庭に伸びる邪魔な雑草をそろそろどうにかしたいと思っていませんか?
そんなときは、便利な草むしり用の道具を使うと、ラクに雑草を根こそぎ取り除くことができます。
なぜなら、草むしり専用の道具は伸びた根を残さず取りやすいような刃になっていたり、立ったままラクな姿勢で使えるような形状をしていたり、素手よりずっと効率的に草むしりできる工夫が凝らされています。
道具を使わず手作業でおこなう草むしりは、想像以上に時間がかかるうえに体への負担も大きいです。
筆者も実家に十坪程度の庭があり、毎年ドクダミを手作業で抜いていましたが、長時間腰を曲げて行う作業は悩みの種でした。
しかし、体への負担が減る道具や目的に合わせた便利な道具を使用することで、短時間でラクに草むしりを終えることができます。
そこでこの記事では、草むしりにおすすめの道具を初心者が使いやすい基準でしっかり比較し、紹介していきます!
さらに、草むしりのコツや今後の庭のお手入れをラクにするための対策についてもあわせてお伝えします。
- 草むしりに必須の道具
- 草むしりをラクにする便利な道具
- 草むしりをするときの服装
- 草むしりの簡単なコツ
- 草むしりのあとにしておくとよい作業
この記事で紹介している道具を上手く使えば、雑草のないスッキリした庭をラクに取り戻せるはずです!ぜひ参考にしてください。
最低限そろえるべき必須の道具
草を抜くための道具の前に、まずは抜いた雑草を処分するときに使う2つの道具を準備しましょう。
- 熊手
- ゴミ袋
なぜなら、大量の雑草を抜いたまま放置してしまうと景観が悪いだけでなく害虫のすみかになる可能性が高いためです。
抜いた雑草を処分するための道具は事前に用意しておきましょう。
熊手
熊手は抜き取った雑草を集めるときに使います。ご存じの方も多いと思いますが、下記のような道具です。
参考価格 | 939円 |
※参考価格は2023年6月23日時点の楽天市場での価格(税込み・東京への送料込み)です。
玄関前の雑草を少し抜く程度の量であればほうきでも十分です。
しかし庭全体の草むしりとなれば、ほうきでかき集めるのも大変な雑草の量になるでしょう。
少しでもラクに雑草を処分するために、熊手を使って一気にかき集めましょう。
ゴミ袋
抜いた雑草はゴミ袋に入れて燃えるゴミとして処分すればOKです。
できるだけ容量の大きいお住まいの地域指定の可燃ゴミ袋を数枚用意しておきましょう。
次の章からは草を取るときに使う道具を紹介していきます。
力いらずで草むしりできる道具
草むしりというと道具を使って人力で行うイメージが強いですが、近年(2017年)電動で草むしりができる道具が発売されました。
まずはその道具をご紹介していきますね。
電動除草機
誰でも簡単に雑草を抜ける道具が電動除草機です。
本体の重量が900g以上あるため、長時間の使用は少し負担かもしれませんが、力を入れなくても使えて高齢の方や女性でもラクに草むしりができます。
除草バイブレーターは先端のツメの部分で雑草をとらえ、振動しながら抜き取ります。
振動のおかげで抜きながら根につく土も落としてくれます。
刃物ではないため手を切るようなケガをする心配はありませんし、薬品を使うわけでもないため健康面にも問題ありません。
本体はコンセント式と充電式があります。
参考価格 | 楽天:4,482円 Amazon:3,821円 Y!ショッピング:4,104円 |
※参考価格は2023年6月23日時点の楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京への送料込み)です。
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除草バイブレーターには、立ったまま使えるように持ち手を長くするハンドルやツメの幅を狭くしたもの、より細い隙間の除草ができるものなどさまざまな付属品があります。
付属品を用途に合わせて使いこなせばよりラクに草むしりができるようになります。
ただし、付属品をいくつも購入するとそのぶん購入費用が高くなってしまうため、予算と照らし合わせて無理のない範囲で必要なものをそろえましょう。
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腰をかがめずに使える道具
