「うるさいと思ったらコウモリが住み着いていた!コウモリ駆除したいけど、どうしていいかわらかない……」
飛んでいるコウモリを見かけることはあっても、実際に自分の家に住み着かれていたらショックですよね。
じつはコウモリ駆除は自分でできます。
コウモリ駆除でおすすめの方法は、コウモリの嫌いな匂いを使った追い出しです。
追い出しはコウモリに触ることなく、傷つけることもなく、家にいるコウモリを楽に駆除できるためおすすめです。
そのためこの記事では、効果的かつ安全にコウモリを駆除できるよう、次のことについて解説しています。
この記事を読めば、コウモリを駆除する方法やそのあとの再発を防ぐ方法までしっかりと知り、対策できますよ。
放置は危険!コウモリが起こす2つの被害
コウモリに住み着かれると、フン尿による悪臭や夜中に動きまわる騒音などさまざまな被害が発生します。
住み着かれてしまったら、早めに駆除をおこないましょう。
おもな被害は以下のとおりです。
- 健康被害
- 建物への被害
ではコウモリが引き起こす被害を簡単に説明します。
健康被害
コウモリが原因で、健康被害が起きる可能性があります。
- 病原菌やウィルスによる病気
- フン尿やカビによる悪臭
- 羽音や鳴き声によるストレス
他にもコウモリ被害は、フン尿による悪臭や鳴き声のストレスも挙げられます。
長く続けば不眠症などの健康被害につながるため放置は厳禁です。
建物への被害
コウモリが住み着くと、建物を傷める原因になります。
コウモリは屋根裏や壁の隙間に住み着き、その場でフン尿を垂れ流します。
屋根裏に住み着いた場合、天井に大きなシミができたり、部屋全体がなんとなく臭いといった被害が発生します。
被害が悪化するとコウモリの駆除だけでなく、天井や壁紙の張り替えも必要です。
「なんとなく家の中がカビ臭い、獣臭い」なら、コウモリが原因かもしれません。
コウモリは放置すると健康被害や建物を傷める原因になります。
早急に駆除を開始しましょう。
次の章では、自分でできるコウモリ駆除の方法を解説します。
自分でできる!コウモリ駆除の4ステップ
発生しているコウモリを効果的に追い出すには、4つのステップが必要です。
- 侵入口を特定する
- コウモリを追い出す
- 巣の清掃と消毒をする
- 侵入口を塞ぐ
あとで触れますが、コウモリは法律によって保護された動物です。
そのため許可なく捕獲することや、傷つける行為は禁止されています。
しかし、コウモリを嫌な匂いで追い出すだけなら、許可を取らなくてもすぐに実行できます。
市役所などの自治体でも追い出しを推奨しているため、まずは追い出し作業から始めましょう。
具体的なやり方を詳しく見ていきます。
コウモリは人に感染する病原菌を保持しているおそれがあります。
咬まれる、ひっかかれるなどはもちろん、フン尿からも感染することがあるため、駆除作業や清掃作業をおこなうときは次のことを守りましょう。
- 長袖長ズボン、マスクやゴーグルを着用して肌の露出をなくす
- ゴム手袋を着用し、素手での作業はおこなわない
- フン尿に触れた場合はすぐに流水で洗い、消毒をする
- コウモリに遭遇した場合は作業を中断してその場を離れる
侵入場所を特定する
はじめに、コウモリがどこから侵入しているかを特定します。
コウモリは1cmほどの隙間があれば侵入できます。
そのため気付かないほど小さな隙間であっても、そこから簡単に侵入されていることがあります。
以下の場所にコウモリのフンが落ちていないか確認してください。
フンが落ちている場所が、実際の侵入口となっていると考えられます。
コウモリの巣(寝ぐら)の見つけ方はこちらの記事をご覧ください。
また、コウモリのフンの見た目は以下のとおりです。
コウモリのフンの特徴は5~10mmほどの大きさで、もろくパラパラと崩れやすいことです。
またフンに昆虫の足や翅(はね)が多い場合、コウモリの可能性が高いでしょう。
ネズミといった他の害獣は穀物や人間の食品などさまざまな物を食べるのに対し、家に住み着くコウモリは昆虫しか食べないためです。
コウモリのフンを見分けるヒントにしましょう。
参考:京都市|衛生動物だより(最終閲覧日:2024年2月22日)
コウモリのフンの見分け方、掃除方法などの詳細はこちらをご覧ください。
コウモリを追い出す
