防草シートのデメリットは解決可能!正しく使って10年間は雑草に悩まない方法

防草シート デメリット 解消

毎年やってくるお庭の雑草取り、少しでも楽をしたいと思いませんか?

そんな希望を叶えてくれるアイテムの一つが「防草シート」です。
防草シートは土の上に敷くことで日光を遮断し、雑草の生長を妨げることで防草効果を得られるというものです。

ただ、「本当に効果があるの?」と気になるところですよね。
結論から申し上げますと、防草シートは正しい使用方法で敷設すれば多大なる効果を発揮してくれます
この記事では防草シートの正しい知識をご紹介するとともに、そのデメリットまで深堀りしていきたいと思います。

ぜひこの記事を読んで正しく防草シートを知り、手間いらずのきれいなお庭を手に入れてください!

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目次

防草シートのデメリット4選とその対処法

雑草を生えないお庭を造るために必須ともいえる防草シートですが、もちろんデメリットも存在します。
しかし、その多くは正しく知ることで解決できるのです。
ここでは代表的なデメリット4つと、その対処法を併せてご紹介します。

見栄えがイマイチ

防草シート

防草シートは主に黒か暗めの緑色です。
そのため、防草シートを敷いた一面が殺風景となり、あまり景観がいいとは言えません。
これでは雑草が生えなくなったとしてもせっかくのお庭が少し味気なく感じてしまいますよね。

しかし、それは防草シートを単体で使ったときだけです。
実は防草シートの上に人工芝や砂利を敷き詰めれば、一気におしゃれな空間に早変わりするのです。

砂利にもたくさんの種類があり、お庭をあなたの好きな雰囲気にカスタマイズすることができます。
この記事で砂利の種類についてもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

種類が多すぎる

防草シートには安価なものから少々値の張るものまでたくさんの種類があります。
防草シートに関しては価格と効果が正比例すると考えてよいでしょう。

価格は編み目の精密さや、素材の品質によります。
高品質な順に不織布、織布の2種類があります。
この種類の違いによって結果的に耐用年数が変わるのです。

ちなみに畑などで見かける黒いビニールシートのようなものは「マルチ」と呼ばれ、目的は日光の遮断であるものの、防草シートとは性能や役どころが違います。

耐用年数
  • 不織布→7~10年
  • 織布→1~5年
  • マルチ→使用状況によるが、破れやすい

迷う方もいらっしゃると思いますが、高品質で耐久度が高い防草シートを求めるならばポリエステルの不織布で作られた製品をおすすめします。

施工の際の注意点が多い

防草シートを自分で設置したいと思われている方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、防草シートを敷くにはいくつかの注意点があります。
ご自分で設置される際には以下の注意点を守るようにしてください。

  • 地面を平らにならす
  • 雑草を事前にしっかり取り除く
  • すき間なくシートを敷く
  • シートの重ねしろは10cm以上取る
  • 専用釘は50cmずつ打つ
防草シートの敷き方

以上が雑草を生やさないために必ず守っていただきたいポイントです。
シートや釘の使い惜しみをしたり、手を抜いたりすると雑草を生やすことにつながってしまいます。注意しましょう。

水はけが悪い場所には向かない

防草シートは水はけが悪い場所には不向きです。
これはどちらかといえば土や日当たりの問題で、土地と防草シートの相性ともいえます。

水はけが悪い場所に設置した防草シートの上に雨が降ると水たまりができやすかったり、じめじめとして虫の温床となる可能性があります。
特に固くなった土の上などは水はけが悪く、そのまま防草シートを敷くのは危険です。
この場合は業者を利用して地面の水はけをまず改善しましょう。

実はデメリットではない?誤解しがちなポイント

ここからは、よく防草シートのデメリットだと思われがちなポイントをまとめました。
実はその多くは偏見だったり、間違った使い方をされることが原因なのです。

防草シートが原因で虫が湧くわけではない

よく誤解されているのが「雨が降ると防草シートがじめじめして虫が湧くのではないか?」という点です。
水はけが悪そうというイメージを持たれることが多い防草シートですが、実は水はけがよい(透水性が高い)のです。

前述したとおり、防草シートをもともと水はけが悪い場所に敷くと虫が湧くことがあるというだけなのです。
特別に防草シートのせいで虫が湧くということはありません。

防草シート同士の隙間から雑草が生えてくるのは敷設ミスの可能性大

防草シートの失敗例

「防草シートを敷いても結局は雑草が生えてくる」という話を耳にすることがありますが、それは敷設ミスの可能性が高いです。
防草シート同士の間に重ねしろを作らなかったり、劣化した防草シートを使い続けていると雑草が生えてくることがあります。
しかし、基本的に正しく防草シートを敷けば雑草が生えてくることはありません。

