家の敷地内で鳩を見かけることが多い人はいませんか?ベランダを見てみたらトコトコと歩いている姿を見かけて、追い払ってみても時間がたつとまた鳩がいたりしますよね。実は、なんど追い払ってもしつこく鳩が来る理由にはちゃんと理由があります。
今回は、そんなしつこく鳩が来る理由や、鳩による被害やその対策についても解説していきます。しつこい鳩に困っている人は、この記事を読んで鳩対策について理解して対策しましょう。
同じ場所に鳩が来る理由とは?
鳩が同じ場所に何度も来る理由は、その場所を安全場所として認知していることが原因となります。その場所が鳩にとっての安全な休憩場所になっているわけです。ではどんな場所が鳩にとって特に安全だと思われるのでしょうか。
特にベランダに来る理由は?
特に頻繁に鳩が来る場所に、家のベランダがあります。ベランダに鳩が来る理由は、ベランダが壁に囲まれていて、外敵から身を守るには最適な環境になります。また、高い場所に位置するベランダは猫などの動物から身を守ることができるのも理由の1つです。
このように鳩にとってベランダは非常に良い環境であることから、頻繁に鳩が来ることになるわけです。
鳩被害には4つの段階がある!
ベランダなどに鳩が来る理由が分かったところで、次は鳩がどのようにして住み着くのかを説明していきます。鳩が住み着くのは4つの段階に分けられます。
【レベル1】巣との行き来の際に休憩しに来る
明るめの時間に短時間鳩が来る場合は、そこで羽休めているということが考えられます。ただの休憩なので、すぐエサを探しに行くので長時間同じ場所にいることはありません。ただ、同じ時間帯に同じ場所に来るようになった場合は休憩場所として気に入っていると考えられます。
この休憩をおこなっているときに、その場所が安全かどうかの確認もおこなっており、そのままにしておくと鳩被害はさらに拡大する可能性があります。
【レベル2】安全な場所と確認すると長時間待機し始める
休憩しに来ていただけの鳩が、その場を安全だと知った場合、さらに長時間待機をし始めます。休憩に立ち寄っていた頃より滞在している時間も長時間化し、定期的に戻る場所として利用し始めます。
この段階は、どのくらい長い時間いても大丈夫な場所かを調べている状態でもあります。この状態までにしっかりと対策しておかないと危険です。鳩には執着心があるので、1度安全な場所と判断してしまうと、何度駆除して戻ってきてしまうのです。
そうなると、自分ではなかなか駆除できなくなってしまうので早めに対策しておく必要があります。
【レベル3】:完全に安全な場所となり、寝床化する
休憩場所、待機場所ときて、そこが安全な場所だと確信したら、次はその場所を寝床として利用し始めている状態です。こうなった場合、鳩はほぼ1日の大半をその場所で過ごしていることでしょう。フン害や騒音などの問題が起こってくるので、注意が必要です。
1度寝床にされてしまうと、ちょっとやそっと追い払ってもすぐに戻ってきてしまいます。そのため、この段階になると自分自身では鳩を来なくするようにするのが難しい段階になります。
レベル4:巣をつくり、繁殖し始める
これが最大レベルとなります。寝床として気に入った場所をさらにそのまま放置した結果、鳩はついに巣を作り始めます。巣を作るということは、滞在するだけでなく繁殖をすることを目的としてその場所を利用し始めたということになります。
巣を作られてしまったら、帰巣本能は縄張り意識が強く働くため、追い払うのはかなり困難になります。滞在時間も当然ながら長いです。ここまでくると、プロに依頼しない限り、駆除は難しいでしょう。また、鳩は鳥獣保護法があるので、ヒナや卵を許可なく処分することが禁止されています。そのため、巣を見つけたらプロに依頼する必要があります。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
鳩が来ると害があるって本当?
