車の鍵を紛失してしまったときには「なにをすればいいの?」「どこに相談すればいい?」「費用はどれくらい?」など、わからないことばかりで不安でいっぱいですよね。
なくした鍵がどうしても見つからないときにあなたがとるべき行動は、基本的に以下の4つです。
- ドアを開ける
- 車を移動させる
- スペアキーを作成する
- なくした鍵の悪用を防ぐ
まずは現在の状況を整理してみましょう。
どの対処を優先的におこなうべきかは状況によって変わり、状況によって対処をどこへ依頼するべきかも変わってくるからです。
この記事では、あなたが一刻も早く車の鍵トラブルを解決できるよう、以下の内容を解説します。
この記事を読めば最少の費用と時間で車の鍵トラブルを解決し、これまでどおり快適に車に乗ることができるようになります。
【状況別】車の鍵を紛失したときのベストな相談先
車の鍵を紛失してしまったトラブルを解決してくれる相談先はいくつかありますが、まずは落ち着いて今の状況を確認することが先決です。
状況によってするべき作業が違い、相談先によってできる作業やかかる費用に違いがあるからです。
以下の順で確認していけば、ベストな相談先を判断できます。
- 保険険会社
- JAFなどのロードサービス
- ディーラー
- 鍵屋
順にそれぞれの特徴と、どんな場合に頼むのがよいのかを解説していきます。
インロックの可能性があるなら保険会社
まず、加入している自動車保険のサービスが利用できないか、保険会社に問い合わせてみましょう。
というのも、自動車保険には補償の一環として、鍵開けやレッカー移動などのロードサービスが付帯していることが多いからです。
保険会社の補償サービスを利用できれば、無料でトラブルを解決できます。
鍵の紛失は対象外となっている場合も多いですが、どんな場合でも自分で判断せず、一度保険会社に電話で直接聞いてみたほうがよいです。
保険会社に連絡なく自分で処理をしてしまうと、補償の条件内だったしても保険が適用されないことがあるからです。
紛失であっても「インロックしたかもしれない」といったときには、鍵開けの補償が利用できる可能性もあります。
鍵を持っていればドアに手を触れただけで開けられるスマートキーは鍵が車内にあるとロックがかからない仕組みになっていますが、スマートキーでもインロックは起こることがあります。
車とスマートキーは微弱な電波で交信をしていて、車内に鍵があればそれを車が認識してインロック防止の機能が働きます。
しかしなんらかの原因でスマートキーの電波が車に届かない状態になっていると、車内に鍵があっても車が認識できずに自動ロックされてしまう可能性があります。
スマートキーでインロックが起こる状況で多いのは、スマートキーの電池切れやトランクへの置き忘れです。
どのような鍵でも、紛失した鍵が車内にある可能性は捨てきれません。
聞いてみるだけなら損はありませんので、一度保険会社に相談してみましょう。
参考:東京海上日動 ロードアシスト利用規約
参考:三井住友海上 自動車保険一般用 主な補償・特約のご説明
参考:損保ジャパン 個人用自動車保険[ご契約のしおり]
(最終閲覧日:2022年12月1日)
入会しているならJAF
JAFなどのロードサービスに直接依頼すれば鍵開けやレッカー移動などのサービスが受けられます。
JAF会員なら作業ごとの費用は基本無料です。
非会員でも依頼はできますが、鍵開けは15,230円、レッカー移動は13,130円(別途1km毎730円)※の料金がかかります。
入会には入会金2,000円と年会費が4,000円※必要ですが、それでも年に1度でもサービスを利用するなら入会していたほうが断然お得です。
※2022年12月1日時点の税込価格
救援に来てもらってその場で入会手続きしても、会員としてサービスが受けられるのは次回からになってしまいます。
会員ではない方がロードサービスをご利用になる際、所定のロードサービス料金をいただきます。
ロードサービスの現場でご入会いただけますが、当該ロードサービス料金は会員扱いとはなりません。
