イタチ、アライグマ、ハクビシンの害獣は冬眠しません。
「冬の間に駆除したかった。冬眠するため害獣が出ていくと思った」という方も多いかと思いますが、害獣被害は気が付いたらすぐに行動しましょう。
獣害は冬の間も被害が続いているため、放っておくと問題がどんどん大きくなるからなんです。
この記事では、害獣被害が多い「イタチ、アライグマ、ハクビシン」の生態と駆除についてまとめました。
ぜひ参考にしてください。
イタチ、アライグマ、ハクビシンは冬眠しない
イタチ、アライグマ、ハクビシンは冬眠せず、冬も活動します。
特にイタチは雪の中でもトンネルを掘って、活発に移動できるんです。
アライグマは冬の間活動量を抑える、休眠をおこない越冬します。
休眠は冬の間に眠っている冬眠と違い、行動量が落ちるものの起きて活動しています。
害獣被害は冬になると落ち着きますが、全くなくなるわけではないんですね。
冬は害獣がおとなしくなるだけなので閉じ込めに注意!
多くの動物は、冬になると活動量が減ります。
そのため「夏の間、騒がしかったイタチが静かになった。冬になり出ていった、もしくは冬眠した」と勘違いされるかたも多いようです。
基本的に環境が変わらない限り、害獣が出ていくことはありません。
「害獣が出ていったと勘違いして、侵入口をふさぎ逆に家の中に閉じ込めてしまった。」という事故が起きないよう、気を付けましょう。
害獣の侵入路を断つのであれば、季節を問わず「駆除、追い出しを徹底」「害獣が残っていないか?」をチェックしてからおこなってください。
次の章からは、よく家に侵入して困る害獣の生態をまとめてご紹介します。
動物は繁殖期や出産時期が近づくと活発に行動するため、確認しておきましょう。
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イタチの生態
イタチには在来種の「※ニホンイタチ」と外来種の「チョウセンイタチ(別名シベリアイタチ)」の2種類がいます。
現在チョウセンイタチのほうが多いため害獣とみなされるのは、ほとんどの場合チョウセンイタチです。
※正しくは「イタチ」ですが、混乱を避けるため「ニホンイタチ」と記載しています。
今回は外来種のチョウセンイタチの生態について解説します。
分布 | 主に西日本に分布 |
体長 | (オス)28~39cm (メス)25~31cm |
しっぽの長さ、特徴 | 16~21㎝ほど、黄色っぽい色 |
繁殖期 | 4~5月に交尾、6~8月に育児をする |
その他 | オスメスで体の大きさが異なり、オスのほうが大きい。 |
チョウセンイタチはわずか3㎝の穴も潜り抜けるしなやかな体。
垂直の壁も登り、水も恐れず池などでも泳ぎます。
天井裏に住み着いた場合、断熱材(グラスウール)を食い破って巣の材料にしてしまいます。
ニホンイタチとチョウセンイタチの違い
最も簡単なのはしっぽの長さ。
チョウセンイタチはしっぽが長く、体長に対し半分以上の長いしっぽです。
ニホンイタチは胴体に対し、しっぽの長さは短めです。
アライグマの生態
分布 | ほぼ日本全都道府県に分布 |
体長 | 40~60cm |
しっぽの長さ、特徴 | 20~40cm しま模様の太いしっぽ |
繁殖期 | 1~3月に交尾、4~6月に出産 |
その他 | スイカに500円ほどの穴をあけ、そこから中身だけをくりぬいて食べるほどの器用。 自分でオリをあけて、逃げ出すこともある。 |
ペットとして輸入された反面、とても狂暴で人にはなつきません。
アライグマは基本夜行性ですが、日中に行動し農作物やゴミなどをあさることもあります。
雑食性で生ごみやペットのエサ、さらには池や水槽で飼っている鯉や金魚が食べられた被害もあります。
ハクビシンの生態
分布 | ほぼ日本全都道府県に分布 |
体長 | 60cmほど |
しっぽの長さ、特徴 | 40cmほど 細く、長い尾の先が黒いしっぽ |
繁殖期 | 3~12月に出産 |
その他 | 漢字で「白鼻芯」、鼻筋の白い模様が特徴。 宙に張ったワイヤーやロープの上を渡れるため、電線の上を渡ることもある |
タヌキなどにみられる、フンを1ヶ所に溜める「溜めフン」の性質があります。
完全な夜行性で、夜に行動します。
自然の多い里山での被害が多い動物ですが、近年では市街地にも出没。
電線や側溝を使い行動します。
まとめ
獣害は冬になれば落ち着きますが、それはあくまで一時的なもの。
冬になり、動物たちの活動量が減っただけにすぎません。
そのため、冬の間も食べ物を荒らされたり、ふん尿による被害が出たりと問題は続きます。
害獣駆除は困ったときにすぐに連絡しましょう。
季節を問わず、時間が空くとさらに被害が広がる可能性が高いからです。
今、獣害でお悩みなら【害獣駆除110番】にご連絡ください。
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