障子の修理はおしゃれなシールで簡単にカバー!枠の修理方法も解説

花の障子用補修用シール

障子の修理は、シールや糸などの簡単な道具を工夫して使うだけでなおすことも可能です。障子や枠の状態によっては、部分的な修理で済む場合や折れた枠の復活を自分でおこなえるからです。

本記事では、状況に合わせた障子の修理方法や業者に依頼した際の費用相場を解説しています。さらに、障子紙の種類についてもあわせて解説していきます。この記事を読むことで、DIYでの障子の修理を成功させてください。

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目次

障子は簡単になおせる場合がある!シールや糸で修理してみよう

障子が破れてしまったとき、症状によっては簡単になおすことが可能です。修理作業の前に、まずは必要な道具の確認をおこないましょう。

必要な道具が揃ったら、次に作業手順を知る必要があります。ここでは、障子の一部に穴があいてしまったときの対処法や枠が折れてしまったときの対処法を解説していきます。工夫次第で簡単な修理が可能ですのでぜひ試してみてください。

障子の一部に穴があいてしまったときはシールで簡単解決!

障子の一部に穴があいてしまったときはシールで簡単解決!
作業に必要な道具
  • 補修用シール(サイズやデザインの違いを含め、さまざまな種類があります)

障子の一部に穴があいてしまったときは、補修用シールで簡単になおすことができます。シールには、サイズの違いだけでなく花びらや動物の足跡風など、デザインにも違いがあります。準備する際は、自分の好みや障子紙の破れた穴の大きさに合わせて購入してください。また、シールの貼り直しは障子紙が破れるおそれがありますので、あまりおすすめしません。

以下はシールを使った修理手順になります。

手順
穴の場所にシールを貼る

穴があいてしまった箇所を裏側からもとに戻すように押し、シールを障子紙のうえから貼り付けます。

手順
他の場所にもシールを貼る

一ヶ所だけにシールを貼ると違和感がありますので、他の箇所にも何枚かシールを貼っておきましょう。

大きく破れたりシミが目立つときは1マス張り替えよう!

作業に必要な道具
  • 障子紙(既存の障子紙と同じ種類のもの)
  • 障子のり
  • カッター

補修用シールでカバーできないほどの破れやシミは、1マスだけ張り替えることで修理が可能です。以下は張り替えの修理手順になります。

手順
障子を切る

破れやシミの目立つ箇所の格子(マスごとの骨組み)の内側に沿ってカッターで障子を切り離します。

手順
新しい障子を用意

上から重ねたときに桟(細い木の枠)にかかるようなサイズで新しい障子紙を切って用意します。

手順
のりを塗る

破れた箇所の桟の上の障子紙にのりを塗ってください。

手順
障子紙を貼る

桟からはみでないように障子紙(手順2.で用意したもの)を貼りましょう。

障子の桟(木の枠)が折れてしまったときはタコ糸でなおせる!?

作業に必要な道具
  • 木工用ボンド
  • タコ糸

障子の桟が折れてしまったときは、タコ糸で修復することができます。ただし、破損状態があまりにひどい場合は、自分での修復はむずかしいため、一度プロに相談されることをおすすめします。以下は、タコ糸を使った修理方法です。

手順
ボンドを塗る

破損した桟の部分にボンドを塗って接着します。そのうえからタコ糸をしっかり巻きましょう。注意点として、タコ糸の巻き方次第では、逆に補修箇所が目立ってしまいます。丁寧にタコ糸を巻き付けてください。

手順
タコ糸で固定

きちんとタコ糸で桟の破損個所を固定できたら、そのまま一日程放置して終了です。

自分でなおせそうにない場合はプロに任せるのもアリ!

障子の桟の破損があまりにもひどい場合や障子紙を張り替える自信がないときは、プロに依頼されることをおすすめします。慣れない障子の修理作業で、障子紙がきちんと貼れなかったり桟の修復がうまくいかないことがあるからです。

「障子の修理ってどこに依頼すればいいんだろう……」

ちなみに弊社では、お客様からご相談を受け障子修理業者を紹介するサービスをおこなっています。ぜひお気軽にご相談ください。

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障子の張り替えに挑戦してみよう!障子のタイプ別に方法は違う

障子が大きく破れていたり変色している場合など、これまでの方法で解決できない場合は、障子の張り替えで解決することが可能です。障子を張り替える際はまず古い障子紙を剥がし、新しい障子に張り替えていくことになります。ただし、障子のタイプごとに張り替えの方法は違うため注意が必要です。