出典:ロードサービスの救援現場で入会および会員扱いでのサービスは受けられますか? | FAQ | JAFよくあるご質問
ある程度時間に余裕があるなら、JAFの営業所やJAFを取り扱っているディーラーへ行って直接入会手続きをするか、インターネットから入会手続きをすれば比較的早く会員としてサービスを受けられます。
JAFの営業所やディーラーで入会手続きをすればその場で仮会員証が発行され、会員と同様のサービスが利用できます。
また、JAFの公式サイトからクレジットカード決済で入会をすれば、申し込んだ翌日の午前0時以降から仮会員証をダウンロード可能です。
手続き完了後に送られるメールより、仮会員証をダウンロードしていただくとサービスを受けられるようになります。
※仮会員証をダウンロードする前にロードサービスをご利用の場合、会員としてのサービスはご利用いただけません。ダウンロードが可能になるタイミングは、決済方法により異なります。
出典:インターネットから入会手続きをした後、いつからサービスを受けられますか? | FAQ | JAFよくあるご質問
JAFでは鍵の作成には対応していない点に注意が必要です。
例えば「インロックした」場合は鍵開け、「家に帰ればスペアキーがある」場合はレッカー移動で解決しますが、車内にも家にも鍵がない場合は新しく鍵を作らなければ根本的な解決にはなりません。
JAFにはあくまで応急処置をしてもらい、その後じっくり鍵を探したり鍵を作ったりといった対処をしましょう。
参考:JAF(日本自動車連盟)(最終閲覧日:2022年12月1日)
時間に余裕があるならディーラー
なくした鍵が見つからずスペアキーもない場合は、車を販売しているディーラーに依頼すれば新しく鍵を作ってもらえます。
車の鍵作成は鍵屋でも可能ですが、スマートキーなどの特殊な鍵に対応できる鍵屋は限られてしまいます。
それに対して車のプロであるディーラーであれば、どんな鍵でも確実に作成ができます。
鍵の種類にもよりますが、鍵屋に依頼するのに比べて費用が安く済む傾向です。
鍵屋に鍵を作成してもらう費用が平均3万円~5万円であるのに対して、1万円~3万円程度であることが多いのです。
鍵の番号(鍵に付属しているプレートに刻まれている数字)がわかれば、鍵番号をディーラーに伝えればメーカーの純正キーを取り寄せられます。
鍵番号がわからない場合は、スペアキーか車自体をディーラーまで持っていって番号を確認してもらう必要があります。
車を運ぶ場合はディーラーにレッカー移動を依頼できる場合もありますが、基本的に予約が必要なので日数がかかってしまうことが多いです。
そのため、ディーラーまでのレッカー移動は別途JAFなどに依頼するといった対処が必要です。
ディーラーでの鍵作成は基本的にメーカーからの取り寄せなので、数日の期間がかかります。
そのため、ディーラーでの鍵作成がおすすめなのは「しばらく車に乗る予定がない」など時間に余裕がある場合です。
とにかく早く解決したいなら鍵屋
鍵屋は現場まで駆けつけてくれ、車の鍵開けや鍵作成もまとめて依頼できます。
鍵のプロである鍵屋は、スペアキーなどがなくてもその場で鍵作成も可能です。
別にレッカー移動を手配したり鍵ができるまで何日も待ったりすることなく、1~2時間程度でいつもどおり車に乗れるようになるのです。
注意点は、鍵屋によって対応できる作業や鍵の種類に差があることです。
「鍵開けはできても鍵作成はできない」という業者や、「スマートキーやイモビライザーを搭載した鍵の作成はできない」という業者もあります。
事前に対応可能かどうかよく確認してから依頼しましょう。
確認方法はこのあとの依頼前に確認することでご紹介しています。
車の鍵に対応可能な鍵屋は、以下の絞り込み検索から探せます。
ご自身の希望条件と「車の鍵に対応可能」にチェックを入れていただくだけで、条件に合う最適な鍵屋が一覧で表示されます。
「今すぐ鍵屋を見つけたい!」「インターネットで探す時間も惜しい!」という方は、ぜひご活用くださいね。
条件を指定して検索ボタンをクリックしてください。(複数可)
\無料でご相談いただけます/
