「草刈りは面倒だし疲れるから、どうしても後回しにしてしまう……」
「雑草を放置しても誰も困らないのでは?」
そう思って油断してはいけません!
草刈りには手間も費用も掛かるため、ついついそのまま放置されがち。
雨後に生い茂る雑草に辟易している方も多いはず。
しかし、雑草を放置することでトラブルになってしまうケースはいくつもあります!
雑草放置によって揉め事に発展することもあるので、定期的に草刈りすることをおすすめします。
この記事では、改めて確認していただきたい雑草放置トラブルをご紹介します。
雑草放置によって起こる3つの被害
雑草を放置してしまうとさまざまなトラブルが起こります。
雑草自体の影響や、大量に繁殖した雑草が人に被害を与えます。
さらに、雑草の放置は防犯上・防災上の観点から見ても厳禁です。
雑草が近隣や近所に与える被害についてまとめました。
健康被害
アレルギー
花粉症の原因となる「ブタクサ」などを代表に、雑草のなかにはアレルゲンとなる物質を持った種類があります。
雑草がアレルギーを引き起こしている場合もあり、自分の健康を害するだけではなく、近隣の方にまで被害を与えてしまうこともあります。
喘息
雑草の粒子や草場に生えたキノコの胞子が喘息被害を引き起こすケースもあります。
細かい粒子によるため、風に乗って影響拡大しやすい被害でもあります。
環境被害
害虫被害
雑草は害虫にとって餌場であり、そして隠れるスペースでもあります。
害虫の種類によって被害は異なりますが、なかにはマダニのように重篤な病気の感染源となる害虫が繁殖する場合があります。
また、発生した害虫を餌にする害獣も引き寄せられるおそれがあります。
臭害
雑草の中には匂いを発生させる種類もあります。
よい香りの雑草ならまだしも、ドクダミやキマケンのような臭い雑草も多く繁殖します。
周囲の植物への悪影響
土の中の栄養分や水分を奪ったり、早く成長して周囲の光合成を妨げたりします。
その結果、育てたい花や野菜の品質が落ちてしまいます。
雑草の種類によっては、ほかの植物の成長を妨げる物質を出すものも存在します。
防犯・防災の阻害
治安悪化
草が伸び放題の地域は印象が悪く、治安も悪いというウワサも生じやすくなります。
そのため、町内管理者から周辺の治安維持のために草刈りを依頼される場合もあります。
伸びきった草花は不審者の姿を隠し、立ち枯れ状態の草木は小さな火種でも燃焼します。
避難場所
災害時に避難経路に指定されている場所では、環境保全の目的だけでなく、安全管理の面でも草刈りをする必要があります。
災害時は火災の延焼や急な地震などの際に避難経路内の空き地に避難することも考えられますが、雑草が生い茂っていれば避難の妨げになります。
このように、ただ草が伸びているだけでも想定できる被害は多岐にわたります。
逆にいうと、草刈りをするだけで上記のようなトラブルが起こるリスクを軽減することができるのです。
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場所ごとの草刈りの責任者
雑草は土地を選ばず生えてきますので、区間の境界や民有地などの雑草はトラブルの素になりかねません。
話し合いで解決すればいいですが、草刈りの厄介なところは罰則規定が曖昧で処理費用もかかるところです。
まずは自分が草刈りの責任を負っているのかどうか、確認をしていきましょう。
私有地の場合
義務ではありませんが、条例などの規定によって私有地の草刈りを市区町村に依頼される場合があります。
隣接地から行政などに依頼が出た場合、草刈りの責任は土地の所有者が負います。
土地の境目などの雑草については、第三者の立ち会いのもと、お互いの話し合いによって細部を相談しましょう。
貸し駐車場の場合
月極契約駐車場における雑草の管理責任は、土地の所有者が負っています。
契約書に何らかの記載がない場合は、管理者に雑草の処理を依頼するようにしましょう。
賃貸住宅の場合
管理会社や大家側が共益費を設けている場合、その共益費を用いて草刈り手続きをおこないます。
