スズメバチは一匹だけでも油断できません!
スズメバチが一匹だけなら、自分で駆除できると思うかもしれません。
しかし、スズメバチは毒針に猛毒をもっているので刺されてしまったら大変です!
さらに、スズメバチが一匹飛んでいたらその近くに巣があり、仲間のスズメバチがいるかもしれません。
巣があった場合は早めに業者に依頼して駆除してもらうことをおすすめします。
当記事では、飛んでいるスズメバチに遭遇したときの対処法・スズメバチが営巣しやすい場所・スズメバチを寄せ付けない対策法などをご紹介します。
スズメバチを一匹殺すと仲間に襲われる危険性がある!
スズメバチは大規模な群れを作る社会性の蜂です。
そんなスズメバチを一匹殺すと、仲間の蜂の集団に襲われる危険があります。
その原因はフェロモンです。
匂いに敏感な蜂はフェロモンを活用しており、そのなかには「警報フェロモン」というものがあります。
巣を襲う敵などに散布されると、警報フェロモンを目印に大勢の蜂が敵を集中攻撃します。
警戒バチは、外敵の接近や異常を察知するとすぐに飛び出して立ち向かい、威嚇、毒液噴出、毒針攻撃を行ない、警戒フェロモンを出して巣の仲間を呼び寄せる。1頭でも十分な攻撃力があるのに数十、数百のスズメバチに襲われれば、人でも熊でも大きなダメージを受け、ときには生死に関わることとなる。
出典:小川原 辰雄.人を襲うハチ.山と渓谷社,2019
仮に巣が近くになく、巣から離れたスズメバチが一匹飛んでいただけだったとしても、刺されないように注意すべきです。
スズメバチは命にかかわる毒を持っていて危険だからです。
そこで次の章からは、具体的なスズメバチ対策をご紹介していきます。
屋外で飛んでいるスズメバチに遭遇したときの対処方法
万が一スズメバチに遭遇してしまったら、静かにゆっくり体勢を低くしてその場から離れましょう。
こちらから刺激しなければ、スズメバチも攻撃してくることはめったにありません。
スズメバチに驚いて走って逃げたり、手で振り払ったり、大声を出したりすると刺激を与えてしまいます。
そうすると襲われるリスクが高まるので注意しましょう。
スズメバチの巣も近くにある場合は数十m離れる
もしもスズメバチだけでなく巣も見つけた場合は、上記の方法で静かに数十m離れましょう。
スズメバチの種類や状況で変わりますが、巣を中心にした警戒範囲は数mから10m、敵を追跡する距離は数mから約40mです。
巣から離れた距離が短すぎる場合は危険が続くため、なるべく遠くまで逃げましょう。
蜂の行動範囲の詳細はこちらの記事をご覧ください。
スズメバチに遭遇した場所が屋外ではなく室内に入ってきた場合は、以下でご紹介する対処法を試してみてください。
室内にスズメバチが入ってきた場合の対処方法
洗濯物を取り込んでいるときや家の隙間などから、スズメバチが室内に入り込むことがあります。
スズメバチが室内に入り込んだ際の対策方法は、部屋の灯りを消し、窓を開けることです。
蜂は明るい場所に向かう習性があるため、室内を暗くすることで明るい窓に向かって飛んでいくでしょう。
また、窓が開いているところ以外はカーテンを閉めることをおすすめします。
明るいところと暗いところがわかりやすくなり、スズメバチをスムーズに外に追い出せるでしょう。
家の中に蜂が入ってきた際の詳しい対処法はこちらの記事をご覧ください。
スズメバチが一匹いたら蜂の巣が近くにあるサイン
スズメバチが一匹でも飛んでいるということは、必ずどこかに巣があり、そこから飛んできているということです。
「一匹しかいないから……」と放っておくと、知らないところで巣がどんどん大きくなり、蜂の数も増えて危険な状態になってしまいます。
そうなる前に、スズメバチの巣の場所を発見し迅速に駆除することが大切です。
スズメバチが巣を作る場所をご紹介しますので、スズメバチを見かけた際は巣がありそうな場所を確認するようにしましょう。
スズメバチが巣を作る場所
スズメバチが巣を作りやすい場所は以下のとおりです。
スズメバチは、雨風をしのげて天候の影響を受けにくい場所・外敵が侵入してこない場所(閉鎖空間)・エサが豊富な場所を選んで巣を作ります。
スズメバチを見かけたら上記の場所を確認し、巣ができていないか確認しましょう。
詳しくは、蜂の巣の駆除方法や巣作り対策をまとめた記事で詳しく解説しています。
ただし、巣が見つかっても安易に駆除してはいけません!