防草シートは劣化するが上に砂利などを敷けば半永久的に使える

人工芝と砂利

防草シートは紫外線などで少しずつ劣化していきます。
耐用年数というものがあるので、それは仕方ありません。

ただ、防草シートの上に砂利などを敷いて化粧することで紫外線を防ぐことができます。
これによって防草シートの寿命を格段に伸ばすことができ、半永久的に使うことも可能になります。

地表温度が上がりやすいのは砂利やコンクリートでも同じ

「防草シートを敷くと地面の温度が上がりやすい」という意見も目にします。
確かに多少は地表温度が上がるのは間違いありませんが、これは防草シートに限った話ではありません
砂利のみを敷いた場合でも、コンクリートで埋めた場合でも、地表温度は上がります。
防草シートだからといって特別に地表温度が上がるわけではないのです。

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防草シートの意外なメリット

防草シートには意外なメリットがいくつかあります。
1つずつ見ていきましょう。

砂利の沈み込みを防止する

日光を遮断することで雑草が生えないのならば、「砂利を直接庭に敷けばいい」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、直接敷かれた砂利は重みで少しずつ地面に沈み込んでいきます。
通常は補充などが必要になります。
ただ、砂利の下に防草シートを敷いていれば沈み込み自体を防止してくれるので補充が不要になります。

正しく使えば10年間草刈りがいらない

防草シートの耐用年数は様々ですが、長いもので10年ほどです。
最初に述べた通り、正しい手順で防草シートを敷けばしっかりと効果を発揮してくれます。
それはつまり、10年間草刈りがいらないということです。
このように長期的に強力な効果を発揮する防草方法はほかにないでしょう。

ここで1つ、数ある防草シートの中でも特に評判のいい防草シートをご紹介しておきます。

DuPont ザバーン 240G 1m×30m

価格15,490円(税込)
耐用年数7~13年(曝露)
サイズ1m×30m

※価格は2023年5月19日時点の楽天市場での価格を記載

米国デュポン社が製造する「ザバーン」という防草シートは品質が良いことで有名です。
耐久性、透水性に優れ、紫外線にも強いため、「これを買っておけば間違いない」という商品なのです。
この商品にはデュポン社の国内総販売元であるグリーンフィールド社から便利な「敷き方マニュアル」が付属するため、初めて防草シートを敷く方にも安心しておすすめできる商品です。

除草剤と防草シートは併用することで効果アップ

防草シートについて、「こんな強力な防草方法はほかにない」と書きました。
防草対策をするにあたって、よく除草剤と防草シートで迷われる方がいます。
実はこの2つは比較するよりもかけ合わせたほうがよいのです。

念入りに雑草取りをしたあと、土に土壌処理剤を撒きましょう。
これにより、土の中に残っている雑草の種子に対しての効果が得られますので、さらに確実です。
最後に防草シートを敷いて、その上にこれからお話しするアイテムを載せれば、防草対策は必要十分といえるでしょう。

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防草シートの上に敷くだけで見栄えをよくするアイテム

防草シートの見栄えがあまりすぐれないということはすでに書きました。
しかし今からご紹介するアイテムと防草シートを組み合わせることで、むしろ美しいお庭を造ることができるのです。
この点をマスターすれば、きっと誰もがあこがれるお庭が手に入ることでしょう。

見栄えをよくするアイテム
  • 人工芝を敷く
  • ウッドチップを敷く

人工芝を敷いて本物のような芝生に

本物の芝を敷くのもよいですが、その後の管理がとても大変です。
そこでおすすめしたいのが人工芝です。

人工芝

最近では本物と見まがうほど精巧な人工芝が登場しています。
そんな人工芝を検討する際のポイントをご紹介します。

注目すべきは「芝の密度」と「丈の高さ」

一般的に密度が低いタイプは丈も低く価格も安くなる傾向にあります。
一方、密度の高いものは丈も高く、価格も高くなります。
「丈が高いとどんないいことがあるの?」と気になるところですが、これが防草効果に関係してくるのです。

