当記事では、鍵が抜けない、差せないといったトラブルが起きてしまった場合の対処法についてご紹介します。
鍵の抜き差しができないときは、鍵穴にゴミが詰まっていることが原因かもしれません。誰でも簡単にお試しいただける鍵穴の掃除方法をご紹介するので、トラブル発生時だけでなく、トラブルを防ぐための日ごろのお手入れにもご活用ください。
鍵が抜けない!差しにくい!その原因は?
鍵トラブルでもっとも多いのが、この鍵の抜き差しに関するトラブルではないでしょうか。鍵を開けたり閉めたりと、毎日のことなので早急に解決したい問題です。鍵の抜き差しに問題がある場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。
鍵穴にゴミやほこりが詰まっている
鍵穴の中にゴミやほこりなどが詰まっていると、鍵の抜き差しに問題が生じる場合があります。シリンダーといわれる鍵穴部分はピンやディスク、バネなどの細かい部品で構成されているのですが、この細かい部品の隙間にほんのわずかでもゴミやほこりが入り込んでしまうと、鍵が抜き差ししづらくなってしまうのです。
鍵穴の潤滑油が少なくなっている
鍵穴には、鍵の滑りをよくするために潤滑油が塗られています。最初に塗られた潤滑油は、鍵の抜き差しをしていくにつれて乾いたり少なくなったりしていきます。潤滑油の減少によって鍵の滑りが悪くなり、スムーズな抜き差しができなくなることがあるのです。
誰でも簡単!鍵穴の掃除方法をご紹介
鍵穴にゴミやほこりが詰まってしまった場合や潤滑油が少なくなっている場合、どのような対処をするとよいのでしょうか。それぞれご紹介いたします。
掃除機で鍵穴の中のゴミやほこりを吸い出す
掃除機を使用して鍵穴の中のゴミやほこりを吸い出すという方法があります。掃除機を使うと簡単にゴミを取り除けますよ。
掃除機でゴミやほこりを吸い出すときのコツは、掃除機の先の部分を鍵穴に押し付けて左右に振りながら吸い出すことです。
ちなみに、パソコンのキーボードのゴミを飛ばす際に使われる「エアダスター」でも代用できます。
ゴミやほこりを取り除いたら潤滑剤でメンテナンス
ゴミやほこりを取り除くことができたら、潤滑剤を挿入しましょう。潤滑剤を入れることで鍵穴の滑りをよくすることができます。
潤滑剤は鍵穴専用のものを選んでください。鍵のメーカーから発売されている潤滑剤を選ぶと安心です。細いノズルのついたスプレータイプは、鍵穴に挿入しやすく便利です。
「早急に解消したいけれど潤滑剤をすぐに買いに行くことができない!」という場合は、鍵の溝や凹凸、くぼみに鉛筆を強く塗り込むことで効果がみられます。
黒鉛には金属に付着して自己潤滑する特性がありますので、鍵の通りが滑らかになるのです。鍵穴専用の潤滑剤がすぐに手に入らない場合に試してみてください。
以下の記事では、潤滑剤や鉛筆を使ったメンテナンス方法、おすすめの潤滑剤をご紹介しています。
掃除や潤滑剤といったメンテナンスで改善しない場合は、鍵の劣化や故障など、別の原因があるかもしれません。本格的に壊れて開け閉めができなくなってしまう前に、プロに見てもらうとよいでしょう。
カギ110番でも鍵トラブルのご相談を受け付けております。正式にご依頼いただくまで費用は発生しませんので、安心してお電話ください。
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鍵のトラブル発生!絶対にやってはいけないこと
鍵穴にトラブルが生じた場合、ご自身でいろいろと思いついた対処法をおこなってしまう方もいるのではないでしょうか。ですが、正しい知識を持たずに思いつきの対処方法を試してしまうのはとても危険です。状況が悪化してしまうこともあるのです。
鍵穴に食用油または市販の潤滑油を入れる