最初に解説したようにスズメバチは一匹だけでも危険なので、巣の駆除はそれ以上に危険です。
巣を見つけたら業者に駆除してもらおう
スズメバチは縄張りに入ってきた敵を集団で攻撃する習性があるため、不用意に近づくと刺されるおそれがあります。
もし巣を見つけたら、自力で対処しようとせず業者に依頼して駆除してもらいましょう。
蜂駆除業者に依頼する場合は、ぜひハチ110番にご相談ください。
ハチ110番では、全国にある加盟店からお客様に最適な業者をご紹介するサービスをおこなっています。
スズメバチの巣はもちろん、それ以外の種類の蜂も、巣が見つからなかった場合もご相談いただけます。
もちろんご相談だけでも構いません!
蜂のことでお困りでしたら、お気軽にご利用ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
スズメバチに巣作りされないための対処法
スズメバチに巣作りされないためには、前章で説明した巣を作られやすい場所を定期的に点検して、巣が作られていないか確認することが大切です。
そして、巣を作られないように対策をしておきましょう。
たとえば、屋根裏や換気口などはネットや金網を張って塞いだり、庭木であれば剪定(お手入れ)したりするなどの対策が効果的です。
そのほかにも効果的な対策がありますので、以下でご紹介します。
簡単にできる対策ですので、実際に試してみてください。
蜂用の殺虫剤を散布する
蜂用の殺虫剤は殺虫するだけではなく蜂の巣予防にも効果的です。
殺虫剤には蜂が嫌いな成分が含まれているため、散布した場所には近寄らなくなります。
また即効性と持続性があり、効果は商品によって1~4ヵ月ほど続きます。
殺虫剤はドラッグストアやホームセンター、通販などで購入できるため、実際に試してみるとよいでしょう。
ただし、殺虫剤の効果が弱くなると蜂が寄ってくるおそれがあるので、2週間~1ヵ月を目安に定期的に散布しましょう。
フェイクネストの設置もおすすめ
フェイクネスト(おとりの巣)を蜂が好む場所に設置することで、巣を作られにくくする効果が期待できます。
蜂は他の蜂が先に巣を作っていると、先約がいると判断するため寄り付かなくなるのです。
フェイクネストは簡単に作れます。
フェイクネストの作り方をご紹介しますので、実際に作ってみてください。
まずは必要なものを準備しましょう。
- 茶色い紙または新聞紙2枚
- 紐
- はさみ(紐を切るため)
上記のものが準備できたら、以下の方法で作っていきます。
完成したフェイクネストを巣が作られそうな場所に設置すれば、蜂の巣予防になります。
しかし、この方法はアシナガバチに最も有効とされているものです。
スズメバチの対策で使用する場合は、殺虫剤の散布もあわせておこなうようにしましょう。
蜂の巣予防の詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
蜂のプロなら退治から予防までお任せ
蜂駆除業者に頼めば迅速に駆除してもらえますし、再発予防の相談にも乗ってもらえます。
特に、再発の原因となりやすい巣の根本まできれいに掃除するなど、プロの目線で提案・施工してもらえるので、自分で予防するよりも効果が期待できます。
ハチ110番に加盟している業者は、いくつもの蜂駆除をおこなってきた実績のある業者です。
ご相談していただければ、お近くの加盟店をご紹介させていただきます。
#スズメバチ駆除 #スズメバチ
-
専門文献や駆除業者・専門家への調査をもとに、蜂の駆除・予防法や駆除業者の選び方など様々なテーマで情報 …