車の鍵は簡単に抜けないようになっています。
簡単に鍵が抜けてしまうと、車がきちんと止められていない状態だった場合、勝手に動き出すなどのトラブルに発展してしまうおそれがあるからです。
とはいえ急に「普段通りに車のキーが抜けない、回らない」となると焦りますよね。
一体どのようなときに車の鍵が抜けなくなるのか、鍵が回らないケースも含めて原因と対処法をご紹介します。
当てはまるケースがないか確かめていきましょう。
今すぐ車を動かしたい、自分で何とかできる気がしない、という状況ならすぐにプロの鍵屋を呼ぶのが効率的です。
その際はネットで見たお得そうな業者に依頼→予想よりずっと高い料金を請求されてショックというパターンにならないよう冷静になりましょう!
車の鍵が抜けない原因と対処法
車の鍵が抜けない原因をAT車・MT車それぞれご紹介します。
簡単に直せる方法がいくつかありますので、参考にしてみてください。
また、車のドア鍵が抜けないときの対処法についてもご紹介します。
エンジンキーが抜けない原因と対処法
AT車のエンジンキーが抜けないときに考えられる原因は以下の通りです。
- シフトレバーがP(パーキング)に入っていない
-
AT車は、シフトレバーがP(パーキング)に入っていないと、キーインターロックの機能が働き、acc(アクセサリー)までしか鍵を回すことができません。
ブレーキペダルの踏み込みが弱い可能性も考えられますので、それらを一度確認してみましょう。
- ハンドルロックがかかっている
-
エンジンを切った状態でハンドルを回すと、防犯のためハンドルロックがかり、鍵も抜くことができなくなります。
シフトレバーをP(パーキング)に入れ、ハンドルを左右に回しながら鍵を回すことでハンドルロックが解除でき、鍵も抜けます。参考:トヨタ自動車株式会社 お問い合わせ・よくあるご質問
- ボタン式である
-
トラックなどの大型車に多いのですが、車種によっては専用のボタンを押さないと鍵が抜けないことがあります。
鍵穴の周辺にある可能性がありますので、一度探してみましょう。 - 鍵が劣化している
-
鍵の劣化やシリンダーの故障により、鍵が抜けないことがあります。
その場合はディーラーなどに修理を依頼し、シリンダー自体の交換をしてもらいましょう。
その際、エンジンをかけることはできませんので、レッカーで移動させる必要があります。
ミッション車で鍵が抜けないとき
MT車の鍵が抜けない場合は、N(ニュートラル)の位置にギアチェンジしないと、鍵を回すことはできません。
AT車と同じく、acc(アクセサリー)の位置までしか動かすことができませんので、必ずN(ニュートラル)の位置にギアを動かしてから、鍵を回すようにしましょう。
車のドア鍵が抜けないとき
車のドア鍵が抜けないときは、シリンダーに車専用の潤滑油を注すのもオススメです。
潤滑油は必ず車用のものを使ってください。
車専用以外の潤滑油を使用すると、シリンダー内で油が固まってしまい、悪化してしまう恐れがあります。
急いでいるときや作業しづらい場所でのトラブルなら、鍵業者を呼んで対応してもらうのもよいでしょう。
相談先で迷ったら、カギ110番の業者絞り込み検索をご活用ください。
絞り込み検索とは、条件を入力すると希望に合った業者を表示する機能のことです。
業者の営業時間や対応エリアはもちろん、車の鍵対応やディンプルキー対応など細かな条件で検索できます。
条件を指定して検索ボタンをクリックしてください。(複数可)
またフリーダイヤルやお問い合わせフォームにて、車のキートラブルに関するご相談や現地調査を24時間無料で受け付けております。
ご連絡いただければ、あなたにあった業者をご提案いたします。
非常事態を脱する一助として、ぜひご遠慮なくお試しください!
