自宅のベランダやお庭に鳩の巣が作られて、気がつくと卵まで産み落とされていた!ということはありませんか?もし鳩に産卵をされてしまったら、駆除は業者に依頼するしかなくなってしまいます。なぜなら、鳩の卵を勝手に駆除することは「鳥獣保護法」によって禁止されているからです。
ヒナが巣立つのを待ってから自分で巣だけ駆除するという手もありますが、それだと巣立つまでは被害を受け続けなければなりません。被害を最低限にするには早期の対応が求められます。そのため、駆除を依頼するときはプロの業者に依頼しましょう。
鳩の卵を見つけたら……できることは1つ!?
鳩の被害にお悩みのかたは非常に多いことでしょう。そんな鳩が自宅付近に巣を作り、いつの間にか産卵していたらどうしたらいいのでしょうか?すでに卵が産まれてしまっている場合は業者に依頼するしかありません。
なぜなら、勝手に駆除をすると罰せられてしまうからです。ここでは、困った鳩の被害をどのように対処したらいいのかということをご紹介していきます。
鳩の卵の特徴
鳩の卵は真っ白でウズラの卵よりもやや大きめの見た目をしています。鳩は1回の産卵で2つの卵を産み育てます。
1つ目の卵を産んでから1日~2日ほどの期間を空けて2つ目の卵を産卵し、2つの卵が揃ってから抱卵(卵を温める)を開始するのです。これは2つの卵からかえるヒナのサイズに大きな差が生じないようにするためだといわれています。
また、抱卵にはメスだけでなくオスも参加しておこなうという特徴があり、産卵した卵はおよそ2週間~3週間ほどで孵化します。
産卵した卵の駆除は法律違反!
鳩は「鳥獣保護法」という法律により守られているため、駆除したり捕獲したりするのは法律により禁じられています。
また、鳩の成体だけではなく卵も法律によって守られているため、仮に卵を移動や処分したりした場合は、法律に従って罰せられることになります。それがたとえ自宅のお庭やベランダだとしても手を出すことはできません。
巣立つまで見守るという選択もあり
鳩が産卵をしていたらヒナが巣立つまで見守るという選択肢もあります。これはヒナが巣立った後の鳩のいない巣なら撤去して法律違反になることはないからです。
繁殖期に要注意!
鳩の繁殖期は春から夏にかけてといわれています。鳩は繁殖力が強く、成長スピードも非常に速いため被害を抑えるには繁殖期に注意が必要です。まずベランダなどに近寄らせない対策を取りましょう。
詳しい対策は後述します。ただ、鳩はその時期だけではなく一年を通して繁殖をおこなうことができます。そのため、年間を通して対策を講じておくとよいでしょう。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
鳩が産卵したら見守りたい!卵は放置で大丈夫?
これまで述べた通り、自力で鳩や鳩の卵を駆除することは法律上できません。かといって業者に駆除依頼をするのも気が引けてしまい、鳩の産卵から巣立ちまでを見守りたいと考えるかたもいることでしょう。ここでは、鳩の巣を見守る上で注意が必要なことをご紹介していきます。
鳩の卵を放置するリスクも知っておこう
鳩の生育を見守る場合、放っておいても卵は通常通り孵化しヒナは順調に巣立っていくことでしょう。その成長段階に人が手を貸す必要性はありません。注意が必要なのは人の生活環境のほうです。
鳩は帰巣本能が強い生き物です。そのため、一度産卵したところへまた戻ってきて産卵をおこないます。そのため、今回だけと思っていても毎回鳩の世話係をしなければならなくなってしまう可能性が高いのです。また、鳩を放置すると糞害が多く発生するため近隣住民からの苦情にも屈しない覚悟が必要になることでしょう。
被害を抑えるために巣の周りは片づけておく
鳩は健康被害を引き起こす場合もあります。鳩のフンは悪臭を放ち、見た目も汚くなります。
また、ダニなどの害虫の発生源となることやアレルギー物質や病原菌、病気(クリプトコックス病やオウム病など)を媒介することでも知られています。さらにフンに含まれる酸の成分はパイプなどの金属部分を腐食させ劣化を早めるという被害もあります。
鳩自身も人にかゆみと発疹を引き起こす外部寄生虫を媒介します。たとえば、トリサシダニやワクモ、ヒメダニなどです。
鳩が産卵した卵の駆除を業者に依頼したい!