鳩が来る理由や、その段階について知ったら、次は鳩がどんな被害をもたらすかを知っていきましょう。鳩による被害は主に3つ挙げられます。
被害1:騒音
もっともわかりやすい被害は、鳴き声になります。遠くから聞く程度なら問題になりにくい鳩の鳴き声ですが、ベランダなどにいた場合は、大変な騒音として感じられます。また、鳩は高い頻度で鳴き声は発するため、その騒音頻度はかなりのものです。
またバタバタと鳴る羽音も気になるでしょう。
被害2:糞
鳩で1番悩まされる被害は、鳩の糞によるものと思われます。糞は悪臭やハエがたかるなどの被害を発生させます。特に、鳩が好むベランダは洗濯物を干す場所として利用している人も多いと思われます。そのため生活にも深刻な問題を発生させることになります。また、フンが乾燥することでフンに含まれる菌などが空気を舞うことに。アレルギーの原因ともなるので危険です。
被害3:伝染病
鳩には、人間に伝染する病気を持っているものも存在します。一般的なものとして、鳥インフルエンザなどが挙げられます。また鳩に対してアレルギー反応が出ることもあります。被害2の糞も、この伝染病の原因となるダニや寄生虫を持ち込む原因となります。
一見すると鳥類にしか関係がなさそうな病気でも人間に感染する危険性があるものを運んで来ることもあります。
どんな対策をすれば来なくなる?
ここまで鳩が来る理由、その段階、そして鳩による被害について詳しく説明してきました。では実際どうすれば、その被害を防ぐことができるのでしょうか?
テグス、忌避剤、鳩除けマットなどの対策をしよう!
鳩が来る場合、いきなりベランダの中に入って来るわけでは無く、最初は手すりやその下の隙間なんかに停まります。この段階は、鳩がこの場所が休憩に使えるかを見極めている最初の段階です。
鳩に対して対策をおこなうなら、この最初の段階で鳩が停まりにくくしてしまうのが1番です。そうした対策に使えるのがテグスや忌避剤、鳩除けマットなどになります。
・テグス
鳩が手すりに停まらないように手すりの上あたりにテグスを張ることによって、物理的に鳩が停まれないようしてしまいます。鳩は手すりなどに停まって休憩場所を品定めするため、そもそも停まれなくしてしまえば良いという方法です。
安価なコストでおこなえる方法として、非常に有用なのですが、どうしても耐久度に限界があります。そのため定期的な交換が必要になるのがデメリットです。鳩が休憩場所を品定めしている段階では使えますが、すでに被害が進行している場合には、あまり意味がありません。あくまで予防策であり、駆除には向かないです。
・忌避剤
忌避剤とは鳩が嫌がる臭いや成分が入ったものであり、ジェル状やスプレー、吊るしておくものなどの種類があります。その種類によって効果の持続期間も異なるため、使う場合はあらかじめ製品の持続時間を調べることをおすすめします。
ベランダなどを寝床にしている段階ぐらいまでならこの忌避剤を使うことで、鳩を追い払うことも可能だと思われます。ですが、巣を作る段階までになってしまっている場合は、帰巣本能から忌避剤を使っても離れにくいと考えられます。
・鳩除けマット
鳩を寄せ付けないよう、トゲが付いたマットです。マットという名称から柔らかいシートのようなものを想像するかたもいるかと思われますが、剣山がびっしりと張り巡らされた攻撃的な見た目をしています。
このマットを手すりなどに取りつけることで、鳩を寄せ付けないようにする効果があります。基本的にはテグスと同じような使用用途になりますが、それほどコストはかからず、それでいてテグスより耐久度が高いのが特徴です。
なかなか効果がないときは業者に依頼しよう!
テグスや忌避剤、鳩除けマットなどを紹介してきましたが、どれも撃退というよりは予防策であり、すでに巣を作ってしまっている場合などは効果が薄いと思われます。すでに巣を作ってしまっていたり、対策をしても鳩が来なくならなかったりする場合は、業者に依頼することをおすすめします。
鳩撃退業者は先ほど説明した、忌避剤や鳩除けマットなどによる予防だけでなく、個人では難しい鳩の撃退などもおこなってくれます。鳩は巣を壊されそうになると、防衛本能からこちらを攻撃して来る可能性もありますので、安全のためにもかならず業者に依頼しましょう。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
まとめ
鳩が来る理由、その段階、被害内容、そしてその対策についてご説明してきましたが、いかがだったでしょうか?鳩は外敵から身を守りやすい安全な場所を見つけると、そこを休憩場所や寝床にします。これを放っておくと最終的に巣を作ってしまい、鳩を撃退するのが非常に難しくなってしまいます。
鳩が住み着くと、騒音や糞による悪臭などに苦しめられます。また鳩を通して伝染病などに感染する可能性も低くないです。そうした被害を起こさないためにも、鳩が来ないように予防策をおこなっておくことがおすすめです。
もしベランダに鳩がいるのをみかけたら、これから鳩が住み着く可能性があるというサインですので、早い段階にしっかり対策しましょう。