\無料でご相談いただけます/
\無料でご相談いただけます/
劣化で鍵が抜けないときは故障&交換が必要
車の鍵が抜けない原因の中に、劣化によるものがあるとご紹介しました。
劣化による故障は、キーインターロックの故障や鍵の故障などが挙げられます。
それぞれの依頼先や鍵の交換費用についてお教えしますので、劣化していると感じたら修理や交換を依頼してみましょう。
キーインターロックが故障
キーインターロックとは、AT車にある機能で、シフトレバーがP(パーキング)に入っていないと、鍵が抜けない仕組みになっています。
もし、シフトレバーがP(パーキング)の状態でも鍵を抜くことができなかったら、キーインターロックの故障が考えられます。
キーインターロックの故障は、ディーラーや修理工場に連絡をしましょう。
キーシリンダーを交換したい
キーシリンダーが故障している場合、交換費用はいくらかかるのでしょうか。
車種や鍵の種類によって異なりますが、部品代と工賃合わせて1ヶ所1万~2万円ほどするようです。
また、車のキーシリンダーすべてを交換する場合は、5万~10万円ほどかかります。
キーシリンダーの交換を依頼するときは、ディーラーや修理工場に依頼をしましょう。
依頼先によって、鍵の種類の取り扱いがない場合もありますので、あらかじめ電話で聞いておくとよいでしょう。
鍵そのものが劣化すると鍵開けもできなくなります
鍵自体がすり減っていたり、変形していたりする場合は、鍵が抜けないだけでなく、鍵開けもできない場合があります。
抜きづらい状態で日々使い続けていると変形に繋がります。
少しでも抜きづらいなと感じる場合は、鍵の交換を依頼しましょう。
車の鍵が回らない原因の確認ポイント5つ
車の鍵が回らないときの原因についてご紹介します。
当てはまるところがないか一つずつ確認してみましょう。
スマートキーが反応しないときの電池の交換方法についてもお教えします。
原因と対処法
車の鍵が回らない原因は以下の通りです。
- バッテリーが上がっている
-
車のバッテリーが上がってしまっていると、鍵が回らないことがあります。鍵を回そうとしたときに、セルモーターの「カチカチ」という音が鳴っていたら、バッテリーが上がっているかもしれません。
その際は、JAFや自動車保険のロードサービスを利用するか、カーバッテリー業者に依頼をしてみましょう。
- ハンドルロックがかかっている
-
鍵が抜けない原因でもご紹介しましたが、ハンドロックがかかっていると、鍵が回らないことがあります。対処法は同じですが、今後の予防として、停車時はハンドルを動かさないように注意しましょう。
- ギアの切り替えができていない
-
鍵が抜けない原因と同じように、AT車だと、P(パーキング)、MT車だとN(ニュートラル)に切り替えていないと、鍵が回らないようになっています。必ずギアを切り替えてから、鍵を回すようにしましょう。
- フットブレーキを踏んでいない
-
急発進を防ぐ最近の車には、フットブレーキを踏んでいないと、鍵が回らないことがあります。自分の車がそのようなシステムを搭載していないか確認し、試してみましょう。
- クラッチペダルを踏んでいない
-
MT車の場合ですが、クラッチペダルを踏まないと、鍵が回らないことがあります。普段MT車を乗らない人が踏み忘れていることが多いですので、気をつけましょう。
スマートキーが反応しないときは電池確認を
スマートキーが反応しなくて、ドアが開かない場合は、キーの電池が切れていないか確認してみましょう。
スマートキーは受信動作により電池の消耗が激しく、1~2年を目安に電池交換が必要です。
電池の交換は自分でできます。
最初にメカニカルキーを抜き、カバーを開けます。
その中に電池がありますので、新しいものへ交換すれば完了です。
どのメーカーも基本的に交換方法は同じです。
より詳しくは、「車の鍵の電池交換方法」もご覧ください。
\無料でご相談いただけます/
\無料でご相談いただけます/
業者依頼のポイント
車の鍵が抜けない、回らないトラブルを解決する費用は、鍵の種類や時間帯といった状況により、業者HPの記載とは大きな差がでることが少なくありません。
その差は数万円にものぼるケースもあるほどです。
そのため、事前に「この場合は高いといくらぐらいになる?」と2~3社に聞いておくのがオススメです。
これで相場感や対応の良し悪し、かかる時間を比較できますので、最も納得の業者に依頼をすることができます。
信頼できる鍵業者の選び方の詳細はこちらの記事をご覧ください。