「ガラスを交換したいけど、たくさん種類があってどれがいいのかわからない」
「自分の好みにあったガラスを見つけたい」
このような方はぜひ当記事を読んでみてください。
当記事はご家庭でよく使われるガラスの種類を網羅し、それぞれの特徴を徹底解説!
さらに種類ごとの性能比較もあるので、商品を選ぶ際の参考にしていただけます。
今回解説する内容は以下のとおりです。
- 一般的なガラス3種類
- 強度の高いガラス4種類
- 遮熱・断熱ガラス3種類
- ガラスの性能比較
- 失敗しないガラスの選び方
当記事を読めば、あなたにぴったりのガラスが見つかります!
※掲載価格はガラス業者3社が提示している料金の平均価格です(施工費など込み)
※2022年10月18日時点の情報です
ガラスの種類1.一般的なガラス
まずは私たちが日常で目にする機会の多い一般的なガラスを3種類ご紹介します。
今回ご紹介するのは以下の3種類です。
- 透明ガラス
- 型板ガラス
- すりガラス
透明ガラス
透明ガラスは住宅やビルの窓に使われる最も一般的なガラスです。
フロートガラスとよばれることもあります。
表面が平らでゆがみが少ないので外の景色がよく見えて、光をしっかり取り入れることができます。
シンプルなぶん加工しやすいので、交換費用は安くなりやすいです。
透明ガラスの交換費用(税込)
では、窓ガラスによく使われる厚さ3mmと5mmの交換費用相場をご紹介します。
- 90cm×90cm
-
- 3mm
-
18,200円
- 5mm
-
23,200円
- 90cm×180cm
-
- 3mm
-
23,600円
- 5mm
-
29,000円
型板ガラス
型板ガラスはガラスの表面に型模様を入れたガラスです。
くもりガラス、かすみガラスなどとよんでいる業者もいます。
光を通しながら視線を遮ることができるので、玄関の引き戸のガラスや、プライバシーを守りたい浴室やトイレに使われることが多いです。
型板ガラスの交換費用(税込)
では、窓ガラスによく使われる厚さ4mmの交換費用の相場をご紹介します。
- 4mm
-
- 90cm×90cm
-
17,400円
- 90cm×180cm
-
22,933円
型板ガラスの交換費用は、同じ厚さ・大きさの透明ガラスと同じくらいです。
すりガラス
すりガラスは透明ガラスの表面を加工してわざと見えづらくしたガラスです。
型板ガラスと同じようにプライバシーを守りたい場所によく使われますが、取り付けたあとの見た目はすりガラスのほうがやわらかいです。
ただ、水に濡れると透明度が増して透けてしまう注意点もあります。
具体的には以下の実験動画をご覧ください。
すりガラスの交換費用(税込)
では、窓ガラスによく使われる厚さ3mmの交換費用の相場をご紹介します。
- 3mm
-
- 90cm×90cm
-
18,970円
- 90cm×180cm
-
27,607円
同じ厚さ・大きさの透明ガラスと比べると、90cm×90cmはほぼ同じくらいです。
一方で90cm×180cmは約4,000円高くなっています。
ガラスの種類2.強度の高いガラス
次は防犯対策などにおすすめの強度の高いガラスを4種類ご紹介します。
今回ご紹介するのは以下の4種類です。
- 強化ガラス
- 網入りガラス
- 防犯ガラス
- 合わせガラス
強化ガラス
強化ガラスは透明ガラスに熱処理を加えたあと、表面を急激に冷やすことで強度を高めたガラスです。
通常の透明ガラスに比べると3〜5倍の強度があります。
強化ガラスが丈夫な理由は以下のとおりです。
強化ガラスは、板ガラスを軟化点(約700℃)近くまで加熱した後、急冷処理により、ガラスを破壊させようとする引張り力を打ち消す圧縮応力を形成させることで強い強度を得ています。
引用:GLASS TOWN
もちろんガラスなので強い力が加わると割れることもあります。
ただ、割れたとしても一瞬で全体が粉々になるので、破片が飛び散ったり鋭利な部分でケガをしたりする危険性が低いです。
そのため別名、安全ガラスとよばれることもあります。
おもに強度が必要なテーブルや棚に使われますが、店舗や事務所の入口扉にもよく使われます。
その一方で表面に傷が入ると全体が一気に割れる特徴から、防犯対策には適しません。
以下の動画を見ると、強化ガラスの強さと割れ方がよくわかります。
強化ガラスの交換費用(税込)