ここでは、障子を剥がす手順や障子のタイプごとに張り替えの方法を解説していきます。また、プロに依頼した際の費用相場についても触れていきます。ぜひ、障子の張り替えをおこなう際の参考にしてみてください。

まずは障子を剥がすところから

まずは障子を剥がすところから

障子を剥がす際には、事前に道具の準備をおこないましょう。以下に障子を剥がす際に必要な道具をまとめてあります。

作業に必要な道具
  • ブルーシート
  • 割りばし
  • スポンジ

道具の準備が済んだら、以下の障子を剥がす手順をご覧ください。

手順
ブルーシートを敷く

障子を置く場所にブルーシートをあらかじめ敷いておきましょう。次に、ブルーシートのうえに障子を裏返しにしておきます。

手順
スポンジで湿らせる

障子の桟の部分を水を含んだスポンジで湿らせていきます。このとき、あまりに水気を含ませてしまうと桟が反ってしまうおそれがあるため、水の量には注意してください。このまま5分~10分程度放置して、障子紙に付いたのりを剥がしやすくしておきます。

手順
障子紙をはがす

濡れた障子紙の角をつかみ、ゆっくり片側から丸めながら剥がしていきます。急いで剥がすと障子紙が破れてしまったり桟が傷んでしまったりするので、作業は慎重におこないましょう。もしも、障子紙が剥がれにくい箇所があれば、スポンジで再び湿らせることで改善されます。

手順
残った障子紙を取る

障子紙を剥がし終えたあと、桟にのりや紙が残っていれば、スポンジでこすってみてください。うまくいけば、きちんと取り除くことができます。それでも、取れない場合は、割りばしでやさしくこすると、きれいに落としきれるでしょう。

手順
桟を乾かす

障子紙を剥がし終えたあとの、桟の部分は水気を含んでしまっています。そのため、乾くまで干す必要があるのですが、陰干しで6時間程度放置してください。直接日光のもと干してしまうと、桟が反り返るおそれがあります。

障子のタイプごとの張り替え方法

障子には1枚張りタイプ・アイロン張りタイプ・巻物タイプ・両面テープタイプなど、おおまかに4種類のタイプにわかれています。それぞれに張り替え方法が違いますので、こちらで解説していきます。また、張り替えの際に必要になる道具がいくつかありますので事前に確認しておきましょう。

作業に必要な道具
  • のり(水で溶かしたものや障子紙用のチューブタイプを使用します)
  • ハケ(ノリを塗るときに使います)
  • カッター
  • 定規
  • マスキングテープ
  • アイロン

1枚張りタイプ

1枚張りタイプとは1枚の大きな障子紙で一気に張るタイプになります。一気に張れることで時間の短縮にはなりますが、そのぶん作業はむずかしいのが特徴的です。

手順
障子紙を仮止めする

まずは、障子紙を仮止めしましょう。障子紙を広げて格子のうえに敷きます。次にのりは使わずにマスキングテープで片側の桟に固定しておきます。このとき、広げた障子紙は再び巻いて戻しておいてください。

手順
桟にのりを塗る

桟にのりを塗布していきます。チューブタイプであれば、のりを一筋程度付けておきましょう。一方、ハケでのりを塗る場合は、桟の上に軽くトントンと叩くように塗布します。

手順
新しい障子紙を張る

手順1.で用意しておいた障子紙をくるくると広げながら桟に張り付けていきます。さらに、接着させるために桟の上から軽く指でなぞっておくとよいでしょう。

手順
はみ出た障子紙を切り取る

桟からはみでた障子紙は定規とカッターを使い切っておきましょう。また、障子紙は水気を含んでいるため、カッターの刃が傷みやすくなっています。こまめに刃を交換することで、切れ味を損なう心配はありません。

手順
乾燥させる

障子紙を張り終えたら乾燥させて終了です。このとき、障子紙は乾くにつれてピンッと張ってきます。しかし、それでもたるんでいる場合は全体に霧吹きで水を吹きかけてあげましょう。たるみは解消されてきれいな仕上がりとなります。

巻物タイプ

巻物タイプでは、その名のとおり、巻物のように広げながら、何枚かの障子に分けて張っていくことになります。

手順
仮止めをする

巻物タイプでは、障子全体の下部から上部に向かって紙を張り付けていきます。スタート位置を決めたら、1枚張り同様、マスキングテープで桟の側面を仮止めしておきましょう。

