応しておりますので、いつでもご連絡ください。
まとめ
イタチのフンには特徴があるため、見分けることが可能です。
見つけたフンは安全に処分し、フン被害が再発しないように対策をおこないましょう。
イタチは追い出しただけでは戻ってくることもあるため、侵入口をふさぐことも大切です。
自分でできる方法としておすすめ商品も紹介しましたが、もし少しでも不安がある場合は業者へ依頼したほうが賢明です。
業者なら追い出しから侵入防止、フンの清掃まで任せられます。
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