高麗芝の特徴と基本のお手入れ方法
高麗芝は日本でもっとも有名な芝のひとつです。高麗芝は手入れがしやすく、育てやすい種類といわれていますが、手入れを怠ると病気になったり害虫が発生したりと、問題が発生することがあります。
そこで、今回は高麗芝の特徴や基本的な手入れの方法、また、手入れを怠ると発生する問題をご紹介していきます。最後には、芝刈り業者についても解説しているので参考にしてください。
高麗芝の特徴
高麗芝は、日本芝の一種でありホームセンターでも販売されているほど有名です。日本の高温多湿な環境にとても適している種類で、ゴルフ場や家庭用の芝としても愛用されています。
高麗芝は、葉の幅が山に生えている野芝よりも細く、定期的に刈りこむことによって美しい芝生を作ることができます。また、手入れも草丈があまり伸びないことから、比較的簡単にすることが可能です。
高麗芝は1年でどんなお手入れが必要?
高麗芝は、定期的に手入れをすることによって美しい芝生になります。しかし、どのような手入れをすればいいのでしょうか。高麗芝は季節によって手入れの方法が変わりますので、ここでは1年をとおした高麗芝のお手入れの流れをみていきましょう。
【1月】
高麗芝はこの時期休眠中ですので、芝刈りや更新作業は必要ありません。雑草が増えないように早めに除草をおこないます。
【2月】
1月に引き続き除草をします。この時期には芝生の茎の先にある芽が春に向けて準備をしています。ですので、踏んだりして傷つけないようにしましょう。
【3月】
3月は、芝生の張り替えや傷んだ芝生の補植をするのに最適です。また、雑草も成長をする時期ですので、大きくなるまえに抜き取りましょう。
【4月】
芝生全体が緑色に変わってきます。緑色になり始めたら、肥料(1平方メートルあたり20グラムが目安)をまきましょう。また、3月に引き続き、芝生の張り替えや補植には最適の時期です。
そして、この時期の除草作業はとても重要です。芝生の成長が始まる時期に雑草が残っていると栄養を持っていかれるからです。早めの除草を心がけましょう。
【5月】
全体的に緑になり、根の成長も活発になります。芝生や根が乾かないように定期的な水やりをする必要があります。4月からの作業も引き続きおこないましょう。また、この時期から伸びすぎた葉を刈りこむ必要があります。目安としては20ミリメートルを超えたら刈ってください。
【6月】
気温上昇とともに生長が活発になります。先月からの作業をおこないつつ、芝刈りを進めていきましょう。(月1~2回程度)また、この時期になると葉を食べる害虫が発生します。発見次第、駆除をしてください。
【7月】
芝生の最盛期になるので、水やり、施肥、芝刈りを繰り返しおこないましょう。この作業を繰り返しおこなうことで、密度の高いきれいな芝生になります。
【8月】
先月から引き続き、水やり、施肥、芝刈りのサイクルをおこなってください。またこの時期は高温が続きやすいので、水やりは涼しくなる夕方ごろにしましょう。
【9月】
9月になると、芝生の生長は次第に鈍化していきます、徐々に作業の頻度を落としていきましょう。
【10月】
芝生の生育は急速に衰えてきます。ですので、水やりや施肥をする必要はありません。また、芝刈りをするのも年内最後になります。成育が衰えているのに作業を進めると、かえって状態が悪くなることがあるからです。
【11月】
葉の色が徐々に枯れ葉色になり休眠状態となります。引き続き、水やりなどの作業は必要ありません。雑草がある場合は、早めに抜き取っておきましょう。
【12月】
12月になると、芝生は完全に活動を停止します。この時期に雑草をこまめに抜き取っておくと、後からの作業がラクになります。
高麗芝のお手入れ方法
ここでは高麗芝の具体的なお手入れの方法をご紹介していきます。
1.水やり
高麗芝は乾燥に強いので、一般的な芝よりは水やりの頻度は少なくても問題ありません。水やりの頻度は時期によって異なり、春先から梅雨の時期には3~4日に1回程度(雨の日は控えてください)、夏場の暑い時期には1日に2回は水をやりましょう。
ですが、水のやりすぎにも気をつけなくてはなりません。あまり水をやりすぎてしまうと、枯れる原因となってしまうのです。また、夏場の気温が高い時間帯に水をやると芝が蒸れてしまい、傷んでしまいます。必ず涼しい時間帯に水をやってください。
2.施肥
高麗芝は肥料を与えることによって、成長が促進され病気や害虫への抵抗力が強くなります。施肥は生育が盛んな3月~9月にかけておこないましょう。
