賃貸や分譲のマンションに入居するとき、セキュリティ面は気になるポイントの1つですよね。入居する物件を探している方のなかには、オートロックの物件にするべきか迷っている方も多いでしょう。
オートロックは、種類によってメリットやデメリットが異なります。自分にあった物件を見つけるには、それぞれの違いを理解しておくことが大切です。
例えば、暗証番号式のオートロックの場合は鍵を紛失する心配はありませんが、暗証番号を忘れると部屋に入れなくなってしまうこともあります。便利で防犯性能が高いオートロックの鍵ですが、注意点は覚えておかなければいけません。
当記事では、オートロックの鍵の種類や注意点を詳しく解説します。賃貸物件を探している方、一戸建て住宅の鍵交換を検討している方、オートロックの鍵を紛失してしまった方まで、あらゆる方の疑問にお答えしますので、参考にして正しい鍵知識を身につけましょう!
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オートロックのメリット・デメリット
マンションなどの共同住宅では、侵入や窃盗被害を避けるため共用玄関にオートロック式の鍵を設置するケースが増えています。オートロック錠の強みはピッキングされないことですが、メリットだけでなくデメリットもあります。メリットとデメリットを知ったうえでオートロック物件にするかを検討してみましょう。
- メリット
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- 共用玄関と住居部屋自室の二重ロックにより安心感を得られる
- 不審者や犯罪者の侵入を防ぎやすい
- 訪問セールスや勧誘などを回避しやすい
- デメリット
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- 鍵の持ち忘れや紛失によりで締め出されるリスクがある
- オートロックのない物件よりも管理費・共益費が高くなりやすい
- 新聞や郵便物などを玄関先まで配達してもらえない
- 共用玄関と住居部屋を解錠するためのと鍵が別の場合は持ち物が増える
オートロックはおもに5種類
オートロックを選ぶときは、セキュリティ性や利便性を考えながら選ぶとよいでしょう。オートロックのおもなタイプは5種類です。それぞれのメリットやデメリットを知っておけば、自分にあった物件選びがしやすくなるはずです。
- 集合キー式
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- メリット
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共用玄関と住居部屋を1本の鍵で管理できる
- デメリット
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前の入居者が合鍵を作っていた場合に侵入されるリスクがある
- 暗証番号式
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- メリット
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- 鍵の持ち歩きが不要
- 締め出されるリスクがない
- 鍵を出す手間がない
- デメリット
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- 暗証番号を数回間違えると一時的に解錠できない
- 第三者に暗証番号を見られてしまうリスクがある
- カードキー式
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- メリット
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複製されにくいコンパクトに持ち運べるので便利
- デメリット
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カードの折れなどにより読み込めなくなるリスクがある
- 非接触型IC式
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- メリット
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- 複製されにくい
- 鍵やカードを取り出す手間が省ける
- デメリット
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家賃が割高になりやすい
- 指紋認証式
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- メリット
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- 鍵やカードを持ち歩く必要がない
- 暗証番号を覚えるのが不要
- 鍵忘れによる締め出しがない