では、よく使われる厚さ5mmの交換費用の相場をご紹介します。
- 5mm
-
- 90cm×90cm
-
25,667円
- 90cm×180cm
-
31,833円
同じ厚さ・大きさの透明ガラスと比べると、90cm×90cmは約2,000円、90cm×180cmは約3,000円高くなっています。
網入りガラス
網入りガラスは金網が入ったガラスです。
強度は通常の透明ガラスと変わりませんが、熱に強い特徴があります。
火災でガラスにひびが入っても、金網があるおかげで一気に割れることはありません。
そのため、窓から炎が吹き出すような事態になりにくく、他の場所や近所への延焼を防げます。
おもに商業施設や火を使う飲食店、住宅のキッチンの窓によく使われます。
以下はバーナーで一般的なガラスと網入りガラスを熱した実験動画です。
注意点として、網入りガラスは熱割れしやすいです。
ワイヤーが熱を吸収し、他のガラスよりも温度差が生まれやすいからです。
熱割れとは
引用:中島ガラス工業株式会社
窓ガラスは直射日光が当たるとそのエネルギーの一部を吸収することで温度が上昇します。しかしガラスの周囲はサッシの中で直射日光があたらない状態にあり、またサッシや躯体からの放熱も影響して周囲(低温)と中央部(高温)に温度差が生じます。この温度差が原因で窓ガラスが割れることを熱割れと呼びます。
上記のような点から、日当たりのよい窓に網入りガラスを取り付ける場合はご注意ください。
熱割れの詳しい解説や対処法は「熱割れの発生原因と対処法」をご覧ください。
網入りガラスの交換費用(税込)
よく使われるのは6.8mmで、透明なものと型板ガラスのような加工がされたものがあります。
それぞれの交換費用の相場をご紹介します。
- 透明タイプ
-
- 90cm×90cm
-
28,500円
- 90cm×180cm
-
44,533円
- 型板タイプ
-
- 90cm×90cm
-
21,367円
- 90cm×180cm
-
31,433円
同じ大きさの透明ガラスと比べると、90cm×90cmは約3,000~5,000円、90cm×180cmは約8,000~15,000円高くなっています。
網入りガラスに関する注意点
建築基準法や消防法では「防火地域」と「準防火地域」※が定められており、その中にある建物や施設は種類を問わず、網入りガラスの使用が義務付けられています。
該当する地域に住んでいる場合は必ず取り付けましょう。
※駅前や建物の密集地、幹線道路沿いなど、火災が発生した際に被害が大きくなりやすい地域のこと。
地域内の建物はすべて、延焼や倒壊を防ぐ対策が求められる。
建築基準法:第六十一条
引用:e-GOV
防火地域又は準防火地域内にある建築物は、その外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に防火戸その他の政令で定める防火設備を設け、かつ、壁、柱、床その他の建築物の部分及び当該防火設備を通常の火災による周囲への延焼を防止するためにこれらに必要とされる性能に関して防火地域及び準防火地域の別並びに建築物の規模に応じて政令で定める技術的基準に適合するもので、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものとしなければならない。
合わせガラス
合わせガラスは2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み、強度を高めたガラスです。
フィルムがあることにより、外から鈍器などで割ろうとしても貫通しづらくなっています。
万が一割れても破片が飛び散りにくく、安全性は高いです。
特に近年は大型台風が増えたこともあり、防災対策として自宅に取り入れる方が増えているようです。
一般的なガラスと合わせガラスの割れ方の違い
■ 一般的なガラスの割れ方
■ 合わせガラスの割れ方
ちなみに中間膜は紫外線を吸収する効果もあるため、窓ガラスに使用すると家具の日焼けを防ぐこともできますよ。
そして、合わせガラスの中でも防犯に特化したものを防犯ガラスといいます。
ここからは防犯ガラスの特徴と費用相場をご紹介します。
防犯ガラス
防犯ガラスは合わせガラスの一種で、特に防犯に特化したガラスです。
通常の合わせガラスとの違いは以下のとおりです。
防犯ガラスと合わせガラスはどう違うのですか?