侵入口を特定したら、コウモリを追い出しましょう。
コウモリの嫌がる匂いが含まれた忌避剤やスプレーを使いコウモリを追って出します。
手順は以下のとおりです。
- 特定した侵入口にジャマな物があったら外す(金網やフタなど)
- 侵入口の反対側からスプレーや忌避剤を使用する
- 嫌な匂いで追い立てられたコウモリが侵入口から出ていく
スプレーや忌避剤の種類や使い方は、次の章で解説します。
追い出し作業をするときは、侵入口からスプレーや忌避剤を使わないでください。
侵入口からスプレーを噴射したり、忌避剤を設置したりすると、コウモリが家の奥に追い立てられてしまいます。
パニックになったコウモリが室内に逃げ込む可能性もあるため、侵入口からコウモリが逃げるように追い出し作業をおこなってください。
巣の清掃と消毒をする
追い出したあと、侵入されている場所がフン尿で汚れている場合は清掃と消毒をしましょう。
- ホウキ
- ちりとり
- ポリ袋
- 雑巾
- 消毒剤
コウモリのフン尿には、人に感染する病原菌が付着しているおそれがあります。
そのため使用する道具は使い捨てできるものを用意し、清掃後は処分してください。
ホウキとちりとりを使ってフンを集めます。
コウモリのフンは乾いていてパラパラと崩れやすいです。
そのため、集めているときに舞い上がらないよう、スプレーで水を吹きかけて少し湿らせると集めやすいです。
集めたフンはポリ袋に入れ、しっかりと口を結んで捨ててください。
フンを除去したら水拭きをします。
雑巾を水で湿らせ、全体を拭き掃除しましょう。
使用した雑巾もポリ袋に入れて捨ててください。
掃除が終わったら、最後にアルコールや漂白剤をまいて消毒をします。
清掃後、匂いが残っている場合は消臭スプレーなどをまいて匂いを取り除いてください。
コウモリのフンは可燃ゴミとして処分できます。
また万が一コウモリの死骸があった場合も、同様に可燃ゴミとして処分します。
駆除が終わったら清掃をおこないましょう。
侵入口を塞ぐ
再発を防ぐために、侵入口となった隙間を塞ぎます。
コウモリは1cmほどの隙間があれば侵入します。
そのため予防として、侵入口となっていない箇所でも1cm以上の隙間があれば塞いでしまったほうが安心です。
塞ぐときは、金網や防鳥ネット、すきまパテを使用しましょう。
金網や防鳥ネットは目が1cm未満のものを選ぶとよいです。
参考価格 | Amazon:1,620円 楽天市場:1,780円 Y!ショッピング:1,780円 |
材質 | 銅製 |
サイズ | 12.7cm×4m |
※参考価格は2024年2月14日時点でAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングに掲載されている最安商品の参考価格(税込み・東京都までの送料込み)です。
銅製の金網です。
銅はサビに強く耐水性も高いため、屋外での使用も可能です。
ハサミで簡単に切ることができ、場所の大きさに合わせて調整して使えます。
参考価格 | Amazon:381円 楽天市場:688円 Y!ショッピング:422円 |
色 | 白 |
内容量 | 200g |
※参考価格は2024年2月14日時点でAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングに掲載されている最安商品の参考価格(税込み・東京都までの送料込み)です。
固まらないパテです。
粘土状のため隙間の大きさや形に合わせることができ、簡単に塞げます。
コンクリートやモルタル、漆喰(しっくい)や木材などに使用が可能です。
これでコウモリの駆除は完了です。
次はコウモリの追い出しで使えるグッズをご紹介します。
状況別!コウモリ追い出しグッズ
コウモリの追い出しグッズを紹介します。
コウモリはハッカやトウガラシの匂いが嫌いなため、これらの成分が配合されているものを選ぶと効果的です。
コウモリ追い出しグッズはさまざまな種類があるため、今回は状況にあわせて使える3つの商品をご紹介します。
- 天井裏にまくだけの【スプレータイプ】
- 持続効果3ヵ月【置いておくだけの忌避剤】
- 狭い場所に使える【袋タイプの忌避剤】
コウモリ駆除作業で追い出しに使うなら、即効性のあるスプレータイプがおすすめです。
