「蜂って冬にもいるの?蜂の寿命が知りたい」
「もう寒くなってきたのにまだ蜂が飛んでいる。けど放って置いたら自然にいなくならないかな?」
蜂は怖いため、巣ができてもあまり関わりたくないところですよね。
じつは被害の多いスズメバチとアシナガバチの寿命は1年ほどで、夏に増えて冬に姿を消します。
ただしミツバチは5年ほど生きて、冬も活動しているため要注意です。
また同じ蜂でも女王蜂と働き蜂で寿命が異なるため、本文で詳しく解説します。
蜂の寿命と安全な時期を知っておけば、不要な駆除をせずに済み、万が一自分で駆除する際にも安全に作業ができます。
そのためこの記事では、蜂の寿命や凶暴化しやすい危険な時期を解説します。
この記事の全体像は以下のとおりです。
この記事を読めば、蜂の生態がわかるため駆除や予防の際に役立ちます。
駆除・対策がしたいと考えている方は、ぜひ読んでみてください。
蜂の寿命は1~5年
蜂の寿命は「蜂の種類」と「女王蜂か働き蜂か」で変わります。
刺される被害の多い、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの寿命を見てみましょう。
女王蜂 | 働き蜂 | |
---|---|---|
スズメバチ | 1年 | 10~20日 |
アシナガバチ | 1年 | 1ヵ月 |
ミツバチ | 4~5年 | 1~6ヵ月 |
参考:森と水の郷あきた あきた森づくり活動サポートセンター|虫シリーズ㉖ 熊よりも怖いスズメバチ
参考:富山市科学博物館|とやまと自然
参考:新宿区|蜂 よく見る蜂のプロフィール
(最終閲覧日:2024年3月13日)
じつは蜂の巣の寿命は女王蜂の寿命で決まるため、女王蜂の寿命が重要です。
蜂は1匹の女王蜂だけが、働き蜂(子供)を産みます。
もし女王蜂がいなくなると、新たな働き蜂は産まれずそこで巣の寿命も終わります。
残った働き蜂だけでは巣は機能せず、やがてその巣は崩壊するため女王蜂の寿命がポイントになります。
そのためこの記事では、女王蜂の寿命=その蜂の寿命としてお伝えします。
では細かく見ていきましょう。
スズメバチの寿命は1年
スズメバチの女王蜂の寿命は1年、働き蜂は10~20日ほどです。
スズメバチは1年ごとに繁栄と衰退を繰り返す種類の蜂です。
夏は多くの働き蜂がいる群れを形成しますが、冬になると女王蜂1匹以外は寿命でいなくなります。
アシナガバチの寿命は1年
アシナガバチの女王蜂の寿命は1年、働き蜂は1ヵ月ほどです。
アシナガバチの生態もスズメバチと似ており、1年サイクルを繰り返しています。
スズメバチと同じように冬が近くなると働き蜂が姿を消して、女王蜂だけになります。
ミツバチの寿命は4~5年
ミツバチの女王蜂の寿命は4~5年、働き蜂は通常は1ヵ月、冬は6ヵ月ほど生きています。
ミツバチはスズメバチやアシナガバチと違ったサイクルで暮らしています。
ざっくりと以下のとおりです。
■ 春
新しい女王蜂が生まれる
■ 夏
旧女王蜂が働き蜂を引き連れて引っ越す(分蜂)
■ 秋
蜜を集めたり活発に働くが、数が減り始める
■ 冬
巣の中で女王蜂と働き蜂がじっとしている
参考:神戸市|ミツバチと上手につき合おう(最終閲覧日:2024年3月13日)
スズメバチやアシナガバチは冬になると働き蜂が姿を消しますが、ミツバチは違いますね。
その秘密をちょっと詳しく解説します。
ミツバチの働き蜂が長生きの理由
ミツバチの働き蜂が長生きなのは、冬を越せるためです。
ミツバチの働き蜂は他の種が数ヵ月で寿命を迎えるのに比べ、6ヵ月ほど生きるため長生きです。
じつはミツバチの働き蜂は冬を越すために、巣の中で女王蜂に寄りそって30℃ほどの熱を作り温めあっています。
さらにエサの少ない冬でも、ミツバチはハチミツを蓄えておけるためエサに困りません。
スズメバチやアシナガバチのエサはイモムシなどの昆虫でハチミツも蓄えられないため、エサの違いも冬を越せる理由のひとつですね。
このようにミツバチは冬を越せるため、働き蜂でも長生きです。
参考:NHK for school|ミツバチの社会生活(最終閲覧日:2024年3月13日)
蜂は働き蜂が短命で、女王蜂が長生きの傾向があります。
その理由を次の章で解説します。
女王蜂が長寿なのは「子孫を残すため」
蜂は巣の中に1匹だけ存在する女王蜂のみが、卵を産んで子孫を残します。
そのため女王蜂は働き蜂より長生きです。
女王蜂は夏から秋にかけて、新しい女王蜂の卵を産み、孵化(ふか)させて、新女王が次の代の巣を作ることができる状態まで育てあげます。
この産卵、子育てまでのサイクルは、1年間の周期でおこなわれます。
巣を作るのも働き蜂を産むことも女王蜂にしかできないため、女王蜂には冬を越す能力と長い寿命が必要です。
次はより私たちの生活に近い視点からの話として、蜂の一生のなかで凶暴になる時期はいつなのか、について説明していきます。
蜂に警戒すべき危険な時期
蜂の凶暴さは季節によって変化します。
