「シリンダー交換は自分でできるの?」
「シリンダー交換ってどうやるの?」
などとお困りではありませんか?
シリンダー交換は作業工程が少なく、初心者の方でも簡単に失敗なくできます。
交換作業自体は簡単ですが、事前準備をしっかりおこなわないと失敗に繋がるおそれがあります。
ここでは、シリンダー交換の手順や失敗しないために確認しておきたいことなどを詳しく解説しています。
この記事を読んでいただければ、簡単にシリンダー交換をおこない、鍵の防犯性を高めることができます。
シリンダーとは鍵穴の部分のこと
シリンダーとは、鍵を挿し込む鍵穴部分のことです。
シリンダー交換は、このシリンダー部分のみを新しいものへ交換することを指します。
鍵交換には錠ケースやシリンダー、ドアノブすべてを含めた鍵全体(錠前)を交換する方法と、鍵穴の部分であるシリンダーだけを交換する方法があります。
鍵全体の交換は部品や作業工程が多く難しい作業です。
シリンダーだけの交換なら作業工程が少ないため簡単で失敗しにくいため、初心者の方でも交換できます。
防犯性が異なる!シリンダーの種類
シリンダーは種類によって防犯性が異なります。
ここでは玄関に使われるシリンダーを4種類ご紹介します。
■ ピンシリンダー
鍵の片側がギザギザしたタイプのシリンダーです。
シンプルな構造のため、他の種類のシリンダーと比較すると安価です。
■ ディスクシリンダー
鍵の両側にギザギザがついているタイプのシリンダーです。
ピッキングがしやすく防犯性が低いため、今は生産されていません。
ディスクシリンダーを使用している場合は、できるだけ早めに他の種類のシリンダーへの交換をおすすめします。
■ ロータリーディスクシリンダー
ディスクシリンダー錠の後継モデルのシリンダーです。
鍵の見た目は両側がギザギザしており、ディスクシリンダーとあまり変わりませんが、ディスクシリンダーよりも防犯性が上がっています。
■ ディンプルシリンダー
鍵の表面には大きさや深さが異なるくぼみがついているシリンダーです。
ピッキングが難しく防犯性が高いですが、他の種類のシリンダーと比較すると値段が高くなります。
シリンダーを交換して防犯性を高めたいという方はディンプルシリンダーへの交換をおすすめします。
ドアノブとシリンダーが分かれているタイプは交換可能
シリンダーのみの交換ができるのはドアノブやレバーとシリンダーが別々になっているタイプです。
ドアノブやレバーに鍵穴がついているタイプや引き戸用の錠前はシリンダーのみの交換をすることができません。
- インテグラル錠
-
ラッチボルト(先端が三角形になったボルト)とデットボルト(鍵を施錠するための四角い金属のボルト)の両方がついている鍵の種類です。
- シリンダー円筒状
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ラッチボルトを固定することで施錠するタイプの鍵です。
- チューブラ錠
-
円筒錠と同じようにラッチボルトを固定することで施錠するタイプの鍵で、ドアノブの台座の部分にネジが見えているのが特徴です。
- 引き違い戸錠
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両開きの引き違い戸の扉が重なる中心の部分に付けられる鍵です。
召し合わせ錠とも呼ばれます。 - 戸先錠
-
引き戸の扉を閉めたときに戸枠にあたる部分に取り付けられる鍵です。
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交換前に確認したいこと
ここでは交換を始める前に確認しておく必要があることについてお伝えします。
しっかり確認しておかないと鍵を取り付けることができなかったり、故障してしまうおそれがあるため注意してください。
- ドアの規格
- メーカーや型番
シリンダーを変えるならドアの規格
「今使っているシリンダーでは不安なので防犯性が高いものに変えたい」など、シリンダーを別のものに変えたいという方はドアの規格を確認しましょう。
主な計測が必要な箇所は以下の通りです。
- プレートの横幅
- プレートの縦幅
- シリンダーの中心からドアの端までの長さ
- プレートの上下のネジの間隔
- ドアの厚み
鍵は一度交換すると返品することができません。
一度人の手に渡ってしまうと合鍵を作られている可能性があるためです。
寸法を間違えると取り付けられないおそれがあります。
防犯性を保つため一度購入すると返品することができないので、購入前にしっかり寸法を確認しておきましょう。
