「車にインロックがかかった!このあと車使うし、すぐに解除しないとまずい……」
うっかりミスやロック機能の誤作動などにより、車の中に鍵が入ったままロックがかかるインロックのトラブル。
急な出来事で焦ってしまう前に適切なインロックの解除方法を知っておきましょう。
インロックの対処手段は多くあり、その手段を知っておけばすぐに解除できます。
そこで、この記事では車のインロックが起きたときにすぐに解除する方法を紹介します。
記事を参考にしてインロックを解除し、今までのように車が使えるようにしましょう。
インロックの開け方1:スペアキーを使う
インロックが起きたときに試せる一番手軽で早い方法が、スペアキーを使うことです。
スペアキーのロック解除ボタンを押せば、簡単にインロックの解除ができます。
もしもスペアキーでインロックの解除ができない場合は電池切れの可能性があります。
スペアキーのランプを確認し、点灯しないなら電池交換を試してみましょう。
スペアキーの電池交換方法
スマートキーの電池交換方法は各メーカーによって異なる場合がありますが、基本的には以下のやり方で交換できます。
新しいボタン電池を用意して以下の手順で交換しましょう。
メカニカルキーがない場合は、マイナスドライバーで代用してみてください。
スペアキーの電池交換手順
ボタン電池はコンビニやスーパーなどで入手できます。
ボタン電池の+極側には「CR〇〇」というように型番が書かれているので、必ず同じ型番を購入してください。
インロックの開け方2:ロードサービスや鍵屋を頼る
スマートキーがないのであれば、鍵開けをして物理的にロックを解除するしかありません。
道具を使って自分でインロックを開ける方法もありますが、車を傷つけるリスクが高いのでやらないほうが無難です。
インロックがあったとき、すぐに駆けつけて解決して解除してくれる業者があるので、そちらを頼ってみてください。
インロックの解除を依頼できる業者は以下の3つです。
- 自動車保険会社
- JAF
- 鍵屋
自動車保険会社
ご自身が契約している保険会社の契約内容にロードサービスがあれば、そちらでインロックを解除してもらえます。
基本的には無料で対応してくれるので、加入している自動車保険の契約内容を確認してみましょう。
なお、ロードサービスを利用したことで、来年以降の保険料や等級に影響することはありません。
JAF
JAFは日本自動車連盟の略称で、車に関するあらゆるトラブルに対応したロードサービス事業をおこなっています。
会員になっていればインロック解除や保険対象外のトラブルを無料で対応してくれる心強いサービスです。
24時間365日、常に対応できるように体制が整っているので深夜や早朝でもインロック解除をしてもらえます。
ちなみに、有料になりますが非会員でもJAFにインロックの鍵開けを依頼できます。
鍵屋
ロードサービスとは違いますが、鍵屋のなかにはインロック解除に対応してくれるところもあります。
その鍵屋の営業時間内でしか対応できませんが、最寄りの鍵屋に依頼すればすぐに解除してくれるので便利です。
依頼でのインロック解除でかかる費用
先ほどご紹介した3つの依頼先にインロック解除をしてもらう場合、かかる料金は以下のとおりになります。
鍵屋の料金は弊社サイトの施工実績データを平均化したものです。
- 自動車保険会社
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- 非会員の料金
-
非対応
- 会員の料金
-
契約車両により異なる
ロードサービス付帯の契約なら無料で対応
- JAF
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- 非会員の料金
-
15,230円
- 会員の料金
-
入会金2,000円、年会費4,000円
契約中は無料で対応
- 鍵屋
-
- 非会員の料金
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20,032円
- 会員の料金
-
会員制度なし
集計期間:2021年1月~2021年12月(1,486件)
集計対象:弊社運営サイト全体における国産車の鍵開けの施工実績
集計方法:対象の平均値を算出(※)し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
自動車保険会社・JAFの会員でロードサービス対応ならそれらのサービスでの無料対応、そうでない場合はJAFか鍵屋に有料依頼となります。
