どれだけ対策をしても雑草が生えてくるお庭は、雑草に強い花を植えましょう。そうすることで、雑草が生えない環境を作ることができます。雑草がしつこいからといって、あきらめてはいけません。
お庭の雑草を放置すると見栄えが悪くなるだけではなく、虫の住処になります。虫がたくさん住み着けば、家の中に侵入してくることもあるでしょう。また、雑草で肌がかぶれてしまうこともあります。
そんなトラブルを回避するためにも、雑草に強い花を植えましょう。雑草対策になるだけではなく、お庭が一気におしゃれになりますよ。
ここでは、雑草が生えないおしゃれなお庭づくりのために「グランドカバー」をご紹介していきます。
雑草に強い花ってどんな種類があるの?
雑草に強い花は、さまざまな種類があります。基本的に手入れの手間がかからず管理が楽な種類が多いです。その中でも人気があるものは、条件が悪い環境でも育つ種類になります。
では、具体的にどのような花があるのかをご紹介していきましょう。
雑草に強い植物とは
グランドカバーとは、「地面を覆う」ことをいいます。雑草に強い植物で地面を覆う(グランドカバー)ことで、雑草対策をすることができるのです。
一般的な植物は上に向かって成長していきます。しかし、グランドカバーに使われる植物の多くは、地面を這うように横に成長していく特徴があります。
【1】ヒメイワダレソウ
ヒメイワダレソウは白やピンクといった3ミリほどのかわいい花を咲かせます。常緑植物のため一年中緑をみることが可能です。
耐踏性にも強く、少し踏まれたぐらいではへこたれません。繁殖力が強いため、雑草が生えにくく、目立たなくなります。しかし、繁殖力が強い反面、爆発的に増えてしまい手に負えなくなることもあります。
【2】エリゲロン
エリゲロンはたくさんの花びらをもつため、菊のような花を咲かせるのが特徴的です。品種によっても異なりますが、5月~6月に花を咲かせます。
エリゲロンは200種類も品種があります。品種によって、コンクリートのすき間でも育つ丈夫なものから、ロックガーデンのような岩場の環境を好むものなど育てやすさの難易度はさまざまです。
エリゲロンは耐暑・耐寒性に優れているため、比較的育てやすいです。常緑植物のため、一年中葉をつけています。
【3】ベロニカ・オックスフォードブルー
ベロニカ・オックスフォードブルーは地面を這うようにして育ちます。一度根が張ると、お世話をしなくても育ちますので、育てやすい種類です。4月~5月にかけて青紫色の花を咲かせます。
高温多湿にやや弱いですが、寒さには強い性質です。直射日光を嫌うため、半日陰で育てるのに向いています。霜や雪で枯れることがありますが、春になればまた芽が伸び始めます。
【4】芝桜
芝桜は4月~5月にかけて花を咲かせます。開花がピークのときは、花で地面を覆いつくすように咲くのが特徴です。
芝桜の花の色は、ピンクやラベンダー色といったパステルカラーをしています。日光を好み、面倒な手入れも特に必要ありません。
【5】クラピア
クラピアは耐暑・耐寒性に強く、踏圧にも強いためグランドカバーに向いています。そんなクラピアは、公園などの公共施設で利用されていることが多いグランドカバーです。
5月~10月にかけて、ピンク色の花が咲きます。日当たりのよい場所を好む特性がありますので、日当たりのよい場所に植えましょう。日当たりの悪い場所は避けるようにしてください。
\無料でご相談いただけます/
\無料でご相談いただけます/
雑草対策にハーブを植えるのも人気!
最近、雑草対策にハーブを植えるのが人気になっています。ハーブを育てれば、雑草対策ができるのはもちろんのこと、料理や紅茶に利用することができます。
一石二鳥の効果が得られるグランドカバー向きのハーブをご紹介していましょう。
【1】タイム
タイムはシソ科のハーブです。タイムの種類は400種もあり、そのうち上に向かって成長するものと、地面を這うように成長するものに分けられます。
上に向かって成長する品種は30センチ以上の高さになることが多いです。横に成長していく品種は10センチ程度に成長します。
グランドカバーに利用するなら、地面を這うように成長するものを選びましょう。タイムは料理の際には肉の臭みけしや、防虫に利用することができます。
グランドカバーによく使われるタイムの種類は「クリーピングタイム」「レイタータイム」です。
【2】アジュガ
アジュガはシソ科のハーブです。止血や鎮痛剤として利用されてきました。耐寒に強く、日当たりが悪い場所で育ちます。ただし、耐暑性には弱く、日当たりのよい場所で育てるのには向いていません。
丈夫なアジュガは、成長力があるため必要以上に地面を覆ってしまうこともあるようです。4~5月になると、紫やピンク色の花を咲かせます。
【3】ミント
ミントはとても丈夫で、繁殖力が高いです。そのため、ガーデニング初心者にも育てやすいでしょう。しかし、予想以上に繁殖してしまうことがありますので注意してください。
ミントには「アップルミント」「コルシカミント」「ペニーロイヤルミント」といったさまざまな種類があります。種類によって、生育のスピードや香りが違いますので、お好みのものを選びましょう。
比較的暑さ・寒さに強く、耐踏性にも優れていますので、グランドカバーにうってつけです。
【4】カモミール
カモミールは紅茶に使われることで有名です。紅茶によく使われるものは「ジャーマンカモミール」になります。
グランドカバーとして利用したいなら、「ローマンカモミール」という種類がおすすめです。ローマンカモミールは青りんごのような香りを楽しむことができます。
蒸れに弱いため、梅雨前や夏前に刈込をする必要があります。
\無料でご相談いただけます/
\無料でご相談いただけます/
対策をする前に今生えている雑草を除去しよう!