施肥をする際の注意点として、肥料が葉や茎に付いたままで放置しないようにしてください。肥料焼けを起こして枯れてしまう原因となってしまいます。肥料が葉に付いてしまったら、必ず水で洗い流しておきましょう。
3.エアレーション
エアレーションとは、芝生に穴を開けて通気性を高くすることです。マイナスドライバーなどでも穴を開けることは可能ですが、専用の機具を使うほうがより効果的でしょう。実際に穴を開けるときは、直径1~2センチメートルの穴を15センチメートル間隔で開けていきます。
エアレーションをおこなう時期は、4月~5月ごろです。また、エアレーションをして穴を開けた後は目土をすることを忘れないでください。目土とは、芝生を保護するために土や砂をかける作業です。
4.芝刈り
高麗芝のお手入れの方法で1番重要なのは芝刈りです。芝刈りは伸びすぎた芝生を整えて美しい外見を保つためにおこないます。芝刈りをする際は、芝刈り機を使うので必ず使い方をしっかりと確認しておきましょう。
基本的に芝刈りをする時期は、4月~11月ごろにかけてです。芝刈りをする頻度は、春先の立ち上がりの時期であれば月2回程度で問題ありませんが、高麗芝の全盛期である夏場には週1回のペースで芝刈りをするようにしましょう。
5.雑草の駆除
高麗芝のお手入れで面倒なのが雑草の駆除でしょう。除草作業を少しでも怠ると、あっという間に侵食され高麗芝が手遅れの状態になることもあります。基本的な雑草駆除の方法は、市販されている除草剤を使うか手で雑草を抜くことです。
ご家庭に小さなお子さんがいる場合は、除草剤による健康被害も考えられます。そういった場合の雑草駆除は、手でおこなったほうがよいかもしれません。
キレイに芝を刈るならプロがオススメ!
高麗芝のお手入れはキチンとしないと、芝が病気にかかったり枯れてしまったりと、管理がとても大変です。とくに夏場は成長スピードも速く手が回らないこともあるでしょう。しかも、作業は重労働で体力に自信がない人にはかなりの負担がかかります。
もし、ご自身で高麗芝の管理をするのが難しいようでしたら、芝刈りの業者に依頼をするのもひとつの手でしょう。業者へ依頼をすれば、作業を代わりにやってもらえるので体力に自信がないかたでも問題はありません。
また、業者は今まで多くの芝のお手入れをしてきた実績もあるでしょう。あなたの家の芝もキレイに刈ってくれるはずです。芝のお手入れに自信がないかたや芝を刈って失敗してしまったかたなどは、業者へ依頼をすることをおすすめします。
草刈り110番は無料の相談窓口をご用意しております。どうぞお気軽にご連絡ください。
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高麗芝の病気や害虫に注意しよう!
高麗芝のお手入れをする際には病気や害虫の対策が必要です。対策をおろそかにすると、芝の外見や生育に大きな影響を与えることになります。高麗芝に発生しやすい病気や害虫をしっかりと理解し、対策をおこないましょう。
高麗芝に発生しやすい病気と対策法
高麗芝に発生しやすい病気とその対策法をご紹介していきます。
・春はげ症
春はげ症とはその名のとおり春に発生する病気です。症状としては、春先の萌芽時期になると、急激にパッチ(島状の枯れた芝)が発生し、拡大していきます。春はげ症は発生後の薬剤の散布ではあまり効果がありません。ですので、感染時期(秋~冬)までに対応する必要があります。
・ブラウンパッチ
ブラウンパッチとは別名葉腐病と呼ばれ、症状としては直径10センチメートルほどのパッチが発生していきます。症状が進行すると島状の枯れが多発し拡大していくのです。発生原因として考えられるのは、肥料の過多や排水不良、通気性の悪さが原因であるとされています。
そんなブラウンパッチの対策法として土壌の浸透性を高くしたり、エアレーションなどによって風とおしをよくしたりすることを意識しましょう。症状があらわれたら薬剤を散布して、拡大を抑えます。
・さび病
さび病とは、葉に鉄さびのような病斑があらわれ最終的には褐色の胞子を放出する病気です。感染するだけで枯れたりはしませんが、放置しておくと芝が死んでしまいます。
発生する時期は夏から秋が多く、温度が高く日陰の場所で発生することが多いです、さび病は、発生初期の段階でトリホリン乳剤などの薬剤を散布することで対策が可能です。
高麗芝に発生しやすい害虫と対策法
高麗芝に発生しやすい害虫やその対策法をみていきます。
・コガネムシ
