「畑にフンが落ちている!タヌキの仕業かも。」
「フン被害を止めたい!でもタヌキという確証もないしどうしていいかわからない……」
家の敷地内にフンがされていると不快で、すぐにでも被害を止めたいと思いますよね。
しかし、そのフンがどの動物の仕業なのかわからなければ、どのような対策が正しいのか迷ってしまうでしょう。
じつは、フンの特徴を見極めることでタヌキのものか判断できます。
タヌキのフンはそのまま放置していると悪臭や健康被害が広がるおそれが高いため、早めの対策が大切です。
そこでこの記事では、フンの正体を見分けて被害を止めるため、以下のことについて解説していきます。
- タヌキのフンや足跡の特徴
- 他の動物との違いと見極め方
- フン被害を止めるための効果的な対策
発生しているフンがタヌキのものか見分けることができ、その後の正しい対策までわかります。
ぜひご一読ください。
タヌキの仕業か迷ったらフンと足跡で正体を判断する
畑が荒らされていたとき、「タヌキの仕業かな?」と思うことがありますね。
でも、他の動物の仕業なのかもしれません。
迷った場合はまず、フンや足跡を観察してみましょう。
フンで動物の種類を見分ける方法
タヌキのフンは、楕円形のような形をしています。
大きさは約2~3㎝ですが、1ヵ所にたくさん集まって5cmほどのかたまりになっていることもあるのです。
ネズミやコウモリといった小動物のフンはタヌキのフンよりも小さく、細長い形をしています。
畑を荒らす動物には、イタチ、ハクビシン、アライグマなどがいますね。
イタチのフンは、先が細くねじれていることが多いようです。
ハクビシンやアライグマのフンは、長さ5cm~10cm以上の丸くて長い形をしています。
タヌキは雑食性ですので、小動物から野菜や果物、魚介類まで何でも食べます。
そのため、フンには消化しきれない動物の骨や果物の種などが含まれていることがあります。
足跡で動物の種類を見分ける方法
足跡がしっかり残っていれば、どんな動物が侵入したのかを見分けることができます。
足跡を残しがちな動物は、タヌキ、ハクビシン、アライグマです。
それぞれの足跡の違いを確認してみましょう。
- タヌキ
-
- 指が4本
- 前足と後ろ足の大きさが同じくらい
- ハクビシン
-
- 指が5本
- 後ろ足のほうが大きい
- アライグマ
-
- 指が5本
- 後ろ足のほうが大きい
- 指が長い
タヌキの足跡は指の本数ですぐにわかります。
4本の指は丸くて短く、手のひらも小さいです。
そのため皮をむいたり実をきれいにとったりすることが苦手なのでしょう。
たとえば、アライグマはトウモロコシの皮をむいて食べます。
しかし、皮をむくことができないタヌキはかじりつくしかありません。
作物を食い散らかしてあったらタヌキの仕業である可能性が高いです。
タヌキのフンを見つけたら近くにいるのでしっかり対策する
タヌキのフンがあったら、そこにタヌキがいた証拠です。
たかがフンだとあなどることなくしっかり対策しなければいけません。
タヌキを駆除するための具体的な方法をご紹介します。
金網やネットで侵入できないようにする
侵入できないように金網やネットで作物の回りを囲います。
少しでも破れたり穴が開いたりしていると、そこから侵入してしまうので油断は禁物です。
また、地面との隙間から侵入したり、よじ登って侵入したりすることもあります。
設置するときには、隙間がないように囲ってください。
そして、破れや穴を発見したときにはすぐに補修しておきましょう。
よじ登れないようにある程度高いところまで囲わなくてはいけません。
金網やネットの他にトタン板などで囲うこともあります。
音や光、匂いで追い払う
さわったり近づいたりすると、音や光が出るもので驚かせる方法があります。
タヌキは憶病で、驚かせると一瞬気絶してしまうほどです。
ですから、あまり大きな音や光でなくても効果があります。
また、タヌキは嗅覚が優れていますので、天敵であるオオカミの尿のような匂いがするグッズで追い払う方法も有効です。
ただ、驚かせたり怖がらせたりする方法だけではすぐに慣れてしまいます。
完全に追い払うためには、侵入を防ぐ、わなを仕掛けて捕まえるといった他の方法との組み合わせが必要です
わなをしかけて捕まえる
タヌキはエサの場所をよく覚えていて何度も訪れます。
エサが多くあるとわかれば、仲間に知らせて集団で侵入する可能性もあります。
エサ場を覚えて何度も侵入するタヌキを捕まえてしまうのが手っ取り早いでしょう。
ただ、捕獲用のわなをしかけるときには自治体に届けて許可を受けることが必要です。
無許可で設置すると罰則対象になるので気をつけてください。
隠れる場所をなくす
わなをしかけること以上に大事なのが、環境整備です。
タヌキの生態を知って、侵入しにくい環境をつくらなければいけません。
タヌキは憶病な動物です。
日中は畑の近くに隠れて様子をうかがい、夜になると侵入します。