できるだけコウモリと接触したくないなら、置いておくだけで使える忌避剤もよいでしょう。
狭い場所の侵入防止に使うなら、袋タイプの忌避剤を選びましょう。
天井裏にまくだけの【スプレータイプ】
参考価格 | Amazon:1,670円 楽天市場:1,270円 Y!ショッピング:1,594円 |
有効成分 | 天然ハッカ油 |
内容量 | 420mL |
販売元 | イカリ消毒|商品詳細 スーパーコウモリジェット |
※参考価格は2024年2月14日時点でAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングに掲載されている最安商品の参考価格(税込み・東京都までの送料込み)です。
コウモリが苦手とするハッカ油を使用した忌避スプレーです。
噴射が強力で、最大6mまで届きます。
また、小さな隙間にも噴射できるよう専用ノズルが付属されています。
ただし、効果の持続時間は3〜6時間です。
効果が切れるとコウモリが戻ってくるため、噴射して追い出したあとは侵入口や隙間を塞いで侵入を防ぎましょう。
持続効果3ヵ月【置いておくだけの忌避剤】
参考価格 | Amazon:1,200円 楽天市場:1,319円 Y!ショッピング:1,384円 |
有効成分 | よもぎ、唐辛子、わさび など13種類の植物成分 |
内容量 | 300mL |
販売元 | - |
※参考価格は2024年2月14日時点でAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングに掲載されている最安商品の参考価格(税込み・東京都までの送料込み)です。
よもぎや唐辛子、わさびなど、コウモリが苦手とするものを含む13種類の植物成分でできた忌避剤です。
蓋をあけて屋根裏などコウモリが発生している場所に置くだけのため、簡単に使用できます。
1つで20〜30㎡の広さまで対応しており、約3ヵ月間効果が持続します。
狭い場所に使える【袋タイプの忌避剤】
参考価格 | Amazon:2,680円 楽天市場:3,344円 Y!ショッピング:3,554円 |
有効成分 | 天然ハッカ油、スペアミント |
内容量 | 10袋入 |
販売元 | 株式会社イーライフ グッバイコウモリ |
※参考価格は2024年2月14日時点でAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングに掲載されている最安商品の参考価格(税込み・東京都までの送料込み)です。
袋タイプの忌避剤は気になる場所に貼り付けたり、置いたりして自由に設置ができます。
グッバイコウモリは1畳あたり2個使うため、5畳分の広さに使えますね。
効果は14~30日ほど続くため、駆除後の忌避剤としても使えます。
コウモリ駆除グッズは、さまざまな商品が販売されています。
ご自宅にあわせて適した商品を購入しましょう。
またコウモリ駆除の成功率を上げるには、グッズだけでなく作業をおこなう時間帯と時期もポイントです。
詳しくは次の章で解説します。
コウモリ駆除は春か秋の夕方がおすすめ
コウモリ駆除を成功させるためには、時間帯や時期も重要です。
時間帯は夕方、時期は4月~5月か9月~10月におこなうことをおすすめします。
コウモリは夜行性で、夕方になるとエサを捕るため巣から外に出ていきます。
そのため、巣から出たタイミングをみて忌避剤を使用し、侵入口の封鎖をおこなうと効果的です。
残っているコウモリの数が少なく、エサを捕るに出ていったコウモリもしばらく戻ってくることがないためです。
コウモリは夏に繁殖をして、冬は冬眠をしています。
夏の繁殖期に追い出してしまうと、まだ飛べない赤ちゃんのコウモリが逃げられず、家の中に取り残されてしまうことがあります。
そのまま侵入口を塞いでしまうと、取り残された赤ちゃんは餓死して死骸として悪臭を放つことになります。
また冬眠している冬は、忌避剤で追い出そうとしても、起きずにうまく追い出すことができません。
そのため、コウモリの追い出しは冬眠から目覚めて繁殖期を迎える前の4月~5月、もしくは繁殖期に生まれた赤ちゃんが成長して飛べるようになってから冬眠するまでの9月~10月におこなうことがおすすめです。
どうしても夏の繁殖期や冬眠期でも今すぐ駆除したいときは業者へ依頼しましょう。
