アナグマをはじめ害獣を見つけたら「それが何の害獣か?」特定、その後害獣駆除業者に連絡をしましょう。
しかし「まずは自分でできる侵入防止策を試してみたい」というかたも多いですよね。
アナグマ対策のポイントはズバリ「穴を掘らせないこと、侵入させないこと」。
板での防御や目の細かいネットでの防御が有効です。
具体的な板の種類やネットの目大きさなど、詳しく解説しますね!
また「今すぐ何とかしたい」「アナグマなのかよくわからない動物が家の中にいて怖い」なら【害獣駆除110番】にご相談ください。
害獣駆除110番は、24時間365日営業しているためいつでも害獣被害の相談を受け付けています。
アナグマ被害を何とかしたい、不安だが何をしていいかわからないなら害獣駆除110番へご相談ください。
アナグマなどの害獣を見つけた際の正しい対応
獣害を確認したらまずやるべきこと、やってはいけないことは以下の3つです。
- 害獣の特定をおこなう
- 万が一出くわしても野生動物の捕獲、接触はダメ
- 追い出し、追い払いをおこなう
害獣の種類を特定する
害獣は種類によってこの後の対応が異なります。
たとえばアナグマは害獣ではありますが、大阪府など一部の地域では順絶滅危惧種に指定され、狩猟や捕獲が禁止されています。
一方でアライグマは外来種のため、外来生物法がかかわり在来種のアナグマの駆除とはまた少し変わってきます。
さらにヒグマなど危険な生物の被害は、行政機関への速やかな報告が望まれており、このように害獣によって法律や対応が異なるんですね。
詳しい害獣の特定方法、捕獲や連絡先などは後述で解説します。
万が一出くわしても野生動物の捕獲、接触は禁止
アナグマをはじめ野生動物には「動物愛護法」と「狩猟法」が深くかかわってきます。
詳しい解説は後半でおこないますが、ざっくりまとめると「許可なく野生動物を捕まえる、危害を加えてはいけない」んです…。
さらに野生動物は病原菌やノミ・マダニなどを持っている可能性があります。
害獣を確認したら、そっとその場を離れてください。
追い出し、再侵入防止をおこなう
害獣の捕獲や狩猟は、動物愛護法・狩猟法・外来生物法などが関係しとても複雑です…。
そのため法律では定めのない、追い払いで害獣の様子を見ましょう。
害獣が戻ってこなければ、捕獲や狩猟は必要ないためまずは追い出しから試しましょう。
詳しい手順は後述の「アナグマを追い払う方法」をご確認ください。
アナグマを見つけた場合の連絡先
アナグマを敷地内で発見、どこかに連絡すべきか迷いますよね。
害獣を発見したら連絡する先は「害獣駆除業者」がよいでしょう。
理由を解説します。
アナグマを見つけても市区町村への連絡の義務はない
ヒアリやヒグマなど危険な生物の場合、全国の警察や市区町村は速やかに通報するよう推奨しています。
通報すればその地域ぐるみで対策をおこなうからです。
しかしアナグマなど民家や個人の畑を荒らす害獣に対しては、通報などはとくに呼びかけられていません。
さらに害獣に荒らされた個人の家や畑に対する補償や交付金などはありません。
つまり行政機関に個人宅の害獣被害を連絡しても、行政が個人宅に対しておこなうことはないんですね。
ただし「地域農業を守るため」積極的に害獣の目撃情報や被害情報を募集している地域もあるため、気になるなら電話やメールなどで情報を寄せておくとよいでしょう。
今すぐ相談したいなら害獣駆除業者に連絡する
連絡をするとすぐに動いてくれる、個人宅でも相談に乗ってくれるのは「害獣駆除業者」です。
害獣駆除業者は名前の通り、ネズミなどの害獣を駆除する業者です。
連絡すると害獣駆除はもちろん、被害にあった家屋の清掃や消毒。
再侵入防止のための施策などをすべてまとめておこないます。