引用:GLASS TOWN
中間膜の厚さが違います。防犯ガラスの中間膜は30ミル(0.76mm)以上ですが、合わせガラスの中間膜は15ミル(0.38mm)しかありません。欧州の規格では、中間膜15ミルの合わせガラスには防犯性能を認めていません。
厚い中間膜があることで、泥棒がガラスを割ろうとしても時間がかかり、侵入を諦めさせる効果があります。
実際、警察庁の調査で、空き巣犯は侵入に5分以上かかると諦めるというデータが出ています。
家の防犯性を高めたい方や、地域の治安が心配な方は、割れにくい防犯ガラスへの交換をご検討ください。
防犯ガラスの耐久実験
防犯ガラスの交換費用相場(税込)
防犯ガラスの交換費用は、中に挟む中間膜の厚さで変動します。
今回は板硝子協会が一般住宅用として推奨する、膜の厚さ30ミル(約0.8mm)と60ミル(約1.5mm)の場合をご紹介します。
- 透明ガラス3mm+中間膜30ミル(約0.8mm)+透明ガラス3mm
-
- 90cm×90cm
-
34,100円
- 90cm×180cm
-
54,500円
- 透明ガラス3mm+中間膜60ミル(約1.5mm)+透明ガラス3mm
-
- 90cm×90cm
-
42,916円
- 90cm×180cm
-
─
同じ厚さ・大きさの透明ガラスと比べると、90cm×90cmは約16,000〜20,000円、90cm×180cmは約30,000円高くなっています。
ガラスの種類3.断熱・遮熱ガラス
次は断熱・遮熱ガラスを3種類ご紹介します。
今回ご紹介するのは以下の3種類です。
- 複層ガラス
- Low-E複層ガラス
- 真空ガラス
複層ガラス
複層ガラスは2枚のガラスの間に空気を閉じ込めたガラスです。
この空気には熱が伝わりにくいので、室内の熱が外に逃げず高い断熱効果があります。
冬場の暖房の効率もアップし、省エネ効果もありますよ。
また空気層があることで外の冷気が直接ガラスに伝わりにくくなり、室外と室内の気温差が少なくなって窓ガラスが結露しにくくなるメリットもあります。
「冬になると毎日窓が結露して大変……」という方は、複層ガラスへの交換をぜひご検討ください。
複層ガラスの交換費用(税込)
では、よく使われる厚さ3mmと5mmの交換費用の相場をご紹介します。
- 透明ガラス3mm+空気層+透明ガラス3mm
-
- 90cm×90cm
-
28,467円
- 90cm×180cm
-
45,767円
- 透明ガラス5mm+空気層+透明ガラス5mm
-
- 90cm×90cm
-
33,967円
- 90cm×180cm
-
65,300円
同じ厚さ・大きさの透明ガラスと比べると、90cm×90cmは約5,000~10,000円、90cm×180cmは約20,000~35,000円高くなっています。
Low-E複層ガラス
Low-E複層ガラスは、太陽の放射熱※を低減させる機能をもった複層ガラスの一種です。
※放射熱は、太陽光やガスコンロの火など、熱を発する部分から離れていても感じる熱のこと。
ガラスにコーティングされたLow-E金属膜が太陽や暖房の熱を吸収し、反射させます。
そのため夏は暑さがやわらぎ、冬は効率的に部屋が温まります。
Low-Eガラスの交換費用(税込)
では、よく使われる厚さ3mmの費用相場をご紹介します。
- Low-Eガラス3mm+空気層+透明ガラス3mm
-
- 90cm×90cm
-
38,166円
- 90cm×180cm
-
68,433円
同じ厚さ・大きさの透明ガラスと比べると、90cm×90cmは約20,000円、90cm×180cmは約40,000円高くなっています。
「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」がある
Low-E複層ガラスは大きく「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」があります。
それぞれ特徴を解説するので、用途に合わせて選んでください。
- 断熱タイプ
-
室内側のガラスにLow-E金属膜をコーティングしたタイプを「断熱タイプ」といいます。