コウモリの活動時期・活動時間の詳細はこちらの記事をご覧ください。
害獣駆除業者の相場と自治体の対応
被害が広がっているときや高所での作業が必要なときなど、自分での作業が難しいと感じたときは業者へ依頼しましょう。
費用は業者にもよりますが、3~6万円ぐらいです。
ちなみに市役所など自治体はコウモリ駆除をおこなわないところがほとんどのため、害獣駆除業者がおすすめです。
では費用や自治体の対応を解説します。
コウモリ駆除の費用相場
コウモリ駆除を業者へ依頼しようと思っても、いくらくらいの費用がかかるかわからないと不安ですよね。
そこで、弊社がご相談を承ったコウモリ駆除の費用相場をご紹介します。
割合がもっとも多い価格帯は3万円以上〜6万円未満で、全体の27%でした。
しかし、なかには6万円以上の方もいますよね。
費用が高額になるケースには、以下の場合が考えられます。
- 作業場所が広範囲
- 被害がすでに悪化している
- 侵入口の封鎖や清掃などの作業箇所が多い
コウモリの駆除費用の詳細はこちらの記事をご覧ください。
ご自身のコウモリ駆除にいくらかかるのか具体的な金額を知りたい場合は、業者への見積り依頼がおすすめです。
害獣駆除110番では、見積りや現地調査に無料で対応※できる業者をご紹介しております。
ぜひお気軽にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積り・キャンセルに費用をいただく場合がございます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
自治体ではコウモリ駆除はおこなわない
コウモリが発生したことを相談しても、自治体では私有地のコウモリ駆除はしてくれません。
市役所など自治体に相談するとたいていは、地元の害獣駆除業者や日本ペストコントロール協会を紹介してくれます。
日本ペストコントロール協会とは、有害生物に関する調査研究やペストコントロール技術者の養成・認証などをおこなっている公益社団法人であり、全国の害獣駆除業者の多くが所属しています。
自治体が紹介してくれるため安心できますが、コウモリ駆除は業者によって作業内容や費用が異なります。
地域によっては自治体から紹介してもらった業者よりも安く駆除してくれる、細かい作業までしてくれる業者もあるかもしれません。
他にも地域によっては、忌避装置を貸してくれるところもあります。
しかし、貸し出してくれる忌避装置は自分で設置し、自分で侵入防止工事をおこなう必要があります。
そのため、コウモリ駆除を依頼するときは複数の業者を比較して検討したほうが賢明です。
参考:各務原市|コウモリ忌避装置(防鳥防獣装置)の貸出について
参考:つくば市|【環境保全課】よくある質問
参考:横浜市|お問合せの多い質問
(最終閲覧日:2024年2月14日)
コウモリ駆除業者の選び方や、おすすめ業者についてはこちらの記事をご覧ください。
駆除に役立つ!コウモリの生態
これまではコウモリ駆除の方法について解説してきましたが、ここからはコウモリの生態を解説します。
コウモリにはたくさんの種類がいますが、よく民家に侵入し被害を出すのはアブラコウモリです。
名前 | アブラコウモリ |
体長 | 約5cm |
活動時間 | 夜行性 日没後と日の出前に行動する |
エサ | 昆虫 |
活動時期 | 春~秋 冬は冬眠する |
参考:国立環境研究所 侵入生物DB|アブラコウモリ(最終閲覧日:2024年2月14日)
アブラコウモリは、家に住み着くことからイエコウモリとも呼ばれています。
体長は5cmほどと手のひらサイズで、ネズミよりも小さな大きさです。
アブラコウモリは昆虫しか食べません。
コウモリは種類によっては果物や動物に被害を出すものがいますが、アブラコウモリに関してはそのような被害は出しません。
さらにコウモリは冬眠するため、冬は一時的に静かになります。
ただしコウモリは寝ているだけでまだ家にいるため、春になったら駆除を考えましょう。
アブラコウモリの生態の詳細はこちらの記事をご覧ください。
コウモリ駆除に関するよくある疑問
最後に、コウモリ駆除で疑問に思いやすい内容を質問形式でまとめました。
- 超音波を使った忌避は効果がありますか?