「今すぐ害獣を何とかしてほしい」「また害獣が戻ってこないようにしてほしい」なら害獣駆除業者にすぐ連絡しましょう。
ちなみに【害獣駆除110番】は日本全国にネットワークがある害獣駆除業者です。
24時間365日相談を受け付けているため、深夜早朝に被害に気が付いてもすぐに相談できます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
害獣の種類を特定!アナグマの特徴を解説
ここからは問題の害獣がアナグマかどうか?を特定する方法をご紹介します。
害獣の種類がわかっていると、この後の侵入防止策がとりやすくなる、害獣駆除業者に連絡するときにスムーズになるため特定しておきましょう。
アナグマの分布と生態
分布 | 北海道を除く、日本全国 |
体長 | 55~75㎝ |
しっぽの特徴 | 10~15㎝ 白く短い |
繁殖 | 4月頃に繁殖期を迎え、1度の出産で1~4頭生まれる |
エサ | 雑食性。 穴を掘ってミミズや昆虫を食べる。 農作物では甘い果物や野菜がよく狙われる |
冬眠について | 穴ごもりはするが完全な冬眠ではなく、活動している個体もいる。 |
そのた | 名前の通り穴を掘るのが得意。 泳げるため水は怖がらない |
参考:農林水産省[鳥獣害防止マニュアル 加害鳥獣の生態と行動]
アナグマが掘った穴はほかの害獣の被害を招く危険性がある
厄介なことにアナグマが掘った穴をほかの害獣が利用するケースがあります。
畑の作物を守るために柵や囲いを立てても、アナグマは柵や囲いの下を掘り、隙間を作ると中に侵入します。
アナグマが掘った穴をアライグマやイタチなどほかの動物が利用して、畑の中に侵入するケースがあるんです…。
畑の場合アナグマの侵入を許すと、ほかの害獣まで農作物を狙う可能性があるため、要注意です。
ちなみに「同じ穴のムジナ」という言葉がありますが、ムジナとはアナグマのことです。
アナグマの掘った穴にタヌキが住み着くことがあるため、「無関係の者同士に見えて、実は同類」を指す言葉が生まれたんですね。
現在では、タヌキのほかアライグマやイタチなどのほかの害獣がアナグマの穴を利用しているためしっかりと対策を取りましょう。
アナグマが生息している場所の特徴
アナグマは「森や竹林などの自然の多い場所に穴を掘って隠れる動物」です。
さらに民家の場合は「床下」に住み着きます。
具体的に見ていきましょう。
林、森、竹林など木が多い場所
アナグマが生息しているのは、林、森、竹林など木の多い場所です。
しかし、アナグマは木登りが下手でイタチやアライグマのように木登りはしません。
地面に穴を掘ってそこで身を隠し、体を休めます。
穴の種類は2つ。
穴は深さ1m以上、複雑な内部構造と巣材を使用した深い穴と身を隠す浅い穴です。
住処の穴の周りには、溜めフンと呼ばれる1カ所にまとめられたフンがあります。
アナグマのフンはテカテカしているため、穴の周りにこのようなフンを見つけたらアナグマの可能性が高いでしょう。
アナグマが好む環境
どんな場所に穴がよく掘られているのか?どこにアナグマがいるのか?まとめました。
- 大きな岩の下
- 木や枯れ木などの根元
- キツネ穴と呼ばれるキツネが子育て時期に使う穴
- 竹林に掘られた穴
- 斜面に掘られた穴
- アナグマが掘りやすい土は砂土、シルト(粒の細かい砂)
人家の場合は床下に隠れる
木登りが下手なアナグマは、人家に住み着くと床下を拠点にします。
「床下から足音や鳴き声がする」「なんだか1階がクサイ」場合は、アナグマやイタチなどの害獣の可能性が高いでしょう。
反対に屋根裏や天井裏から足音が聞こえる場合は、木登りがうまいアライグマやイタチの可能性があります。
アナグマとよく似た動物との見分け方