同じシリンダーにするならメーカーや型番
サイズを間違えるのが不安な方は、今使用しているシリンダーと同じものを購入するのが確実です。
シリンダーのメーカーや型番はドア側面の金属部分に記載されていることが多いです。
主な鍵のメーカーは以下のものがあります。
ぜひメーカー名を探す際の参考にしてください。
- MIWA
- GOAL
- SHOWA(ユーシン・ショウワ)
- ALPHA
- ドルマカバ(旧KABA)
シリンダーの交換手順
いよいよシリンダーを交換していきます。
ここではシリンダーの交換手順を詳しく解説していきます。
シリンダーの交換作業には以下の工具が必要になります。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
古いシリンダーを取り外す
まずは古いシリンダーを取り外す作業からおこなっていきます。
新しいシリンダーを取り付ける
古いシリンダーが取り外せたら、新しいシリンダーを取り付けていきます。
難しい場合は業者に依頼する
シリンダーの交換作業が難しいと感じる方は迷わず業者に依頼することをおすすめします。
鍵の業者は全国に数多くあります。
「どの鍵業者に依頼したらいいかわからない」という方は、カギ110番までご連絡ください。
カギ110番には全国の鍵のプロが加盟しております。
そのため、お客様にぴったりのプロをすぐに手配することが可能です!
カギ110番は全国24時間365日【受付】対応可能ですのでいつでもお気軽にお問い合わせください。
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賃貸の場合は大家さんや管理会社に相談する
賃貸のシリンダー交換をしたい場合は、大家さんや管理会社に相談しましょう。
自己判断でシリンダー交換をおこなうと、トラブルに発展するおそれがあります。
入居者は住むところを借りている立場なので、勝手に手を加えることはできません。
必ず交換前に大家さんや管理会社に相談してください。
詳しくは賃貸での鍵交換をまとめた記事をご覧ください。
鍵交換の費用相場
シリンダー交換作業を自分でおこなうのは難しい、自信がないという方は業者へ依頼することをおすすめします。
業者へ依頼する際に気になるのが料金ですよね。
弊社の加盟店実績から算出した玄関の鍵交換の費用相場は37,439円でした。
ここでは鍵交換の費用相場について詳しくお伝えしています。
業者への依頼を検討している方はぜひ参考にしてください。
弊社が実施した加盟店へのアンケートの結果から、多くの鍵業者で鍵交換の依頼内容のほとんどがシリンダーのみの交換だったため、ここでは鍵交換の費用相場についてお伝えします。
玄関の鍵交換の金額ごとの割合を以下の表にまとめました。
最も多い価格帯が3~4万円で21.3%、次いで多いのが2~3万円で18.7%、4〜5万円で13.6%でした。
2〜5万円の価格帯で全体の半分ほど、1万円未満から5万円未満までの価格帯で全体の7割ほどを占めています。
鍵の種類や作業の難易度、出張費などによって料金は変動しますが、多くのケースで5万円以内に収まっていることがわかります。
集計期間:2019年1月~2021年12月(978件)
集計対象:弊社運営サイト全体における玄関の鍵交換の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出(※)し、小数点以下を四捨五入
(※)大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
詳しくは鍵交換費用をまとめた記事をご覧ください。
まとめ
ここまでシリンダー交換について詳しくお伝えしてきました。
シリンダー交換は初心者の方でも簡単にできます。
この記事でお伝えした注意点や交換手順を参考にしてぜひチャレンジしてみてください。
ただ、交換作業がうまくいかない場合は無理に進めずにプロに相談してください。
カギ110番までご相談していただければ、弊社に加盟する鍵のプロをすぐにご紹介いたします。
「できるだけ早く来てほしい」「見積り無料のところがいい」などのご要望もしっかりお聞きします。
相談やお見積りは無料※ですので安心してご利用していただけます。
カギ110番は早朝でも深夜でも24時間【受付】対応可能です。
お客様のご都合のいいときにいつでもお気軽にお問い合わせください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。