注意が必要な時期は、以下のとおりです。
- スズメバチとアシナガバチ:夏~秋が危険
- ミツバチ:冬でも危険
新女王の産まれる夏~秋は、子孫を残すため働き蜂が凶暴化しています。
また、冬眠しないミツバチは冬でも活動しています。
蜂はこちらから手を出さない限り、基本的に刺してくることはありません。
それぞれの種類が凶暴になる時期を知って慎重に行動すれば、危険性がグッと減ります。
では理由をじっくり解説します。
スズメバチとアシナガバチは夏~秋が危険
スズメバチとアシナガバチは夏~秋に子孫を残すため、この時期が危険です。
2種が危険性を増す時期は、以下のとおりになります。
- スズメバチ:7月から10月
- アシナガバチ:8月から9月
夏から秋は繁殖期であり次世代の女王蜂が産まれるため、働き蜂が警戒しています。
この時期にスズメバチとアシナガバチは巣の周りを特に警戒しているため、巣に近づかないようにしましょう。
スズメバチとアシナガバチの活動時期は、こちらの記事で詳しく解説しています。
巣を作られやすい場所など詳しく記載があるため、こちらもご確認ください。
ミツバチは冬でも危険
ミツバチは冬でも多くの蜂が生きているため注意しましょう。
アシナガバチやスズメバチは、冬になると巣の中が空っぽになります。
働き蜂は姿を消して、女王蜂は巣以外の場所で休んでいるため、冬は蜂のいない安全な時期です。
しかしミツバチは群れで冬を越すため、冬であっても巣の中にいます。
ミツバチの巣を駆除する際には、冬であっても万全の態勢で臨みましょう。
ここまでの解説で、蜂によって冬の過ごし方が違うとわかりました。
スズメバチやアシナガバチは冬にほぼいなくなるため、駆除が不要ですね。
次の章でまとめとして蜂を駆除しなくてよいケースを解説します。
蜂を駆除しなくてもよいケース
蜂を駆除しなくてよいケースは、危険性がない場合です。
具体的には以下のとおりです。
- 冬のアシナガバチ、スズメバチの巣である
- 危険性のない場所に作られたアシナガバチ、ミツバチの巣である
アシナガバチ、スズメバチの巣は冬は空っぽになります。
またアシナガバチ、スズメバチは巣を再利用しないため、放置しても問題ありません。
さらにアシナガバチとミツバチは、比較的大人しい益虫です。
アシナガバチは農作物を食べるイモムシを食べて、ミツバチは農作物の受粉をおこなうため過度に駆除をおこなう必要はありません。
蜂はこちらから近づかない限り、基本的に襲ってくることはありません。
上記の条件に当てはまっていたら、無理に駆除しなくてもよいでしょう。
ただし人通りの多い場所に作られた春~秋の蜂の巣は、危険なため早急に駆除をおこないましょう。
理由を次の章で解説します。
蜂の寿命を待つのは危険
駆除しなくてよいケースや蜂の寿命をご紹介しました。
そうなると「どうせ冬にはいなくなるし、放置してもいいか!」と考えますが、それは危険です。
できれば4〜5月までに駆除をおこないましょう。
女王蜂は毎日働き蜂を産むため、放置すればするほど数が増えていきます。
例えばオオスズメバチは、ピーク時に500匹まで数が増えます。
参考文献
丸沢 丸.超危険!スズメバチLIFE.講談社,2019
人通りが多い場所にできたスズメバチやアシナガバチは、数が増える前にできるだけ早く駆除しましょう。
4~5月の蜂の巣は自分で駆除できる
蜂の駆除は、巣ができたばかりの4〜5月が最適です。
巣が大きくなり働き蜂が増えると、そのぶん駆除が困難になります。
4~5月頃にできた巣はまだ小さく、働き蜂の数も少ないため誰でも安全に蜂の巣駆除ができます。
もし現在4〜5月頃であるなら、自分で蜂駆除をおこないましょう。
関連記事で詳しい蜂駆除方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
しかし4〜5月以降は蜂の数が多く、個人での駆除は危険です。
もし現在6〜10月なら蜂駆除の業者に相談しましょう。
ハチ110番の無料の相談窓口では、日本全国の蜂駆除のプロをご紹介しています。
ご相談は24時間365日承っており、すぐにお近くの業者をご紹介できますので、ぜひ一度お電話ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
まとめ
蜂の寿命は種類で異なり、さらに女王蜂か働き蜂か、でも異なります。
スズメバチとアシナガバチの寿命は最長で1年ほど、ミツバチは5年ほどです。
蜂にも寿命があるためいずれは巣から自然に蜂がいなくなりが、駆除を考えているなら早めに行動しましょう。
蜂の巣は放置すればするほど大きくなり、中にいる蜂の数も増えていきます。
冬なら駆除は不要ですが、それ以外の時期は早めに駆除をおこないましょう。
時期によっては自力での駆除も可能ですが、すぐに対処したい方は駆除業者を頼ってみてください。
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