「鍵交換費用は高すぎる!」と思いませんか?
住宅の鍵交換費用は、一般的に3万円~4万円ほどかかります。
ただし、工夫すればもっと安く抑えることが可能です。
鍵交換にはいろいろな方法があり、方法によってはおよそ半額で済む場合もあるのです。
この記事では、鍵交換費用の適正な相場、費用を抑える方法をご紹介します。
この記事を読めば費用を抑えて鍵交換ができ、安心快適な生活を送れるようになるでしょう。
鍵交換費用の相場は3万円前後
鍵交換費用は、おおむね3万円前後になることが多いです。
当サイト【カギ110番】編集部が約2,000件のデータを調査してわかったリアルな鍵交換費用の相場をご紹介します。
玄関鍵交換費用は3~4万円程度
一軒家や分譲マンションの玄関の鍵交換費用は、3万円~4万円程度になることが多いです。
当サイト【カギ110番】を含む弊社運営サイトに寄せられた鍵交換のご相談事例1,932件を集計したところ、以下のような結果になりました。
3万円~4万円の価格帯がもっとも多く、全体の約7割は5万円未満で収まっています。
特殊な事情がない限り、鍵交換費用が5万円を超えることは少ないといえます。
賃貸の鍵交換費用は2~3万円程度
賃貸住宅の入居時に発生する鍵交換費用は、2万円~3万円程度になることが多いです。
大手住宅情報サイトに掲載されている賃貸物件100件の鍵交換費用を調査したところ、以下のような結果になりました。
参考:【ホームズ】不動産売買・賃貸・住宅情報サイト(最終閲覧日:2024年11月27日)
防犯性の高い特殊な鍵を取り付けている物件は、鍵交換費用が高額になっていることもあります。
とはいえ、4万円を超えるケースはまれだと考えてよいでしょう。
賃貸の鍵交換費用のポイントは、このあとの賃貸住宅の鍵交換費用でも解説しています。
鍵交換費用が高すぎる理由
鍵交換費用が高くなる理由は、基本的には部材費がかかるからです。
鍵交換費用の内訳は以下のとおりです。
- 鍵交換費用の内訳
-
- 作業費
-
鍵業者スタッフの人件費や技術料
- 部材費
-
交換する錠前や部品の購入費
- 諸経費
-
鍵業者が現場に来る交通費、駐車場代、深夜料金など
このうち、鍵交換費用が変動するもっとも大きな要素が部材費です。
この章では、部材費が原因で鍵交換費用が高くなるケースを3つご紹介します。
高性能な鍵は高い
防犯性や利便性の高い高性能な鍵に交換する場合は、鍵交換費用が高くなりやすいです。
高性能な鍵は開発や製造にコストがかかっていて、鍵自体の価格が高価だからです。
高価な鍵に交換すれば、それだけ鍵交換費用も高額になります。
くぼみが付いた鍵が特徴のディンプルキーや、カードキー、暗証番号錠などは高額な傾向です。
複数箇所の交換は高い
1つのドアに2つの鍵穴が付いているタイプのドアの鍵交換費用は、鍵穴が1つの場合よりも高くなります。
鍵穴の数が多ければ、それだけ多くの部材が必要になるからです。
玄関と勝手口の鍵を交換する場合なども、片方だけの場合よりも費用は高くなります。
錠本体の交換は高い
本体である錠をまるごと交換する場合は、鍵穴だけを交換するよりも費用が高くなります。
鍵交換には全体を交換する錠前交換と、鍵穴の部分だけを交換するシリンダー交換があります。
シリンダー交換に比べて錠前交換は交換する部材が多いので、費用も高くなります。
そのため、まずはシリンダーのみの交換で済ませられないか検討してみるのがおすすめです。
ただし、錠前の種類によってはシリンダーのみの交換ができない場合もあります。
ご自宅の錠前がシリンダー交換ができるのかどうかは、自分ではなかなか判断できませんよね。
そんなときには、鍵のプロに相談してみるのがおすすめです。
プロなら、今の鍵の状態やあなたの希望を確認したうえで、ベストな方法を提案してくれるはずです。
当サイト【カギ110番】では、鍵業者をご紹介しています。
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鍵交換費用を抑える方法
高額になることが多い鍵交換費用ですが、できるだけ抑える方法もあります。
以下の6つの方法をご紹介するので、取り入れられるものがないか検討してみましょう。
シリンダーのみ交換する
鍵穴部分の部品であるシリンダーだけの交換なら、全体を交換するよりも費用が安く済みます。
前章で解説したとおり、交換する部材が少なく済むからです。
当サイト【カギ110番】編集部が実施したアンケート調査によると、シリンダー交換の費用相場は1万円~2万円程度です。