アナグマの特徴を解説してきましたが「なんとなく違うような…?」という場合も多いかと思います。
そこで簡単にアナグマやほかの動物と見分ける方法をご紹介します。
アナグマを見分けるポイントは「大きさ、足跡、体の模様」です。
中型犬(柴犬)よりも大きかったらアナグマ・タヌキの可能性大
アナグマと似ている動物たちの大きさの目安をイラストにまとめました。
今回はわかりやすく、猫と犬も追加しています。
動物は個体によって大きさが異なりますが、見分ける目安として「中型犬(柴犬など)よりも大きいか?小さいか?」に注目しましょう。
中型犬と同じぐらいのサイズであれば、アライグマの可能性が高いでしょう。
しかし中型犬よりも大きければ、タヌキやアナグマの可能性高くなります。
猫よりも小さければイタチやドブネズミ(30㎝ほど)の可能性が高く、アナグマではありません。
アナグマと似た動物の足跡
アナグマは人家に住み着く場合、床下に隠れます。
そのため足跡は、地面にあるはずです。
人家の場合は、床下に通じる通気口の付近などを調べてみましょう。
しかし足跡が屋根の上や雨どいなどにあったら、木登りがうまい害獣の可能性が高いためアナグマではないでしょう。
アナグマ、タヌキ、ハクビシンの見分け方
アナグマやタヌキは「ずんぐりしている」とよく言われます。
手足のわりに体が太い場合はタヌキやアナグマの可能性が高いでしょう。
反対にハクビシンはしっぽの先までほっそりしており、フェレットのような体系です。
もしも害獣が特定できなかったら害獣駆除業者に相談する
自分でアナグマを捕まえる許可捕獲申請では、害獣の特定が必須です。
提出書類に捕まえる予定の動物を記入するからです。
また害獣対策は害獣に合わせておこなうとよいため、害獣が特定できない状態では効果が薄くなるでしょう。
もしも「害獣の特定ができない、アナグマかどうか不安」ならば、害獣駆除110番にご相談ください。
【害獣駆除110番】は日本全国どこでも対応、ご自宅や畑の害獣対策をおこなっています。
害獣の特定から追い出し、追い払い、再侵入防止策まですべてプロがおこなうため安心です。
「害獣の特定ができない、アナグマかどうか不安」ならば、害獣駆除110番にご連絡ください!
※1 対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
アナグマを追い払う方法
アナグマの特性や見分け方が分かったところで、ここからはいよいよ追い出しや侵入防止を見ていきましょう。
害獣の捕獲や狩猟には許可が必要です。
しかし傷つけず、追い払うだけなら許可はいりません。
ただし!今回ご紹介する「ニオイや音」といった追い出し方法は、アナグマが慣れてしまうと効果が薄れます。
アナグマが出ていったらすぐに、再侵入防止、被害防止の次の策をおこなってください。
木酢液などニオイの強い液体をまく
アナグマなどの野生動物は強いニオイを嫌います。
そこで木酢液などのニオイが強い液体をまいて、アナグマを追い出しましょう。
木酢液はホームセンターなどで購入できる、自然由来の人体や自然に無害な虫忌避です。
木酢液をアナグマがいそうな場所にまいて、様子を見ましょう。
また「木酢液がシミやにおいがそのまま残りそうで不安…」なら、丸めた新聞紙や布切れに木酢液を染み込ませ周囲に散らしておくとよいでしょう。
音・光を発する害獣除け商品を設置する
野生動物は強い光や不意の音を嫌います。
ネット通販では野生動物が通ると、音や光で威嚇する装置があるため試してみましょう。
ただし機械の音や光は、使えば使うほど動物の警戒心が薄れていきます。
時々音を切り替える、光の点滅を別の規則のものに変えるとよいでしょう。
野生動物とペットの接触は危険!