お庭にお好きな植物を植えてグランドカバーをしたいなら、今生えている雑草を除去しなければなりません。雑草を除去しておかないと、植物が育たなかったり、地面をカバーすることができなかったりします。
そのため、グランドカバーで雑草対策をする前に、雑草を除去しましょう。雑草除去の仕方を紹介していきます。
草抜きをするなら雨上がりがオススメ
草抜きをするなら、雨上がりがおすすめです。雨上がりに草抜きをおこなうと、地面が降水でゆるくなっているため抜きやすくなります。
土がやわらかいと、頑丈な雑草も簡単に抜くことができるでしょう。また、根が土中に残らず抜くことができますので、効率よく除去できます。
雨が降るまで草抜き作業を待たなくても、水をまいて地面を湿らせておこなってもよいでしょう。
効率よく雑草を除去する方法はある?
効率よく雑草を除去したいなら道具をそろえたり、草刈り機を使用したり、除草剤をまくのがおすすめです。
草むしり用にさまざまな便利グッズがホームセンターや通販で販売されています。草むしりの道具や草刈り機を使用すれば、手が汚れず少量の力で簡単に作業することができるのです。
除草剤は「生えている雑草を枯らす用」と「生えてくる前の雑草用」の2タイプがあります。生えている雑草を枯らす用は「茎葉処理型」と呼ばれるもので、液体の除草剤です。生えてくる前の雑草用は「土壌処理型」と呼ばれるもので、粒剤の除草剤になります。
両方を利用すれば、雑草除去した後もきれいな状態を保つことができるのでおすすめです。
草刈り業者に依頼すれば早くてキレイ!
雑草作業を自分ですべておこなおうとすると意外と時間がかかります。ほかにも、道具をそろえることをしなければなりません。雑草作業をおこなえば、体力も奪われます。
自分で雑草除去するのは難しいという方は草刈り業者に依頼をしましょう。業者に頼めば、自分で作業をおこなうときよりも早くキレイに仕上げてくれます。また、道具を用意する必要もありませんし、体力も使いません。
草刈り110番では、草刈りの知識・経験が豊富な業者をご紹介しております。お客様のお庭にあった雑草処理をおこないますので、しつこい雑草にも万全に作業いたします。
雑草対策にグランドカバーをしたいなら、その前の雑草処理が大切です。ですので、弊社がお客様のグランドカバーのお手伝いをさせていただきます。
\無料でご相談いただけます/
\無料でご相談いただけます/
まとめ
地面を覆うように成長する雑草に強い花を植えることを「グランドカバー」といいます。グランドカバーに向いている植物はたくさんあります。
お好みの花や香りの植物を植えたら、雑草一面のお庭が一気に華やかな雰囲気になりますよ。グランドカバーをおこなうには、事前に雑草除去をおこなうことが必要です。
雑草除去をおこなわなければ、植物は根付きませんし、まばらなグランドカバーなってしまいます。雑草除去を効率的におこなうために、地面を湿らせたり道具を用意したりするのがいいでしょう。
自分で雑草除去する時間がない場合や道具が用意できない、キレイに仕上げたいという方は草刈りのプロに相談してみましょう。草刈り業者に任せれば、手間をかけずにキレイな雑草除去をおこなってくれます。
【雑草の予防に関する記事はこちら】
■防草シートの施工費用を解説!正確な費用を知るために事前にやるべきこと
■【雑草の生えない庭の特徴】真似したくなるオシャレな雑草対策5選!
■草が生えない土「固まる土」での雑草対策のメリット・デメリット
■玉砂利を庭に敷く方法|センスのいい玉砂利の選び方と敷き方はコレ!