鍵交換費用の相場が3万円~4万円程度なので、鍵交換費用を半額ほどまで抑えられる可能性があります。
シリンダーのみの交換で済ませられるかどうかは、状況によります。
例えば、以下のようなケースです。
シリンダーのみの交換が可能なケース
- 合鍵で開けられないようにしたい
-
中古住宅や賃貸住宅で、前の入居者が合鍵を持っているおそれがある場合など。
- 今までの鍵で開けられないようにしたい
-
鍵を紛失したときや、同居人などに鍵を持ち去られたときなど。
対して、錠前交換が必要になるのは以下のようなケースです。
- 錠やドアが故障・破損している
- 錠やドアノブの種類を変えたい
- シリンダー交換ができないタイプの錠が使われている
鍵交換をする際にはシリンダー交換だけで解決できないか、鍵業者などに相談してみましょう。
シリンダー交換ができる条件や具体な方法は、以下の記事でより詳しく解説しています。
手頃な価格の鍵を選ぶ
交換する鍵に安価な種類の鍵を選べば、費用を抑えられます。
部材費が抑えられるからです。
鍵は種類によって価格が違い、基本的には防犯性の高いものほど高価です。
例えば日本最大手の鍵メーカーである美和ロック社が製造している2種類のシリンダーの価格を比較してみると、倍近くの差があります。
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「でも、高価な鍵のほうが高性能で安心じゃない?」と思うかもしれません。
しかし、住宅の防犯性は鍵の性能だけで決まるわけではありません。
じつは空き巣の手口として、ピッキングなどで鍵を開けて侵入する例は少ないのです。
警視庁の統計によれば、空き巣の手口として多いのは以下の3つです。
- 鍵のかけ忘れを狙っての侵入
- 窓ガラスを割っての侵入
- 合鍵を作っての侵入
出典:警視庁|侵入窃盗の侵入手口(最終閲覧日:2024年11月29日)
鍵開けや錠破りでの侵入は、いずれも2%程度とごくわずかであることがわかります。
防犯性を考えるなら性能にこだわって高価な鍵を付けるよりも、鍵はそれなりでも、住宅全体の防犯対策をしたほうが効果的といえます。
火災保険を使う
鍵交換費用に火災保険が適用できないか確認してみましょう。
火災保険は住宅の損害を補償する保険で、建物の一部である錠も補償の対象になります。
保険が適用できれば、無料で鍵交換ができる可能性があります。
鍵交換費用に火災保険が適用できる可能性があるのは、以下のような場合です。
- 鍵が盗難に遭い、鍵交換が必要になった
- 空き巣に鍵穴を壊され、鍵交換が必要になった
- 鍵穴にイタズラをされ、鍵交換が必要になった
経年劣化による故障や、自分が鍵をなくしたことによって鍵交換が必要になった場合は、火災保険の対象にはなりません。
ただし、対象外の状況でも鍵交換ができる特約が付いている場合もあります。
そのため、一度保険会社に相談してみるのがおすすめです。
自分で鍵交換をする
鍵交換を業者に頼まずに自分でできれば、費用は部材費だけで済みます。
経験のない人でも、シリンダーだけの交換なら簡単にできます。
以下にシリンダー交換の手順を解説します。
ドアと錠に適合する新しいシリンダーを購入しましょう。
以下をチェックして、適合する製品を選んでください。
- メーカー名
- 型番
- ドアの厚み
- ドア側面にあるプレートを止めている上下2本のネジをドライバーで外し、プレートを外します。
- プレートの下ある4本のピンのうち、シリンダー側の上下2本のピンを抜き取ります。
- シリンダーの固定が外れるので、取り外しましょう。
- 古いシリンダーを外した部分の穴に新しいシリンダーを差し込みます。
- 先ほど外した2本のピンを差し込み、シリンダーを固定します。
- 最初に外したプレートをかぶせ、上下のネジをドライバーで締めて固定します。
※シリンダー交換の手順は、錠の種類によって異なる場合があります。実際の作業時にはシリンダーに付属している説明書などをご確認ください。
シリンダー交換の手順は、以下の記事でより詳しく解説しています。
補助錠を追加する
そもそも鍵交換をせず、補助錠を取り付けるのも費用を抑える1つの方法です。
補助錠は、ドアにあとから取り付けられる錠です。
ドアに補助錠を取り付けることで、空き巣に狙われにくくなる効果が期待できます。
空き巣は、複数の鍵が付いている住宅を避ける傾向があります。
鍵が2つ付いていると開けるのに時間がかかり、見つかる危険が高まるからです。
警視庁も、1つのドアに複数の鍵を付けるワンドアツーロックを推奨しています。