弊社実績のデータでは、平均して約2万円の依頼料金となっています。
ですが、弊社は日本全国各地の加盟店と連携しており、すぐに駆けつけてインロックを解除してくれる業者にアクセスできます。
もしお急ぎでインロックの鍵開けが必要なら、ぜひ弊社のサービスをご利用ください。
24時間365日、無料通話やメールにてご依頼を受け付けています。
\無料でご相談いただけます/
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緊急時のみ119番通報で対応してもらえる
真夏の炎天下で寝ている人がいたままインロックがかかるなど、命の危険がある状況はすぐに対応が必要です。
その場合は一刻も早く119番通報で対応してください。
緊急の要件であることを伝えれば、消防隊員が迅速に駆けつけて中の人を救出してくれます。
インロックの開け方3:針金ハンガーを使って自分で開ける
車の錠はレバーを上げる(または下げる)ことでロックがかかる仕組みとなっているため、車の内部に物を入れてレバーを動かせば鍵を開けられます。
この方法で役立つのが太い針金でできている針金ハンガー。
硬い針金ハンガーを長い棒のように加工して、カバーの隙間から入れて鍵を動かしてインロックを解除します。
針金ハンガーでインロックを開ける場合は、以下の手順でおこないましょう。
針金ハンガーでの解除手順
自力解除の注意点
針金ハンガーを使う方法は、うまくいけばお金をかけずにインロックを解除できます。
しかし、ハンガー使う時にカバーやガラスに傷をつけてしまうおそれがあるので注意しましょう。
また、車種によっては防犯対策として窓とカバーの隙間ができないように作られている場合があります。
自力でのインロック解除を試す前に、車に針金1本分入る隙間があるか確認してください。
道具を使った自力のインロック解除は、あくまで最終手段と考えて、なるべくロードサービスや鍵屋を頼ったほうが無難です。
インロックの原因はスマートキーの電波の遮断
インロックを解除できたら一安心ですが、そもそもなぜこのようなトラブルが起きたのか気になる方も多いでしょう。
インロックが起きる原因は、スマートキーから発せられる電波の遮断です。
スマートキーと車は電波を送りあって通信しており、その間はスマートキーの命令で自由に鍵をかけられます。
しかし、この電波が電池切れや障害物などにより遮断され、その状態で車にロックがかかるとインロックになります。
現代の車にはオートロックなど、鍵がなくても自動でロックがかかる機能が搭載されていることも多いです。
そのため、電波が遮断されるとインロックが発生しやすいです。
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インロックを防ぐ対策方法
インロックを防ぐ対策方法は以下の3つです。
- 定期的に電池交換をする
- スペアキーを携帯する
- 自動ロック機能をOFFにする
定期的に電池交換をする
使用状況にもよりますが、スマートキーに使われるボタン電池の寿命は1~2年程度※です。
電池は長持ちしますが、寿命が近くなった電池はいつ電波が途切れるかわからないので、1年を目安に交換するとよいでしょう。
電池の交換方法については「スペアキーの電池交換方法」で紹介したとおりなので、そちらを参考にしてください。
※参考:兵庫トヨタ
スペアキーを携帯する
普段使うスマートキーとは別に予備のスペアキーを常に携帯しておけば、急にインロックが起きてもすぐに解除できます。
スペアキーは車を購入したディーラーの店舗や鍵屋で作成ができます。
自動ロック機能をOFFにする
車から鍵が離れるなどの条件でロックがかかる自動ロック機能をOFFにする方法があります。
そうすれば、スマートキーに電波遮断のトラブルがあってもインロックはかかりません。
ただし、自動ロックがないと防犯性が下がり、うっかり鍵を取るのを忘れた隙を狙われて車を盗まれるリスクがあります。
まとめ
インロックが起きてしまったときの解除方法は以下の3つです。
スペアキーを使うのが一番早くインロック解除できますが、ない場合はロードサービスや道具による手段で鍵開けが必要になります。
- スペアキーを使う
- ロードサービスや鍵屋に開けてもらう
- 道具を使って自力で開錠する
なお、針金ハンガーを使った方法は車を傷つけるリスクが高いため、ロードサービスや鍵屋への依頼がおすすめです。
弊社では、インロックの解除を迅速にしてくれる鍵屋を紹介するサービスをおこなっています。
お急ぎでインロックの解除が必要な方はぜひお気軽にご相談ください。