内溝キーとは?メリットや特徴について
内溝キーは、一般的な上下にギザギザがある鍵よりも防犯面で優れています。ピッキングすることが難しいため、車をはじめとして、さまざまな場所で使われるようになってきました。
しかし、防犯性が高いということはメリットでもあり、少し困った点でもあります。鍵をなくしてしまったとき、自分も開けることが難しいからです。ここでは、内溝キーのメリットや特徴とあわせて、なくしてしまったときの対応についてご紹介します。
内溝キーはピッキングに強い!
内溝キーは鍵の内側に溝が掘られています。一般的な、上下にギザギザとした鍵山がついている鍵と比べてピッキングすることが難しいので、防犯性が高いことがメリットです。内溝キーの中でも、溝が波のような形をしているものをウェーブキーと呼びます。
内溝キーは車での使用が多い
内溝キーは、以前は国内外の高級車に多く使われていました。しかし、近年では一般的な自家用車にも採用されています。
とはいえ、現在はポケットに入れたままでも施錠ができる、スマートキーも登場していますよね。車のドアを開けたり、エンジンをかけたりするのに鍵を差す必要がないことも珍しくありません。
イモビライザー搭載で防犯強化!
内溝キーはピッキングに強いとはいえ、車の盗難を100%防ぐものではありません。さらに防犯性を向上させたいときは、イモビライザー搭載の鍵(イモビライザーキー)にするとよいでしょう。
イモビライザーキーは、鍵を偽造したり、ピッキングしたりして鍵を開けてもエンジンがかからない仕組みになっています。電気的な信号でエンジンがかかるので、物理的にピッキングをおこなってもエンジンがかからないのです。
ただ、ガラスを割って車内に侵入して荒らされたり、車をレッカーで運ばれたりしてしまうことは、イモビライザーキーでも防ぐことはできません。とはいえ、イモビライザーを搭載していない鍵よりは各段に防犯性能は上がります。
内溝キーをなくしたときの相談先
さて、防犯面で優れた内溝キーですが、なくてしまったときは自分でも鍵を開けることが難しいので大変です。内溝キーをなくしてしまったときは、迷わず鍵のプロに依頼しましょう。
内溝キーはピッキングに強いですし、そもそもご自分でピッキングすることは鍵穴を傷つけるので危険です。万が一ピッキングに成功して車内に入ることができたとしても、イモビライザー搭載の鍵ならエンジンをかけることはできません。
内溝キーをなくしてしまったら、すぐに鍵のプロに相談するのがおすすめです。時間があれば車のディーラーに相談してみてもよいですし、急いでいるときはロードサービスや鍵業者を利用しましょう。
“カギ110番”では、鍵のトラブルに関するご相談を24時間365日受け付けております。突然のトラブルでも慌てず、まずは無料相談をご利用ください。
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内溝キーの構造と比較
ここからは、内溝キーの構造について、同じく防犯面で優れているといわれるディンプルキーと比較してみましょう。内溝キーとディンプルキーは、防犯性の高さに大きな違いはありませんが、鍵が開く仕組みが少し違うのです。
防犯性の高い構造に
内溝キーは鍵穴の内部にサイドバーという部品があり、ピッキングの器具を差しこんでも回らないようになっています。また、鍵の溝の模様も複雑で、この複雑な模様を鍵穴内部で再現しなければ鍵開けできません。内溝キーはこのような構造になっているため、ピッキングに強いのです。
ディンプルキーとの違いは?
ディンプルキーは、鍵の表面に小さなくぼみがたくさんついているのが特徴的です。くぼみは深さや角度などがそれぞれ異なり、さまざまな形状の鍵のくぼみがすべてぴったり合えば、鍵が開く仕組みになっています。
最近は住宅や金庫に使われている
内溝キーは、その防犯性の高さから車以外にも住宅や金庫に使われることがあります。ただ、鍵をなくしてしまうと車と同様、開けたり複製したりすることが難しいので、なくさないように気をつけましょう。
もちろん、鍵開けや複製が難しいからといってできないわけではありません。もし鍵を紛失してしまったら、防犯のため錠前ごと交換することをおすすめします。
玄関鍵を防犯性の高い鍵に変えよう!
内溝キーやディンプルキーは防犯面において優れた性能を持ちます。大切なご自宅の鍵には、ぜひ防犯性の高いものを選びましょう。とくに、鍵が壊れたりスムーズに開きにくくなったりしているときは、鍵交換にぴったりのタイミングです。
防犯性の高い鍵は、内溝キーやディンプルキー以外にもさまざまなものがあります。鍵選びのご相談から交換まで、ぜひ“カギ110番”にお任せください。土日祝日や深夜早朝でも、お客様のご予定にあわせてスピーディーに作業させていただきます。
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内溝キーは鍵の業者におまかせ!