たまに「野生動物はほかの動物がキライだから、犬を飼えばアナグマが逃げるかも?」という意見を聞きますが、野生動物とペットの接触は避けましょう。
野生動物の中には病原菌を持っている動物も多く、ペットが感染する恐れがあります。
さらに野生動物の体には、マダニなどの寄生虫もいます。
マダニは犬の体だけでなく人間の血を吸い、病気を媒介する厄介な寄生虫です。
ペットと野生動物を接触させるとペットだけでなく、人間にも健康被害が出る恐れがあるため絶対にやめましょう。
7アナグマの侵入を防ぐ方法
「アナグマに畑を荒らされないように対策をしたい!アナグマが再侵入しないようにしたい」ならば、板やネットでの防御がオススメです。
アナグマは穴を掘って畑に侵入するため、地表だけでなく地中の中までしっかりと防ぐことが重要なんです。
ワイヤーメッシュは7.5㎝四方以下のものを使う
ワイヤーメッシュとは鉄線を網のように溶接した金網のようなものです。
ホームセンターをはじめネット通販などで購入できます。
価格はサイズや目の大きさにもよりますが、たて1m×横2mで1枚500円程度です。
【必要なワイヤーメッシュ】
- 格子が7.5㎝四方以下のもの
【ワイヤーメッシュの使い方】
- 地面に支柱を打ち込む
- 支柱の横に深さ30㎝ほどの細い溝を掘る
- 先ほど掘った溝に沿いワイヤーメッシュを置き、針金を使い支柱とワイヤーメッシュを固定する
- 溝を埋め戻す
- 畑を覆うようにできたら完了
ちなみに百円均一などに似た形状の「ワイヤーネット」が販売されていますが、代用はやめましょう。
ワイヤーネットは室内で使うことを想定しているため、雨ざらしにするとすぐにサビてしまうからなんです…。
サビるともろく、もろく崩れるため使用はやめましょう。
トタン板で視界を遮る
屋根でよく使われるトタン板は侵入防止よりも「視界を遮る」効果があります。
畑を囲み中の様子をわかりにくくして、アナグマのエサになる農作物を守るんですね。
トタン板だけでは自立しないため竹や木材の支柱2本を使い、トタン板を挟み込んで使用します。
トタン板と地面の間に隙間があるとアナグマが穴を掘って侵入するため、板を埋め込むように設置しましょう。
トタン板やワイヤーメッシュは地面に埋め込むと、高さが足りなくなる場合があります。
高さが不十分だと感じたらネットの目合いが4mm以下の防風ネットで囲えば歯や爪が通らないため、アナグマ対策に有効です。
参考:京都府[一般的な防除策の特徴と設置上の留意点 トタン柵]
農林水産省[鳥獣害防止マニュアル 中型獣の生態と特徴]
床下侵入防止には目合いが4mm以下の金網、ネット
アナグマの侵入路が通気口の場合は、金網やネットを張りましょう。
アナグマはネットの目合いが4mm以下の金網やネットで囲えば歯や爪が通らないため、外されにくくなります。
外されないようにネジやクギを使いしっかり固定しておきましょう。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
アナグマの侵入を予防する方法
ワイヤーメッシュや金網などで侵入防止をしても油断はできません。
近くに畑などのよいエサ場があるなら、追い払った個体以外が来る可能性があるからです。
アナグマに限らず害獣の予防法の基本は「草刈りとエサになるものを置かないこと」です。
詳しく見ていきましょう。
草刈りをおこなう
野生動物は常に身を隠しながら行動するため、常に見通しをよくすることが重要です。
家の周りや畑の草を刈りアナグマが隠れて通る道を断ち、侵入してもすぐに気が付けるようにしておきましょう。
収穫をしない作物や生ゴミは取り除く
畑の野菜は守っても、採りきれず捨ててある野菜や果物をそのまま放置はしていませんか?
