「スズメバチ駆除グッズはいくつかあるけど、粘着シートのメリットは何だろうか?」
「粘着シートで蜂を駆除できる?」
このような疑問にお答えします!
スズメバチ専用の駆除粘着シートは安価なので、低コストで蜂を捕獲できます。
また、蜂駆除スプレーと違って自分から蜂に立ち向かう必要もありません。
この記事では、スズメバチの駆除を粘着シートを使っておこなう方法や粘着シートの入手方法などを解説しています。
自力でスズメバチを駆除しようとお考えの方は、ぜひ読んで参考にしてください。
スズメバチを捕獲する粘着シートの購入場所
スズメバチ捕獲用粘着シートは、スズメバチの黒いものに集まりやすい習性を利用しておびき寄せ、強力な粘着剤にくっつけて捕獲するものです。
さらにスズメバチはフェロモンを利用して集団で敵を襲うため、フェロモンに引き寄せられた蜂も捕獲する効果が期待できます。
スズメバチを駆除する粘着シートがどこで購入できるのかについてご紹介します。
通販で購入する
もっとも簡単な購入方法は通販を使うことです。
通販サイトで「スズメバチ 粘着シート」のように入力して検索すれば、すぐにおすすめ商品が表示されます。
「早く購入したい」「選ぶ手間をなくしたい」という方のために商品をご紹介します。
参考価格 | Amazon:667円 楽天市場:1,230円 Y!ショッピング:1,260円 |
内容量 | 2枚 |
サイズ | W88×D33×H225mm |
有効成分 | ポリブデン |
※参考価格は2024年5月24日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
スズメバチ用の真っ黒な粘着シートです。
スズメバチには「黒いものを積極的に襲う」という習性があるため、蜂の捕獲に適した色のシートです。
さらにこのシートは耐水台紙を使用しているため雨に強く、屋外の設置に適しています。
市販品や量販店などで購入する
スズメバチ捕獲用粘着シートはホームセンターやドラッグストアなどの量販店などで購入できます。
価格も1枚当たり約300円~約400円と安価です。
ただし、市販の粘着シート1枚で捕獲できるのは多くても10匹くらいなので、大群を一度に駆除することには向いていません。
そのため、働き蜂の数が少ない4~5月ごろ、女王蜂を捕獲して巣作り予防を目的として使うのがよいでしょう。
基本的には「スズメバチ専用」と表示されているものがおすすめですが、ネズミ駆除用の粘着シートでも代用可能です。
ネズミ駆除用の粘着シートは、スズメバチよりも体が大きいネズミの捕獲が目的なのでサイズが大きいです。
ネズミ駆除用の粘着シートが余っているときは代用してもよいでしょう。
養蜂業者から購入する
近所に養蜂業者があれば直接問い合わせると手に入るかもしれません。
通販でも購入可能なので、近所に養蜂業者や量販店がない方などは利用してみましょう。
スズメバチはミツバチなど他の蜂を襲い、エサにすることがあります。
そのため、養蜂をする人にとってもスズメバチは天敵なのです。
粘着シートでのスズメバチ駆除方法
次に、粘着シートでスズメバチを効果的に駆除する方法を解説します。
スズメバチを粘着シートで駆除するときに、ぜひお役立てください。
粘着シートを効果的に使うためには駆除の目的・仕掛ける場所・タイミングが重要です。
スズメバチの巣作りを予防する場合
スズメバチは軒下や屋根裏に巣をよく作り、地上から1~3mくらいの高さを頻繁に飛びます。
そのため、仕掛ける場所は軒下で地上から1~3mの位置がよいでしょう。
仕掛けるタイミングは女王蜂が巣作りを始める4~5月です。
この時期はスズメバチの女王蜂が越冬から目を覚まし、新しい巣を作り始める時期だからです。
養蜂用のミツバチをスズメバチから守る場合
養蜂のためにミツバチを守る場合は、養蜂箱の上に粘着シートを置きましょう。
スズメバチはミツバチをエサにします。
そのため、ミツバチを飼っている養蜂箱にやってくることがあります。
特にオオスズメバチは危険で、集団でミツバチの巣を襲い奪ってしまうこともあるのです。
そのまま養蜂箱の上に置くと、粘着シートが閉じてしまったり風に飛ばされたりするおそれがあるため、おもりを置いて粘着シートを固定しましょう。
粘着シートの効果を上げる方法
スズメバチを粘着シートで駆除する基本的な方法をご紹介しましたが、さらに効果を上げる方法もご紹介します。
おとり蜂を粘着シートに貼る
おとり蜂を貼るとは、2~3匹ほど捕獲したスズメバチを粘着シートにつけておくことです。
粘着シートにつけた蜂が出すフェロモンにつられて仲間のスズメバチがやってきて、粘着シートにとまり動けなくなるのです。
おとり蜂を確保しようとするとスズメバチに刺されるおそれがあり危険です。
そのため、おとり蜂は無理に用意する必要はありません。
実際に粘着シートでスズメバチを捕獲している動画をご紹介します。
おとり蜂を貼り付けた粘着シートを養蜂箱の上に置き、スズメバチを何匹も捕獲している様子がよくわかります。
捕獲器を粘着シートとあわせて使う
スズメバチを捕獲して駆除するには「誘引捕獲器」を使う方法もあります。
これはスズメバチをおびき寄せる誘引液を仕込み、一度入ると出られないようになっているグッズです。
蜂用の誘引トラップは自力でも作れます。
作り方をイラストでまとめると下記のとおりです。
粘着シートを捕獲器とあわせて使えば、誘引剤でおびき寄せたスズメバチを粘着シートでより多く捕獲することが可能です。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
粘着シートの回収・処分方法
無事にスズメバチを粘着シートでつかまえたら、安全のために次の手順でシートを処分しましょう。
粘着シートを処分する際は、なるべく防護服・手袋・長靴を着用しましょう。
スズメバチがまだ飛んでいる場合、刺される危険があるためです。
念のため、殺虫剤をかけてとどめをさします。
一定時間が過ぎたら、シートをトングなどで挟んでゴミ袋に捨てます。
念のためにゴミ袋は密封して、スズメバチが出られないようにしてください。
粘着シートについたスズメバチを素手で触るのは危険です!
一定の時間が過ぎるとスズメバチは死にますが、なかには生きている個体もいますし、死骸でも触れると反射的に刺す動作をします。
そのため、うっかり素手で触ると刺されるおそれがあります。
夏以降のスズメバチ駆除は業者に依頼する
夏以降のスズメバチが活発な時期には、これらのグッズを使っても数が多すぎて駆除しきれない可能性が高いです。
また、誘引剤は多くの蜂をおびき寄せてしまうので、蜂の数が増える時期に使うとかえって危険な場合もあります。
スズメバチが活発な時期になってしまった場合は、蜂駆除業者に相談することをおすすめします。
その際は、ぜひハチ110番にご相談ください。
ハチ110番では、プロの蜂駆除業者をご紹介するサービスをおこなっております。
ご相談していただければ、お近くの業者をすぐにご紹介いたします。
24時間365日いつでも受付しておりますので、蜂の駆除に自信のない方は一度ご連絡ください。
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専門文献や駆除業者・専門家への調査をもとに、蜂の駆除・予防法や駆除業者の選び方など様々なテーマで情報 …