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鍵屋の費用と安く抑えるポイント
鍵屋に頼めば車の鍵トラブルをいち早く解決できますが、やはり費用が気にかかりますね。
そこで、実際に弊社に寄せられたご相談のデータをもとにした車の鍵作成にかかる費用相場と、費用をできるだけ抑えるポイントをご紹介します。
車の鍵作成費用の相場は3万円~5万円
車の鍵作成にかかる料金は、車種や鍵の種類、イモビライザー機能の有無などの状況によって変わります。
特にイモビライザー機能を搭載しているかは重要です。
イモビライザーは鍵に内蔵されているICチップによって鍵と車本体がペアリングされていて、登録された鍵を持っていなければエンジンをかけられない仕組みです。
イモビライザー機能があるかどうかの確認方法は、このあとのイモビライザーの有無で詳しく解説しています。
料金の平均は、イモビライザー機能がない車の鍵作成費用が31,873円に対して、イモビライザー機能がある車の鍵作成費用は52,633円です。
より細かく料金の割合を示した以下のグラフを見てみると、イモビライザーなしの車では2万円~3万円、イモビライザーありの車では3万円~4万円の料金がもっとも多くなっています。
集計期間:2021年1月~2021年12月(817件)
集計対象:弊社運営サイト全体における国産車の鍵作成の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出(※)し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
集計期間:2021年1月~2021年12月(374件)
集計対象:弊社運営サイト全体におけるイモビ付き国産車の鍵作成の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出(※)し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
2つのグラフを比較すると、イモビライザーなしの車では6万円を超えるケースはごく少ないのに対して、イモビライザーありの車では10万円以上の高額な費用になるケースも比較的多いです。
このようにイモビライザー機能を搭載している車の鍵作成費用が高くなるのは、イモビライザーは鍵と車本体が連動している機能だからです。
イモビライザーを搭載した車の鍵は住宅の鍵のように同じ形のものを作るだけでは不十分で、作成した新しい鍵のデータを車本体のコンピュータに登録する作業が必要です。
登録作業には高額な専用の機械が必要であるため、鍵自体の作成費用にイモビライザー登録の費用を加算した料金を設定していることが多いのです。
実際にどれくらいの費用がかかるかは業者の料金設定によっても違うので、一度見積りを取って金額を確認するのがおすすめです。
鍵屋の出張料や見積り料を確認する
鍵屋に依頼する際に料金をできるだけ抑えるためには、出張料や見積り料が無料の鍵屋を選びましょう。
料金表などに記載されている作業の料金が安くても、出張料など別の名目で料金が発生し、結果として全体の料金が高くなるケースもあります。
鍵屋によっては鍵開けや鍵作成の作業はキャンセルしたとしても、現場への出張料や見積りの料金は発生する場合もあります。
トラブル自体が解決していないのにお金を支払うのはまったくの無駄です。
見積り料などがかからない業者であれば、実際の料金を確認したうえでそのまま依頼するか、より費用を抑えられる別の鍵屋や方法を検討するかを判断できます。
電話などでの問い合わせ時点で必ず、作業だけでなく総額の料金がおよそどれくらいか、作業をキャンセルした場合に料金がかかるかを確認しておきましょう。
「安心して依頼できる業者が見つかるか不安」「いろいろな業者を探して調べるのが面倒」という場合は、ぜひ【カギ110番】にご相談ください。
カギ110番では、車の鍵トラブルを解決できる業者をご紹介しています。