こういった人間の意識していないエサがアナグマを呼び寄せる一因になっています。
採りきれなかった農作物は地中深くに埋める、家庭ゴミとして処分するなど放置しないようにしましょう。
一度侵入された場所はしっかりふさぐ
アナグマは「しつこい動物」といわれています。
比較的おとなしく鈍感な動物なのですが、農家や害獣駆除業者曰く「一度農作物を狙う、民家に侵入されると何度もやってくる」と語る人が多いんです。
油断せずうまく追い払ったら、必ずワイヤーメッシュや金網などで対策を取りましょう。
野生動物の捕獲には申請が必要
ここまではアナグマを追い払う、防ぐ方法を解説してきました。
ここからは「原因のアナグマを捕まえる」ことについて解説します。
アナグマをはじめ野生動物の許可のない狩猟は禁じられています。
さらに狩猟は「狩猟免許」が必要なためすぐにはアナグマを捕まえられないでしょう。
しかし狩猟免許がない場合は「許可捕獲」をおこなえば、誰でもいつでもアナグマが捕獲できます。
詳しく解説します。
アナグマに関する狩猟法と許可捕獲制度について
野生動物を捕まえる法律に「狩猟法」があります。
ざっくりまとめると「法律で決めた48種類の野生動物を、決められた期間に、決められた狩猟方法(法定狩猟)でなら捕まえてもよい」という法律があるんです。
アナグマは狩猟鳥獣48種に含まれるため、狩猟しても問題ありません。
しかしたいていは「狩猟免許もないし、狩猟期間ではなく今何とかしたい!」という方がほとんどでしょう。
そこで登場するのが「許可捕獲制度」です。
許可捕獲は「行政機関の許可が降りれば、理由次第で、狩猟対象48種と狩猟対象以外の動物を、申請した期間内に罠などを使い捕まえてもよい」という制度です。
例として農業に深刻な被害を与えるニホンザルは、現在狩猟鳥獣ではありません。
しかし農作物を守るための許可捕獲は、日本全国でおこなわれています。
狩猟と許可捕獲の違い
狩猟と許可捕獲の違いを分かりやすく表にまとめました。
狩猟と許可捕獲の主な違い | ||
狩猟 | 捕獲 | |
必要な資格 | 狩猟免許 | 行政機関の判断によるが、狩猟免許なしでも降りる場合がある |
捕まえられる動物 | 法律で決まっている48種 (ただしヒナ、卵はダメ) | 狩猟対象48種と狩猟対象以外の動物 (ヒナ、卵もOK) |
期間 | 法律で決まった時期だけ | 申請すればいつでも |
捕獲の目的 | 問わない (食用、農業被害防止のためなど) | 生態系への被害防止、農業への被害防止、個体数の調整など |
狩猟方法 | 猟銃や罠など、決められた狩猟方法 (法定狩猟) | 方法は問わない (爆弾、毒薬など危険なものは制限あり) |
区域 | 行政機関が定めた狩猟区 | 許可が降りた区間 |
参考:農林水産省[捕獲に関する基礎知識]
群馬県吾妻市[狩猟免許を持たない方の有害鳥獣捕獲について]
自分でアナグマの許可捕獲をおこなう際の手順
許可捕獲を申請はどうしたらよいか、許可が降りた後は何をするか?をまとめました。
1.害獣の特定
申請書類を提出するため必要
2.捕獲許可の申請、関係書類の提出
市役所などの行政に提出する。
「原則狩猟免許を持っている人」などの条件に加え、行政によってはさらに条件がある場合も
3.罠を仕掛けて捕獲
行政によっては罠の貸し出しも行っているため、借りておこう。
4.捕まえたアナグマを自分で処分する
たいていは自分で処分。行政によっては捕獲後引き取ってくれるところもある
5.再侵入防止、予防をおこなう
放っておくと別の個体が侵入するため
捕獲許可の申請、関係書類の提出について
許可捕獲申請をおこなう際には、あらかじめ申請を考えている行政機関に提出書類について相談しておくとよいでしょう。
提出書類は全国で微妙に異なり、被害状況の写真を求められる場合などがあるからです。
また申請書類に記入する内容は全国同じで、以下の通りです。
- 申請者と一緒に許可捕獲をおこなう人の住所や生年月日
- 捕獲をおこなう害獣の種類と数
