破れたふすまをすぐに張り替えることができない時には、とりあえず補修しておくのも一つの方法です。
ただ、ガムテープなどで穴をふさいだだけでは見た目が汚いので、余計にみすぼらしくなってしまうかもしれません。
ここではふすまの張替えを補修で、より綺麗に済ませられる代表的な補修方法をご紹介します。
できるだけお金を使わずに補修する方法
近々ふすまの張り替えをするので補修にお金をかけたくないという方は、家にあるものを使って補修できることもあります。
用意する道具
- 厚紙(古はがきなどで可)
- 霧吹き
- ふすま
- 障子用の糊(洗濯糊や液体糊でも可)
手順
- 作業しやすいようにふすまは取り外して床に置く
- 霧吹きで、破れたところとその周辺のふすま紙を濡らす
- 開いている穴の大きさより少し大きめハガキ(厚紙)を切る。※大きさは開いた穴より少し大きめ
- 穴の中に厚紙を入れる。
- 穴の中の厚紙に糊を塗る。この時ふすま紙に隠れる部分にも糊を塗る
- 破れたふすま紙を厚紙に押さえつけ、乾燥させる
きちんと補修できれば、遠目では気にならない程度まで補修できます。
この補修方法のポイントは、ふすま紙を濡らすことで厚紙を入れやすくする所です。
また、古いふすま紙にホコリ等が付着していて、その部分だけ染みができることがありますが、穴の周囲まで湿らせれば、シミを目立たなくする効果も期待できます。
ただし、空いてしまった穴が完全に消えるというわけではありませんので、どうしても見た目が気になるという方は、早めにふすまの張り替えを依頼しましょう。
専用のシールを使った方法
ふすまの張り替えを補修だけで済ませたい時や、綺麗に直したいとお考えの方は、市販されている専用のシールを使ってみると良いでしょう。
ふすまの補修シールは、よくある襖の色や柄をした小さなシールを、穴の上から貼り付けるだけで補修が完了します。
鉛筆程度の穴から、ふすまの取っ手周辺に合わせた形状の物、中には襖の大きさの3分の1程度の大判のシールも売られているようです。
ふすまの補修シールには、色んな色合いやデザインが販売されていますので、違うシールを組み合わせてオリジナルのデザインを作ってみるのも面白いかもしれません。
大きく破損している時にはふすまの張り替えが必要
ふすま自体があまりに色あせている、もしくはふすまの骨組みが見えてしまうような大きな破損の場合は、補修程度では隠しきれないことも考えられます。
その場合は、ふすまの張り替えのプロに依頼して、きちんと張り直してもらう方が満足の行く結果となるかもしれません。
ふすまの張り替えと聞くと費用が高くなるイメージを持っている方もいると思いますが、ふすまの張り替え費用を安く抑える方法もありますので、費用についても一度調べてみてはいかがでしょうか?
まとめ
ふすまが破れた時には、とりあえず補修で済ませるのも一つの方法です。うまくいけば、綺麗に補修できることもあるでしょう。しかし、ふすまの補修についてはDIYで行うのが基本となりますので、失敗してしまう可能性も考慮しておく必要があります。
また、穴の大きさやふすま紙が寿命を迎えていた場合、張り替えが必要になることもあります。
もしも、大きな穴が開いている、ふすま紙がひどく痛んでいるという場合はふすまの張り替えもご検討ください。