街中や公園などでよく見かける鳩は、私たちにとって身近な存在です。しかし、今や社会問題のひとつといわれるほど、住宅街のいたるるところで被害を拡大させています。
鳩の被害で1番多いのがフン害です。集団行動をする鳩は気に入った場所を見つけるとそこに頻繁に集まり、フンをして汚していきます。
しかし、鳥獣保護法により物理的な攻撃や過度な威嚇をしてはいけないことになっているため、多くの人を悩ませる深刻な問題になっているのです。一度住み着くととてもしつこい鳩…。そこで今回は、鳩を傷つけずに撃退するために、鳩対策に効く臭いについてご紹介します。臭いを利用した対策が難しい場合は、鳩対策のグッズを使う対策法もあるので、ぜひ参考にしてください。
鳩を撃退するまえに確認すること
鳩を撃退する前に、鳩が好んで住み着きやすい場所について確認しておきましょう。鳩は春ごろになると公園や住宅街などをあちこち飛びまわり、住みやすそうな場所を探しはじめます。そして、雨風をしのげて水が飲めるような便利な場所に寄りつくのです。
最初はベランダの手すりに少し休みに来る程度ですが、他の鳩が残したフンなどを見つけると、鳩に安全な場所だと認識されてしまうため、頻繁に休みに来るようになります。さらに、鳩は人間が思っているよりも賢いうえ、帰省本能が強く執念深い性格なので、いくら追い払ってもまた同じ場所に戻ってきてしまうのです。
一度鳩に住みつかれると、近隣の住宅や同じマンションのベランダにまで被害を広げてしまうおそれがあります。フンの匂いや汚れは鳩を媒介する病気の感染源でもあり、金属類を腐食・劣化させる原因にもなるので、すぐに掃除してきれいにしてから対策をおこないましょう。
鳩対策に効く臭い!酢やバラなどで侵入を防ぐ
鳩を寄せつけないようにするためには、鳩にとって安心して帰りたいと思う場所をつくらないことが大切です。そこで、鳩対策に効く臭いを7種類ご紹介します。それぞれの特徴や使い方を知って、鳩の侵入を防ぎましょう。
スプレータイプ
玄関先やベランダの周辺に置いておけば、もっとも手軽に使えるタイプです。鳩がとまる場所に吹き付けましょう。ただし、約4時間しか効果が持続しないので、何度も繰り返し撒き続ける必要があります。
固形タイプ
ベランダや窓に吊るして使用するタイプです。約1ヶ月効果が持続します。半径1.5m四方に効果を発揮するので、1.5mごとに複数設置しておくと、あらゆる方向から来る鳩を撃退できるでしょう。
ジェルタイプ
ベランダの手すりや屋根などに直接ジェルを塗ったり、お弁当などに使うような小さいカップにジェルを出しておいて置いたりして使用します。効果が1年~1年半と長いので、こまめにものを交換したりスプレーしたりするのが面倒な方におすすめです。
適切な対策ができているか不安な方は……
ご紹介した方法は、肌に触れないよう注意が必要なものもありますが、基本的には誰でもできる対策です。しかし、自分で簡単な対策をしただけでは不安という方もいるでしょう。そのときは、弊社のサービスを利用して業者に相談してみましょう。
弊社では鳩対策をおこなう業者のご紹介をおこなっています。さまざまな状況の方にご利用しやすいように、24時間365日ご相談を受け付けておりますので、いつでもお気軽にお電話ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
そのほかの有効的な鳩対策グッズ
鳩のねぐらに家の敷地を使われないようにするには、臭い以外にも有効な方法があります。すぐに実践できる対策も含めて5つのアイテムをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【天敵の形をしたもの】
鳩はほかの鳥に比べて、色を見分ける力に長けています。そのため、天敵と思われる動物の姿を見つけると、危険と判断してその場所に近付かなくなるのです。鳩の天敵であるフクロウやカラス、猫やヘビなどの置物やおもちゃを設置して、鳩の侵入を防ぎましょう。
【剣山】
鳩がとまりそうなベランダの端などに剣山を設置する方法も有効です。尖っていてケガをするおそれがある剣山には、鳩も近づかないでしょう。