- デメリット
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- 指のケガや手荒れにより指紋が読み取りにくくなる
- 家賃が割高になりやすい
後付けするならスマートロックが便利
ここ数年で注目されているオートロックに、「スマートロック」があります。スマートロックは壁に穴を開けることなく玄関ドアに後付けできる機種が多いのも人気の理由です。
ハンズフリーで扉の解錠ができ、解施錠の履歴確認や合鍵の生成・管理ができるのも大きなメリットといえます。スマートフォンで解錠や施錠の操作ができるので、鍵を持ち歩く必要がありません。なかには、鍵のかけ忘れを防止するタイマー機能がついた便利なものもあります。
ただし、スマートフォンの充電切れや紛失、ロック本体の電源が切れてしまうと操作ができなくなるデメリットがあります。スマートフォンを持たずに外に出た場合も、締め出されてしまうため注意が必要です。
また、ドアの構造によってはスマートロックが取り付けられない場合があり、必要なスペースも確保しなくてはいけません。スマートロックを設置する場合は、対応できるか調べてから購入しましょう。
玄関ドアのシリンダー錠にも種類がある
共用玄関にオートロックがない物件は、住居部屋の玄関にシリンダー錠が使われるのが一般的です。
玄関ドアの鍵穴に鍵を差し込んで解錠するシリンダー錠にも種類があります。一般的には、ディスクシリンダー・ピンシリンダー・ディンプルシリンダーの3種類が普及しています。鍵の種類によって、防犯性の高さなどが異なるので参考にしてください。
- ディスクシリンダー
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鍵の両サイドにギザギザの鍵山があるタイプで、住宅用としてもっとも多く普及したとされる鍵です。しかし、ディスクシリンダーは不正開錠が容易であるため、防犯性が高い鍵への交換が鍵メーカーでも奨励されています。大手鍵メーカーのMIWAでも、2011年3月でディスクシリンダーは廃盤となり現在は製造されていません。
- ピンシリンダー
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片側に鍵山があるのが特徴の鍵です。これまでピンシリンダーは防犯性が低いとされてきましたが、ピッキング対策や破壊に強い素材を採用することで防犯性は高まっているそうです。
- ディンプルシリンダー
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平らな形に丸いくぼみがある鍵で、ピッキングに強く防犯性が高いのが特徴です。
ただし、精密な作りのため鍵本体の価格や合鍵を作成する費用は、他のものに比べて高くなります。また、ディンプルシリンダーだからといって必ず防犯性が高いわけではありません。
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共用玄関の鍵交換は簡単にできない
オートロック式マンションには、共用玄関用と住居部屋用の鍵がそれぞれ単独のタイプと連動した1本の鍵のタイプがあります。鍵の交換をしたい場合は、タイプによって手順や費用が異なるため、お住まいのマンションがどのタイプかを確認しておきましょう。
セキュリティ対策に不安がある場合は、自分で鍵を交換したいと思われるかもしれません。一軒家の自宅であれば、自分で鍵を購入して取り付けるのは自由です。しかし、共用玄関と住居部屋の鍵が連動しているオートロックマンションの場合は、他の入居者もいることから、一般的な住宅のように簡単に鍵交換できるわけではありません。
また、オートロックのない住居部屋のみの鍵を交換する場合も管理者への相談が必要です。無断で合鍵を作ってしまうと、規約違反になるおそれがあるので注意してください。あとから大きなトラブルにならないように、契約書を読み返しておくことをおすすめします。
一般的に賃貸の場合は退去時に原状回復が必要
住居部屋の玄関ドアの鍵なら、スマートロックを取り付けてオートロックにすることもできますが、賃貸の場合は注意が必要です。基本的に賃貸の場合は、退去時に原状回復することが契約条件に含まれていることがほとんどです。住居部屋の玄関ドアや壁に穴を開けた場合は、退去時に修繕費用の負担が発生するケースがあるので注意しなくてはいけません。
鍵紛失の交換費用は本人負担が基本
鍵を紛失した場合は、住居部屋か共用玄関かで費用負担は大きく異なります。もし鍵をなくしてしまったら、まず管理者に連絡をして紛失した旨を伝えましょう。また共用玄関の鍵を紛失した場合は、第三者に鍵を悪用されてしまうと、自分以外の入居者にも被害がおよぶおそれがあるため、警察に届け出をしておくのも大切です。
住居部屋の鍵紛失なら自室の費用負担だけで済む