弊社がご紹介する業者では現地での見積りを原則無料で対応※しています。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用等をいただく場合がございます。
24時間365日いつでもご相談を受け付けていますので、ぜひ今すぐお気軽にご連絡ください。
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依頼前に確認すること
鍵屋に電話などで問い合わせをするときには、こちらの状況をできるだけ詳しく伝えるとスムーズです。
車の鍵の種類によっては鍵開けや鍵作成に高度な技術が必要になり、鍵屋によっては対応できない場合があります。
電話で鍵の種類を伝えれば、対応できないときはその場ですぐにわかり、鍵屋が現場まで来るのを待つ時間の無駄を省けるのです。
また、メーカーや車種、今の車の状況などもより詳細に伝えることで、どれくらいの料金がかかるかの目安が電話の時点でわかることもあります。
問い合わせの際にスムーズに伝えられるよう、あらかじめ以下を確認しておきましょう。
- 鍵の種類や形状
- イモビライザーの有無
- 車の種類や状況
それぞれ確認方法を詳しく解説します。
鍵の種類や形状
依頼する鍵屋がトラブルの解決に必要な技術や材料を持っているかを確認するために、車の鍵の種類を伝えましょう。
車の鍵はおもにメカニカルキー、リモコンキー、スマートキーの3種類があります。
メカニカルキー
住宅などの鍵と同じように、鍵穴に差し込んで回すことで施錠、解錠する鍵です。
鍵穴に差し込む板状の部分はさまざまな形状があります。
両側がギザギザしている両刻みキー、まっすぐの板の内側にギザギザが彫り込まれている内溝キー、反対に外側が彫り込まれて内側が浮き上がった形の外溝キーなどです。
両刻みキーは住宅の鍵と同様に比較的簡単にスペアを作成できますが、内溝キーや外溝キーは特殊な技術が必要なので、鍵屋によっては作成できない場合があります。
鍵がどんな形状だったかをできるだけ思い出してみましょう。
リモコンキー
鍵の手元部分にボタンが付いていて、鍵穴に鍵を差し込まなくてもボタンを押せばドアの施錠、開錠ができる鍵です。
キーレスキーと呼ばれることもあります。
スマートキーとは違って、エンジンをかけるときにはキースイッチに鍵を差し込む必要があります。
また、差し込む部分にはメカニカルキーと同様にいろいろな形状があります。
スマートキー
リモコンキーのようなボタン操作に加えて、鍵を持っていればドアの取っ手に触れただけで解錠ができる機能を備えた鍵です。
インテリジェントキー、キーレスオペレーションキーなどと呼ばれることもあります。
エンジンをかけるときにもキースイッチに鍵を差し込むことはなく、鍵が車内にあればスタートボタンを押したりノブを回したりといった動作でエンジンを始動できます。
スマートキーにも緊急時用にメカニカルキーが内蔵されていて、やはりいろいろな形状があります。
イモビライザーの有無
最近の車には搭載されていることが多いイモビライザーは鍵の種類とは別で、車のコンピュータに登録されている鍵を持っていなければエンジンがかからない盗難防止機能です。
イモビライザー機能があれば、例えばピッキングなど物理的な方法でドアを開けたとしてもエンジンをかけられないので、車を乗り逃げされる被害を防げるのです。
車にイモビライザー機能が搭載されているかは必ず確認しておきましょう。
イモビライザー搭載車の鍵作成ができる鍵屋はかなり限られます。
鍵のIDを車のコンピュータに登録する専用の機械を所有していなければ、対応できないからです。
車にイモビライザーが搭載されているかは、運転席の前にあるメーターパネルを見れば確認できます。
イモビライザーがある車は施錠しているときに、イモビライザーが動作していることを示すランプが点灯または点滅します。
ランプのデザインはメーカーや車種によって違いがありますが、鍵の形や車と鍵が描かれているデザインが多いです。
車種によってはランプがなく、横やうしろ側の窓ガラスにステッカーが貼られている場合もあります。
車の種類や状況