草むしりをする際には、腰をかがめずに使える道具がおすすめです。
なぜなら、しゃがんだ体勢を続けるのは体に負担がかかるからです。
そこで、無理な体勢で体を痛めることがないよう、腰をかがめずに立ったまま使える道具を2つご紹介します。
三角ホー
雑草の根を掘り起こすのに便利なのが三角ホーです。
鋭く尖った先端部分を土に差し込んで雑草を根こそぎ掘り出します。
根が深くまで伸びた雑草の除去に使いましょう。
ここでは通販サイトで購入できる三角ホー9点の中から、コスパや使いやすさを重視してランキングを作成し、おすすめ商品を選びました。
参考価格 | 楽天:2,076円 Amazon:1,689円 Y!ショッピング:1,993円 |
長さ | 1060mm |
※参考価格は2023年6月23日時点の楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京への送料込み)です。
この商品のおすすめのポイントは軽さです。
三角ホーは軽く振り上げて使用するため、重いと体に大きな負担がかかります。
そのため、女性や高齢の方でも比較的ラクに持ち上げることができる軽い商品が使いやすいのです。
草削り
細かい雑草を削り取るのに便利なのが草削りです。
浅く広く広がって伸びる雑草の処理に適しています。
背の低い雑草がたくさん生えている場所で使うのがおすすめです。
ここでご紹介するのは、通販サイトで購入できる草削り5点の中から、コスパや軽さを重視したランキングを作成して選んだおすすめの商品です。
参考価格 | 楽天:1,914円 Amazon:1,710円 Y!ショッピング:1,941円 |
長さ | 1060mm |
※参考価格は2023年6月23日時点の楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京への送料込み)です。
この商品は、安さと軽さが特徴です。
ランキング内のほかの商品は、次に安いものでも上記価格より1,000円近く高くなります。
必要な機能が備わっているなら、安いに越したことはないですよね。
また、より長い商品はもちろん同じような長さの商品でももっと重いものが多いため、長くて軽い点もおすすめポイントです。
参考文献
農文協(編).農家が教える 草刈り・草取り コツと裏ワザ.農山漁村文化協会,2021
細かい場所の草むしりにおすすめの道具
花壇のなかや駐車場の隙間など、狭い場所の草むしりには、小さくて細い道具がおすすめです。
広範囲の草むしりに適した道具は、先端が隙間に入らなかったり雑草だけでなく周りの植物まで抜けてしまったりするおそれがあるため、細かい場所の雑草をピンポイントで抜くのは難しいです。
ここでは、細かい場所の草むしりに適した3つの道具をご紹介します。
草取り鎌
雑草の根を引き抜いたり切ったりするときに使うのが草取り鎌です。土に差し込んで根を絡め、ゆっくりと雑草を引き抜いて使います。どうしても根が抜けない雑草は、最も太い根を切って取り除いてください。
ここでは通販サイトで購入できる草取り鎌7点の中から、価格や軽さなどを比較したランキングを作成しておすすめの商品をご紹介します。
参考価格 | 楽天:720円 Amazon:454円 Y!ショッピング:669円 |
重さ | 53g |
※参考価格は2023年6月23日時点の楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京への送料込み)です。
こちらの商品は比較した商品の中で価格、軽さともにもっとも優れていました。
また、刃の先端は細かいクシ刃になっており、根元の方は大きめのギザ刃になっています。
この形状のため、細い雑草をサクッと引き抜くときも太い雑草を根から引っかけるときも使いやすくなっています。
雑草の太さを選ばず使えるため、迷ったらこちらの商品を買えばOK!といえるでしょう。
草取りフォーク
てこの原理を利用して、ラクに雑草が抜ける道具が草取りフォークです。
難しいテクニックは不要で、雑草の根に先端を差し込んで柄を動かすだけで誰でも簡単に雑草が抜けます。
サイズが小さくて収納に場所もとりません。