1つのドアに錠が2つ以上ついていると、侵入に時間を要するため、泥棒は嫌がります。
出典:警視庁|侵入窃盗の防犯対策(最終閲覧日:2024年11月29日)
ドアに金具を挟み込んで取り付けるタイプのものはドアや壁に穴を開ける必要がないので、賃貸住宅にもおすすめです。
相見積りをする
鍵業者に鍵交換を依頼する際には、少なくとも2社から見積りを取りましょう。
複数の業者に見積りを比較検討すれば、より条件の用意業者を選べます。
相見積りをする場合には、見積り料やキャンセル料がかからないところを選びましょう。
相見積りの際には、当サイト【カギ110番】のご紹介する鍵業者もぜひご検討ください。
カギ110番では、見積り無料の鍵業者をご紹介しています。※
24時間365日受付の無料相談窓口にご要望を伝えていただけば、ピッタリの業者を迅速にご紹介します。
「業者を探すのが面倒」
「どこに頼めばいいのかわからない」
といったときにもとても便利ですよ。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用等をいただく場合がございます。
※1 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。※2 交通費、お客様都合でのキャンセル料は別途発生する場合があります。
また、以下の業者絞り込み検索機能を使えば、お近くの鍵業者を簡単に見つけられます。
ぜひご活用ください。
条件を指定して検索ボタンをクリックしてください。(複数可)
賃貸住宅の鍵交換費用
賃貸住宅に入居するときには、初期費用に鍵交換費用が含まれていることが多いですよね。
「鍵交換はしないといけないの?」
「鍵交換費用は借り主が負担しないといけないの?」
など、賃貸住宅の鍵交換費用の疑問にお答えします。
入居時の鍵交換費用はいらない場合もある
賃貸住宅に入居するときの鍵交換費用は、いらない場合もあります。
鍵交換をするか、費用を借り主が負担するかは契約内容次第であって、義務というわけではないからです。
「鍵交換費用不要」「鍵交換は任意」といった物件もあります。
また、鍵交換が必要な物件でも、鍵交換をしない契約にできないか一度交渉してみる価値はあります。
もちろん応じるかどうかは貸し主の自由ですが、早く空室を埋めたい貸し主は応じてくれる可能性もあります。
賃貸住宅で鍵交換をしないことは費用を抑えるためには有効ですが、防犯面では鍵交換はしておいたほうが安心です。
以前の入居者が、合鍵を持っているおそれがあるからです。
合鍵で侵入される可能性がゼロではないことを考慮して、管理会社などにもよく相談して判断しましょう。
鍵紛失時の鍵交換費用は借り主負担
賃貸住宅の鍵をなくして鍵交換が必要になった場合は、鍵交換費用は借り主負担になるのが普通です。
借り主自身に責任があるからです。
賃貸住宅の住人には善管注意義務といって、借りている物件の価値を損なわないようにする義務があります。
鍵の紛失はこの義務を怠ったとみなされ、回復に必要な鍵交換費用を負担する責任があるのです。
不具合の修理費用は貸し主負担
鍵や錠の故障などで鍵交換が必要な場合には、基本的に費用は貸し主負担です。
賃貸住宅の貸し主には修繕義務といって、借り主が通常に使える状態に物件を維持する責任があるからです。
鍵が経年劣化など借り主に落ち度のない原因で壊れたのであれば、貸し主の責任で直さなければいけません。
ただし、故障の原因が借り主の故意や不適切な使用によるものだった場合は借り主の責任になる場合もあります。
いずれにしても不具合があれば早めに直す必要があるので、管理会社などに相談しましょう。
賃貸住宅の鍵交換については、以下の記事でより詳しく解説しています。
参考:法務省|契約に関する基本原則の明記(PDF)
参考:東京都住宅政策本部|賃貸住宅トラブル防止ガイドライン(PDF)
(最終閲覧日:2024年11月28日)
まとめ
鍵交換費用の相場は、3万円~4万円程度です。
鍵交換の費用は、部材費によって大きく変わります。
以下のような方法で、最大半額程度まで費用を抑えることも可能です。
- シリンダーのみ交換する
- 手頃な価格の鍵を選ぶ
- 火災保険を使う
- 自分で鍵交換をする
- 補助錠を追加する
- 相見積りをする
どのような交換方法や鍵の種類が適切なのかは、プロに相談してみるのがおすすめです。
鍵業者の無料見積りを活用しましょう。
鍵業者をお探しの際には、ぜひ当サイト【カギ110番】にご相談ください。
ご希望にお応えできる鍵業者を、素早くご紹介します。