価格が高い人工芝価格が安い人工芝
丈が高い
(35mmくらい)
丈が低い
(20mmくらい)
遮光率が高い遮光率は並み
防草効果が高い防草効果は並み

ただし、費用はかかるのでお庭の広さに応じて選ぶとよいでしょう。
芝丈や密度が高めな商品を1つご紹介します。

人工芝 リアル人工芝 幅1m×長さ10m 2本セット

価格15,800円(税込)
幅×長さ2m×10m
芝丈38mm

※価格は2023年5月19日時点の楽天市場での価格を記載

砂利にこだわって和洋さまざまなテイストに

先にも砂利の話題について触れましたが、砂利といっても豊富な種類があります。
砂利にこだわることで和洋さまざまな雰囲気を醸すことができます。
ここでは代表的な砂利や石をご紹介します。

※価格は2023年5月19日時点の楽天市場での価格を記載

価格3,080円(税込)
20kg
サイズ2分(6~8mm)
3分(10~12mm)
4分(13~15mm)
5分(16~20mm)
8分(20~30mm)

和風。小粒なものから大粒なものまであり、角が取れた丸さ。
白、茶、青、灰、など様々な色味の石が混ざっています。
雨で濡れると色味が鮮やかになるのが特徴です。

価格2,990円(税込)
20kg
サイズ2分(約1mm~5mm)

和風。比較的小粒で、全体的に白色をしています。
硬くて砕けにくいため長持ちします。
寺社仏閣によく用いられている砂利です。

価格2,380円(税込)
20kg
サイズ8分(20mm~30mm)

和洋どちらでも使える砂利です。
白い石灰石を砕いた砂利ですが、角を残したタイプと角を丸くしたタイプがあります。
幅広く使える砂利です。

価格3,762円(税込)
20kg
サイズ5分(20mm~25mm)

和洋どちらでも使える石です。
やや大粒で、丸く平べったいものが多いのが特徴です。
濡れると黒光りして映えます。
玄関アプローチなどに使われることが多い一品です。

ウッドチップをちりばめておしゃれな西洋風に

「レンガの花壇を作りたい」などのケースに対しては、西洋風のデザインにしやすいウッドチップやデコレーションモスを敷くとうまく仕上がります。
砂利と同じく、できるだけ粒の小さなチップをすき間なく敷き詰めたほうが防草効果は高いです。

チップの種類と特徴を以下にまとめました。

※価格は2023年5月19日時点の楽天市場での価格を記載

ウッドチップ

スギやヒノキ、クスノキなどの樹木を砕いて小さくしたチップです。
自然ならではの色合いでアンティーク感や西洋風を演出します。
ただし、少しずつ土にかえるので補充が必要です。

皮付ウッドチップ(木チップ)約100L

価格3,245円(税込)
100L
箱数1箱

バークチップ

マツなどの木の樹皮を粉砕してチップにしたものです。
ウッドチップと同様、少しずつ土にかえるので補充が必要です。

バークチップ 50L×2袋 (100L)

価格7,480円(税込)
100L
袋数2袋(50L×2)

デコレーションモス

本来は花壇やプランターに敷くもので、土壌改良剤として用いられることもありますが、防草シートの上に敷くこともおすすめです。

軽いため、風で吹き飛ぶことが多いので補充が必要となります。

デコレーションモス 25L

価格1,980円(税込)
25L
袋数1袋

完璧に防草シートを敷きたい方はプロにお任せ!

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弊社には信頼できる草刈り業者が多数加盟しております。
料金が心配な方はご連絡をいただければお見積りをさせていただくことも可能です。
ご希望であれば、すぐに防草シートのプロを紹介することもできます。

弊社はあなたのよいお庭づくりのために尽力します。
まずはご相談くださいませ。

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まとめ

防草シートはきちんと施工すれば正しく効果を発揮します
長期的な雑草対策としてはこれ以上ない方法だといえるでしょう。
人工芝や砂利と組み合わせることでデメリットをメリットに変えることができる点も魅力です。

  • 防草シートのデメリットはきちんと対処すれば解決可能なことが多い
  • 防草シート自体が原因で虫が湧くことはない
  • 丈夫な防草シートを選ぶためには「ポリエステルの不織布」の製品を探す
  • 除草剤と防草シートは組み合わせて使うと効果アップ
  • 防草シートの見栄えが気になる場合は砂利や人工芝と組み合わせるとグッド!
  • 失敗したくない方はプロに任せるのもアリ

以上を踏まえて、美しいお庭造りを楽しんでみてくださいね!

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