電気錠の構造や仕組み・使用するメリットとデメリットについて

電気錠の構造や仕組み・使用するメリットとデメリットについて

電気錠は、本体と操作部分、制御部分、3つの部分が分かれた構造で、電気的に制御できるため、電子化する時代にぴったりなロックシステムです。また、電気錠は種類も豊富なので自分にあったスタイルを見つけやすいです。

本コラムでは、電気錠の構造や種類、メリットやデメリットについてご紹介しています。「電気錠ってどんな鍵?」「うちの鍵は電気錠に交換できるの?」などいった疑問から、交換に要する費用までしっかりチェックしておきましょう。

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目次

電気錠の構造や機能について

電気錠の構造は3つに分かれており、それぞれに違うはたらきをしています。また、電気錠ならではの機能も多く搭載されています。ここからは、電気錠の構造や機能について詳しくご紹介しましょう。

電気錠の構造・仕組み

電気錠の構造・仕組み

鍵と聞くと、ロックを開けるための「鍵」と鍵を差し込む「鍵穴」がセットとなり、施錠・開錠する、というイメージを持つ人が多いでしょう。

近頃のマンションやビルなどでは「オートロック」と呼ばれる、自動で鍵が開閉し暗証番号や指紋などを鍵とするロックシステムが主流となりつつあります。

では、電気錠の構造はどのようになっているのでしょうか。

電気錠本体

電気錠の大元である本体部分です。電気錠本体は、扉の開閉をロックする、一般的な鍵でいう錠の役割を果たします。電気錠の本体には、一般的な鍵と同じようにハンドルがついているものや、鍵のいらない電気錠ならではの、鍵穴のないものがあります。

電気錠を後付けする場合、形によっては互換性のないものもあるので注意が必要です。

操作部分

操作部分とは、鍵の役割を果たす場所です。電気錠では指紋や暗証番号、カードなどを鍵として作動させることができます。また、操作部分はひとつだけではなく複数つけることも可能です。

たとえば、「カードキーだけどカードを忘れてしまった。」という事態に備え、カードキーだけでなくテンキーユニットもあわせて設置しておくといいでしょう。そうすることで、カードが手元になくても暗証番号を入力することで解錠が可能です。

制御部分

電子錠はその名のとおり、電気を使って施錠の操作をおこなっています。つまり、「電子錠の本体」と「操作部分」をつなぐ架け橋が必要になるのです。そんな電子錠の要となるのがこの「制御部分」になります。

本体と操作部分を作動させる役割のほかに、電源の供給なども制御部分でコントロールしています。ちなみに、操作部分と制御部分が一緒になっているタイプのものもあります。

電気錠の種類

電気錠は種類が豊富で、違う種類の操作部分を組み合わせて設置することが可能です。電気錠の種類には以下のようなものがあります。

リモコンキー

「リモコンキー」は鍵にあたるリモコンのボタンを押すことで解錠します。反対に、リモコンを使って施錠をすることも可能です。車の鍵をイメージするとわかりやすいかもしれません。

カードキー

ホテルなどでもよく使われ、いまや住宅でも使われているのがこの「カードキー」です。カードのなかにはICチップが内蔵されているものと磁気テープが貼ってあるもの、バーコードが印字されているものがあります。カードキーを操作部分にかざすだけで解錠することが可能です。

暗証番号

テンキーユニットに暗証番号を入力して開錠します。暗証番号を使う場合はセキュリティー対策のために定期的にパスワードの変更をおこなうようにしましょう。

指紋認証キー

指紋を登録しておくことで、鍵を解錠することができるものです。スマートフォンのロックやATMのキャッシュカードにも指紋認証がよく使われるようになりました。

指紋認証キーは温度の変化や指の乾燥・湿気などで上手く反応しないこともあるので、暗証番号などもあわせて活用するとよいでしょう。

電気錠でできる動作

電気錠でできる動作は、施錠・開錠だけはありません。電気を使った錠前ならではの機能があります。電気錠でできる主な機能は以下のとおりです。

閉扉自動施錠機能

閉扉自動施錠機能とは、簡単にいうと「扉が閉まると同時に施錠をおこなう」機能です。いわゆるオートロックいえばイメージしやすいでしょう。

閉扉自動施錠機能は大きく分けて1回解錠と連続開錠の2種類です。1回解錠は開錠後、設定した時間を過ぎると施錠されたり、開錠する操作せずにいると自動的に施錠されたりします。一般的に使われているのはこの1回解錠モードでしょう。

連続開錠は、大荷物を運ぶ場合や団体で移動する際など、1回解錠では不便が生じる場合に使われます。施錠しているときに連続開錠ボタンを押すと、設定した時間を超えても解錠したままの状態になるのです。

施解錠繰り返し機能

電気錠には施解錠繰り返し機能というものがあります。施解錠繰り返し機能には2種類あります。操作方法に関わらず施錠と開錠の動作を交互におこなうBモードと、電気的に開錠した場合のみに電気錠が作動するEモードです。

電気錠の取り付けができる扉

「電気錠に興味はあるけど、今使っている扉に後付けすることはできるの?」という人もいるかもしれません。家の扉に使われているものとしてよく使われている、引き戸や開き戸、かまち扉、すべて電気錠を取り付けることができます。

電気錠は種類によって、すり減ったり紛失したりするリスクが少なく、防犯性能も高いです。電気錠を取り付けたいと考えている場合は、弊社におまかせください。電気錠を取り扱うことのできる鍵業者をご提案いたします。

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電気錠のメリット・デメリットとは

これまで、電気錠の構造や動作などについてご紹介してまいりました。ここからは電気錠を使用する際のメリットとデメリット、費用についてご紹介します。今使っている鍵と電気錠では、どう違いがあるのかをしっかり把握して、電気錠をより効果的に活用しましょう。

電気錠を使用するメリット

電気錠を使用するメリット

電気錠を活用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。電気錠を採用するメリットは以下のとおりです。

  • ボタンで施解錠ができる
  • 純正キーを持たなくていい
  • 複製・再発行が可能
  • 一括で施解錠ができる
  • セキュリティーが万全

やはり最大の強みは、鍵の紛失などの心配がないことでしょう。主流となりつつあるスマートフォンを使って解錠するものもあり、「鍵をどこかに失くしてしまった!」という場合であっても安心です。

また、一括で施解錠ができる点や誰が入退室したかが記録として残ったり、時間指定をして施解錠ができたりなど一般的な鍵では困難なことも簡単にできます。

電気錠を使用するデメリット

便利な部分がある反面、デメリットもあるようです。電気錠の欠点にはこんなものがあります。

  • 停電時は使えない
  • 電池切れや故障時に使用できない
  • 情報の漏えいに要注意!
  • シリンダー錠からの移行期間・費用がかかる

電気を使って解錠する電気錠。つまり、停電や電池切れなどといった状況では動作しません。また、暗証番号が流出すると誰でも解錠できてしまいます。また、カードキーの場合はカードを紛失してしまわないよう注意する必要があるでしょう。

鍵の交換や作成にかかる費用はどのくらい?

電気錠の交換に要する費用はほかの鍵交換に比べて少々高値になることが多いですが、そのぶん防犯性能や利便性も高くなります。現在取り付けられている鍵前の種類や取り付ける数によって費用も違ってくるので、見積りを依頼することをおすすめします。

鍵は建物のセキュリティーを守るうえで最も大切なものです。弊社は企業だけでなくご家庭などの工事を請け負う業者とも提携しております。お電話からのご相談・お見積りのご依頼も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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