次は、鳩を駆除したいというかたに向けた対処法です。駆除は業者への依頼が必要ということは把握していただけたと思います。ここでは、どのような業者に依頼したらいいのかをご紹介していきましょう。
駆除業者なら卵を駆除できるのか?
資格を保有しているプロの業者ならば鳩の駆除をおこなうことができます。ただし、業者においても法令の定める中で駆除活動をおこなわなければならないので、優良な業者に依頼する必要があります。まずは依頼する前の電話相談時などに実際に対応をしてくれるか確認を取ることが大切です。
業者を選ぶときは慎重に!
鳩被害にお悩みのかたは、すぐにでも対処してもらいたいものですし、確実で適切な施工をしてもらえる優良な業者に依頼したいものです。いくつかの業者に相見積りを取り比較して決めましょう。
【法律に準拠してくれるか確認する】
駆除を依頼した業者が法律を順守して作業をおこなってくれるのかどうかを確認しましょう。業者であっても許可が必要になりますので認可を受けた業者で法律を順守しているかという点を確認しておきましょう。
【きちんとした実績があるか確認する】
施工の実績があるのかを確認しましょう。業者のサイトに施工例や口コミなどの評価が載っているはずですので、確認しておきましょう。自分の被害状況に似たものがあればある程度駆除の費用を知ることができます。
【アフターフォローや保証があるか確認する】
害鳥の駆除や対策においては施工後の経過も気になるところでしょう。とくに鳩のように帰巣本能の強い害鳥は、駆除して追い払ったと思ってもまた戻ってくる場合があります。そのため施工後のアフターフォローや保証が必須といっても過言ではありません。「施工後の効果が薄い場合は再施工を無料でおこなってくれる」などといったアフターフォローの有無を確認しましょう。
【料金形態に不明瞭な点がないか確認する】
見積りを取ったときなどに不明瞭な項目やわかりづらい内容があったのでは見積りの意味がありません。わかりづらいときは質問などをして不明瞭なところがないようにしましょう。また、現地での調査と見積りが無料の業者ならば、複数の業者への相見積りをおこなえるのでオススメです。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
鳩に産卵させないために!鳩を寄せ付けない3つの方法
鳩の駆除を依頼して追い払ったのに、また鳩が産卵しにきてしまったという場合もあります。そういったことになる前に、法律に触れない範囲の鳩よけ方法を実践していきましょう。
鳩が苦手な香りを使う
鳩が苦手な香りのする忌避剤を使うという方法があります。鳩はバラやミントの香りを嫌う習性があるため、バラやミントの香りがする忌避剤やバラやミントを育てるなどをすると鳩を寄せ付けない効果が期待できます。
ほかにも、ニコチン、木酢液、漂白剤などの匂いも嫌うため、これらの匂いも効果を期待できます。ベランダにこれらのきつい匂いを使うのが嫌だと感じるかたは、バラやミントでの対策がよいでしょう。
鳩が嫌がる置物を設置する
ハトを寄せ付けないように物を置いておくのも効果的です。ハトの対策グッズとして、ハトが近づくと天敵の声を再生したり、強い光を放つ装置が市販されています。また、ネットやスパイクを設置しておくのもよいでしょう。
巣を作りそうな場所にものを置く
ベランダには巣作りにぴったりな環境があります。室外機やその隙間などに巣を作られた経験があるのではないでしょうか?そういった環境に巣を作れないようにものを置くことで巣を作れなくするという方法があります。ただし、身を隠せるようなものの配置は逆効果になるとので注意が必要です。
まとめ
この記事では、自宅のベランダやお庭などで鳩が産卵をしてしまい被害を受けているかたへ向けて、卵や巣の駆除方法や業者選びのコツなどをご紹介してきました。自力での駆除は規制されているため、駆除を業者に依頼しなければならない鳩でも、あらかじめ寄せ付けない予防方法もあるということがご理解いただけたかと思います。
ただ、今回ご紹介できた内容もほんの一部に過ぎず、どんなに予防法を試しても鳩の被害を受けてしまうということがあるかもしれません。そういったときにはプロに依頼してみてはいかがでしょうか?
業者ならば、たとえ鳩が産卵を終えていようと駆除することができますし、予防やアフターフォローを実施して被害の再発を起こさないようにしてくれることでしょう。被害にお困りのかたは一度業者にご相談してみてください。