鍵のカバーはおしゃれのためにつけているという人も多いのですが、じつは防犯対策としても効果的な道具なのです。毎日使う鍵がおしゃれだと気分もよいですし、さらに防犯もできれば安心で一石二鳥ですね。カバーをつけるだけなので、手軽に、あまりコストをかけずに試せるのもうれしいポイントです。
この記事では、鍵にカバーをつけることによってなぜ防犯対策ができるのか、カバーをつけるメリットにはどういったものがあるのかを解説いたします。また、ドアの鍵穴につけるカバーや玄関周りの防犯対策についてもあわせてご紹介いたします。
鍵にカバー?おしゃれなデザインで防犯対策をしよう
鍵にカバーと聞くとあまりピンとこない方も多いのではないでしょうか。カバーは、鍵の見た目をおしゃれにするだけではなく、防犯対策としても活用することができます。使い方も鍵の頭部分にカバーをつけるだけなので、非常に簡単です。
キーナンバーで鍵はカンタンに作れる
では、なぜ鍵にカバーをつけることで防犯対策として活用できるのでしょうか。その理由は、鍵に刻印されているキーナンバーが関係しています。キーナンバーとは、鍵の頭部分に刻印されている識別番号のことです。
このキーナンバーは、個々の鍵を管理するために刻印されています。鍵をなくしてしまったり鍵が折れたりした際には、キーナンバーから型を特定して、新たに鍵を作るなどの対処ができるのです。しかし、このキーナンバーを悪意のある他人に知られると、カンタンに合鍵を作られてしまうおそれがあるのです。
鍵にカバーをつけることでどんなメリットが?
実際に鍵にカバーをつけた場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下にカバーをつけるメリットを3つご紹介します。
キーナンバーを隠すことができる
誰でもキーナンバーが確認できる状態で鍵を使用し続けていると、どこかでキーナンバーを盗み見されてしまうおそれがあります。しかし、鍵にカバーをつけておくことで、鍵に刻印されているキーナンバーを隠すことが可能です。
鍵をぶつけたときの被害を軽減できる
鍵は金属で作られているため、ぶつけてしまうと金属音が響いてしまいます。また、ガラスやスマートフォンなどにぶつけて、キズをつけてしまうおそれもあるでしょう。カバーは、おもにレザーやシリコンといった衝撃を吸収しやすい素材で作られているので、このような被害を軽減することが可能です。
鍵をおしゃれな見た目にできる
鍵にカバーをつけることで得られるメリットは、キーナンバーを隠す、衝撃を吸収できるといった実用的なメリットだけではありません。
販売されているカバーには、人気のキャラクターがデザインされたものや、カラフルな色が使われているものが多くあります。そのため、鍵にカバーをつけることで、鍵をおしゃれな見た目に変えることができるのです。
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防犯対策に!ドアの鍵穴にもカバーをしよう
鍵につけることのできるカバーの中には、鍵自体ではなくドアの鍵穴につけることが可能なタイプも存在しています。このタイプのカバーをドアの鍵穴につけることで、防犯対策として活用することも可能です。では、ドアの鍵穴にカバーをつけることで、どのような防犯効果が期待できるのかをご紹介します。
ピッキングに効果的!「室外」の鍵カバー
ドアの外側の鍵穴にカバーをつけることで、ピッキング対策をおこなうことができます。ピッキングとは、ドアの外側の鍵穴に専用の道具を用いて細工をすることで、本来の鍵を使わずにロックを開ける技術のことです。
不審者が、空き巣などのために建物に侵入する際、この方法を用いることがあります。室外タイプのカバーをつけておくことで、ドアの外側から細工されないよう鍵穴を守ることができるのです。
サムターン回しに効果的!「室内」の鍵カバー
ドアの内側についている鍵のつまみのことをサムターンといいます。ドアの隙間やドアスコープから差し込んだ道具を使い、このサムターンを開ける技術がサムターン回しです。ピッキングと違い、内側からロックを開けられてしまうため、室外タイプのカバーでは防ぐことができません。
しかし、サムターンを覆い被せるようにつけることが可能な室内タイプのカバーであれば、サムターン回しを防ぐことが可能です。サムターンにカバーをつけることで、内側のロックにも鍵を使う必要がありますが、防犯対策としては非常に高い効果が期待できます。
ほかにも防犯対策が!玄関周りの防犯対策をしよう
より防犯対策を強化するのであれば、鍵だけではなく玄関周りも意識することが大切です。この章では、鍵以外の防犯対策についてご紹介します。
センサーライトの取り付け
センサーライトを玄関に設置しておくことで、玄関周りでの人の出入りを光で確認することができます。不審者が玄関に近づくだけで、センサーライトが光を放ってくれるので、住居に侵入しようとするのを防ぐことが可能です。
防犯カメラの取り付け
本格的に防犯対策をおこなうのであれば、防犯カメラの設置は欠かせないでしょう。ほかの防犯対策と比べて費用は高くなってしまいがちですが、それだけ充分な効果が期待できます。防犯カメラを設置することで、不審者の動向を撮影して録画することが可能です。
録画した映像は、現場の確認のためだけでなく、事件に巻き込まれた際には証拠として利用することもできます。また、防犯カメラの存在を不審者にアピールすることができれば、未然に犯罪を防ぐことも可能です。
補助鍵の取り付け
補助鍵とは、本来ついている鍵以外にもうひとつの鍵として設置される鍵のことです。補助鍵を設置することで、ピッキングやサムターン回しをおこなう手間を倍にすることができます。
ピッキングやサムターン回しをおこなう不審者にとって、手間がかかる鍵というのはできるだけ避けたい対象なので、防犯対策として非常に効果的です。
まとめ
鍵にカバーをつけることで、さまざまなメリットを得ることができます。鍵に刻印されているキーナンバーは、誰かに見られてしまうと合鍵を作られるおそれがあります。しかし、鍵の頭部分にカバーをつけておくことで、キーナンバーを隠すことができるのです。
鍵のカバーだけでなく、ドアの鍵穴につけることができるカバーも防犯対策として非常に有効です。ドアの鍵穴にカバーをつけることで、代表的な鍵開け技術であるピッキングやサムターン回しを防ぐことができます。センサーライトや防犯カメラなど玄関周りの防犯対策と併用することで、より効果的な対策となるでしょう。
自分でおこなった防犯対策だけでは不安だという場合は、鍵のプロに相談するのがおすすめです。鍵の防犯に関して豊富な知識をもったスタッフが、より効果的な防犯対策を提案してくれるでしょう。
弊社でも鍵まわりの防犯対策についてご相談を承っております。疑問やお悩みがありましたら、お気軽にフリーダイヤルまでお問い合わせください。