畳が濡れたときの対処法!はやめの処置と正しいケアで傷み予防を!

畳が濡れた時の対処法や起こりうる影響

飲み物をこぼしてしまい、畳が濡れた!また、雨漏りをしていつの間にか畳が濡れていた……。そんな経験はありませんか?畳が濡れてしまうと、ハウスダストの原因になってしまったり、畳にダメージを与えてしまったりします。もしかしたらその畳、状況によっては軽く拭くだけでは済まないかもしれません。

また、水によって畳が傷んでしまった場合はどうやって取り替えればいいの?と思うかもしれません。じつは、畳の使用状況によって取り換え方がそれぞれ異なってきます。

ここでは、畳が濡れた場合に起こりうる影響や、畳が濡れたときの対処法についてご紹介します。

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目次

畳が濡れたら拭けば問題ない?

畳が濡れたら拭けば問題ない?

現代では畳の作り方も多様化しておりますが、そのほとんどが植物であり、湿気に弱い特徴があります。もし少しの水でも濡れたのであれば、すぐに乾かして、軽く拭けば大丈夫でしょう。しかし、多くの水で畳が濡れた場合さまざまな弊害が生じるかもしれません。

畳が濡れるとシミやカビになる

畳が濡れたままの状態で放置してあったり、多くの水に浸っていたりするとシミやカビになるおそれがあります。畳は稲わらを束にして作っているので、その束ねた部分まで水が染み込んでしまうのです。結果として乾きづらくなってしまうため、畳の表面にシミやカビができてしまいます。

湿気を含んだ畳はそれからどうなる?

先ほどお伝えしたように、畳は湿気に弱いです。カビやダニといったハウスダストは、湿度が高い場所によく発生します。つまり、畳が濡れたことによりカビやダニにとって大変住み着きやすい環境になってしまっているのです。さらに今の住宅は、室内が温かいので、カビやダニが繁殖しやすい環境になってしまいます。

ちなみに、カビやダニは約25℃。湿度は約80%前後が発生しやすい条件とされています。

畳に飲み物をこぼした!すぐにやるべき対処は?

畳に飲み物をこぼした!すぐにやるべき対処は?

畳の上で飲み物を飲んでいたら、こぼしてしまった!飲み物で畳が濡れた場合、そのこぼした飲み物によって対処法が変わるのです。ここでは、畳の上に飲み物をこぼしたときの対処法をご紹介します。

無色透明な水の場合

もしも濡れてしまったら、ドライヤーや乾燥機を使ってすぐに乾かしましょう。乾かす前に、タオルなどで水分を拭き取るようにします。このとき、こすらずにポンポンと拭き取ることが大切です。また、畳が大量の水で濡れた場合は、天気のよい日に畳を外に干しましょう。

糖分のあるジュースの場合

この場合は水のときと対処法が変わります。水の場合はタオルで拭き取るだけでしたが、糖分のあるジュースの場合、糖分を拭き取る作業も加わるのです。手順は、乾燥してあるタオルでジュースを拭き取り、そのあと濡れタオルで糖分をどんどん薄めていくように拭きます。

これを何度か繰り返し、最後に窓を開け、風などで乾かしましょう。

畳を濡らしてカビ発生!カビは取れる?

畳を濡らしてカビ発生!カビは取れる?

もしも知らない間にカビが発生していた場合、新たなカビをつくらないようにまずは掃除をおこないましょう。カビはとても繁殖しやすいため掃除をすることが大切です。まずは、掃除をする際に換気をしっかりとしましょう。

エタノールなどのアルコール消毒液を使い、ブラシで掻き出すように取ります。市販の強力なカビ取り製品は、口に含んでしまうと有害なので子供がいる家庭では避けましょう。それだけでなく畳が傷んでしまうおそれもあるので、エタノールにすると安心です。

他にも酸性を含む「お酢」などでカビを拭くのもよいでしょう。気になるお酢のにおいは、乾くと消えるので安心してください。

また、このとき水分を含んだタオルなどでカビを拭くことはやめましょう。カビは水分によって繁殖するため、カビがさらに広がってしまいます。

畳を濡らして時間がたつと浮き出すシミ…取り方は?