- 「なぜその鳥獣を捕獲したいか?」の理由
- 捕獲を予定している期間、区域
- 捕獲の方法(狩猟方法)
- 捕獲後の処分方法 など
アナグマは箱罠を仕掛けて捕獲する
アナグマの捕獲には、箱罠という罠を使います。
箱罠は市区町村によっては、貸し出しているところもあるため確認しておくとよいでしょう。
野生動物を罠にかける場合エサが必要ですが、畑の野菜や果物の使用はオススメできません…。
うまく捕獲できればよいのですが逃げた場合、味を覚えて再び野菜や果物が狙われるからです。
罠のエサには、自然界や畑にはない加工食品がオススメです。
アナグマは甘いものが好きなためピーナッツバターやお菓子などがよいでしょう。
捕まえたアナグマの処分方法
捕まえたアナグマの処分は自分でおこないます。
行政によっては市役所が引き取ってくれる場合があります。
また処理場などのアドバイスをくれるはずなので、一度確認しておきましょう。
万が一自分でおこなう場合は、アナグマに苦痛を与えないように炭酸ガスなどで絶命させます。
死体は基本は焼却処分をおこないます。
動物の死体は一般廃棄物扱いになるため、ゴミとして処理をおこないます。
ペット用の斎場では、基本的に野生動物の焼却はおこなっていません。
しかし有害鳥獣の死体を引取り、処理する業者もあるためそちらに連絡しましょう。
行政の担当者に尋ねると地元の業者や正しい処理の方法などを、教えてくれるはずです。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
アナグマ駆除を業者に依頼した際の流れ
先ほどまでは「自分でアナグマを捕獲する方法」を解説しました。
しかし法律や捕まえたアナグマの処分などをすべて個人でこなすのは、かなり大変です…。
ここまでの流れで「かなり大変そう、自分ではムリかも…」と不安を感じているのなら、害獣駆除業者に依頼をしましょう。
すべてまとめて害獣駆除業者がおこなってくれます。
ここからは「アナグマ駆除を業者に依頼したらどうなるか?」をまとめました。
流れ、業者がおこなうことは以下の通りです。
- 電話やメールにてご連絡
- 現地での見積もり
- 作業日の確定
- 害獣の特定、追い出し、再侵入防止など作業開始
- 代金のお支払い
害獣の追い出しはもちろん清掃や再侵入防止までおこなう
害獣駆除に依頼すると捕獲や追い出しなどだけではなく、その後の清掃、再侵入防止策まで講じます。
アナグマの場合は、「床下に住み着くため床下の掃除と床下に侵入しないように」の対策ですね。
さらに畑に被害が出ている場合は、畑を柵で覆うなどの対処も行ってくれます。
害獣捕獲の許可は業者が取るため家主がやることはない
アナグマを捕まえるには、狩猟法や許可捕獲申請など法律を学び申請を出さなくてはなりません。
しかし業者に依頼すれば、業者がすべて代わりにやってくれるため家主が後々行政機関に申請することはありません。
害獣の特定、追い出し作業、清掃作業、再侵入防止策まですべてまとめてまかせられます。
アナグマ被害を誰かに相談したいなら【害獣駆除110番】
害獣被害が起きると誰に相談したらよいのか?何から始めたらよいのか?実際に対策を始めてからも「これでよいのか?」と迷うことがたくさんあります。
自分でやることも多いため、人によっては大変負担に感じるでしょう。
もし今、アナグマの駆除を負担に思っているのであれば【害獣駆除110番】にご相談ください。
【害獣駆除110番】は全国展開、24時間365日営業
【害獣駆除110番】は全国にネットワークがある害獣駆除業者です。
ご連絡いただければ、全国どこでもご自宅に近い害獣駆除業者がすぐに向かい対処をいたします。
しかも24時間365日営業なので、アナグマ被害に気が付いた深夜でも畑の世話をする早朝でもいつでもご対応できるんです。
ご依頼ただければ害獣の特定、追い出し作業、清掃作業、再侵入防止策まですべて弊社でおこないます。
アナグマ被害で悩んでいる。何をすればよいのか迷っている。
なら害獣駆除110番にご連絡ください!