【ネット】
ベランダなどの比較的閉じられた場所に対策をおこなう場合は、ネットを張って物理的に侵入を防ぐことも可能です。ベランダに隙間なくネットを張れば、鳩は入れませんが風や光はとおるので、生活にも支障はないでしょう。
【磁石】
磁石を使って鳩の体内磁石を狂わせる方法も有効です。鳩は視覚や触覚のほかに、磁場を頼りに行動しています。体の中に磁石が入っているイメージです。そのため、強力な磁石を設置して鳩の体内地磁石を狂わせることで、鳩を撃退することができるといわれています。
【アプリ】
鳩がときどき住宅の敷地内に来るようになったタイミングなら、鳩を含めた鳥が嫌がる音を出すアプリを使う方法もよいでしょう。もっとも手軽に実践できる方法ではありますが、何度も同じ音を聞いていると、鳩が音を覚えて嫌がらなくなってしまいます。ねぐらにされるまえの初期段階に試してみましょう。
ネットや剣山の設置はプロにおまかせ
すぐにでも実践できる簡単な方法から、道具を設置する方法までさまざまな方法をご紹介しました。しかし、すべての対策法が継続的に高い効果を発揮するものではありません。とりわけ有効とされているのは、物理的に鳩を近付けないネットや鳩がケガをするおそれのある剣山の設置です。
ただし、ネットは隙間のないように、剣山は鳩がとまりそうな場所に適切に設置する必要があります。正しく設置する自信がないという方は、プロの力を借りましょう。
弊社には、全国各地に多くの加盟店が存在します。迅速に対策がおこなえるよう、お近くの業者をご紹介することも可能です。まずは一度お電話にてご相談ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
鳩を撃退する際に注意するポイント
鳩を撃退するためには、まず鳩の習性や法律を知っておくことが大切です。鳩は鳥獣保護法で守られている動物なので、自分で勝手に撃退しようとしたり誤って鳩を傷つけてしまったりすると犯罪になってしまいます。自己判断で鳩を捕獲しようしたり、巣を移動させたりするのは控えましょう。
そして、自分や家族、近所の人たちにとって安全な方法かどうか、鳩からみて居心地の悪い場所として認識できる方法かを考えて対策をおこなうことが重要です。
鳩は人間が思っているよりも賢いうえ、帰省本能が強く執念深い性格なので、いくら追い払ってもまた同じ場所に戻ってきます。年に5回以上も卵を産むので、もしもベランダの物陰などに巣を作って卵を産んだら継続的に鳩被害に悩まされることになるでしょう。
鳩の天敵であるカラスや猫の置物を置いたり、鳩の嫌いな音を出したりしても、鳩が学習してしまえば無意味なものになります。ものが多い場所やフンが放置されている汚れた場所ほど、鳩にとっては好都合な住処になるのです。まずは鳩がやってくる場所を見直し、基本的な掃除や片付けから実践してみてください。
ただし、対策をおこなってもまだ鳩が来て困る、片付けや掃除が追いつかず被害が広がってしまうという場合は、対策が不十分かもしれません。ハト駆除をおこなう専門業者に相談して、必要な対策を考え直してみましょう。
業者を探すのが大変な方は、弊社に一度ご相談ください。状況やご希望などをうかがい、対処に適した業者を迅速に手配いたします。
まとめ
私たちにとって身近な存在である鳩ですが、距離が近くなりすぎることでさまざまな摩擦が生まれることもあります。鳥獣保護法で守られているため、うかつに手を出せないというのも鳩被害に悩む原因でしょう。
悪臭や害虫を発生させる鳩のフンは、衛生面だけでなく建物や家屋の美観にとっても悪影響を与えます。まずは鳩が近寄らないために庭やベランダを整理して、鳩のフンを見つけたときはすぐに除去して被害の拡大を防ぎましょう。
また、鳩対策に効く臭いを撒いたり鳩撃退グッズを活用したりして、継続的に鳩の被害にあわないようにすることも大切です。自分で対策をおこなうこが不安な場合は業者に相談することもできるので、できることから実践して鳩被害のない快適な生活を目指しましょう。