- コウモリを自分で捕まえてもよいですか?
- コウモリを駆除しなくてよいケースはありますか?
超音波を使った忌避は効果がありますか?
コウモリが慣れてしまうため、超音波は一時的といわれています。
害獣よけの商品には、人間に聞こえない音・超音波を使った製品があります。
しかし超音波の効果は一時的で、コウモリが音に慣れると再び戻ってくるかもしれません。
超音波の効果は一時的といわれているため、前述した追い出しグッズの利用をおすすめします。
音を利用したコウモリ対策の詳細はこちらの記事をご覧ください。
コウモリを自分で捕まえてもよいですか?
コウモリなど野生動物は、行政の許可がないと捕獲できないためやめましょう。
コウモリをはじめほとんどの野生動物は、鳥獣保護管理法に守られています。
簡単にまとめると「許可なく野生動物を捕まえてはいけない、傷つけてはいけない」という法律です。
参考:環境省|鳥獣保護管理法の概要(最終閲覧日:2024年2月14日)
コウモリは、鳥獣保護管理法で保護されており捕獲が禁止されています。鳥獣保護管理法とは、鳥類または哺乳類に属する野生動物の捕獲と駆除を禁じている法律で、哺乳類であるコウモリはこの鳥獣保護管理法が適用されます。原則として、捕獲・殺傷は禁止されており、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。
出典:福岡県朝倉市|コウモリについてのお知らせ(最終閲覧日:2024年2月14日)
補足ですが、コウモリを捕獲するには市役所などの自治体に相談して捕獲の許可をもらう必要があります。
今回この記事で紹介したコウモリの追い出しでは、自治体の許可は不要です。
野生動物と法律については関連記事でわかりやすく説明しています。
気になる方は、こちらもご確認ください。
敷地外のコウモリも自分で駆除すべきですか?
自宅に住み着いたコウモリは原則的に駆除すべきですが、それ以外の場所で見つけたコウモリの悩みに関しては土地の所有者・施設の管理者に相談しましょう。
町中でよく見かけるアブラコウモリは、蚊やハエといった不快害虫を食べる益獣です。
そのため市役所などの自治体でも、特別な理由がない限り地域のコウモリ駆除はおこなっていません。
「近所の畑を飛び回っている」「市街地で見かけた」程度ならば、駆除や通報は不要です。
しかし「近所の空き家に住み着いて困っている」など、他人の敷地に住み着いたコウモリにお悩みの場合もあるでしょう。
そういった場合は、土地の所有者や施設の管理者に相談しましょう。
どうしても土地の所有者や施設の管理者がわからない場合は、自治体にその旨を伝えれば相談にのってくれるはずです。
まとめ
家に発生しているコウモリは、侵入口を特定して忌避剤を使用すると追い出せます。
再発を防ぐためには、追い出したあとの侵入口の封鎖も重要です。
ただし、コウモリの侵入口は高所にある場合が多いです。
コウモリが発生していた場所には感染症の原因となる病原菌がいるおそれもあります。
少しでも不安や難しさを感じたら、無理をせず業者に依頼するとよいでしょう。