住居部屋の鍵を紛失した場合は、管理者と相談して許可を得れば鍵交換が可能です。ただし、マンションの玄関ドアは共有部分に当たります。所有権は管理者がもっているため、景観や防犯の観点から交換できる鍵の種類は限られます。鍵の購入や手続きは管理者などがおこなってくれるケースが多いですが、かかる費用は紛失した本人が負担するのが一般的です。
共用部分の鍵紛失は全室分の費用負担が必要な場合がある
住居部屋の鍵をなくしても、管理者からマスターキーを借りれば自分の部屋に入ることは可能です。しかし、共用部分の鍵を紛失した場合は、第三者によって建物に侵入されるリスクがあります。このため、他の入居者分の交換費用もなくした本人が負担しなくてはいけない場合があるので注意しなくてはいけません。例えば、1本4,000円の鍵を20世帯分負担するとなれば、単純に8万円もの費用がかかる計算になります。
鍵の紛失が盗難などの理由の場合は、保険の適用範囲内でカバーでき費用負担が軽減できることもあります。賃貸物件によっては、契約時に住民サポートが付いている場合もあるので、契約内容を確認するとよいでしょう。
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オートロックの鍵交換費用の相場
賃貸物件のオートロックの鍵を交換するときは、鍵だけでなく防犯上の問題があるため、シリンダーごと取り換えることがほとんどです。鍵の種類や業者によっても異なりますが、一か所のオートロックの鍵とシリンダーを交換するのに約2~4万円が費用相場となります。
ディスクシリンダーなら1~2万円前後、ディンプルシリンダーであれば2~3万円ほどが相場とされています。カードキーや指紋認証などの場合は高度な作業が必要になるため、交換費用が10万円を超えることもあるようです。
鍵交換にかかる日数の目安
鍵交換にかかる日数は、業者やメーカーによって異なりますが、早くて2週間~3週間程度です。発注される鍵の種類によっては、1カ月近くかかるケースもあるようです。オートロックの鍵を交換するときのおもな流れは下記の通りです。
鍵交換の流れ
- 鍵の種類やシリンダー番号など、鍵のタイプを確認する
- オートロックに対応したシリンダーを発注する
- シリンダーの交換作業をする
シリンダーの納品までには時間がかかるとはいえ、そのまま放置しておくわけではありません。鍵作成の業者によっては、仮の鍵で即日対応してもらえる場合もありますが、その分費用は多くかかります。
鍵交換にかかる費用や正確な日数を把握したい場合は、鍵業者へ問い合わせてみるとよいです。その際は、現地調査や見積りが無料の業者を選びましょう。
当サイト【カギ110番】では、現地調査や見積りを原則無料※で対応している鍵業者をご紹介しております。ご相談だけでも大歓迎ですので、ぜひ一度ご連絡ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。
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鍵の不具合も交換するタイミングのひとつ
オートロックの鍵を交換するのは紛失や故障だけでなく、寿命が近づいてきたときもタイミングのひとつです。一般的に鍵の寿命は約10年といわれており、電子錠では電源回路の寿命もあることから耐用年数は7年程度とされています。
古い鍵を使い続けていると、抜き差しの途中で鍵が折れてしまうことがあります。鍵穴の奥に折れた鍵が入り込んでしまうと、残った部分を取り出さない限り解錠も施錠もできません。
もし鍵自体に回しづらい・抜きにくい場合は、管理者に相談してトラブルが起きる前に新しいものに交換してもらったほうがよいでしょう。紛失や故障してからの対応では、生活に大きな支障が出るおそれがあります。
前述のように、オートロックの鍵交換にはある程度の日数がかかります。家に入れない外出できないピンチに陥る前に、長く使用している鍵であれば交換しておいたほうが安全でしょう。
また、入居時に鍵が新しいものに変わっておらず、他の誰かが自室の鍵をもっている可能性がある場合も交換をしたほうがいいかもしれません。他にもストーカー被害にあったときや同居人が鍵をもったまま出て行った場合も防犯対策として鍵交換をおすすめします。
オートロックは完全に侵入者を防げるわけではない
オートロックは侵入者や不審者の侵入を防ぎやすくなりますが、過信するのは禁物です。共用玄関にオートロック機能のあるマンションであっても、居住者の後に続いて入れば容易に侵入されてしまいます。
共用玄関を超えられれば、一般的な住宅と同じように玄関までたどり着かれてしまうのです。住居部屋の玄関鍵が、防犯性の高いシリンダー錠であってもピッキングされない保証はありません。セキュリティの高さにかかわらず、リスクはゼロではないことを念頭に置いておきましょう。
また、物件を新たに選ぶ場合は、オートロック以外にもセキュリティ面で問題がないか入居を決める前にチェックしておきましょう。例えば、勝手口が解放状態になっていて共用玄関以外に侵入経路があればリスクは高くなってしまいます。
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