鍵に関すること以外に、以下のこともわかる限り確認してみましょう。
- メーカー
- 車種
- 年式
- グレード
- 免許証と車検証の所在
メーカーや車種などは、鍵屋がその車に対応できるかを判断するために有効です。
鍵屋では車の鍵開けや鍵作成の依頼を受ける際には悪用を防ぐために、免許証と本人名義の車検証の提示を求めることが一般的です。
車内にあって今は取り出せないという場合は、鍵を開けてもらえば提示できると伝えれば対応してくれます。
車内にもない場合にも、警察官に立ち会ってもらうなどの対応ができる場合もありますので、まずは相談してみましょう。
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紛失した車の鍵の探し方
なくした鍵が見つかればそれが一番ですよね。
ひとまず応急処置をしたうえで余裕があれば、できるだけ鍵を探したいところです。
そこで、紛失してしまった車の鍵を効果的に見つける方法をいくつかご紹介しますので、試してみてください。
- 心当たりをくまなく探す
- 警察に照会・届け出をする
心あたりをくまなく探す
すでに散々探したかもしれませんが、意外なところから見つかる可能性はまだあります。
カギ110番が鍵をなくしたことがある方に実施したアンケートによれば、車の鍵をなくした人の95%が最終的には鍵が見つかったと回答しています。
アンケートの回答をもとに鍵が見つかった場所の事例をご紹介しますので、同じような場所にある可能性がないか、探す際の参考にしてみてください。
鍵が見つかった場所を大まかに分けると、以下のように家の中がもっとも多い結果でした。
Q.どこで見つけましたか? | |
---|---|
家の中 | 40% |
外出先 | 26% |
持ち物や衣服の中 | 17% |
車の中 | 17% |
それぞれ具体的に見ていきましょう。
家の中で見つかった事例
- 玄関先
- ベッドの端
- テーブルの隅
- 洗面所の棚の上
- 押し入れの中
- ゴミ箱の中
- 座布団の下
- 机の下
- 洗濯カゴの中
- 庭の池の中
家の中で見つかった事例では、普段は鍵を置かないような場所にふとした拍子に置いてしまったり、衣服やゴミなどに紛れ込んでしまったりといったケースが多いようです。
自身の行動を振り返り、行動範囲や触ったものをもう一度チェックしてみると見つかる可能性があります。
外出先で見つかった事例
- ショッピングセンターの店内
- お店の商品棚
- 飲食店のイスと壁の間
- 職場の駐車場
- 職場の作業している機械の隙間
- 知人の家
車で出かけたときに立ち寄ったお店や職場などでなくした可能性がある場合、その施設の管理者に問い合わせてみるのが確実です。
誰かが拾って管理者に届けてくれている場合があるからです。
持ち物や衣服の中で見つかった事例
- めったに使わないバッグの中
- カバンのポケットの中
- コートのポケットの中
- エプロンのポケットの中
そのとき持っていたバッグや着ていた服の中に、無意識に鍵をしまっていたというケースもあります。
特にバッグは、内側にあるあまり使わないポケットに鍵が潜り込んで気付かないということもあります。
車の中で見つかった事例
- ドアポケットの中
- シートの隙間や下
狭く複雑な構造になっている車の中で鍵を落とすと、シートの下など奥まったところに入り込んでなかなか見つからないことが多いようです。
シートや荷物などを可能な限り移動させて探してみるのがおすすめです。
- 実施日:2022年8月23日
- 調査方法:インターネットを使ったアンケート調査
- 対象:鍵をなくしたことがある方300人(うち車の鍵をなくした方は38人)
警察の遺失物公表ページを確認する
外で鍵をなくした可能性がある場合、拾った人が警察に届けてくれている可能性もあります。
警察に鍵が届けられているかどうかは、インターネットを使ってある程度確認ができます。
都道府県警察における遺失物の公表ページ|警察庁Webサイトから、鍵をなくしたと思われる地域の警察署の落とし物情報サイトにアクセスしてみましょう。