コガネムシは、高麗芝の生育を阻害します。主に芝生の根に生息しており、根や茎を食い荒らしてしまいます。被害が悪化すると、芝が抜けやすくなってしまうのです。
コガネムシの対策として、MEP乳剤(スミチオン乳剤)や殺虫剤をまくことが挙げられます。また、コガネムシは放置しておくと、どんどん数が増えていくので早急な対応が必要です。
・ヨトウムシ、スジキリヨトウ
ヨトウムシやスジキリヨトウは蛾の仲間で、芝生の葉や茎を食い荒らすことで有名です。葉先を好んで食べるので、葉先が芝を刈っていないのに枯れている場合、ヨトウムシやスジキリヨトウの被害の可能性が高いでしょう。
発生時期は5~10月で梅雨明けに大量発生することがあります。梅雨明け時には注意が必要です。コガネムシと同様にMEP乳剤(スミチオン乳剤)や殺虫剤をまくことで解決できます。
・ツトガ、シバツトガ
ツトガやシバツトガは蛾の幼虫で葉や茎、根を食い荒らします。被害としては葉が枯れたり密度が低下したりします。また、被害が広範囲にあらわれるのも特徴でしょう。
発生時期は5月から10月にかけて多く、とくに梅雨明けは注意が必要です。この害虫も、MEP乳剤(スミチオン乳剤)や殺虫剤をまくことで対策できます。
芝生のお手入れは大変……
高麗芝はお手入れをしっかりとしないと、病気にかかったり害虫の被害にあったりして、健康な状態を維持できません。芝生のお手入れを習慣づけるようにしましょう。
しかし、私生活が忙しかったりお手入れをうまくできなかったりして、高麗芝の管理や維持が難しいときは、業者に相談するのがよいでしょう。業者であれば経験や知識を駆使して、適切な高麗芝の手入れをおこなってくれるはずです。
高麗芝のお手入れを依頼したいときは、弊社「草刈り110番」にお任せください。弊社の加盟店スタッフが今まで以上にご自宅の高麗芝をキレイにしてみせます!まずは、無料の相談窓口までお問い合わせください。
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芝刈りを依頼したときの費用相場・業者の選び方
実際に業者に依頼をしたとき、作業の費用はどのくらいかかるのでしょうか。費用の相場などはあまりピンときませんよね。ここからは高麗芝のお手入れ業者へ依頼するときに、どのくらいの費用がかかるのかをご紹介していきます。
芝刈りにかかる費用相場
高麗芝の芝刈りやお手入れの費用相場は、下記のとおりです。
【高麗芝の作業費用の相場】
- 芝刈り施工:200円~/平方メートル
- エアレーション施工:2,000円~/平方メートル
- 芝張り施工:2,500円~/平方メートル
- 害虫駆除:8,400円~
上記の金額はあくまで目安です。実際の金額は業者に現地調査、見積りをおこなってもらい確認するようにしてください。
業者を選ぶときのポイント
高麗芝の芝刈りや手入れを依頼する業者は、下記のポイントを考慮して選びましょう。
【業者選びのポイント】
- 即日対応が可能であるか(24時間365日対応など)
- 口コミやホームページでの評価がいいか
- 現地調査や見積りが無料であるかどうか
- 信頼と実績があるか(ホームページの作業実績)
- 電話やスタッフの受付や対応がいい
- 作業後のアフターサービスの有無(刈った後の芝を処分してくれる)
作業を依頼~完了までの流れ
業者に作業を依頼したときの流れを弊社「草刈り110番」を例にご紹介します。
まずは、無料相談窓口にお電話いただき、お客様のご自宅近くの加盟店スタッフをご紹介いたします。そこから、お見積り・現地調査までおこないます。お見積りや現地調査は無料です。
現地調査後、お見積り内容を検討していただき、ご納得いただけた場合は、お客様のご希望の日程に作業をおこないます。作業前には必ず内容についてきちんとご説明いたします。
作業が完了した後は、スタッフと一緒に作業後の状態を確認していただき、問題がなければお見積り金と同じ代金をお支払いいただいて、終了となります。
まずは見積りもとってみよう!
複数の業者を比較して1番安い業者を選んでも、実際に芝刈りをする範囲や作業場所、作業難度によって作業費用が変わってくることもあります。ですので、一度見積りをしてもらって、実際の費用を確認するようにしましょう。
中には見積り料金が発生する業者もありますが、弊社「草刈り110番」では現地見積りを無料でおこなっており、見積り後の追加費用も一切発生しません。
ご自宅の高麗芝を含む芝生のお手入れや雑草・害虫の駆除などで困っていましたら、ぜひ一度、弊社の無料相談窓口までご連絡ください。24時間365日いつでもお待ちしております。