手順
のりを塗る

横に巻物を広げながら張り付けていきますので、必要な個所(桟の部分にのみ)にのりを塗布し、障子紙を広げてください。この作業を上部まで繰り返していき、張り終えたら余分に余った障子紙を切って終了です。

アイロン張りできるタイプ

アイロンタイプでは、熱を利用して障子を張ることが可能です。また、はがす際にもアイロンの熱を使って簡単にはがすこともできます。

手順
仮止めをする

障子紙を障子戸全体に広げてマスキングテープで桟の側面を仮止めしておきます。ちなみに、この障子紙のタイプでは、アイロンの熱によって張り付けするため、マスキングテープの張り付け箇所をアイロンで押さえて接着させることも可能です。

手順
アイロンをかける

中央から周囲に桟全体にアイロンをかけていきましょう。このとき、アイロンの温度は150程度に設定しておきます。また、桟だけでなく、障子戸の格子部分もきちんとアイロンをかけてください。

手順
余った障子紙を切り落とす

仕上げに余った障子紙を切り落として終了です。

両面テープで貼れるタイプ

障子紙を専用の両面テープで貼ることで、張り替えが可能です。障子のりを使った方法よりも手軽に挑戦できる点が魅力的です。

手順
両面テープを張る

あらかじめ桟の縦部分に専用の両面テープを張っておきます。

手順
マスキングテープで仮止めする

障子紙の位置を調整したら、これまで同様片側をマスキングテープで仮止めしておきましょう。

手順
障子紙を張り付ける

至近距離では刺される危険性があるので、蜂を見失わず薬剤が届く距離まで離れてからスプレーを噴射しましょう。
こちらの商品は、メーカーの説明では12m先まで薬剤が届きます。

手順
余った障子紙を切り落とす

後に、余った障子紙を切り落としたら終了です。

張り替えをプロに任せて!満足いく仕上がりに

障子の張り替えは繊細な作業です。張り替えに成功したつもりでも紙がよれてしまったり、のりの接着が甘くてすぐに剥がれてしまったりすることがあります。

もしも、障子の張り替え作業に少しでも心配があればプロに依頼してみてはいかがでしょうか。プロであれば、うつくしい仕上がりで障子の張り替えをおこなうことができるでしょう。

しかし、障子の張り替えを依頼した際、いくらぐらい費用がかかるのか心配な方も多いはずです。そこで、次の項目では実際の障子修理にかかる費用相場について触れていきたいと思います。プロに依頼される際の参考にしてみてください。

どうせ修理するなら障子の紙にも注目してみよう!

どうせ修理するなら障子の紙にも注目してみよう!

障子の修理を考えたときに、紙にこだわってみるのもおすすめです。種類によって障子紙の特徴は大きく違うからです。障子紙の理解を深めることで、自分の理想の障子紙に出会えるかもしれませんよ! それでは、障子紙の種類について触れていきますので、ぜひご覧ください。

一般的な障子紙4種類を以下にまとめてあります。また、費用相場についてもあわせて紹介しています。自分に合った障子紙を見つけてみてください。

普通紙:1,500円~3,500円程度

もっとも安価で手に入る障子紙です。特徴として強度が低く黄ばみやすくなっています。非常に破れやすいため、張り替えの頻度は高くなるかもしれません。しかし、通気性に優れており部屋の温度を保つことには向いている特徴もあります。

強化紙:3,500円~5,000円程度

普通紙よりも費用は高くなっています。ビニールやプラスチックが配合されていることで、非常に高い強度をもっています。強化紙は簡単には、破れないため張り替えの頻度は少なく済むでしょう。

プラスチック紙:5,000円~9,000円程度

強化紙よりもさらに頑丈な障子紙となります。暖房や冷房の効果を高めてくれる半面、通気性は悪い特徴もあります。そのため、実際に使った場合、定期的な換気をおこなう必要があるでしょう。

高級障子紙

普通紙にはない和紙独特の魅力をもつ障子紙です。強度も普通紙よりも高く、和室をうつくしく彩ってくれるという意味では、最高級の障子紙でしょう。ただし、高級品のため、一般での販売は少ないようです。

【依頼先について】障子の修理をお願いするなら

障子の修理を考えたときは、お近くの表具店(障子や襖の専門店)かインターネットを使って業者を調べることになります。しかし、自分で調べて業者を探し出すとなると、実際に障子が修理されるまでは時間がかかりそうです。

そんなときには、ぜひ弊社をご利用ください。弊社では、お電話での受付は24時間365日対応可能です。お客様が困ったときにすぐに相談をお受けすることができます。障子の修理でお困りの際は、お気軽にお申しつけください。

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