落とし物情報サイトになくしたものの分類やなくした日時、場所などを入力して検索すると、届けられているものとその特徴、保管されている警察署などが表示されます。
自分のものと思われる鍵があったら、表示されている警察署に問い合わせをしてみましょう。
警察に遺失届を提出する
それらしきものが見つからなかった場合でも、警察に遺失届を提出しておくのがおすすめです。
遺失届は落とし物をしたことを警察に知らせる書類で、なくした日時や場所、なくしたものの特徴などを詳細に記入します。
提出しておくことで、鍵が届けられた場合に警察から連絡がもらえる可能性があります。
遺失届は近くの交番や電話でも提出が可能ですので、気軽に問い合わせをしてみましょう。
参考:警察庁遺失届情報サイト|遺失届とは?遺失届のポイント(最終閲覧日:2022年12月1日)
鍵を紛失した際の対処法の詳細はこちらの記事をご覧ください。
鍵が見つからない場合の車の防犯対策
スペアキーを作るなどして車に乗れるようになっても、なくした鍵が見つからなければまだ安心できません。
鍵を拾った何者かが車を盗難する可能性も捨てきれないからです。
今後安心して車に乗れるように、以下のような防犯対策をしておきましょう。
- 鍵を交換する
- 防犯グッズを使う
鍵をシリンダーごと交換する
なくした鍵の悪用を防ぐためにもっとも確実な対策は、鍵をシリンダーごと交換することです。
鍵を交換すれば、なくした鍵ではもうドアを開けたりエンジンをかけたりはできなくなります。
車の鍵交換は、ディーラーや自動車修理工場に依頼するのが一般的です。
鍵屋でも可能な場合もありますが、鍵だけでなく車に関する技術や知識が必要なため、対応できる鍵屋はごく限られます。
各ドアやトランクのシリンダー交換や新しい鍵の作成、さらにイモビライザーの登録なども加わると、費用は10万円以上になる場合もあります。
見積りなどで料金を確認して慎重に検討しましょう。
防犯グッズを使う
あまり費用をかけたくない場合は、鍵以外の防犯グッズをプラスして防犯性を高める方法もあります。
車の防犯グッズとして代表的なのはタイヤロックやハンドルロック、ペダルロックなどの補助錠です。
鍵でドアを開けてエンジンをかけることができたとしても、タイヤやハンドルに物理的なロックがかかっていれば車を持ち去れません。
特に外から見てロックされていることがわかりやすいタイヤロックは、抑止力としても役立ちます。
窃盗犯は犯行に時間をかけることを嫌う傾向があるため、補助錠があるとわかる車は狙われにくいのです。
価格は高くても1万円~2万円程度なので、鍵を交換するよりも安く済みます。
自動車用タイヤロック 2,780円
※2022年12月1日時点の税込価格です。
車内の設備などを盗まれる車上荒らしを防ぐには、防犯ブザーや防犯カメラの設置がおすすめです。
駐車場に防犯ブザーを設置しておくことで、音や光で威嚇して不審者の侵入を防ぎます。
窃盗犯が鍵を持っている可能性がある場合、不審者が近づいただけで反応する人感センサー式のものがおすすめです。
人感センサー搭載防犯アラーム 1,467円
※2022年12月1日時点の税込価格です。
駐車場に防犯カメラを設置しておけば犯行を撮影して証拠を残せるだけでなく、カメラが見えることで抑止力になります。
ワイヤレス防犯カメラ 7,980円
※2023年4月28日時点の税込価格です。
そのほか、ダミーのブザーやカメラを設置したり、防犯装置が作動していることを表示するステッカーを車に貼り付けることも手軽にできる防犯対策です。
車の鍵トラブルならカギ110番へご相談ください!
鍵開けや鍵作成、鍵交換など必要なことを「あれこれ考えるのが面倒」「全部まとめて任せてしまいたい!」という場合は、【カギ110番】にご相談ください。
カギ110番はさまざまな技術を持った鍵屋と提携を結んでおり、ご要望にお応えできるピッタリの鍵屋をご紹介できます。
電話やメールでの無料相談は24時間365日受け付けていますので、トラブルが発生したときには深夜や早朝であってもすぐにお気軽にご相談ください。