逆に共益費がない場合の多くは、住人自身の手で草刈りをおこなう必要があります。
地域一体となっておこなう場合
例えば幹線道の近郊にある、沿線地域における草刈りを沿線住民が一体となっておこなう場合もあります。
賃貸住宅でも同様に、住民が総出で草刈りをおこなう場合がありますので、住民の集会で相談してみてはいかがでしょうか。
生える場所を選ばない雑草は、誰が草刈りするべきか、その責任の所在や罰則についてよく確認しておくことが大切です。
特に規定などがない場合は、家主や自治会などと相談して、草刈りのルール作りを提案するのもよいでしょう。
草刈りはプロに任せてもいい
雑草の草刈りが自分で簡単にできる程度ならいいですが、「自分で作業するには大変なところまで伸びてしまった」「腰痛など体の不安がある」という方は、プロに依頼することもおすすめします。
草刈り機や道具の使用には危険が伴いますので、扱いに不安のある方も無理をするのはやめてください。
害虫に触れたくないという方にもおすすめです。
自分でおこなうよりも費用はかかりますが、1度プロにお願いすればその後のメンテナンスは簡単です。
「子どもを安全に遊ばせたい」「ペットに心地良い空間を作ってあげたい」「車を置きたいから一部更地にしたい」というお庭造りの希望がある方も、自分で草刈りするよりプロへの依頼もご検討ください。
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「まずは自分で草刈りしたい」「草刈り費用を抑えたい」という方はこちらの記事をご覧ください。
草刈りのコツをまとめているため、ぜひ参考にしてください。
草刈り作業の注意点
草刈りの責任が発生して、いざ草刈りをおこなう段階に入った際、いくつか考慮しなければならない注意点があります。
熱中症のリスク
雑草が急激に伸びる夏は気温も上がる季節です。
水分を取らないまま草刈りに没頭すると、熱中症になるおそれがあります。
正午から午後3時まではもっとも日差しが強い時間なので、その時間帯は避けて朝方か夕方に作業しましょう。
その際は帽子をかぶり、水分をこまめにとってください。
怪我のリスク
草刈り機を用いた場合、機械が巻き込んだ小石が飛ぶ場合があります。
飛び石が洗濯物に紛れ込んでしまって着用時にケガをしたり、ガラスに当たって損害を与えるおそれもあります。
また、草刈りには鎌や草刈り機などの刃物を使うため、怪我を負うおそれもあります。
草刈りをする際に道具を使うという方や、腰に不安がある方なども十分注意してください。
騒音の発生
作業音がうるさいと感じる人も多くいますので、草刈りする時間帯には注意が必要です。
他の人が就寝中の場合も多くあり、作業音がトラブルの引き金になるケースもあります。
特に草刈り機はエンジン音がうるさいため、時間帯や草刈り機の選定に一層注意が必要です。
もしも草刈り機での作業が必要になった場合は、こちらの記事を参考に選んでみてください。
まとめ
- 雑草の放置は多くのトラブルを引き起こす
- 草刈りの責任者は場所によって異なる
- 草刈りは周囲に配慮しておこなわなければならない
雑草を放置することによって、各方面に迷惑を掛けてしまうことがあります。
大きなトラブルに発展してしまうことも少なくありません。
そのため、雑草は定期的かつ計画的に草刈りすることが重要です。
しかし、草刈り中においてもトラブルは起こります。
トラブルを防止するために、草刈り業者を利用して安全に草刈りの責務を果たすこともできます。
草刈りは特別な技術がなくてもできますが、時間や体力がなかったり、広範囲に雑草が生えていたりすると大変な作業です。
特に夏場の草刈りは過酷で、最悪の場合熱中症などで倒れてしまうおそれもあります。
草刈り110番は、ご家庭のお庭から大規模施設の草刈りまで幅広くご相談を承っています。
草刈りは作業後の後片付けまで含めると意外と大変な作業ですので、「大変そうだ」と感じたら、まずは無料のお見積り※からお試しください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。