畳床はわら?建材のボード?傷んでいるのが畳表なら表替えでもOK

畳と床の間

畳を新調する場合は、まず畳床の種類と性能を知って自分に合う畳を見つけましょう。畳床の性能は、ダニが発生しにくい、耐久性が高いなど種類によって異なります。

高価なものが必ずしも自分の生活環境にとって必要な性能を持っているとは限らないので、畳を新調する前に畳床の種類による違いを知ることが大切なのです。

本記事では畳の寿命や畳床の種類と性能、畳を新調する際の費用などについて解説しています。自分に適した畳床の性能をよく考えて、納得のいく金額で畳の新調をおこないましょう。

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畳の新調は畳床の種類に注目

普段何気なく目にする畳ですが、どのような構造になっているか知らないという方もいるのではないでしょうか。

畳は、土台となる畳床・表面に被せる畳表・縁に縫いつける畳縁を組み合わせて作られています。それぞれ種類がいくつか存在し、選ぶ素材によって性能や触り心地、見た目の美しさなどが異なるのです。

踏み心地が悪くなっている畳は畳床まで傷んで寿命を迎えたものです。まるごと新しい畳に新調しなくてはなりません。そこで注目していただきたいのが畳床の種類です。

古くから使われているのはわらのみで作られているわら床という種類です。しかし、現在はわらの間にスタイロ(断熱材)を挟んだわらサンドやわらがまったく使われていない建材床というものもあります。

上記の3種類はそれぞれ違った特徴があるので、下記を参考にして自分に適した畳床の種類を考えてみましょう。

わら床は高性能ですがダニに注意

わら床は高性能ですがダニに注意

わら床は、前述のとおりわらだけを使って作られたものです。大量のわらを何重にも重ねて圧縮して作られます。

調湿・防音・防火・断熱の効果があり、耐久性が高く感触がよいのが特徴です。わらの量や縫い方などによってランク付けがされており、最もランクの高いものは茶室や神社などに使われます。

昔から長く使われていることもあり非常に高性能ですが、重さがあることとダニが住みつくおそれがあるのがデメリットです。

わら床を選択する場合は、防虫処理が施されているものを選び、定期的な掃除をおこなうことを心がけましょう。

わらサンドは湿気に強く軽量

わらサンドは、スタイロを上下からわらで挟んで作られたものです。湿気に強く断熱の効果があり、軽量で比較的ダニも発生しにくいという特徴があります。

ただし、わら床と比べるとやや踏み心地が硬く、調湿の効果が劣るのがデメリットです。また、処分が必要になった際のスタイロのリサイクル方法も課題といわれています。スタイロは産業廃棄物のため専門業者による処分が必要です。粉砕して燃料などとして再利用するための処理が必要になるので、処分に時間と手間がかかります。

建材床は硬さはあるが性能は高め

建材床は、わらを一切使いません。木材を圧縮して作られたボードを重ねて作られます。種類は複数あり、ボードのみを重ねたものや間にスタイロやクッションを挟んだものなどさまざまです。

軽量で断熱性があり、湿気にも強くダニが発生する心配もほとんどないという特徴があります。しかし、質感は硬く耐久性が比較的低いので、本来の寿命よりも早いタイミングで交換が必要になるでしょう。

以上がおおまかな畳床の種類です。どのタイプにするかを決めたら早速業者に相談して畳を新調しましょう。畳の新調をおこなう業者はたくさんあります。どこに依頼するか迷う方は弊社にお電話ください。ご希望に沿うように全国の加盟店よりお近くの業者をご紹介いたします。

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畳の新調の費用相場と業者選びのポイント

畳を新調する場合は、畳表を新しくする表替えと畳床の金額を足した費用がかかります。相場は約1万~3万円ですが、畳表や畳床の種類によっては相場以上に費用が必要になる場合もあるので、覚えておきましょう。

また、畳の種類だけでなく業者によっても価格設定はさまざまです。業者選びのポイントについても解説しますので、以下を参考に納得のいく価格で作業をおこなう業者を探しましょう。

業者は見積りと対応で判断

業者は見積りと対応で判断

業者を選ぶ際に注目すべき点は、見積りと対応です。見積りをとることで費用の内訳など詳細な金額を把握することができます。予算内での作業が可能かどうかや削れる費用がないかなどを正式な依頼前に検討することができるので、見積りはとったほうがよいでしょう。

ひとつの業者だけみてもわからないという方は相見積りをとることもおすすめです。複数の見積りを見ることで、どこに費用がかかっているかや費用の妥当性などを見ることができます。

そして、この見積りを依頼するときや見積りの疑問点などに対する質問をしたときの業者の対応で、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。

ただし、どのような対応が正解というものはありません。言葉遣いが丁寧であったり質問に対する回答がわかりやすかったり、よりよい印象を受けた業者に依頼するのがおすすめです。自分が頼みたいと思えるかどうかが大切なので、費用だけでなく業者の対応までしっかりと確認しておきましょう。

業者探しが大変なときは弊社にご相談ください。まずは見積りだけでもかまいません。24時間ご相談を受け付けておりますので、ご都合のよいときにお電話をいただけますと幸いです。

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本当に新調が必要?表面の傷みは「裏返し」か「表替え」

畳の表面が傷んでいても、踏み心地が悪くないと感じる場合は、畳表の裏返しや表替えで済むかもしれません。裏返し・表替えの費用相場をご紹介しますので、自宅の畳の状態と照らし合わせてみましょう。

畳の寿命

畳の寿命

畳の寿命は約10年といわれています。しかし、使用年数に応じてよいとされている対処法が異なります。以下を参考に適した対処をおこないましょう。

畳を使用して2~3年くらいで、表面の色あせや小さな傷などが見えてくることがあります。このときに有効なのが裏返しです。畳表に使われているイグサは表裏両面が使えるようになっています。そのため、少し傷んだ程度なら畳表を裏返して新しい面を使えばよいのです。

そして、畳を使いはじめて5~6年くらい経つと畳表の両面が傷んでくるでしょう。この時期になっても、土台の状態はまだ悪くない場合があります。畳床がそのまま使える場合は表替えをして畳表だけを新しくしましょう。

ただし、上記の年数はあくまでも目安です。敷かれている場所や使い方によってはご紹介した年数よりも早く畳床が傷むこともあるでしょう。畳を踏む感触が悪いと感じたら、まるごと新調することをおすすめします。

裏返し・表替えの費用相場

畳表の裏返しは約3,000~6,000円、表替えは約4,000~2万円が相場です。金額はどちらも1畳分の費用相場なので、複数の畳表を一気に替えると費用は高くなります。

また、表替えの費用が幅広いのにも理由があります。畳表にはグレードがあり、イグサの産地や質、イグサを編むために使われている糸の素材などによって金額に大きな差があるのです。質のよいもので作られた畳表は見た目も美しく耐久性もあるので、予算を考慮しながら納得のいくものを選びましょう。

畳の裏返しや表替えをおこなう場合は、一度弊社にご相談ください。お電話でご要望を確認し、迅速に対応できる業者をご紹介いたします。

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