「ダイヤル錠の仕組みを知りたい」
「ダイヤル錠が開かなくなってしまった」
などとお困りではありませんか。
金庫や南京錠、ポストなどで使われているダイヤル錠はダイヤルを回して鍵を開けますが、一体どんな仕組みになっているのか想像できませんよね。
また現在開かなくて困っているダイヤル錠を使い続けたい場合、壊す以外の手段で鍵を開けたいのではないでしょうか。
ダイヤル錠は他の鍵と違って開け方が特徴的で、暗証番号を覚えていても、開け方が正しくないと絶対に開けられません。
しかしダイヤル錠の仕組みがわかれば、正しい開け方も覚えやすくなり、ダイヤル錠を壊すことなく鍵を開けられます。
そこでこの記事では、ダイヤル錠の仕組みや正しい開け方、ダイヤル式金庫が開かない状況別の対処法などをご紹介していきます。
この記事を読むと、ダイヤル錠を壊さずに開ける方法がわかります。
金庫や南京錠で使用されているダイヤル錠の仕組み
ダイヤル錠の内部には、表面に突起があり1ヵ所が欠けた形の円盤が複数重なって入っています。
ダイヤルから1番遠い円盤はダイヤルと固定されていて、ダイヤルを回すと連動して回転します。ダイヤルを右に回して1つ目の円盤が回転すると、隣り合う2番目の円盤の突起が引っかかって回り、3番目……と徐々に回り始めます。
すべての円盤が回ったら、左右交互に決まった回数だけダイヤルを回し、暗証番号に1つずつ合わせると円盤が順に止まって円盤の欠けた部分が並び、かんぬきが動いて鍵が開く仕組みです。
ダイヤル錠の正しい開け方
ダイヤル錠の仕組みについてざっくりと解説しましたが、ここからは「暗証番号が11、22、33、44の4つ」という仮定で具体的に説明していきます。
暗証番号が4つの場合、ダイヤル錠の内部には円盤が4枚入っています。
ダイヤル錠を開ける手順
ダイヤル錠を開ける手順はマスターしてしまえばそれほど難しくありません。ダイヤルを回す方向と回数を表にまとめましたので、
暗証番号が11、22、33、44の4つのダイヤル錠を開ける手順
- ダイヤルを回す方向
-
右
- ダイヤルを回して暗証番号に合わせる回数
-
4回以上
- ダイヤルを回す方向
-
左
- ダイヤルを回して暗証番号に合わせる回数
-
3回
- ダイヤルを回す方向
-
右
- ダイヤルを回して暗証番号に合わせる回数
-
2回
- ダイヤルを回す方向
-
左
- ダイヤルを回して暗証番号に合わせる回数
-
1回
順を追って説明します。
1つ目の暗証番号(11)に合わせるときは、右に4回以上ダイヤルを回し1つ目の暗証番号(11)に目盛りを合わせてダイヤルを止めます。これはダイヤルをリセットする意味もあるので、暗証番号をあわせていくときに間違えたり番号を通り過ぎたりしたら、1つ目の暗証番号からやり直します。
2つ目の暗証番号(22)に合わせるときは、1つ目の暗証番号に合わせてある状態からダイヤルを左に回し、2つ目の暗証番号を2回通過して3回目に目盛りを合わせてダイヤルを止めます。
3つ目の暗証番号(33)に合わせるときは、2つ目の暗証番号に合わせてある状態からダイヤルを右に回し、3つ目の暗証番号を1回通過して2回目に目盛りを合わせてダイヤルを止めます。
4つ目の暗証番号(44)に合わせるときは、3つ目の暗証番号に合わせてある状態からダイヤルを左に回し、4つ目の暗証番号に目盛りを合わせてダイヤルを止めます。
そして鍵がある場合は鍵を回し、ハンドルがついている場合はハンドルを動かすと、かんぬきが引っ込んで扉が手前に開きます。
それでも開かない場合は鍵屋に相談
正しい手順を試してもダイヤル錠が開かないときは、鍵のプロに相談しましょう。
ダイヤル錠が開かない原因として、暗証番号の間違いやダイヤル錠の故障が考えられるからです。
暗証番号が思い出せないときは、単純にすべての数字の組み合わせを試せば解錠できますが、膨大な組み合わせを試すのはかなり大変です。そもそもダイヤル錠が故障してしまっているのだとしたら、すべての数字の組み合わせを試しても鍵は開きません。
ダイヤル錠が開かないときは鍵業者に連絡すれば、手間なくスピーディーに鍵が開かない原因を特定して解決できます。
ダイヤル錠が開かないときはカギ110番にご相談ください