室内の放射熱を外に逃がさないため、暖房の効率が高まり、効率的に部屋が温まります。
寒冷地の住宅や日当たりの悪い部屋の窓におすすめです。 - 遮熱タイプ
-
室外側のガラスにLow-E金属膜をコーティングしたタイプを「遮熱タイプ」といいます。
断熱効果に加えて、外の熱を遮ることで、真夏でも室内を涼しく保ちます。
暑さをやわらげて快適に過ごしたい寝室や、西日の気になる部屋におすすめです。
真空ガラス
真空ガラスは、2枚のガラスの間が真空状態のガラスです。
作りは複層ガラスと同じですが、真空層には熱がまったく伝わらないので、複層ガラスよりも断熱効果が高いです
より高性能なガラスをお求めの方は、真空ガラスも検討してみてはいかがでしょうか。
真空ガラスの交換費用(税込)
では、よく使われる厚さ3mmの費用相場をご紹介します。
- Low-Eガラス3mm+真空層+透明ガラス3mm
-
- 90cm×90cm
-
54,100円
- 90cm×180cm
-
85,100円
同じ厚さ・大きさの透明ガラスと比べると、90cm×90cmは約37,000円、90cm×180cmは約60,000円高くなっています。
ひとめでわかるガラスの性能比較表
この章では、ここまでご紹介したガラスの性能を比較します。
下記の表にまとめたので、商品選びの参考にしてください。
記号の意味
〇:効果が高い
△:機能はあるが効果は低い
✕:機能がない
断熱 | 遮熱 | 紫外線カット | 安全性 | 防犯 | 防音 | 防火 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
透明ガラス | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
強化ガラス | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ |
網入りガラス | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ◯ |
合わせガラス | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
複層ガラス | ◯ | ✕ | △ | ✕ | ✕ | △ | ✕ |
Low-W複層ガラス | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ | △ | ✕ |
真空ガラス | ◯ | ✕ | △ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ |
気になるガラスがある方は、ぜひ当サイト「ガラス110番」にご相談ください。
お見積りのご相談だけでも歓迎いたします。
空間や用途にあった失敗しないガラスの選び方
ここまで読んでいただき、気になるガラスは見つかったでしょうか。
次は、ご自宅の空間や用途にあった選び方を解説します。
ガラスを取り付けたい空間や用途に適した機能をもつ商品を選べば、より快適・便利に過ごせるようになりますよ。
お部屋ごとに重視したいポイントをまとめたのでご覧ください。
- リビング
-
目隠しと遮熱
- 寝室
-
目隠しと遮音
- 玄関まわり
-
防犯性
- 脱衣所
-
目隠しと結露防止
リビングは「目隠しと遮熱」を重視
道路に面したリビングは外を通る人の視線が気になる場所です。
ただ、しっかり光も取り入れて明るい部屋にしたいですよね。
そんなリビングには、視線を遮りながら光もしっかり入る「型板ガラス」がおすすめです。
寝室は「目隠しと遮音」を重視
道路や隣の建物に近い寝室では、人の視線が気になる方も多いでしょう。
また、しっかり眠るためには遮⾳性も大切です。
そんな寝室には「複層ガラス」をおすすめします。
複層ガラスに乳白色のフィルムを貼れば、気になる視線もばっちりガードできますよ。
目隠し用シートの商品例
価格 | 4,538円 |
サイズ | 120 x 200cm |
価格 | 2,860円 |
サイズ | 92cm×90cm |