畳を濡らして時間がたつと浮き出すシミ…取り方は?

畳が濡れた場合、シミができてしまうことがあります。シミを取る方法はさまざまです。たとえば、シミのある場所に塩をかけます。塩が汚れを吸い取り、湿り気を帯びたら掃除機で塩を吸います。そのあと、タオルで水拭きをし、しっかりと乾かしましょう。

他にも、油などによるシミは粉末状の洗剤や小麦粉など、自宅にあるものできれいにすることが可能です。酵素系漂白剤を使うのも手です。しかし、シミ取りの際に畳が色落ちしてしまうことがあるので、慎重におこないましょう。

畳を濡らして傷んでしまったら取り替えよう

畳を濡らして傷んでしまったら取り替えよう

水で畳が濡れたことにより、畳が傷んでしまったら思い切って畳自体を取り換えてしまうのも手でしょう。ここでは、畳の張り替え方法についてご紹介します。

畳の張り替え3つの方法

裏返し

畳は両面使えるため、裏返しにする方法です。しかし、ただ畳を裏返すだけではなく、畳表を剥がします。基盤となる畳床から、畳表を裏返し、裏側の使っていなかった面を表側にします。もし濡れた場合でなくても、畳は年を経るごとに劣化していきますので、2~3年を目安に交換するとよいでしょう。

また、5年以上経過してしまっている畳の場合、両面ともに傷んでしまっていたり、変色をしていたりする可能性があります。その際は次に紹介する表替えをしてみましょう。

表替え

裏返しをしたものや、両面とも傷んでしまった畳は表替えをおこないます。表替えというのは、名前の通り畳の表面である畳表を替えることです。つまり、畳床は変えずに畳表と畳縁だけ新しいものに交換するのです。表替えをした畳はいぐさの香りが漂います。お部屋の空気をきれいにしてくれるため、とてもリフレッシュできるでしょう。

新品の畳にする

畳は、使う状況によって変わりますが、10年を目安につくられています。畳の踏み心地や、凹みが気になるなど畳が傷んでしまった場合は、新しいものに取り換えてしまいましょう。

畳の張り替えは業者へおまかせ

畳の張り替えは業者へおまかせ

畳の張り替えを自分でおこなうのは少し面倒だと感じる人も多いのではないでしょうか。その際は業者へおまかせするとよいでしょう。自分で畳を張り替えると、畳の表面がまだらになることや、けがをしてしまうおそれがあります。

無料点検を実施している業者も多いです。畳は広範囲で張り替えることが多いので、自分でおこなうよりスムーズで効率よく張り替えることができます。なんといっても、仕上がりがきれいなことが最大のメリットでしょう。特に、畳の表替えや裏返しは自分でおこなうことは大変難しいため、業者にお任せすることが多いです。

また、傷んでいる畳の上にカーペットなどを敷いている場合は、さらに注意が不必要です。畳の上に置くことで部屋の湿度を調節しづらくなるため、ダニやカビにとって過ごしやすい環境になってしまいます。

まとめ

これまで、畳が濡れたときの影響や対処法についてご紹介してきました。畳は湿気に弱く、濡れたまま放置してしまうとダニやカビなどを招く原因となります。シミも同様に、畳が濡れた場合はすぐに拭き取り乾かすことが大切でしょう。

また、傷んでしまった場合は畳の取り換えをするとよいでしょう。畳は裏返し、表替え、畳を新しくするといったその時の状態で取り換え方法が変わります。お部屋の畳に一番近い状態に合った取り換え方法を試してみましょう。もしも取り換えをする際は、業者に見積りを依頼するのも手です。

お部屋の雰囲気づくりに欠かせない畳、少しでも長持ちするために畳に適切なケアをしっかりとおこないましょう。また、万が一、畳を濡らしてしまった場合は焦らずに、すぐに拭き取り乾かすようにするといいですね。

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