ここでご紹介するのは、通販サイトで購入できる草取りフォーク8点の中から、コスパや狭い場所での使いやすさに注目したランキングを作成して厳選したおすすめの商品です。
参考価格 | 楽天:682円 Amazon:549円 Y!ショッピング:671円 |
幅 | 33mm |
※参考価格は2023年6月23日時点の楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京への送料込み)です。
この商品は狭い場所でも使いやすいフォークの幅と軽さが魅力です。
また、指をガードする部分がついている点が特徴です。
このため、使用時に強めに土に押しつけても指を汚したり痛めたりすることなく雑草を抜けますよ。
除草スコップ
除草スコップは、先端が細長くなっていて根の深い雑草などの除去に適しています。
草むしりはもちろん、植物の植え替えなどにも使えます。
草むしり後にガーデニングなど植物を育てようと思っている方は1つ持っておくと便利です。
ここでは通販サイトで購入できる除草スコップ6点の中から、重さやサイズ感を重視したランキングを作成して選んだおすすめの商品をご紹介します。
参考価格 | 楽天:2,970円 |
幅 | 30mm |
※参考価格は2023年6月23日時点の楽天市場での価格(税込み・東京への送料込み)です。
この商品は、手の中におさまるようなコンパクトなサイズ感と土に刺さりやすい形状がおすすめポイントです。
サイズが小さいことで、細くて狭い場所に生える雑草に対応できますし、尖った先端とゆるやかなカーブの形は土に差し込みやすいため、根の深い雑草を取り除くのに重宝します。
参考文献
神津 博(監).かんたん!らくらく!草取りのコツ.ナツメ社,2023
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安全な草むしりに必要な準備
草むしりをおこなう際は、道具だけでなく当日の服や靴などの装備品の準備も重要です。
装備品の用意が不十分だと、ケガや体調不良の原因になります。
せっかく便利な道具をそろえても、体を悪くしては元も子もありません。
安全に草むしりを完了させるために、適切な服装と必要な装備も確認しておきましょう。
服装や装備の必要性はのちほど詳しく解説します。
- 長袖と長ズボン
-
肌の露出をなるべく減らすため、長袖長ズボンの着用をおすすめします。
肌の露出が多いと、雑草や木の枝が当たって肌が切れてしまったり、虫に刺されてかゆみや腫れが出てしまったりするおそれがあります。
なるべく安全に草むしりができるよう、長袖長ズボンを着用してください。 - 靴
-
草むしりでは、暑い時期でもしっかりと靴を履きましょう。
サンダルなどの肌が出る履物は、ケガや虫刺されの被害に遭いやすく脱げやすいため草むしりに不向きです。
靴の種類は、自宅の庭ならスニーカーなどの動きやすい靴で十分ですが、ぬかるみなど滑りやすい場所がある場合は、ゴム製の長靴を履くと滑りにくくてより安心です。 - 帽子
-
帽子は日差し対策に必要です。
草むしりは晴天の日におこなうのが適しています。
そのため、帽子がないと頭に直接日差しを受けることになります。
熱射病で体調を崩すおそれがあるため、つばの広い帽子を着用して日差しを防ぎましょう。 - 手袋
-
手袋は手をケガしないようにするために必要です。
素手だと雑草をつかんで手を切ったり道具の金具に引っかけて傷ができたりするおそれがあります。
なるべく素手を汚したり傷つけたりしないようにするために、手袋があると安心です。 - タオル
-
タオルにはいくつか使い道があります。
汗を拭くのはもちろん、首に巻いて首周りの虫刺され対策にもできます。
また、体や道具が汚れたとき汚れを拭き取る用にも使えます。
さまざまな用途で使えるように、2~3枚用意しておくと便利です。 - 飲み物
-
晴天の日に庭で草むしりとなると、水分補給は必須です。
草むしりに集中するあまり水分補給を忘れると、熱中症や脱水症状になるおそれがあります。
手の届く場所に水筒やペットボトルで飲み物を用意しておきましょう。 - 虫よけスプレー
-
虫よけスプレーはもちろん虫刺され対策グッズです。
雑草が密集して伸びている場所は虫が潜んでいる可能性が高いです。
虫刺され対策は肌の露出を控えるだけで十分とはいえません。