※2022年10月26日時点の情報です
玄関まわりは「防犯性」を重視
玄関のドアガラスや、玄関に近い部屋の窓ガラスは防犯性を重視して選びましょう。
おすすめは「防犯ガラス」です。
特に「CPマーク」がついた商品は、さまざまな実験をして防犯性能が保証された商品です。
商品選びに迷ったときは基準にしてみてください。
CPマークの詳しい説明は以下をご覧ください。
侵入者がピッキングやドア錠のこじ破りなどの行為を開始してから建物内部に侵入可能な開口になるまでの時間を「抵抗時間」と呼び、商品ごとに定められた試験を行い、抵抗時間が5分間以上であることを確認されたものが「防犯性能の高い建物部品」(CP部品)として公表されています。
引用:5団体防犯建物部品普及促進協議会
脱衣所は「目隠しと結露防止」を重視
脱衣所や洗面所は、特にプライバシーを守りたい場所です。
同時に、湿気による結露が発生しやすい場所でもあります。
そこでおすすめなのが「複層ガラス」です。
複層ガラスに乳白色のフィルムを貼ればシルエットも隠せます。
窓ガラスに合わせるサッシの種類と選び方
窓ガラスを取り付け・交換するときは、サッシとの組み合わせを考えることも大切です。
そこで主な4種類のサッシの特徴と、サッシの選び方を解説します。
ご紹介するサッシは以下の4種類です。
価格面でも以下の順で高くなります。
- アルミサッシ
- アルミ樹脂複合サッシ
- 樹脂サッシ
- 木製サッシ
アルミサッシ
アルミサッシはアルミニウム合金で作られたサッシです。
軽くて、さびにくく、加工しやすい点から、日本では高度経済成長期に大量生産され、現在も多くの住宅で使われています。
日本サッシ協会が2021年9月におこなった調査では、戸建て住宅の窓のアルミ化率は全国で75.0%、集合住宅では94.4%だったそうです。
ただ、アルミサッシは熱を伝えやすく、結露しやすいデメリットもあります。
アルミ樹脂複合サッシ
アルミ樹脂複合サッシは、室内側が樹脂(プラスチック)製、室外側がアルミ製のサッシです。
樹脂は熱を伝えにくいので、アルミサッシよりも断熱性が高く、室内側が結露しにくくなります。
とはいえ、完全に結露を防げるわけではないのでご注意ください。
もう1つのメリットとして、後述する樹脂サッシよりも大きなサイズのガラスを入れることができます。
樹脂サッシは素材が樹脂(プラスチック)だけなので、強度を出すためには枠を厚くしないといけません。
しかし複合サッシは、軽量で強度の高いアルミも一緒に使っているので枠を細くできます。
開放感のある大きな窓をご希望の方は、複合サッシをぜひご検討ください。
樹脂サッシ
樹脂サッシはフレームが樹脂(プラスチック)でできているサッシです。
熱を伝えにくいので断熱効果が高く、複層ガラスとセットにするとより断熱効果が高まります。
実際、東北や北海道の多くの住宅では、樹脂サッシが一般的になっているそうです。※
ただ、アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシに比べると、価格が高くなりやすいです。
木製サッシ
木製サッシは木の風合いを生かした温かみのある雰囲気が魅力です。
断熱性は樹脂サッシよりも高く、ご紹介したサッシの中ではいちばん結露しにくいです。
熱の伝わりやすさを示す熱伝導率※も、他のサッシと比べるとかなり小さいです。
アルミと比べるとその差がよくわかります。
※熱伝導率の数字が小さいほど断熱性が高い
材種 | 熱伝導率(W / m・K) |
---|---|
木材 | 0.09~0.19 |
プラスティック(塩ビ) | 0.18 |
鉄 | 40 |
アルミニウム | 175 |
データ引用:一般社団法人 日本木製サッシ工業会
ただ、他のサッシよりも風雨や紫外線による劣化が速く進みやすいデメリットもあります。
年数が経つと木材の塗料が剥がれてくることもあるので、約3~5年に1回のペースで、再塗装を含めたメンテナンスが必要です。
ガラスの交換はガラス110番にご相談ください
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