そのため、畑の近くにある隠れ場所をなくしてしまうことが効果的です。
隠れ場所は、おもに藪の中です。
刈払い機などを使って、できるだけ藪を刈り取っておきましょう。
隠れる場所がなくなったらタヌキはエサ場に来なくなります。
番犬を飼う
タヌキは隠れてひそんでいることが多いですが、民家の近くを堂々と歩きまわっていることがあります。
住宅街や畑まわりには天敵となる動物がいないからです。
そこで、民家や畑の近くでは番犬を飼うこともタヌキ対策になります。
タヌキは犬に対して臆病ですから近づいてきません。
また、番犬を飼うことはタヌキだけでなくカラスやイタチの対策にも役立ちます。
自分でできるタヌキ駆除の方法の詳細はこちらの記事をご覧ください。
害獣駆除業者に依頼する
「できるだけ早くタヌキによる被害を解決したい!」とお考えであれば、害獣駆除業者に依頼することもご検討ください。
プロにお願いすれば、鳥獣保護管理法に違反することなく、適切に対応してくれます。
害獣駆除110番でもタヌキ駆除のご相談を受け付けております。
相談から現地調査、見積りは無料※となっております。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
ご相談いただいたあとでも、お見積り内容にご満足いただけなければお断りいただいてもかまいません。
ぜひ安心してご相談ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
タヌキの「ためフン」に要注意!
タヌキの「ためフン」の習性には注意しましょう。
雑食性のタヌキのフンには、消化しきれない骨や種が混じっていて、かなりくさいです。
また、同じところに固めてフンをする習性があるため、周辺に悪臭を放ちます。
また、家の中にためフンをされることもあります。
天井裏や屋根裏部屋に入り込む場合もあります。
家の中にフンがあったら悪臭被害だけでは済みません。
部屋の屋根や床にシミができてしまったり、腐食してしまったりすることも考えられます。
そんなことにならないように、フンがあったらすぐに取り除きましょう。
タヌキが「ためフン」をするのは、おもにマーキングのためです。
フンの匂いで自分の存在やエサ場の情報を伝えるのが目的です。
また、エサ場をねらっている他の動物に対して自分の存在を示す役割もあります。
タヌキによる被害はフン以外にも!
ためフンによる被害について詳しく述べてきましたが、その他にもタヌキがもたらす被害には次のものがあるので注意が必要です。
畑を荒らす
タヌキはもともと丘陵地の森林などに住み、果物や小動物を食べていました。
しかし、森林伐採や埋め立てなどによって住処もエサ場もうばわれてしまったのです。
そうして、タヌキはエサを探して畑を荒らしてしまうようになりました。
侵入時の足跡や食べ散らかしは、農家の方を大変困らせています。
食害
畑で作物を育てている農家だけでなく、タヌキがエサを探す場所に住んでいる人たちにとっても、タヌキは困った害獣です。
タヌキはどんなものでも食べてしまいますが、特に人間の食べ物が大好物だからです。
屋外に生ごみが置いてある場合は、ゴミ箱をひっくり返したり袋を破ったりして、食べ物を探します。
そのため周囲にゴミをまき散らすことが問題になっています。
民家や店舗に侵入して、池や水槽で飼っている魚を捕まえて食べてしまうこともあります。
さらに、学校に侵入して飼育小屋の鳥や鶏を食べることもあるのです。
健康被害
タヌキは雑食性なので、さまざまな病原菌を含んだものも食べてしまいます。
そのためタヌキのフンには人間に悪影響を及ぼす病原菌が混じっているかもしれません。
住人が思わぬ病気にかかるおそれがあります。
また、使っていない物置部屋や屋根裏などに侵入して、タヌキが住みついてしてしまうこともあります。
知らないうちに繁殖してしまわないように気をつけましょう。
まとめ
- タヌキのフンは楕円形で、大きさは約2~3cm
- タヌキはためフンをする
- 動物の骨や果物の種が含まれていることがある
タヌキのフンらしきものを見つけたときに、どうするべきかについてご説明してきました。
畑を荒らされている場合には、驚きとともに怒りがこみあげてくることでしょう。
フンを見つけてさまざまなタヌキ対策をしてみても、被害がなくならないケースはあります。
また、「タヌキと遭遇するのが怖い」という方もいらっしゃるかもしれません。
そういった場合には、業者に依頼するという方法もありますよ。
対策に悩んでいる間に被害を拡大させないために、タヌキのフン被害に悩んだら早めに業者へ相談することをおすすめします。
業者に依頼すれば無駄のない害獣駆除が可能です。
害獣駆除110番ではいつでもご相談いただけるよう、相談窓口は24時間365日対応しております。
ご依頼前の相談にも対応しておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。