虫よけスプレーも使って徹底的にガードしましょう。
参考文献
神津 博(監).かんたん!らくらく!草取りのコツ.ナツメ社,2023
草むしりのコツ
草むしりのコツは、最適なタイミングで適切な道具を使って雑草を抜くことです。
ほんの少しコツをつかむだけで草むしりはとてもラクになります。
道具はご紹介したものをそろえて使用してもらえればよいため、ここでは最適なタイミングを解説します。
- 雨が降った日の2~3日後
- 時間は朝か夕方
草むしりで大切なのは雑草を根こそぎ抜くことです。
土が少しやわらかくなる雨の日のあとを狙って日程を決めましょう。
また、屋外での作業になるため、日中は日差しが強く体調を崩すリスクが高くなります。
なるべく涼しいと感じる朝や夕方などの時間帯を選ぶのがおすすめです。
より詳しく草むしりのコツが知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
ご紹介したコツだけでなく、雑草の抜き方のコツも詳しく解説しています。
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とにかく雑草をなくしたいなら除草剤がおすすめ
道具を使うだけでも草むしりはラクになりますが、もっと手間をかけずに雑草をなくしたい場合は、除草剤の使用がおすすめです。
除草剤は薬剤を庭に撒くだけで済むため、かかる労力も時間も少ないです。
すでに伸びている雑草をなくすなら、地上に伸びている葉や茎に作用する除草剤が最適です。
ものによっては有効成分が根まで浸透する薬剤もあります。
除草剤のラベルを確認するなどして、必要な効果を得られる除草剤を探してみてください。
散布用の機械不要で、ボトルから直接薬剤が撒けるものも販売されています。
とにかく早く雑草をなくしたい場合は、そのまま使えるタイプの除草剤を購入して庭に撒きましょう。
薬剤の種類によっては、周囲の植物までまとめて枯れさせてしまうことがあるため、家庭菜園をしたり、庭木や花を育てる予定がある場合は、ただ薬剤を撒けばよいとはいえません。植物への影響が不安な方は、植栽をしないエリアにのみ除草剤を使用し、植栽エリアは道具を使用した方法で草むしりをおこなうのが安全です。
除草剤の種類や使い方はこちらの記事で解説しています。気になった方はチェックしてみてください。
参考文献
農文協(編).今さら聞けない 除草剤の話 きほんのき.農山漁村文化協会,2021
草むしり後にやるべきこと
草むしりは一度やれば安心とはいえません。
再び芽を出すことがないように雑草対策をおこなうのが大切です。
雑草の繁殖力は強く、放っておくと再び庭を浸食するおそれがあります。
今ある雑草を根こそぎ抜き取ることができても、雑草が生きやすい環境のままだと、外から雑草の種子が入り込み、また雑草が伸びてきてしまいます。
土に作用する除草剤や防草シート、砂利などを使って雑草の再生を防ぎましょう。
雑草対策に使えるものは複数あります。
どのような方法で対策するのがよいか決められない方は、こちらの記事を参考にしてください。
参考文献
神津 博(監).かんたん!らくらく!草取りのコツ.ナツメ社,2023
まとめ
草むしりには、雑草を抜く道具と雑草を処分する道具、適切な服装が必要です。
早く庭をきれいにしたいと思うあまり準備を怠ると、あとから焦る事態になりかねません。
雑草を処分するときに便利な熊手とゴミ袋、自分の身を守り安全に草むしりするための装備、雑草を抜く便利な道具を事前に用意して、草むしり当日に備えましょう。
ただし、雑草を抜く道具は、付属品を使ってあらゆる場所に使える電動除草機や立ったまま使える道具、細かい場所の雑草をきれいに抜く道具などさまざまな種類があります。
細かい用途は異なりますが、すべての道具をそろえなければならないわけではありません。
本記事で道具の特徴を確認し、自分に必要なものを厳選して購入しましょう。
また、草むしりのコツを知ることや草むしり後の雑草対策を忘れないことも大切です。
ラクできるところはラクをしつつ、理想の庭を手に入れるためにしっかりとお手入れしていきましょう。
そして、庭の広さや雑草の量などを考慮して、自己処理が難しいと思ったら業者に任せてしまいましょう。
弊社が全国各地の加盟店から無料相談可能な業者をご紹介します。