内溝キーは防犯性が高いため、紛失した際は鍵開けや鍵作成が難しくなっています。内溝キーをなくしてしまったら、すぐに鍵のプロに相談しましょう。
ここからは、内溝キーをなくしてしまったなどのトラブルにどのような対応を取るべきか、くわしくご紹介していきます。大切な鍵に関するトラブルとなれば、慌ててしまうのが当然です。
しかし、トラブルをできだけ早く解決するため、まずは落ち着いて、これからご紹介する行動を取りましょう。
内溝キー(車のキー)を車の中に入れたままにしてしまった!
内溝キーが車の中に残ったまま施錠されてしまい、鍵を閉じ込める……いわゆるインロック状態のときは、まずはスペアキーの有無を確認します。
スペアキーを常に持ち歩いている人は少ないかもしれませんが、すぐにスペアキーを取りに行けそうなら取りに行きましょう。スペアキーがない、取りに行けないときは、以下のふたつの方法があります。
ロードサービスを利用する
ロードサービスとは、インロックなどの自動車のトラブルが起きたとき、作業スタッフがかけつけてくれるというものです。自動車保険の保障内容に含まれていることもあります。
なお、自動車保険に付帯しているロードサービスが有料か無料かは、加入している契約プランによって異なります。保険会社に問い合わせてみましょう。
鍵の業者を呼ぶ
鍵開けや鍵作成ができる業者に依頼して、車の鍵を開けてもらいましょう。
内溝キー(車のキー)をなくした!
内溝キーをなくしてしまったときは、まずは落ち着いてスペアキーを確認します。スペアキーがあれば、とりあえず車に乗ることはできるので、落ち着いてなくした鍵を探しましょう。
急ぎではない場合(スペアキーがある・時間に余裕がある)
1.行動経路をたどる
鍵をなくす前に通った道や寄ったお店などを順番にたどりましょう。どこかに落ちていないか、落としものとして届けられていないか確認します。
2.警察に申請する
探しても鍵が見つからなかったら、近所の交番に相談し、遺失届を出しましょう。そうすることで、警察に鍵が届けられたときに連絡してもらうことができます。遺失届には、鍵の特徴や落としたかもしれない場所を、よく思い出して記入しておきます。
3.鍵の交換をする
たとえ鍵が見つかっても、一度なくした鍵は複製されていることがあるので交換しましょう。鍵の交換は車のディーラーや鍵の業者に依頼してください。
急ぎですぐに鍵が必要なとき(スペアキーがない・時間に余裕がない)
1.寄った店などに確認を取る
鍵をなくす前に寄ったお店に連絡を入れ、落としものとして届けられていないか確認します。
2.鍵を作る・警察に申請
車のディーラーは時間がかかることが多いので、ロードサービスや鍵業者に依頼して鍵を作ってもらいましょう。“急ぎではない場合”と同様、警察に遺失届を出すこともお忘れなく。
3.鍵の交換をする
こちらも“急ぎではない場合”と同様です。車のディーラーや鍵の業者に依頼して、鍵を交換してもらいましょう。
鍵業者ならすぐに駆け付けてくれることも!
急いでいるのに車のキーをなくしてしまい、困っていらっしゃる場合は鍵の業者に相談することをおすすめします。近くの鍵業者なら10分とかからず現場に来てくれることもありますよ。
ただ、鍵屋にも作れない鍵や開けられない鍵はあるので、車種や年式、鍵の特徴などを伝えて、対応可能かどうかを問い合わせのときに確認しておくと安心です。
正規ディーラーより安く作れることがある
鍵業者で、車の内溝キーをスペアキーがない状態から新たに作成する場合の費用相場は10,000円~40,000円ほどです。車種、イモビライザー搭載かなどによって費用は大きく異なります。
詳しくは、直接業者に問い合わせて確認してみましょう。なお、合鍵の作成の場合、上記の費用相場よりももう少し安くなります。
カギ110番なら24時間いつでも電話を受けつけ!
カギ110番では24時間365日体制で、皆様からのご相談をお待ちしております。深夜や早朝、土日の突然のトラブルでも、安心してご連絡ください。
カギ110番ではイモビライザーキーといった難しい鍵でも作成可能です。鍵のトラブルでお困りの際は、ぜひ私たちにお任せください!