「正しい開け方で開かなかった」「ダイヤル錠の番号がわからない」「どんな業者に頼めばいい?」などといった場合は、当サイト【カギ110番】にご相談ください。
【カギ110番】なら、ダイヤル錠が開かない原因を素早く特定し、解決できる経験豊富なプロの鍵屋をご紹介します。全国対応の無料相談窓口にて受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
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ダイヤル式金庫が開かないときの原因と対処法
お伝えした通り、ダイヤル錠はかなり複雑な作りになっており、正しい手順でないと鍵は開きません。ダイヤル金庫が開かない原因は金庫の使い方やトラブルなど多数あります。
ここではダイヤル式金庫が開かないときに考えられる原因と対処法をご紹介していきます。ご自宅や職場のダイヤル式金庫の状態に当てはまるものがあったら、対処法を試してみてください。
金庫を壊すのはおすすめしません
金庫はとても頑丈なので、工具を用意しても簡単に壊せません。自分で無理に壊そうとすると怪我をするおそれがあるのでおすすめしません。
扉がずれている
古い金庫は経年劣化などで扉がずれて建付けが悪くなると、正しい暗証番号を合わせても鍵が開かない原因になります。
ずっと使い続けられるイメージがあるかもしれませんが、金庫も年々劣化しており思い扉を支えきれなくなると少しずつ歪んでしまいます。建付けが悪くなったドアなどと同様に開きづらくなったり開かなくなったりしてしまうのです。
ダイヤルを合わせたあと、扉の下にマイナスドライバーなどの丈夫な工具を差し込み、扉を持ち上げて鍵やレバーを操作してみてください。重みで傾いていた扉を一時的に元の位置に戻すと、引っかからずに扉が開きます。
金庫の中にものを詰め込みすぎている
金庫の中にものを詰め込みすぎていると、金庫の中を圧迫し金庫が開かない原因になります。
詰め込んだものが扉を圧迫してしまい、かんぬきが動きづらくなって鍵が開かないのです。いっぱいになるまで金庫に詰め込まないようにしたり、容量の大きな金庫に買い替えたりなどで予防ができます。
金庫の扉を押しながら鍵やレバーを操作してみてください。圧迫されていたかんぬきの周りに余裕ができて動きやすくなります。
ダイヤルをテープで固定していた
ダイヤルをテープで固定させたまま金庫を使っていると、突然金庫が開かなくなる原因になります。
ダイヤル錠は先ほどお伝えした通り、ダイヤルと内部の円盤のうち1つは固定されていますが、それ以外の円盤は固定されていません。地震などの揺れや振動、子どもがダイヤルに触れてしまったなどで円盤がずれると、正しい暗証番号に合わせられた状態ではなくなり、金庫が開かなくなってしまいます。
ダイヤル錠を右に4回以上回してリセットし、暗証番号に合わせ直しましょう。
日頃から日頃からダイヤル錠の開け方や仕組みを知り、開け閉めする際には毎回鍵をかけるようにするだけで予防できますし、防犯対策にもなります。
業者に開けてもらう
金庫は頑丈なので破壊が難しいうえ、ダイヤル錠の仕組みは複雑なので素人が解錠することはほぼ不可能です。「開かない原因がわからない」「対処法を試しても開かなかった」などといった場合は業者に依頼して開けてもらいましょう。
金庫の鍵開けができる業者なら豊富な経験をもとに、金庫が開かない原因を素早く突き止めて解決してくれます。
まとめ
開かなくなったからといって壊さずに、考えられる原因に合わせて対処法を試してみてください。それでも開かなかった場合は、業者に依頼をして開けてもらうようにしましょう。
「どんな業者に依頼すればいいかわからない……」などとお困りの場合は、【カギ110番】までお問い合わせください。弊社には全国の鍵業者が多数加盟しており、お客様のご要望にピッタリのプロをすぐに手配可能です。
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※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。