鍵穴の滑りをよくするために、ご自宅にある食用の油や市販の潤滑油を挿してしまう方がいますが、これはトラブルの元です。鍵穴に適していない油は、粘度が高いのでゴミやほこりを鍵穴の中で粘着させてしまいます。
また、鍵穴の中で油が固まってしまったり油によって腐食やサビを起こさせる可能性があるのです。そうなってしまっては、油を挿す前よりも悪い状態になりかねません。必ず鍵穴用の潤滑油を選ぶようにしてくださいね。
鍵穴用の潤滑油はインターネット通販やホームセンターで、1,000~2,000円程度で購入することができます。この記事を読む前に市販の油を挿してしまった…なんて方は、鍵屋さんに相談してみてくださいね。
鍵穴のゴミやほこりを爪楊枝や針金で取る
鍵穴の中にゴミやほこりが詰まっている場合、身近なとがった物でほじくり出すことができるのではないかと考えてしまいがちです。
ですが、これもトラブルの元です。万が一、爪楊枝などが中で折れてしまっては更に状況は悪化してしまいます。また針金などの堅いものを鍵穴の中に入れるのも危険です。鍵穴を傷つけてしまっては、動作不良や故障の原因になりかねません。
無理やり鍵を回す・抜く
動きが悪いからといって無理やり鍵の抜き差しをするのも絶対にやってはいけません。無理な鍵の抜き差しや回転は、鍵を曲げてしまう危険があります。
もっと状況が悪くなると、鍵が折れてしまったり折れた鍵が鍵穴から抜けなくなってしまうケースもあるのです。そうなってしまうと、ご自身の手には負えなくなってしまいます。無理をせずに、鍵修理を鍵業者へ依頼しましょう。
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定期的なお手入れで鍵のトラブルを防ぐ
鍵の困ったトラブルを防ぐためには、定期的なお手入れが欠かせません。
鍵穴は定期的な掃除が大切!
なんといっても、定期的な鍵穴掃除が大切です。ご紹介した掃除機でゴミやほこりを吸い出すのもよいですし、掃除機を鍵穴まで持っていくのが面倒な方はエアダスターでもよいでしょう。掃除をした後は潤滑剤を挿すのも忘れないようにしてくださいね。
また、鍵穴だけでなく鍵の掃除も鍵穴をきれいに保つことにつながります。とくに、ディンプルキーを使われている場合は、鍵の掃除は大切です。くぼみが多く汚れが溜まりやすくなっています。
鍵についたある程度のゴミは、歯ブラシなどで軽くブラッシングするだけで簡単に落とすことができます。鍵穴も鍵も、定期的な掃除をすることで鍵穴トラブルを回避しましょう。
鍵にも寿命はある
鍵に寿命があるなんて、ご存知ではない方も多いのではないでしょうか。それに、ずっと同じ家の鍵を使っているけど?なんて方もいるかもしれません。
ですが、一般的に鍵の耐用年数は10年から15年といわれています。鍵は毎日使うものですから、日々開け閉めを繰り返すことで鍵が擦り減っていくのです。ずっと同じ鍵を使い続けることは難しいですが、その鍵の寿命を延ばすことはできます。
それにも日々の鍵穴や鍵のお手入れが欠かせません。鍵穴だけでなく鍵を守るためにも、定期的に掃除をおこなってくださいね。
鍵の交換・修理をご検討中なら「カギ110番」へ!
今回ご紹介した対処法では解決できない鍵トラブルの場合もあるかもしれません。鍵穴の掃除や潤滑剤でもトラブルが解消しない場合は、鍵屋さんに頼ることも考えてみましょう。
どこの鍵屋に相談するかお悩みの方は、ひとまず当サイトである「カギ110番」までお気軽にご連絡ください!無料相談や無料見積りのみのご利用ももちろんOK※。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
お急ぎであれば、ご相談内容をふまえて、最適な鍵屋をすみやかに手配させていただくことも可能です。
毎日使う鍵だからこそ、快適に使いたいですよね。そのためにも日頃のお手入れと必要に応じたプロへの相談を心がけてみてください。